株に出会う

独自開発のテクニカル指標で株式市場の先行きを読む!

市場概況(5.23.08)

2008-05-23 20:41:06 | 市場概況
5月23日(金)の市場概況です。赤字部は24日朝更新

テクニカル用語の簡単解説

・日経先物:OSC53%(-3%)5月15日の60%から下落中。
・日経平均:OSC50%(-5%)5月14日の60%から下落中。
・TOPIX:OSC52%(-5%)5月20日の60%から下落中。
・マザーズ指数:OSC59%(同値)5月14日の68%から下落中。
・ヘラクレス指数:OSC63%(-1%)5月14日の74%から下落中。
・国債先物:前日比1円7銭安 OSC43%(-2%)5月15日の45%から下落中。
・日経先物イーブニングセッション:13950円(大証終値比-100円)
・シカゴCME日経先物:13885円(大証終値比-165円)更新
・NYダウ:12479ドル(-146ドル)OSC44%(-4%)5月19日の62%から下落中。更新
・ドル・円:103.36円(73銭の円高)OSC45%(-2%)5月20日の54%から下落中。更新

国債先物の軟調が目立ちます。NYの債券市場もインフレ警戒感からの金利先高が顕著になってきており、それと歩調を合わせての、日本の長期国債の金利上昇です。134円割れというのは、昨年8月10日以来です。昨年6月13日には130.76円まで付けておりました。

昨年8月10日と言えば、日経平均の終値が16764円でした。今より2700円以上も高い水準です。

これでお分かりのように、株も債券も両方とも今の段階では資金を集めてはおりません。CRB指数が高値を付けているように、商品が資金を引きつけております。今日の日経新聞によると1967年平均を100としての指数は21日段階で434.4です。19品目がCRB指数を構成しておりますが、原油がたったの1品目で23%の構成比率になっております。

今年の1月のCRB指数は350前後でしたから、5ヶ月で24%の上昇です。過去41年間で4.34倍ですので、このままだと1年で50%の上昇ペースとなりますから、通常の上昇ペースの5倍にもなります。

ムーアの法則と呼ばれる、トランジスタの集積密度が1年半から2年毎に倍になるという法則がありますが、これはテクノロジーの進歩がそれを可能にしており、シリコンの使用量がその比率で増えている訳ではありません。この意味では環境問題の発生をむしろ抑えます。

商品の価格がここまでのペースで上がるということは単にインフレを招くだけでなく、環境問題も同時に起こすという、この世界にとって全くたちの悪いことにつながります。しかもこの高騰は、全てが実需に裏付けられてのことではありません。

この点は、欧米で1995年以降に上昇した住宅価格についても同様のようです。その住宅価格が実需から離れすぎたため、今回のサブプライムの問題を起こした訳ですが、それを同じことが国際商品についても言えるのではないでしょうか。

-------24日朝のコメント-------

ダウが下げたのは原油高の再燃ということですが、今日はダウのテクニカルなポジションを簡単に見てみます。このところの膠着でダウのOSCは4月14日に38%を記録して以来20%台へは突入しておりません。それ以前の今年で見ても、1月8日の29%は別にしても、以後は30%台はありません。つまりNYダウはこのところ驚くべき?粘りを発揮していたのです。

目下のところ様々な施策で金融情勢は小康状態です。新たな火種が見つからない限り「恐慌抵抗力」を回復している状態かと思います。為替もそれほど円高に振れておりません。S&P500のVIX指数(いわゆる恐怖指数)も22日段階で18.05ポイントであり、35ポイントまで高まった時期と比べると随分と落ち着いております。今日の下落でもまだ20ポイント程度でしょう。

そして注目は、RSIが33%にまで低下していることです。これは、3月17日の30%以来の低さです。これと低OSC水準の合わせ技で見ると、ダウの今回の下げの終焉は近いと判断できます。一応下げ止まりラインの目安は、4月15日の安値の12270ドル近辺あたりか。後200ドル余りの下落ですが、売買判断指数が15%となっており、この極端に売り込まれた段階からは、一気に切り返すのが過去の例です。(ちなみに日経平均のそれは129%、MAXは200%、MINはゼロ)

