株に出会う

独自開発のテクニカル指標で株式市場の先行きを読む!

明日のモニタリング銘柄(8.7.08)

2008-08-06 20:56:15 | 明日のモニタリング銘柄
アメリカの株価先物指数は、フレディマックの決算を受けて下落しています。第二四半期の純損失が8.21億ドルとのこと。クレジット関連損失の引当金を25億ドル計上。元々、債務超過の筈ですから、今更この程度の損失(自己資本371億ドル-推定)で株を下げるのもどうかと思います。

さて、それはともあれ、明日のモニタリング銘柄です。

1.6263プロデュース
 8月15日が本決算ですが、今日はこの好地合にもかかわらず後場に一波乱。これでOSCも29%です。RSIがまだ43%と高いのがネックか。明日は安値更新が止まるかどうかに注目。

2.5411JFEホールディングス
 鉄鋼株が軒並み冴えません。しかし、ようやく今日は反発。この株もOSCを+7%の42%にまで伸ばしております。明日は4340円に近いところで拾う手。

3.6871日本マイクロニクス
 今日の市場概況のコメントでも取り上げました。一応今日は下値を切り上げての終了。微弱な上昇気配です。RSIも立ち直り気配ですので、明日以降に切り返しタイミングを見定める時期に差し掛かったようです。

4.3105日清紡
 このところずっと下げに見舞われておりましたが、今日は何とか+46円終了でOSCも+6%の40%にまで持ってきました。太陽電池製造装置も作っている、今やエレクトロニクス産業と言ってもよい存在。事実、連結事業ではエレクトロニクスが繊維と並んで24%でトップです。明日は押されても今日の安値の1216円は死守でき、その後反転して1245円を越えるようなら本復したのかも知れません。

5.6330東洋エンジニアリング
 今日はさすがに一度644円まで押されてから反発力を見せつけました。と言っても、これ以上の売り攻勢が枯れてしまったためと思われます。となると、8月8日に四半期決算は控えているものの、昨年来、プラント工事の労働力手配をバランス良く行って収益を確保することで定評のある会社です。昨年同様に決算発表後は再度切り返し気配を強めてくる筈。これまで売られすぎてきたのは、同業のプラントエンジニアリング会社(荏原)の追加コスト発生の連想からでした。

以上です。

しかし、北京オリンピックがまだ開幕していないのに、女子サッカーは既にオリンピックの予選をスタートしております。前回のオリンピックでもそうでした。日程がきついためでしょうか。それとも、前座としてはうってつけだからでしょうか。前者なら日程をきちんと調整すれば良い話です。ならば、前座としてうってつけということでしょう。そういえば、女子サッカーというのも、女子プロレスを持ってくる訳にはいかず、ちょうど良いのではないでしょうか。何しろ、今日のテレビを見てビックリしたのですが、男子のサッカーにはない、「黄色い声が連発されておりました。黄色の字は多分あまり見えないでしょう。今日のサッカーでも同様でした。どこから発しているのか皆目分かりませんでしたが、家人によるとベンチに控えている女子選手からではないかとのこと。多分そうでしょう。試合に出てない分、声で参加しているつもりのようです。しかし、この黄色い声、耳障りです。耳まで黄色くなりそうです。何とかできないものだろうか?

こんな声が明日東京証券取引所にこだますれば、恐らく明日は全面安でしょう。全員、仕事のやる気をなくすのが、この黄色い声という訳ですね。何しろ、声に色が付くのですから、並大抵のことではありません。

しかし、今日は糞真面目で手堅くお堅い会社が揃いましたね。浮かれた会社は皆無です。こういった株に明日は活躍して欲しいものです。
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市場概況(8.6.08)

