株に出会う

独自開発のテクニカル指標で株式市場の先行きを読む!

証券取引所に少々要望したいこと

2008-08-30 13:07:25 | 株に出会う
金曜日の上げはここ2-3ヶ月続いている月末特有の買い上がりでした。投信の買いでも入ったのでしょう。

しかし、任天堂のようなトップ企業の決算の上方修正を場中に入れるのは、経営者の感覚をどうしても疑ってしまいます。市場はどこまでもフェアに運営されるのが基本です。その意味では、デイトレーダーあるいはトイレトレーダーしかその情報に触れることができないような時間帯に発表するのは、これは変ですね。しかも上方修正の情報ですから、任天堂のHPも確認しましたが、当然ながら、事前に告知も何も見あたりませんでした。

もっとも新日鐵なども場中に決算を発表するのが常のようですが、これは事前に発表時間の告知がなされておりますので、まだしも許されるでしょう。

海外市場も含めて、自らが上場している市場が閉じている時に、突発的な決算情報やTOB情報など株価に大きな影響を与える発表を行うようルールを改めるべきと思います。

もう1つ、呼び値の変更ですが、30万円以下は100円刻みになっております。これがややっこしいのは、並んでいる板を見て、咄嗟にこの程度の差で買いを入れようといった値幅の感覚が失われてしまっていることです。頭で買いたい値段の計算をしてから、その間の待ち行列をざっと見て、慎重に買値のポジションを設定しないと、思わぬ高値掴み、安値売りを行いがちとなります。

いずれ慣れるかと思いましたが未だ慣れません。むしろ見るのも嫌になっております。これも新興市場から距離を置くようになった大きな理由の1つです。取引所は、この際無作為に投資家からアンケートでもとって、筆者のような投資家が過半数以上なら、潔く元に戻すべきでしょう。

システムのレスポンスの改善に取り組むのはもちろんのこと、一番重要なインサイダー的な売買の徹底的な摘発とともに、こうした地道なことにも取り組まないと、市場参加者が嫌気がさしてじり貧となっていくのは免れないでしょうね。
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