株に出会う

独自開発のテクニカル指標で株式市場の先行きを読む!

明日のモニタリング銘柄(8.19.08)

2008-08-18 20:02:49 | 明日のモニタリング銘柄
日経平均のOSC値も52%となり、ちょうど8合目あたりのポジションです。このところの最高値が58%です。

従って、テクニカルなスクリーニングをしようにも、あまり魅力のある銘柄はほとんど見あたりません。今日はいくつかトピックス的に取り上げたいと思います。

1.7974任天堂
 今日の地合でここまで売り込まれるとはかなり重症のようです。既に8月1日のOSC38%、終値51400円は破られております。そうなると、7月18日のOSC30%程度までの押し目は覚悟しなければならないようです。今日はまだ37%です。3月のような5万円割れがあるかどうかですが、OSC30%に収斂するなら、これはありです。

2.6937古河電池
 電池関連の中ではとりわけ売り込まれております。7月15日のようにOSCを25%まで再度落とすのかどうか?現在は32%です。出来高が激減してきているようですので、ここは866円あたりの底を再度確認にいく雰囲気です。その後の立ち上がりを狙う手です。

3.9983ファーストリテイリング
 今日の500円近い下げからのプラ転は見事。明日以降にこれまでの押しへの巻き戻しがあるかどうか注目。もう一度10500円近辺までの押し目があれば。

4.2533オエノンホールディングス
 OSCを3日連続28%をつけ、今日ようやく32%に脱出。明日は300円の奪還の手がかりを掴むか? 焼酎、チューハイの大手量販のPBも開始。

5.7908きもと
 最後にチョイと怪しげな株を。業績は四季報を見る限り、極めて安定しているかの見えます。にもかかわらず、株価は週足で見るとかなりの急降下。ここにきて、ようやく歯止めがかかったようです。ボラティリティの高い値動きをするようです。

以上です。最後ははぐれ狼のような銘柄を取り上げるはめになりました。まあ、今晩のNYが大きく下に動けば、はぐれ狼は一旦パスした方がよいかと思います。絶好調の銘柄の押し目を狙う手ですね。例えば、1964中外炉とか、5481山陽特殊鋼、6728アルバック、5975東プレなどです。
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市場概況(8.18.08)

2008-08-18 15:49:34 | 市場概況
テクニカル用語の簡単解説

8月18日(月)の市場概況です。 赤字部は19日朝更新

・日経先物:OSC50%(同値)8月14日の46%から切り返しに転じたか?
・日経平均:OSC52%(+4%)8月4日の40%から切り返し中。
・TOPIX:OSC50%(+5%)8月4日の38%から切り返し中。
・マザーズ指数:OSC35%(+4%)8月15日の31%から微弱切り返し中。
・ヘラクレス指数:OSC43%(+7%)8月15日の36から微弱切り返し中。
・国債先物:OSC57%(+4%)19銭高。7月30日の34%から切り返し中。
・ドル・円:110.06円(43銭円高)OSC65%(-2%)8月11日の78%から下落中。更新
・日経先物イーブニングセッション:13110円(大証終値比-60円)
・シカゴCME日経先物:12995円(大証終値比-175円)更新
・NYダウ:11479ドル(-181ドル)OSC54%(-1%)8月6日の64%から下落中。更新

後場はさすがに前場の上げ疲れから、ジリジリと下落しました。相場が面白くないのと、少々の寝不足からチョイと昼寝をしておりました。30分ほどで起きましたが、指し値は何も刺さっておらず。

しかしそのうち、3315三井鉱山が314円で約定。冴えない頭で面倒なので少し上げたところで売り。その後321円まで上昇して終了。もう少し寝ていれば良かったという、誠にさえないトレードのみ。

それ以外の買いは一切刺さらず。

それより、ゴールドが多少持ち直してくれたことの方が、利益の挽回という意味では今日は大きかった。

このところの下げで、ドルにとってゴールドは目の敵であることがよく分かりました。ゴールドの存在は、実は邪魔で邪魔で仕方ないに違いありません。対ゴールドでのドル価値の下落を、いわば何とかもみ消したいのがアメリカですね。しかし、そうは問屋が卸しませんぞ。。。

悔しければ、オリンピックの金メダルを、ロンドンオリンピックから「真鍮メダル」にでも変えてみればよい。世界中のアスリートと観客が興ざめすること間違いなし。あの琥珀色の黄金の輝き。その昔、マルコ・ポーロがジパングを黄金の国と夢見た、あの輝きは人類の脳裏から絶対に離れない筈。

