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独自開発のテクニカル指標で株式市場の先行きを読む!

市場概況(5.6.08)

2008-05-06 07:42:25 | 市場概況
5月6日(火)の市場概況です。 5月2日からの経緯を記述。

テクニカル用語の簡単解説

・日経先物:OSC56%(+2%)4月25日の63%がピークから下落中。
・日経平均:OSC61%(+7%)4月21日の64%を奪回する勢い。
・TOPIX:OSC62%(+8%)4月28日の64%を奪回する勢い。
・マザーズ指数:OSC43%(+4%)4月28日の41%から4日連続上昇。
・ヘラクレス指数:OSC57%(-3%)4月30日の61%から下落中。
・国債先物:前日比65銭安 OSC40%(+1%)4月24日の28%から切り返し中。
・日経先物イーブニングセッション:14090円(大証終値比+30円)

-------上記は日本市場の5月2日の結果-------

・NYダウ:13058ドル(+48ドル)OSC57%(同値)4月30日の48%から切り返し中
・シカゴCME日経先物:14225円(大証終値比+165円)
・ドル・円:105.39円(94銭円安)OSC61%(+3%)4月30日の52%から切り返し中。

-------上記は5月2日の海外市場の結果-------


・NYダウ:12970ドル(-89ドル)OSC54%(同値)4月30日の48%から切り返し中
・シカゴCME日経先物:14180円(大証夕場終値比+90円)
・ドル・円:104.86円(53銭円高)OSC54%(-7%)5月2日の61%から下落中。

原油が一時120ドル台へと突入し、オーストラリア・ドルなどの資源国通貨も買われております。NYダウは、ISM非製造業景況指数(4月)が予想の49.5に対して52となり好感されたものの、この原油高とマイクロソフトのヤフー買収断念も加わり反落。為替も105円割れ。しかし、一旦OSCを7%も落としたので、再度チャレンジするかも知れません。

-------上記は5月5日の海外市場の結果-------

・NYダウ:13021ドル(51ドル高)OSC54%(前日同値)4月30日の48%から切り返し中。
・シカゴCME:14185円(大証夕場比+95円)
・ドル・円:104.75円(11銭円高)OSC55%(+1%)4月30日の52%をボトムに切り返し気配。

6日のNY市場は、ファニーメイの決算が悪く、またハイテク関連のシスコも予想より悪いのではないかとの見方から、株安、ドル売りで始まりましたが、その後は原油高にもかかわらず、ディズニーとシスコがともに市場予想を上回ったことから上げに転じて、結局、再度の13000ドル回復で終わっております。

これで、日本市場が休場になってからの海外の動きは「若干好転」とまとめることが出来るかと思います。シカゴの先物が14185円で終わったことで、今日の日経平均はまずはこのラインへと到達して、そこから14200円に到達したとしても、このラインからはフィボナッチ比率の38.2%戻し(14216円)の壁があり、かつ、日経平均の35年移動平均線(14237円)の大壁があります。すんなりとそれらを超えるとは思えません。既に指数値は、金曜日段階で今年の最高値を更新済。12月28日の指数値に到達するには後270円分ほどの上げが必要ですが、そこまではチョイと無理でしょう。

-------上記は5月6日の海外市場の結果-------

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明日のモニタリング銘柄(5.7.08)

2008-05-06 00:02:47 | 明日のモニタリング銘柄
最初に、5月2日(金)の結果をOSCの4層分析で振り返って見ます。

注釈:①から③に件数が移動するに従い、相場環境の改善を示唆しております。④は中立。【 】内の一口定義を参照。

日付の後の( )内の数字はその日の日経平均の前日比。

①OSCが前日同値以下&終値が前日安値と同値以下で終了【悲観
②OSCがコンバージェンス&前日比マイナス引け【希望の芽
③OSCが前日以上&プラス引け【楽観
④いずれにも該当せず【躊躇

1月11日から2月22日までのデータ

2月25日から3月19日までのデータ

3月21日から4月18日までのデータ

4月21日(+220円)①27件 ②9件 ③97件 ④70件
4月22日(-149円)①74件 ②6件 ③39件 ④85件
4月23日(+31円) ①19件 ②26件③95件 ④64件
4月24日(-38円) ①44件 ②17件③52件 ④86件
4月25日(+322円)①50件 ②10件③83件 ④60件
4月28日(+31円) ①42件 ②26件③85件 ④51件
4月30日(-44円) ①54件 ②9件 ③66件 ④74件
5月1日 (-83円) ①69件 ②18件③50件 ④66件
5月2日 (+282円)①15件 ②5件 ③128件④56件

①の「悲観」が大幅に減り、②の「希望の芽」は必要とせず、③の「楽観」が急増し、④の「躊躇」には上げ疲れ銘柄が心地よい休息を取っている、と言ったまさに大平元禄の様相を呈しております。

