株に出会う

独自開発のテクニカル指標で株式市場の先行きを読む!

市場概況(8.15.08)

2008-08-15 15:23:50 | 市場概況
テクニカル用語の簡単解説

8月15日(金)の市場概況です。 赤字部は16日朝更新

・日経先物:OSC50%(+4%)8月5日の35%から切り返し中。
・日経平均:OSC48%(-3%)8月4日の40%から切り返し中。
・TOPIX:OSC45%(-3%)8月4日の38%から緩やかな下落で膠着。
・マザーズ指数:OSC31%(-6%)8月4日の32%を突破し安値更新中。
・ヘラクレス指数:OSC36%(-1%)8月4日の31%に収斂中。
・国債先物:OSC53%(同値)26銭安。7月30日の34%から切り返し中。
・ドル・円:110.49円(83銭円安)OSC67%(-1%)8月11日の78%から下降中。更新
・日経先物イーブニングセッション:13050円(大証終値比+20円)
・シカゴCME日経先物:12955円(大証終値比-75円)更新
・NYダウ:11660ドル(+44ドル)OSC55%(-1%)8月6日の64%からなお下落調整中。更新

後場は、予想通りに債券先物が前場に落ちていた反動で、尻上がりに株式市場が良くなりました。しかし、その予想と実際の売買は別。

6728アルバックを3380円でさらわれ、3350円まで一気に持って行かれたトラウマ?から、3400円の厚い売り板は到底突破出来ないだろうとの勝手な小心が頭をもたげ、3390円で早々と売り。その後、3400円の厚い壁がジリジリと崩されるも、こうした場合の直後の大きな売り攻勢を何度も見ているので、そこでの再度のエントリーは心の抑制が働いて出来ず。全くもって、思うようには相場が動きませんね。

いや、思うように相場を動かそうと言う方が無茶というものです。相場の流れを素直に読んで、素直に追いかけるか、もしくは待ち受けるという、いわば「達観の境地」になることが、如何に難しいことか。。。どこか「株の禅寺」にでも行かねば???

しかしながら、好業績銘柄のその日の押し目、しかもある程度深い押し目は、これは買いというのが正解ですね。

但し、翌日以降は何とも言えません。むしろ反落するケースが多いようです。

週末を挟んでの持ち越しをするのは、些かリスクがありますので持ち越しはなし。

今週は例のコープケミカルと鬼ゴムでの失敗があり反省多し。

-------16日朝のコメント-------

NYダウは小幅に上昇、しかし、前日大きく上げたナスダックは少し下げてマイナス終了。ハイテク株に弱さが見られるようです。

原油は一時111ドル台へと下落し、これが株式市場を支える格好は、これまでと同じ。ところで、対米証券投資に、筆者はずっと注目しておりますが、6月度が発表されました。534億ドルでした。しかし、5月度も670億ドルから832億ドルに修正されております。

注目すべきは、あのベア・スターンズ危機があった3月の証券投資が804億ドル、そして翌4月が1151億ドルという11年ぶりの高水準であることです。この資金の流入がある限り、アメリカ経済は何とか耐えていけます。

アメリカが今回の問題を収束する上で欠かせないのが外国からの資金の流入です。これが途絶えると、いわば兵糧責めにあったようなものです。

その鍵を握るのが中東諸国です。ドルペッグを止めざるを得ないほどに自国のインフレが悪化することは、油の値段で潤うアラブ諸国でも避けねばなりません。そのための今回の原油価格の調整であり穀物価格の調整ですが、実は、穀物やゴールドの下落幅に対して、原油価格はさほど下げておりません。

いかに、アラブ諸国の原油代金→アメリカへの資金還元、という世界の経済の基本構造が強固であるかを物語っております。
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債券安のシグナル

2008-08-15 11:14:53 | 株に出会う
NYダウが少し上げたにも拘わらず、そして円安が進行しているにも拘わらず、株式市場は前場の終わりにかけて、またまた黄金分割比率の12950円に吸い寄せられております。

しかし、国債先物は実は59銭安です。OSCも8%も落として45%になっております。8月12日に54%をつけて、数字の上では昨日138.12円に上げてからの反落過程にあります。

この状況からすると、債券相場の資金が後場に株式市場に集まってくる可能性が大きくなっております。

前場は2159フルスピードの速攻売りにしてやられました。半分は118Kで処分しましたが、残りは一旦上げにかかってから再度下げてしまった、そのトリックに嵌って、118Kより少し下で処分。そこから120Kあたりまで切り返しております。

先日も3627プライムワークスが同様なパターンでの下落でした。筆者も落ちるところを拾わされてひっかりましたが、売買が少ない銘柄の場合は、少なからずテクニカルな上げ予想での、寄り付きの買い上がりがどうも見られるようです。フルスピードは比較的出来高が多いので、それほどでもないかと思いますが、今後は慎重に新興市場銘柄を取り上げることとします。それぞれの自己責任とは言え、500人以上ものトレーダーがその気になれば、相場は意に反して上下しますからね。

それにしても、新興市場は一方向へ一斉に動くので、極めてやりづらい相場に成り下がっております。板が薄い上に、ちょっと大きめの売り板が出現すると、それこそ脱兎のごとく売り逃げするような市場です。もはや、普通の市場ではなくゲームセンター感覚の市場に成り下がっているようであり、参加していても全く楽しくありません。骨のある反撃が1部市場では見られ、その対決ぶりが結構楽しめますが、新興市場はまるで、安物の鶏を調達してきての下品な闘鶏場のような雰囲気ですね。

あの不可思議な呼び値といい、しばらく遠ざかろうかと思います。全く、誰がこんな市場にしてしまったのか?

フルスピードの損失は2613Jオイルや6728アルバックなどの業績好調銘柄で取り返しはしましたが、気分は良くありません。
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