よって、月曜日のトレーディング戦術は、日経平均が朝方に押されたところからの、最初の切り返しポイント(為替の動きに注意)での突っ込み買いとなりそうです。その時点での日経平均のOSCが50%→47%(5月9日レベル)あたりまで来ていれば理想的。
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円安でとりあえず堅調

2008-05-23 11:18:32 | 株に出会う
10時20分頃に円安が進み、それまで14050円を抜けなかった先物が突き抜けるや、一気に14120円の高値まで到達。前場はその後の利確売りで少々下げて終わるも、まずまず堅調な動きではないでしょうか。

今日は円安相場のようですが、久し振りのトレードでなかなか勘が戻らず、この円安の局面で、朝方仕込んだ銘柄も手放してしまいました。

もう少し、1日のうちでもマクロな視点を持たないと駄目のようですね。

一応、ずっとOSCが40%台で膠着していた9962ミスミをウォッチはしていたのですが、前日比マイナスまで売り板に追い込まれるのを見て、この株の「今日の運勢」に些か疑念が湧き出てきて、その後の切り返しの動きに完全に出遅れました。

あまり馴染みがない株であったこともあります。値動きの癖を掴んでいなかったのですね。

この株、RSIが30%台に落ちた後は、前日終値あたりまで落とされてから反発をしておりました。5月19日がそうでした。しかし22日は前日安値割れまで落とされております。今日もそこまで落とされると思いきや別のパターンでした。朝方にここまで昇りつめると、もうそれ以上の上げエネルギーが一旦途切れるのが株の難しいところです。しかし2020円の直近高値越えが後場に見られるようだと、また別の話となりますね。

こういう軽い値動きをする業績好調銘柄も東証一部銘柄には結構あります。

どうも、今日はブログの文章に普段の調子が全く出ません。時差のせいかどうか、このオセアニア地方は湿気が多く、自然に汗が垂れてきております。少し早めのビールのせいかも知れません。いや、調子が出ないことに対するいらだちかも。

旅行前に筆者が注目していた7915日本写真印刷が、出発後に本決算が案の定好調で爆上げしていたことが朝方分かり、この銘柄に買いを入れていなかったことに対するいらだちかも知れません。

株は負けても、勝ち損じても、特に夏場は汗が出ます。前者は冷や汗、後者はくやし汗とでも言えるのかと。。。大きく勝った時は不思議と汗は出ません。多分、大空に舞い上がったような気持ちで、身体が軽くなるのでしょう。いわばリラックスした状態ですね。いつもこうありたいものです。

市場は比較的冷静のようです。後場はもっと冷静に、汗をかかずに対応しようかと思っております。
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市場概況(5.22.08)

2008-05-23 07:40:56 | 市場概況
久し振りに、5月22日(木)の市場概況です

テクニカル用語の簡単解説

・日経先物:OSC56%(+4%)5月15日の60%から下落中。
・日経平均:OSC55%(+4%)5月14日の60%から下落中。
・TOPIX:OSC57%(+5%)5月20日の60%から下落中。
・マザーズ指数:OSC59%(-1%)5月14日の68%から下落中。
・ヘラクレス指数:OSC64%(+4%)5月14日の74%から下落中。
・国債先物:前日比44銭安 OSC45%(+2%)5月15日の45%に並ぶ。
・日経先物イーブニングセッション:13960円(大証終値比-30円)
・シカゴCME日経先物:14040円(大証終値比+50円
・NYダウ:12625ドル(+24ドル)OSC48%(同値)5月19日の62%をピークに下落中
・ドル・円:104.09円(1円5銭の円安)OSC47%(同値)5月2日の61%をピークに下落中。

NYダウは5月19日にOSCで62%をマークし、翌5月20日にピークアウトしておりました。その後の急激な下落からの反転で、22日はかろうじてプラ転。しかし、RSIを見ると、このところの最低値の30%に近い34%まで下落しております。大きなニュースでもない限り、ここからは更に大きく下落することは考えにくい状況です。

かといって、債券市場を見ても、国債先物はこのところずっとOSCが40%台で膠着しております。3月17日に55%まで伸ばしたのを最後に50%台はなく、昨年の4-7月の頃のようなボラティリティの低い状態に陥っております。

昨日は円安が急激に進展しております。シカゴCMEも高く返ってきており、今日はとりあえず上昇基調で始まるのではないでしょうか。
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