株に出会う

独自開発のテクニカル指標で株式市場の先行きを読む!

市場概況(8.8.08)

2008-08-08 15:36:44 | 市場概況
テクニカル用語の簡単解説

8月8日(金)の市場概況です。赤字部は9日朝更新

・日経先物:OSC49%(+4%)8月5日の35%から切り返し中。
・日経平均:OSC50%(同値)8月4日の40%から切り返し中。
・TOPIX:OSC47%(+1%)8月4日の38%から切り返し中。
・マザーズ指数:OSC38%(+5%)8月4日の32%から微弱切り返し中。
・ヘラクレス指数:OSC36%(+4%)8月4日の31%から微弱の切り返し中。
・国債先物:OSC49%(-3%)60銭高。7月30日の34%から切り返し中。
・日経先物イーブニングセッション:13210円(大証終値比+40円)
・シカゴCME日経先物:13300円(大証終値比+130円)更新
・NYダウ:11734ドル(+303ドル)OSC58%(+4%)7月28日の42%から切り返し中。更新
・ドル円:110.17円(73銭の円安)OSC77%(+3%)2007年5月9日以来の77%、次の節目は111円。更新

後場は、ギャップアップして始まり、13150円レベルを超えるや、ジリジリと13250円を少々オーバーラン。そこからは息切れして再度13150円レベルまでタッチして13170円で先物が終了でした。

意外と、しぶとく上昇に転じたというのが率直な感想。やはり冷静に見てみると、節目、節目を皆さん意識しながら動いていたようです。後場の寄り付きが逆の方向へと動いていれば、13000円割れで終わっていたことでしょう。前場の終わりにその雰囲気が出ておりましたので、後場の寄り付きに投げた人が一番割を食ったのかも知れません。

結局、5408中山製鋼は前場に売り損なった311円で売ってしまいました。そのまま節目の320円に到達しても、他の決算銘柄と違って落ちずに322円の高値で終了しております。他の株が先物に合わせて落ちていく中、この株を手放した価格以上ではなかなか買えないものですね。

今週の懲りない反省は、このようなマクロの先物の動きを見ながら、個別株の勢いをそこに写し合わせて、中山製鋼のような勢いのある銘柄は、最後までキープし続けるということでしょうか。

どうしても、場中は狙いを定めた株の、ちょこまかとした動きに惑わされて、大局的な判断が疎かになるようです。

-------9日朝のコメント-------

ダウは原油安、ユーロ景気後退で、消費関連中心に大きく上昇。CMEの日経先物は、それにしては130円高と控えめです。SQが終わったので、これまでのような高値誘導は不要となったのでしょう。ドル・円は111円に届くかどうかが次の目標ですが、そこまで一気にドル高になるのかどうか?ユーロ・円の2円22銭安という大幅な下落は、7月15日以来です。ここから3円ほどはリカバリーしております。月曜日に165円割れがあるなら、そこは一旦買い場かと思います。(FXはやっておりませんが、主要通貨をずっとトラッキングしています。)

しかし、一体全体いつからこんなにドルが強くなったの?という感じです。両公社の決算やらAIGの決算も相変わらず悪いのですが、イギリスのRBSが史上初の赤字決算になったように欧州の金融機関も悪く、これが相殺されているのか、それとも既に市場関係者は「不感症」になっているのか?

原油は115ドルにまで落ちました。110ドル前後までは落ちると言ってきましたが、後5ドル。100ドル割れまではないと思いますが、ある石油会社が原油価格の今年の平均値を105ドルと想定しておりました。非常にいい線ですね。筆者もこのあたりだと思います。
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指し負け

2008-08-08 11:35:29 | 株に出会う
「指し負け」が正しいのか、それとも「差し負け」が正しいのか、筆者のかな漢変換では、「佐島家」という、全く縁のない「佐島」という名前が出てきたり、単に「さしま」と入れると「猿島」と出てきたり、まあ、日本語は難しいものですね。

インドネシアから来た看護師さんに、仕事をしながら日本語を教え込み、月給がたったの12万円で午後から日本語学校に送り込み、国家試験に合格しない限り、2-3年でインドネシアに戻されるという、厳しい外国人看護師の受け入れが始まっているそうです。

こうした看護師さんに、日本人でも理解していない人が多い、蓐瘡(ジョクソウ=床ずれ)などの専門用語を教え込もうというのは、チョイと酷ではありませんか?なぜ、床ずれとナースの間でも言わせ、カルテにも書かせないのでしょう。

よくある言葉のバリアーで、外部者を無意識に排除するというセクショナリズムかも知れません。では、患者にもそのジョクソウとやらを使えば良いのですが、そこのところはご老人が幾ら年功を重ねていても、はあ?と聞き返され話にはならないのではないのでしょうか?耳の遠いご老人から、「女子糞?」ってな~に??等と言われては、さすがの白衣の天使も真っ青でしょう。

いやいや、また脱線し過ぎました。

指し負けたのは、5408中山製鋼です。一瞬、上げ目途の312円の確認が遅れ、311円で売り指しをしたのですが、皆さんも同じように考えていたらしく、あっという間に大きな買い板がなくなっておりました。てっきり約定したと思って、早速ノートに+XX円とまで書いたところが、まだ売れ残っているではありませんか。

この株は、好業績を発表して朝方から高く始まり、296円まで押されてからVWAP近辺で揉み合っておりました。そこを抜け出すタイミングで買いを入れたのですが、312円という7月24日の安値が壁になっていることに、先に気づいていればそこでとりあえず最初の利確を入れた筈でした。ここさえ抜ければ後は320円です。

この目安は意外と当たりますので、筆者は上げの目安としてはずっと使っております。

例えば、もう1つの好業績銘柄の7701島津製作所。7月1日の安値の1063円に接近する1060円を今日は付けております。その上はストップ高でした。そこから前場は押されて1042円ですが、後場に再度ストップ高まで行くのかどうか、チョイと微妙ではあります。

朝方は、NYダウが大きく下げた割には、日本市場はどちらかというと高めで始まりました。このまま13000円台をキープして終われるのかどうかに後場は注目。

中山製鋼で忸怩たる思いをしないよう願いながら、後場も気を引き締めて行きたいものです。忸怩と蓐瘡、どこかイントネーションが似ておりますね。痔といい、今日のようなジメジメした暑さといい、どうも日本語の「じ」で始まる言葉にはろくなものがないようです。
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