株に出会う

独自開発のテクニカル指標で株式市場の先行きを読む!

明日のモニタリング銘柄(5.30.08)

2008-05-29 17:24:02 | 明日のモニタリング銘柄
いよいよ5月も最終日です。連休明けから調整する見込みが、随分と粘り腰を発揮し、筆者が旅行中にひと相場あり、結局5月の初めに買っても終値で下回った日は3回だけでした。その3回目が昨日という訳でしたので、何のことはありません。日経平均で見る限り、行ってこいが昨日までの状況。そして、今日の分だけプラスです。明日はどうなるか分かりません。多分行ってこい状態になるのではと思っております。

昨日はOSCのコンバージェンス銘柄数が激減したにも拘わらず、爆上げしてしまいました。今日は12件です。昨日比で+4件。20件→32件→8件→12件と推移しております。あまり意味がなさそうですね。やはり大きく売り込まれた時の大底からの脱出気配値としてのみ活用した方が良さそうです。


さて、気分を改めての明日のモニタリング銘柄です。

1.4849エン・ジャパン
 これも置いてきぼりを喰らった組みですが、その後のリカバリーは見事なようでした。引けに最高値を付けております。問題はOSCを既に+9%の51%にまで上げてしまっていることです。5月1日までの好調な動きが再現されるようなら問題ありませんが、単なる線香花火に終わるようだと見送りです。

2.3236プロパスト
 今日で安値は75500円を連続でマーク。このたがが外れると後は70Kそこそこのレベルまで落とされる可能性がありますが、RSIの27%というレベルは、昨日の26%と合わせて、反発するラインと見ての監視強化です。出来高が急増しますのでそれがサイン。OSCは+1%の43%ですが、この株にしては低めです。とにかく出来高がないと手を出さないことです。

3.2914日本たばこ産業
 あえて火中の栗を拾うような株ですが、OSCを44%→48%へと伸ばして、5月23日のそれをきちんとセオリー通りに抜いております。その後は60%を目指す動きがないと上昇しませんが、その前に522Kが攻略できるのかどうか。

4.5713住友鉱山
 このところ、OSCが30%台からのコンバージェンスの翌日は反転しております。それにしてもCRB指数が具合悪いお陰で売り込まれております。今晩のアメリカの物価指数の発表で意外な結果が出れば、明日あたりこの株の復活がなるかも知れないという意味でのモニタリング銘柄です。

5.5566中央電気工業
 これも住友鉱山と同じ状況に置かれております。日本電工よりもOSCが低く、+1%の38%です。2140円まで上昇した株ですので、ここで一服してからの再度の反転攻勢に注目。

以上です。
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市場概況(5.29.08)

2008-05-29 15:36:54 | 株に出会う
5月29日(木)の市場概況です。赤字部は30日朝更新

テクニカル用語の簡単解説

・日経先物:OSC55%(+7%)5月15日の60%から下落中。
・日経平均:OSC54%(+9%)5月14日の60%から下落中。
・TOPIX:OSC52%(+8%)5月20日の60%から下落中。
・マザーズ指数:OSC49%(+6%)5月14日の68%から下落中。
・ヘラクレス指数:OSC60%(+7)5月14日の74%から下落中。
・国債先物:前日比56銭安 OSC43%(-2%)5月15日、21日の45%から下落中。
・日経先物イーブニングセッション:14170円(大証終値比+40円)
・シカゴCME日経先物:14230円(大証終値比+100円)更新
・NYダウ:12646ドル(+52ドル)OSC43%(-2%)5月19日の62%から下落中。更新
・ドル・円:105.53円(83銭円安)OSC60%(+6%)5月2日の61%迫る勢い。更新

後場は円安も進んで、日経平均は一気に5月7日の安値の14022円を抜き去り、5月20日の安値も何とか抜いて終了。二枚腰の発揮ですね。これでOSCが9%も上昇。RSIも直近の高値の68%に迫る61%です。

明日は14200円の黄金分割ライン(38.2%戻し)に到達して終われるかどうかが焦点です。

ロンドン時間に入ってから、ドル・円が104.8円以上で終われるのかどうか、また原油価格がどうなるのかで、明日の相場が決まりそうですが、今晩はアメリカのコアデフレーターの発表があります。ここでインフレ度合いが進んでいるようだと一波乱あるかも知れません。

いずれにしても、今日は特に主力市場は上げすぎの感がありますので、持株はすべて処分する予定でした。5726大阪チタニウムも6280の終値で処分。

それにしてもDeNAはうんともすんとも言いませんでしたね。結局買い上がった715K以上には二度と戻らず(この好地合でも)、再度-5Kで損切りと散々でした。この株を損切りした理由は、OSCが後場もどうしても前日以上には上がらなかったためです。終了時でも前日比-3%の40%です。3月21日のように一気にOSCを45%から36%へと下げてくれれば、その後の反転が綺麗になされると思いますが、だらだらと踏みとどまるため、700K台をキープしている現状では、まだまだ高値で掴んだ方々の戻り売りや、ここ数日で仕込んだ方々の諦め売り、そして、筆者のような短期筋の短気売りなどが重なって、いわば膠着状態というのか、自縄自縛状態に株価が嵌ってしまっているのが現状かと思います。このような段階で手がけるのは、今後とも自重すべしというのが教訓でした。でも明日は分かりませんよ。この株。目安は、指数値が3月21日段階を下回ることです。そのためには、後10K程の下落が最低限必要。700K割れが必須です。できれば、675Kあたりまでの下落調整を待ちたいところです。