2008-08-06 16:16:10 | 市場概況
テクニカル用語の簡単解説

赤字部は7日朝更新

後場に、上げ目安の13250円を先物は突破。日経平均もそのラインにタッチして終了ですが、15時を過ぎてからは先物は力尽きて13230円での終了です。

こういう強気の日は、一旦は上げの節目までは行ってしまうようですね。

8月6日(水)の市場概況です。

・日経先物:OSC44%(+9%)8月5日の35%から切り返し中。
・日経平均:OSC50%(+8%)8月4日の40%から切り返し中。
・TOPIX:OSC48%(+7%)8月4日の38%から切り返し中。
・マザーズ指数:OSC34%(-2%)8月4日の32%から微弱切り返し中。
・ヘラクレス指数:OSC37%(+4%)8月4日の31%から切り返し中。
・国債先物:OSC51%(+4%)48銭高。7月30日の34%から切り返し中。
・日経先物イーブニングセッション:13240円(大証終値比+10円)
・シカゴCME日経先物:13330円(大証終値比+100円)更新
・NYダウ:11656ドル(+40ドル)OSC64%(+6%)7月23日の68%以来の高さ。12000ドル奪還が視野に入るが。更新
・ドル円:109.77(1円45銭の円安)OSC76%(+10%)昨年12月26日に並ぶ高水準。更新

後場は誠にやりずらい相場でした。日本農薬や日本写真印刷など監視銘柄は、上げ目安が次々と突破されるので、下で待ち受けている筆者は一切約定せず。

焦りからか、後場に上げ潮だった2432DeNAがついに吹っ切れたのかと思って、厚い板の520Kが崩されそうな時に、よりによってエントリー。結局崩しきれずにズルズルと後退。これは見込み違いと判断しての-3Kでの損切りでした。その間にも上記の2銘柄はまだ上昇。

まさに踏んだり蹴ったりですね。やはり、業績が評価され、かつ地合の好転からの上昇銘柄と、これまで理不尽な下げに見舞われてきた銘柄の勢いの差がもろに出ました。

何事も事態が好転するには、たった1日では無理ですね。

DeNAと同じように理不尽に押されている6871日本マイクロニクス。これも見事な寄り天です。かろうじて+5円終了で、OSCも21%→22%、RSIも20%→22%と伸ばしはしておりますが、これは完全に今日の地合によってのこと。引けにやけ糞になって手を伸ばそうとしましたが、ここは踏みとどまりました。

こうした局面でつい引けに仕込んで、思い違いをしたこと数知れず。この株、まだ油断できません。もし、今日の引けにかけて上り調子の最高値で終了していたなら、これはこれで事情が違ってきますが。

こういう上げ相場で、押しのタイミングをうまく捉える技がどうも身に付いていないようです。

DeNAで言うと、昨日の高値圏の495Kあたりを一度朝抜いて、押し戻されてから再度10時頃に抜いた時が絶好の買い場でした。分足を見ても、ここで急伸しているのが見て取れます。

こうしてみると、1度に10銘柄ほどの動きを見ているのが、ひょっとすると災いしているのかも知れません。しかもQUICK社の有料システムですから、その青と赤のネオンサインのような点滅の激しいことったらありません。まるで、歌舞伎町あたりに迷い込んだかのようです。筆者のようなうぶな熟年者の脳神経は、多分知らず知らずに麻痺させられて正気を失っているに違いありません。(こうして自らの不手際をシステムのせいにしておくと安心か??)

今後は1-2銘柄に絞って、このような絶好の買いタイミングを逃さずにエントリーするのが必要かと。。。10個の銘柄の買い場を記憶し、色あでやかな夜の蝶に惑わされながら、咄嗟に正気を取り戻して買い出動するなどという離れ技は、チョイとあの聖徳太子でもない限り無理なのかも知れません。

いずれにしても、ターゲット銘柄に対する「戦略」をきちんと持って対処しないと、うまくいかないということが身に沁みて分かった1日でした。今更遅い。。。

-------7日朝のコメント-------

原油続落、ドル全面高という異変が続いております。欧州株はパリバの決算が好感されて上昇。これにダウも影響されてか40ドル程度続伸。ドル高=原油安、あるいは、その逆のどちらでも、産油国、そして米国は問題ありません。いわば振り子のように、あっちに行ったり、こっちに戻ったりで良いのです。その間にヘッジファンドも原油で儲け、株で儲ければいうことありません。

