株に出会う

独自開発のテクニカル指標で株式市場の先行きを読む!

明日のモニタリング銘柄(8.13.08)

2008-08-12 17:48:56 | 明日のモニタリング銘柄
しかし、ゴールドの先物などやっている人は、今頃、追い証で苦しんでいるのではないでしょうか。何しろ前日比190円安です。現物なら1キログラム持っている人で19万円の評価損で済みますが、3505円という7月15日の高値で5キログラムを10倍のレバレッジで買った人は、今日は2969円でしか売れませんから、5000X3505=1752万5千円÷10(レバレッジ10倍)=175万の証拠金が、5000X536円(3505-2969)=268万円の含み損ですっかりとなくなり、100万円の追い証がかかっている勘定となります。

3505円の高値の時というのは、ちょうど新聞や雑誌で、インフレがこれだけ進んでいると強調され、これからはゴールドの時代だとか何とか喧伝されていた時期でした。それがたったの1ヶ月弱でこの凋落です。

筆者のゴールドの今年の含み益も、ここ数日の下落でなくなるどころか少々マイナスに転じております。しかし、現物をドル・コスト平均法で2004年から地道に購入してきているため、まだ累計で5割ほどのリターンを稼いではおります。この含み益が半減するまでは長期保有を決め込むこととします。オンス750ドルを割って、グラム2500円でしか売れなくなれば考えることとします。後470円の下落で到達です。ということは、この調子だと持つのは20日くらいか?

原油もそうですが、ゴールドも650ドル前後で低迷していた時から700ドル抜けはあっという間でした。まさにこの時に潮目が変わったのでした。逆も言えますね。

さて、剥げないはずのゴールドが剥げかかって、代わりにお狐さんの闇の一声さえあれば、幾らも刷ることができるドル紙幣が尊重されるおかしな世の中になりかけておりますが、今日の失敗を繰り返さないための明日のモニタリング銘柄です。

1.1972三晃金属
 今日の後場のあの下落相場にも、本来なら300円割れを演じて然るべきところ、安値とはいえ、305円で踏ん張っておりました。ここは底値を固める意味でも、この程度の下落は許容範囲かと思います。しかし、大きな投げが出なくなっておりますが、出来高も極端に細っております。100円ちょっとだった株です。ここまでくれば大出世ですが、600円で掴んだ方は悔やみきれないでしょう。明日、もう一度だけ監視します。もし300円割れとなるようなら、もう、仕手株特有のもぬけの殻かと。

2.9104商船三井
 あえてこの船舶株を。一応形の上では、安値も切り上げOSCもじわりと上げております。RSIもたったの+1%ですが25%と切り返しております。ダイバージェンスは60円ほどもあります。だからといって、明日上がるかどうかはバルチック指数だのみのところもあります。まあ、成り行きで売買をお勧めします。

3.8178マルエツ
 珍しくOSCを36%にまで落としております。引けに最安値。このところずっと上げてきたその反動かも知れません。ローソンも含めて、明日の小売業の業種別指数を確認しながらの押し目狙い。

4.5453東洋鋼鈑
 7月30日に上方修正をしてからの上げっぷりの反動からか、今日は大きく押されております。ストップ高をつけた516円あたりまでの押し目はあるのかも知れませんが、この大きな押しに対する反動高を期待してのモニタリングです。

5.2159フルスピード
 最後に新興市場からはこれを。OSCを29%にまで落としております。RSIも27%です。このまま凋落するとも思えませんが、明日はとにかく今日の安値を凌ぎきれるのかどうかを確認してからの参戦です。

以上です。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

市場概況(8.12.08)

2008-08-12 15:44:59 | 市場概況
テクニカル用語の簡単解説

週が開けての8月12日(火)の市場概況です。赤字部は13日朝更新

・日経先物:OSC46%(-3%)8月5日の35%から切り返し中。
・日経平均:OSC54%(+1%)8月4日の40%から切り返し中。
・TOPIX:OSC49%(+1%)8月4日の38%から切り返し中。
・マザーズ指数:OSC39%(-1%)8月4日の32%から微弱切り返し中。
・ヘラクレス指数:OSC36%(-1%)8月4日の31%から微弱の切り返し中。
・国債先物:OSC54%(+3%)8銭高。7月30日の34%から切り返し中。
・ドル・円:109.3円(76銭円高)OSC68%(-10%)ついに円安局面は終了か。昨日の78%はいかにも異常値。更新
・日経先物イーブニングセッション:13260円(大証終値比-50円)
・シカゴCME日経先物:13260円(大証終値比-50円)更新
・NYダウ:11643ドル(-140ドル)OSC59%(-2%)8月6日の64%をピークに下落基調に。更新

