株に出会う

独自開発のテクニカル指標で株式市場の先行きを読む!

明日のモニタリング銘柄(5.28.08)

2008-05-27 20:20:51 | 明日のモニタリング銘柄
最初にOSCコンバージェンス銘柄数:32件(+12件)

今日は結構戻したにも拘わらず、コンバージェンス銘柄数が30件を超えてきました。過去の勝率は77%ですので、明日はこの確率で日経平均が上がるということになりますが、ちょうど25日移動平均線上で今日は終わっております。これを突き破るのか、それともあえなく落下するのかは、寄り付きではとにもかくにもNYダウの結果次第でしょうね。

そのダウは25日移動平均線からは、下方に370ドルほど下回っております。75日移動平均線からも48ドルほど下回っております。この局面で救い主が現れるのかどうか?

OSCの38%(4月14日)に引きずられて、12270ドル近辺まで持って行かれるかも知れません。最悪200ドル程度の下落です。

しかし、ここにきての下落幅が大きく、RSIも既に33%にまで落ちております。3月17日の30%以来の低さです。NYダウのRSIは、今年1月の15日から22日を除いて、ほぼ30%台で踏みとどまっております。

従って、今晩は200ドルまでは一気に落ちずに、少々の押し目からは一旦数10ドルから100ドル少々のプラ転を果たすのではないでしょうか。まあ、あまり根拠はありませんが。

さて、そうした地合予想は横においておいて、明日のモニタリング銘柄です。

1.2432ディー・エヌ・エー
 これが明日の本命。ここ2日間はジリジリと引けにかけて安値圏へと落とされております。そのせいか、指数値が3月21日のそれより後20Kばかりに迫ってきております。RSIもその時の22%に対してまだ36%、OSCは36%に対して43%ありますが、この優良株にしては押されすぎかと。

2.3715ドワンゴ
 もう1日この株を。昨日はOSCが6%落としての38%でしたが、今日の299Kからの切り返しで41%にコンバージェンス。指数値も更に下がって、2月13日の指数値を例外的な低さとするなら、それに次ぐ低さです。この膠着を抜け出すには312Kの壁を突破しないと駄目ですが、後は出来高次第。

3.3236プロパスト
 時々噴き上がる不動産デベロッパー。79200円越えが楽々クリヤーできるなら、明日は一気に85Kあたりまでの上昇を期待。不動産では4314ダヴィンチの今日の引けにかけての上げにも注目。

4.9984ソフトバンク
 RSIが3月中旬以来の10%台と低迷中。しかし、上げても1900円台の前半で揉み合う展開かも知れません。その後一気に2000円の再攻略がなるのかどうか?議決権なしの優先株の発行計画が嫌気されたのも低迷の一因のようです。それを取り下げてもまだ上昇気流には乗れませんが、明日は久々にこの株の動きを追ってみます。

5.9115明治海運
 5月19日のOSC35%、終値678円に対して、今日でOSCを6%上げながら、終値がまだ44円アンダーしております。RSIは今日は大きく下落し22%ですが、この株4月10日には8%にまで低迷。噴くか噴かないかは風任せといった海の風来坊です。

以上です。
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市場概況(5.27.08)

2008-05-27 15:35:58 | 市場概況
5月27日(火)の市場概況です。赤字部は28日朝更新

テクニカル用語の簡単解説

・日経先物:OSC50%(+3%)5月15日の60%から下落中。
・日経平均:OSC48%(+7%)5月14日の60%から下落中。
・TOPIX:OSC49%(+7%)5月20日の60%から下落中。
・マザーズ指数:OSC51%(-1%)5月14日の68%から下落中。
・ヘラクレス指数:OSC60%(同値)5月14日の74%から下落中。
・国債先物:前日比15銭高 OSC42%(+2%)5月15日、21日の45%から下落中。
・日経先物イーブニングセッション:13890円(大証終値比-40円)
・シカゴCME日経先物:13965円(大証終値比+35円)更新
・NYダウ:12548ドル(+69ドル)OSC42%(-2%)5月19日の62%をピークに下落中。更新
・ドル・円:104.24円(84銭円安)OSC53%(+7%)5月20日の54%のピーク値を抜く勢い。更新

いやはや何と、午前中に超えられなかった13880円の壁を、後場は先物主導で乗り越えてしまいました。戻り売りを狙っていた方々は、寝首を掻かれたことでしょう。そのような勢いがありました。

主力市場のこのような動きに対して、資金は昨日押されていた銘柄へと流入し、新興市場だけが今日は悲哀をかこったようです。

前場に触れた3623ビリングシステム、さすがにマザーズ指数の低調ぶりから、引けにかけては怒濤の売りに晒されたようです。前場の終わりにかけても下げ基調であったので、窓埋めライン259Kあたりで筆者は指しておりましたが、ここでハタと気づきました。マザーズ指数だけが今日は調子が悪いこと。そして、この株もプラスは維持しているものの、OSCは前日比で減少しており、いわゆるダイバージェンス状態だったことを。

OSCが押されている落ち目の銘柄は、いくらその日に高値更新などの記録があっても、そのタイミングで拾うことは、一瞬のリバウンド狙い以外には勝機がないことを思い出したという訳です。ここはセオリー通りに買い待ち玉をキャンセル。