今日の3715ドアンゴがそうでした。朝方に-10Kまで持って行かれた時の指数値は、何と2月13日のそれを下回っておりました。RSIも19%にまで落ちておりました。ここをちゃんと見定めて買いエントリーしなければいけませんでしたが、DeNAも反発の目安をそのあたりに置いておかねばならないようです。

多弁を弄してしまいましたが、自戒を込めての反省の弁でした。

-------30日朝のコメント-------

原油が126.62ドルまで下落。ついでに金も881.7ドルまで急落。原油が上がっても金があまり上がらないのですが、原油が下がる時は一緒に下がる傾向にあります。ユーロ・ドルに金は連動しますが、今日のユーロ・ドル安は、米5年債の入札での最高落札利回りが予想より高く終わり、そのためのインフレ懸念が高まったことが背景にあります。インフレと金利上昇はきちんと連動します。何故なら、金利は実質経済成長率+物価上昇率(期待値)で決まるためです。しかし、実際のアメリカの10年債の金利は3.97%ですが、実際の物価上昇率は既に3.4%に達しております。期待物価上昇率はもっと高いでしょう。

アメリカの2008年の実質経済成長率はFRBの今月の最新予測で大幅に下方修正され、0.3%-1.2%程度と予想されております。となると、金利=(0.3%-1.2%)+3.4%=3.7%-4.6%以上でなければならない筈。それが3.97%(運用益がほとんど出ないか、マイナスになっている)に留まっている謎は、アメリカへの資金の環流がこの金利水準でもまだまだ続いているからです。一体誰が期待インフレ率込みで見ると4.6%程度でないと経済原則に合わない米国債を4%にも満たない金利水準で買っているのか?ずっと疑問に思っておりましたが、最近、答えがやっとでました。詳細は週末にでも。。
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銘柄毎の濃淡ハッキリ

2008-05-29 11:19:49 | 株に出会う
いやはや、デイトレーディングはまさに心理戦ですね。

持ち越しの2432DeNAは、今日の寄り付きの雰囲気から今日こそは抜けるだろうと見ておりましたが、ご覧の通りの見事な寄り天でした。安値では買いも入りますが、これはテクニカルに見ている方々の買いに過ぎないようです。それよりも、極めて不快なのは、この株にして執拗な見せ板売り板が出ることですね。この株、もはや新興銘柄ではありません。Nomura21のポートフォリオに堂々と入っている成長株です。

一旦OSCも最低値を更新したので710Kで切りましたが、その後、前場の終わりに地合に反してプラ転するのを見て、結果的には馬鹿を見ましたが、再度715Kで仕込む始末。もちろん、それは今日に限っては今のところ提灯上げでした。

そういうことが分かっていながら、人間の心理というのはかくもコントロールが効かずに、つい目先の餌をパク付いてしまうようなのです。こうなりゃ、700Kに近づくと買い増すくらいの気持ちで行きたいと思います。思います、と書いたのは、自らの信念のなさを露呈している表現ですね。全くしょうがありません。

もう1つの5726大阪チタニウムは6200円で仕込みましたが、これも今のところ伸び悩み。しかし、ちょうどOSCも+2%の39%と切り返して来ておりますので、これこそ下がったところを買い増しする銘柄かと。

新興市場銘柄があまり調子が出ていないようです。DeNAも投資家の間では、まだマザーズ銘柄の印象が強いものと思います。ここは我慢かも知れません。

各市場の現況は下記の通り。

・日経先物:OSC54%(+6%)+370円で14100円
・日経225平均:OSC54%(+9%)+383円で14092円まで上昇。
・TOPIX:OSC51%(+7%)+28.7ポイントで1377ポイント。
・マザーズ指数:OSC46%(+3%)+1.69ポイントで645ポイント。
・ヘラクレス指数:OSC55%(+2%)-4.94ポイントで1045ポイント。
・国債先物:OSC43%(-2%)55銭安で134.11円。

新興市場もOSCはコンバージェンスさせておりますので、明日以降には切り返し期待が持てそうです。

しかし、今日の4314ダヴィンチが典型ですが、押されたところからの切り返しは、やはり皆さん狙っているところであり、これが株の難しさというものでしょうね。2日間モニタリング銘柄に指名しながら、今日も-10Kまで下げていた3715ドワンゴもそうです。もうこれまで、と思わせるところで皆さんが投げきったところからが、真の勝負のようです。

こんなこと、百も承知の筈なのに、いざその場に居合わせると、不確実な未来についぐらっとそのような買い意欲はどこかに吹き飛んでしまうのですね。

これを克服するためには、もうすこし大きな流れを掴むこと。そして、これ以上は下がらないと思ったところからは更に下げることを想定しながら、今日のドワンゴの-10Kなどというポイントからは打診買いから入ること。そして、更に予想に反して落ちた時は、これは良い意味での短期のナンピン買いで反発を根気よく待つこと。かつ、これが重要ですが明らかにリバウンドしたと思った時には、思い切って買いを入れること。決して、中途半端な位置取りからの小反発に迂闊には乗らないこと。

と言ったことを実際に実行する以外には、どうも刹那刹那の動きに目眩ませに合うだけのようです。しかし、この最後のポイントの小反発と本当の反発との見極めが実に難しいものです。2-3回はフェントの上げなどもあるため実にやっかいです。

今日は未だにこんな反省をしている情けない身です。
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