後場は、今度は5196鬼ゴムに捕まりました。いや~、何と言ったらよいのか、1日にワンチャンスしかないようです。鬼ゴムにしても、朝方は228円から怒濤の上げで251円まで戻した訳ですから、下に降りてくると期待もする訳です。ところが、少々揉み合う程度で誰も買い上がりません。

これは、市場参加者が限られており、一勝負しかできないジレンマを抱えているものと思わざるを得ません。お盆休みの個人中心だとこうなりますね。回転が効かないため、一度膨らんだ風船を2度と膨らませることはできないという訳です。

さて、そうなると明日からの戦法も、ワンチャンスを前提に考えなければなりませんね。チョイと勝手が違ってやりずらい。

-------13日朝のコメント-------

原油は113ドル、金は814ドルまで続落。まだロングポジションの解消が続いております。NYダウの下げは、利上げの強硬派、ダラス連銀のフィッシャー総裁が、景気減速が長引く可能性があると発言したことを嫌気したためだそうです。

このフィッシャー総裁、FRBでは唯一利上げを主張。景気減速が長引くのに、利上げを主張することは、インフレ阻止派と言えます。或いは、強硬派までが、景気減速すると発言するに至ったその意外さに、市場は反応したのかも知れません。トルシェ総裁の発言に反応した時のように。

この発言のせいかどうか、ドルが弱含んでいるようです。109円半ばにはオプションのバリアがありますが、これを現在突破しているようです。

そろそろアンワインドの終焉の始まりかも知れません。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

人為仕掛け雪崩に巻き込まれる

2008-08-12 11:21:56 | 株に出会う
しかし、世の中どこに落とし穴が待ち受けているか分かったものではありません。

持ち越しの6871マイクロニクスは、非常に大人しく上昇していたので、これは静観しておりました。

その合間に231円で買った4003コープケミカル。さすが名うての仕手株だけあります。240円の厚い10万株を超える売り板を食わせておいて、そこからはまさに、季節外れの大雪崩です。あっという間に雪の中に埋もれ、気がつくとOSCもマイナス圏へと陥落。21%程度まで1%落ちておりました。このあたりからは反発があるだろうと最悪の227円でのナンピン。更に第2弾、第3弾の雪崩に巻き込まれ、ほぼ窒息状態。その上、222円には10万株を超える売り板が出現。その後220円まで押し込まれる始末。

こんなもの見せ板と分かっているため、皆さん我慢すれば良いものを、少しでも外気を求めて結局ズルズルと更に下に押し込まれました。

もうこのくらいで顛末記は止めます。と言う訳で久し振りに人為仕掛け雪崩の犠牲者となりました。

やはりワンチャンスですばやく利確をすべきでしたが、欲の皮が突っ張って身動きが取れない間に、気がつくと雪の中でした。それにしても、かなり窒素系の肥料が混じった雪ですのできつい臭いでした。この臭いに攪乱されたせいでしょうが、やはり若いものの逃げ足には太刀打ちできませんでした。

こうした雪崩に巻き込まれているうちに、5196鬼怒川ゴムの228円の押し目からの反発局面に完全に乗り遅れ。

ところで、モニタリング銘柄の5563日本電工も、トコトン売り込まれております。少し持ち直しては、売り浴びせという悪循環です。RSIが16%にまで降りてきておりますが、OSCも前日比-1%の今日はまだ買いではありませんが、多少のリスクを覚悟なら、今日これからも下げるでしょうからそこで買うか、それとも明日の市況の悪化を予想して、もう少しじっくりと見定めてから買うか、どちらかのようですね。

本来は前者が良いのでしょうが、CRB指数の持ち直しがまだ見られないように、今はとにかく最悪の環境です。何しろ、1328金連動投信が140円安です。多分、金市場ではストップ安でしょう。4月の最安値に接近中です。これも、もう少しの下落からは一旦反発に転じるのでしょうが、市場のモーメンタムというのは、恐ろしいものですね。

あのドルが一時的とは言え、ここまでユーロや商品に対して反発するとは。

バブルは弾けてみないと、それがバブルだったとは分からないと、誰かが言っておりましたが、まさに相場もその通りですね。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする