今日の「休日のバッハ」は、3台のクラビーアのための協奏曲(BWV1063)から第2楽章です。アラ・シチリアーナ(Alla Siciliana)と名付けられたこの第2楽章は、バッハのクラビーアのための協奏曲の中でも、いささか異なった趣の曲となっております。
ヨーロッパの中世のどこかの王宮での舞踏会に招待された時、このような音楽が王宮の入り口で聞こえてくるかのような、すがすがしさと優雅さ、それにリラックスした暖かさのようなものが感じられる曲です。
バッハはこのようなシチリアーノ風の曲をパルティータや組曲でも多く作曲しておりますが、肩肘を張らない軽い曲に一見聞こえますが、そこはヴィヴァルディなどと違って、どこか深い瞑想へと誘い込む魔力をいずれの曲も備えておりますね。
演奏は通常のチェンバロではなくピアノの3連弾です。1985年の録音でいささか古いものですが、クリストフ・エッセンバッハとハンブルグ・フィルハーモニー管弦楽団の演奏です。
その昔、仕事でハンブルグに行ったとき、木々はうっすらと雪化粧をした初冬の底冷えのする中、市内のコンサートに出かけました。バッハの演目でしたので、多分、このグループの演奏だったと思いますが、その時のことを思い出し、このエッセンバッハ盤をご紹介することとしました。
(余談ですが、筆者の部屋に鎮座する大きな石膏のバッハの肖像は、ハンブルグで一番大きなデパートで見つけて買ったものです。時々磨いてやって大切にしております。)
いつものようにここをクリックして、ウィンドウズ・メディア・プレイヤーでお聴き下さい。期間限定の公開です。
ヨーロッパの中世のどこかの王宮での舞踏会に招待された時、このような音楽が王宮の入り口で聞こえてくるかのような、すがすがしさと優雅さ、それにリラックスした暖かさのようなものが感じられる曲です。
バッハはこのようなシチリアーノ風の曲をパルティータや組曲でも多く作曲しておりますが、肩肘を張らない軽い曲に一見聞こえますが、そこはヴィヴァルディなどと違って、どこか深い瞑想へと誘い込む魔力をいずれの曲も備えておりますね。
演奏は通常のチェンバロではなくピアノの3連弾です。1985年の録音でいささか古いものですが、クリストフ・エッセンバッハとハンブルグ・フィルハーモニー管弦楽団の演奏です。
その昔、仕事でハンブルグに行ったとき、木々はうっすらと雪化粧をした初冬の底冷えのする中、市内のコンサートに出かけました。バッハの演目でしたので、多分、このグループの演奏だったと思いますが、その時のことを思い出し、このエッセンバッハ盤をご紹介することとしました。
(余談ですが、筆者の部屋に鎮座する大きな石膏のバッハの肖像は、ハンブルグで一番大きなデパートで見つけて買ったものです。時々磨いてやって大切にしております。)
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