特に②の10件未満、③の100件超に注目。

ケースとしては、下記の7件が該当します。

・4月2日(+533円) 翌日は+210円終了。
・4月11日(+378円)翌日は-406円終了。
・3月19日(+296円)翌日は+222円終了。
・1月25日(+536円)翌日は-541円終了。
・2月4日 (+363円)翌日は-114円終了。
・2月14日(+558円)翌日は-4円終了。
・2月21日(+378円)翌日は-188円終了。

バラバラの傾向ですが、プラスを見ると200円少々止まりです。マイナスは逆に大きく調整をしております。今は、当時と比べて相場の不安定さが収まっているため、明日は、NYダウとシカゴCMEの結果にもよりますが、+200円あたりまでの上昇はあるかも知れません。しかし、黄金分割比率の14216円(38.2%戻し)の壁に注目。

1.4997日本農薬
 今期経常利益10.4%の減見通しを11月20日に出した食糧危機関連仕手株。このところTVなどでもしきりにあちこちの暴動まで取り上げられ、この株、少々肩身の狭い思いをしているようです。本当は500円~600円がこの株の定位置なのですが、一気に1000円越えをさせられた後、ここまで押されて、OSCは30%(-4%)、RSIは18%(-14%)です。この水準自体は最低値レベルですが、指数値がまだ結構高めです。790円あたりまで降りてくれば問題なさそうですが、明日はどうなるか、しばらく推移を見守りたい銘柄。

2.5713住友金属鉱山
 来期業績予想が350億円ほど市場予測を下回ったことで売り込まれておりますが、金曜日はOSCを34%→36%へとコンバージェンスさせており、RSIも39%(-2%)まで落ちてきておりますので、そろそろ反転に転じる頃かと思います。一応、1715円という3月24日の安値は頭の隅に置いておいた方が良さそうですが。

3.1328金連動投信
 住友金属鉱山はニッケル市況や為替の円高、エネルギー高からのコストアップが減益の要因ですが、こちらは、金オンリーの投信です。今回の1オンス1030ドルから850ドル割れのような「暴落」は2006年のゴールデンウィーク後に経験済みです。(下記の指数値変化参照。)

だから、レバレッジを効かせた金の先物を素人は手がけてはなりません。現物なら安い時に仕込めば被害は少ないし、金の積立口座のドル・コスト平均法でコツコツと未だに買っている身にとっては、長い目で見れば何てことはないです。

今は日本では買えませんが、ロンドン渡しのゴールドの日本円での評価額の変化は下記の通りです。

・2006年1月4日  100
・2006年5月12日 132
・2006年6月16日 106(26ポイント下落)
・2007年1月6日  128
・2007年11月3日 156
・2008年1月26日 165
・2008年3月1日  172
・2008年5月2日現在152(20ポイント下落) 

ご覧のように想定内での今回の調整です。これからの大きな下落はまずなかろうと思います。OSCは44%→48%へとコンバージェンスしております。(念のため、この株を買ってもゴールドの現物は手に入りません。)

4.4293セプテーニ
 5月8日が中間決算ですので手がけにくい銘柄ですが、2日の終わり方を見ている限り上を向いております。OSCも31%→39%と立ち上がりかけたところ。下値切り上げもしております。金曜日は同値で手放してしまいました。このイタリア娘、明日はじゃじゃ馬ぶりを久しぶりに発揮するか?(2日に上方修正済みでした。)期待値に届かずだったのでしょう。

5.7915日本写真工業
 こちらは5月13日本決算です。4月8日に年初来高値をマークしてからは、地合の好転とは逆行しての調整を続けておりましたが、金曜日はようやく立ち上がりかけた気配です。もう一度下値を試すのかも知れませんが、それが割れなければ4500円奪還からの上昇を期待。

以上ですが、最後に人気銘柄、2766日本風力開発の「停滞」と、3715ドワンゴの「切り返し」の理由について、テクニカル面から一言。

日本風力開発:
 ベースライン406K(4月22日)OSC31%
        424K(5月1日) OSC39%
        420K(5月2日) OSC35%

ドワンゴ:
 ベースライン331K(4月22日)OSC41%
        298K(5月1日) OSC41%
        314K(5月2日) OSC47%
       
ドワンゴの方が、5月1日段階では4月22日と同じOSCながらも終値が押されております。この33Kの下方乖離(331K→298K)が5月2日に跳ねた理由ですね。 

そのドワンゴも5月2日には、284Kまで押されてOSCは36%あたりまで下落。このまま終われば底抜け状態でした。だからここでは買えないのですが、その後のリバウンドが本物かどうかを見るには、前日安値の297Kを越えがポイントでした。分足で見ると、295Kあたりに一度フェイントが入っております。3度目の正直で297Kを抜き去った様子がお分かりかと思います。ここを見定め買いに入れるかどうかが勝負の分かれ目でした。

5日のNY市場は、ダウが反落しているようです。マイクロソフトのヤフー買収断念が、ISM非製造業景況指数の50%台回復(52%)を帳消しにしているようです。円安が進行しております。105.6円あたりにあるレジスタンスを完全に超えることが出来るかどうかが焦点。
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