場が終わって気が付くと、昨日値が付いたIPOのプライムワークスが、引けでは-8Kでした。741Kからの下落ですので-116Kの下落です。こうなると、これはバクチですので、運良く勝つこともあれば負けることもあるだけのイチかバチかの勝負ですね。根っからのバクチ根性を持っている、筆者の家人のような突撃隊以外は手を染める株ではありません。とことん落ちて、テクニカルにも妙味が出てきた時に試し買いをすれば良いかと思います。

後場は、3593ホギメディカルや3715ドワンゴで薄利を重ねましたが、急落時に2度目のエントリーを301Kでしたドワンゴ、引け前にドラマが待っておりました。400枚ほどの厚い壁を作っていた300Kが崩され299Kまでの下落です。その299Kまで下落する直前に同値撤退してしまいましたが、結局引けには303Kで終了しております。この目まぐるしい動きは日中とは別人の動きでした。まさに風雲児の面目躍如たるものがありました。ある意味で株の醍醐味のような値動きでしたね。

筆者が302Kで買いエントリーしたのは、朝の9時12分でした。約定が14時半頃です。まさか299Kまでそこから持って行かれるとは。。。

ビリングシステムの今日の凋落ぶりといい、撤退ラインも決めずに、迂闊に買いに入るととんでもない目に遭うのが株ということを思い知らされるケースでした。

持ち越しは1つだけあります。6871日本マイクロニクスです。やっと売り攻勢が止み、OSCが確実にコンバージェンスするのを確認しての3650円での買いです。

-------28日朝のコメント-------

NYダウは原油の反落でほぼ予想通りの切り返し。但し、OSCを2%落としているように、この後の下落に注意。ケースシラー住宅価格(3月-注)は前年比で14.4%の下落となり下げ幅は更に拡大中。為替が円安に動いておりますが、104.8円以上で引けない限り、これ以上の円安には行かない方向です。(5月5日の安値104.77円抜きが重要)

シカゴCMEも+35円で返ってきており、今日の東京市場は平穏に幕開けするでしょうが、その後は再度の25日移動平均線割れに注意。14030円近辺まで攻略して終了するなら、二枚腰発揮となるでしょうが、逆に13600円近辺まで落ちれば、NYダウとともに、再度の奈落の底への一里塚に到達ということになりそうです。この2つの価格レンジでの動きに注目。

注)筆者が注目しているロスアンジェルス地区は前月比7.72ポイント下げての207.11ポイントです。これが最高値で次ぎがワシントンDC。ロスアンジェルスのピーク値は2006年9月の273.94ポイントです。日本のバブルの時の下げ幅と比べて、チョイと足らないと思いませんか?これからの調整は、すべて住宅ローンを手当している金融機関の損失として計上されます。住宅保有者はいわば債券放棄してしまえば、当初ローン額よりも住宅価格が下がっても、何の影響もでない、いわゆるノンリコース・ローンだからです。これが日本との違いですが、この違いは実はかなり大きい。
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善戦するもこれまでか?

2008-05-27 11:17:54 | 株に出会う
今日の日経先物は、朝方は鬼(NY市場)がいない間の平穏な世界情勢を背景に、窓を開けて始まりました。円高も進んでおらず、NYダウの先物は少し上げており、ドイツとフランスもプラス終了しており、また、昨日はいわば押されすぎたといった要因もあり、売り方の買い戻し等もあったかと思います。

そこで今日の前場の焦点は、昨日の先物の高値の13880円を抜けるかどうかでした。これが抜けないと、朝方上げが大きかった銘柄ほど調整の度合いが深まります。買い手は既にたんまり資金をつぎ込んでおり、次のお客さん待ちなのですが、肝心のお客さんがこない地合になってしまうと、我先に利確の動きに走りたくなるというのが、やむを得ない心理状態かと思います。

主力市場はそれでも昨日の下げの反動からの今日のプラスでの推移で、まだしも懐と心理状態に余裕があるようです。

前者の利確に走りたいお客さんが大勢いたのが、3623ビリングシステム。後者は、今日のモニタリング銘柄の4185JSRといったところでした。

今日は、寄り付きにそのJSRを2150円で掴み、膠着状態の中で2165円で売ってしまったトレードのみ。

上場来高値を更新した3623ビリングシステムは、新興市場が今日は良くない割には健闘しておりましたが、上に書いたように、前場の先物の下落に合わせて、下へ下へと降りてきております。269Kの買い指しは、窓埋めレベルの259Kに落としました。

それにしても、好業績発表の6871日本マイクロニクスの不振が目立ちますね。OSCは前日同値の43%です。RSIも同値の35%です。どこかで反発するはずですので、しばらくは監視を続けたいと思っております。

各市場のOSCは、

・日経先物:47%(同値)
・日経平均:45%(+4%)
・TOPIX:45%(+3%)
・マザーズ指数:50%(-2%)
・ヘラクレス指数:56%(-4%)
・長期国債先物:46%(+6%)+2銭

債券にもあまり金の流入が見られません。お互いに値を落とし続けているようです。
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