資源国のオーストラリア・ニュージーランドもこれ以上の金融引き締めには動けないため、利下げが時間の問題となってきました。通貨は相対的なものですから、ドルが見直されているだけですね。もっとも今日の109.5円突破はオプションのヘッジ崩しだったようです。

原油は110ドル前後にまでは持って行かれると見ております。それ以下はないでしょう。何しろGMが潰れますので、さすがに140ドル台からは下げました。

ダウのOSCはピークに近づきつつあります。68%という高値を目指すにしても、ここら辺でチョイと一服が必要かと。それを先読みして、今日の日経はチョイ上げからの調整に注意。
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銘柄毎の盛衰

2008-08-06 11:21:22 | 株に出会う
今日のような日は、寄り付きからの「焦り買い」は禁物です。しかし、銘柄毎の昨日までの軌跡があります。それぞれが辿ってきた昨日までの「運命」のようなものです。

この運命が、株それぞれであるため、どうしても惑わされてしまいますね。

一例を挙げると、4041日本曹達。これは特買いで始まらずに、前日比+5円の控えめなスタートでした。というのも、前日までの1Q好決算での高騰で、既にOSCは80%にまで買われていたのです。出来高も急増。既に狙っていた方々は買い進みが完了していた訳ですね。

となると、今日のような相場で更に上へ上へと行くのはチョイと苦しいかと。

案の定、前場の終盤に波乱がありました。分足で見ると、昨日後半の上げの時の揉み合いラインが481円近辺でした。筆者は、まさかここまでは降りないと見て、その上の487円ラインで待機しておりましたが、あっさりと抜き去り、481円まで急落。失敗でしたね。481円ラインまで下ろしておくべきでした。

+2円で早々に撤退はしましたが、このあたりの見通しが甘かったようです。

一方、7915日本写真印刷。これは以前からiPOD絡みのタッチパネル銘柄として注目していた株です。8月4日にOSCが37%にまで落とされ、昨日は+170円と切り返しましたが、筆者は乗り遅れてしまい、また昨日が決算だったので、持ち越しはしないというルールから買いは控えておりました。

しかし、5420円という7月30日段階の安値近辺まで落とされてからは、5500円の15K程の厚い板が君臨しておりましたが、これが崩されるやいなや、もう上げに歯止めはかかりませんでした。5620円という次の上げの節目で若干の停滞があった後は、その上の5780円、更にその上の5860円まで食い散らしてしまいました。その上があるとすれば、6010円という7月9日の安値です。

こうなるとオーバーシュートもいいところですね。しかしながら、5500円の厚い板を、たった100株の蟻の一穴でチャレンジしていた人がおりましたが、こういう人の勇気を見習いたいものです。筆者も90%がた、その気になっておりましたが、最後の一押しができませんでした。ここまでこの株の決算が評価されていたとはチョイと不覚でした。

もう、ここまで今日は書いてしまったので、エネルギーが少々尽きかけております。

最後に今日の上げ目安は13250円近辺と推定しております。下げ目安は13060円あたりでしたが、ここまではまさか後場は降りてこないようですね。

チョイと面白い現象は、株がここまで戻しても、国債先物も同時に上げていることです。23銭高です。久し振りに137円を奪回。OSCも+3%の50%まで伸ばしております。

国債先物が上げるということは、景気が悪くなる予兆での金利の低下を意味します。

となると、今日の株式市場の反発はNYダウがそうであったように、今後の景気の悪化懸念が高まったことによる、利上げ観測の後退、タカ派の後退が主因ですね。景気が悪くなるのに、日米共に株式市場が上げるということは、一時的な反発現象と見るのが正しいと思っております。
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