このゴールド、700ドルが原油でいう100ドルに相当するレベルです。(今日は800ドル)700ドル以下に落ちることは、これまでの世界が一変することになります。600ドル台の中盤で久しく揉み合っていたゴールドが、700ドルを境にして、それこそ鰻登りで刻一刻と値を上げていった様をよく覚えております。

-------19日朝のコメント-------

欧州株は金融株中心に売られて小幅安。ダウもGSE不安再燃とやらで180ドル安。両公社の資本不足が懸念されているとのこと。既に債務超過に陥っていることぐらい、市場関係者は分かっているでしょうに、何を今更、再燃とは、これが市場のよく分からないところです。原油は若干下落。ドル・円は110円をキープはしております。

ダウは、7月28日の11125ドル(OSC42%)へ向かって、収斂する方向に入っております。指数値を見ても、終値の350ドルの差に対して、500ドル分程度の上昇です。差の150ドル分はこの間の上げ過ぎ分。つまり、結構頑張ってきた結果がこのダウの株価ですね。

チョイと面白い現象が、ユーロ・ドルが1.47ドルと低調のままなのに、ゴールドがCOMEXでは13ドル程度上げていることです。これまではほぼユーロ・ドルに連動しておりました。これも異変の1つ。

CMEの先物価格は、ようやくダウに連動する形となりました。昨日は下げすぎ、それまでは上げすぎ。投機筋の意図的なCME価格操作も15日の節目を過ぎて一段落したようです。

今日の日本市場でのリバウンド狙いには金融株は不適かと。昨日、結構上げていますしね。
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業種別騰落が優先

2008-08-18 11:18:03 | 株に出会う
何やら、15日のヘッジファンドの換金売りの期限を待っていたように、前場に少々押されてからの日経先物の値動きは異常としか言いようがありません。

これはいわゆる「踏み上げ相場」でしょうね。こんなに上方への硬直した上げの連続は久しく見たことがありません。

まるで竜の落とし子が真夏の夜の夢から目覚めたように、むっくりと頭をもたげているチャート形状です。

あるいは、真夏の夜の花火大会の最後を飾る、花火師が渾身を込めて打ち上げた、最後の花火が夜空を明るく照らすような、そんな上げ方でした。

これでは、とても参戦不可能。何しろ花火の煙が辺り一面に立ちこめ、視界不良もいいところです。迂闊に動けばあっという間に花火の藻くずと化するのではないかとの恐怖心から、ここは一旦見物を決め込む以外にありませんでした。

しかしながら、業種別のその日の強さが、その日の相場を決する最も大きな要因と言います。

前場終了段階では、トップは石油・石炭、2番手は鉄鋼、3番手は不動産、4番手は銀行です。

今日のモニタリング銘柄では、3315三井鉱山がピタリと該当します。301円まで押された時はもう駄目かと思いましたが、この値動きがかったるい株が、何と+19円の325円で終了です。

全く世の中よく分かりません。普段は大人しい真面目な人間が、チョイとアルコールが入るや否や、まるで人が変わったように、泣き上戸になったり、笑い上戸になったり、あるいは、これが一番多いのですが、怒り上戸になったりします。

周りの人間は、まさかあの人がこんな態度を見せるとは??と、狐につままれたような気になってしまいます。

それと全く同じで、こんなに三井鉱山が大暴れをするとは、全く世の中一寸先が見えないのもやむを得ません。余程、これまで何かしらの鬱憤が溜まっていたのでしょう。

前場は6417SANKYOで少し抜いただけでしたが、これも乱高下が激しい銘柄ですね。まあ、パチンコ玉のような全く節度のない動きと言えば、それはそのとおりです。

もう、後場の予測は全く立ちません。12950円の黄金分割比率の値段は、遠くに霞んでしまっております。

しかし、前場のこの踏み上げのキチガイのような上げは、前場の終りにかけて少々修正されつつあります。後場は寄り付きからの動き次第で、今日の相場の決着がつくのではないでしょうか。

しかし、こんな無節操、無鉄砲、無茶苦茶、無思想、無敵、無謀、無秩序、そして筆者に無縁な相場にまともには付き合い切れません。

とにかく、後場は流れ弾にだけは注意。
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