株に出会う

独自開発のテクニカル指標で株式市場の先行きを読む!

休日のバッハ(10.9.10)

2010-10-09 08:59:57 | 休日のバッハ
今日の「休日のバッハ」は、マニフィカトBWV243より、第3曲のソプラノのアリアです。

オーボエ・ダモーレに導かれて、「この卑しい女をさえ、心にかけてくださいました」と歌う叙情豊かなソプラノが印象的です。

亡き妻は非常に感受性が鋭い女性でした。人の心の内を見抜く能力にも相当に長けておりました。それが、どれだけ我が身を振り返らせたことか。

ある日の薄暮、ジムから帰ってきて車を降りて、玄関先で妻とやりとりをしている男性の姿を見たとき、確かに(物売りか何かだろうかと)どこか胡散臭い心の眼をその男性に向けている自分がありました。10メートルほど先の筆者のその雰囲気を感受した彼女に、後でこっぴどく叱られました。その男性は、いつも金曜日の午後7時に洗濯物を届けてくれるクリーニング店のご主人だったのです。

人は外見や身分などで差別してはならない、という当たり前のことがいつしか出来ていなかった自分を恥じました。この曲の「卑しい女」というのは、ご想像の通りの女性です。そういう女性でもイエス・キリストは分け隔てなく接したのです。そのことを今日の音楽にしたのがバッハです。このソプラノの美しい歌声は、その卑しい女から、イエス・キリストに向けて、そして当時の人々に向けて差し出されたものです。人々に奢りや濁りのない清らかな心を持つように、この聖書の物語の音楽を通じてバッハは訴えたかったのです。

オーボエ・ダモーレはOlivier DOISE、ソプラノはGaele LE ROIです。

いつものようにここをクリックして、ウィンドウズ・メディア・プレイヤーでお聴き下さい。期間限定の公開です。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

市場概況(10.8.10)

2010-10-09 07:19:55 | 市場概況
10月8日(金)の市場概況です。 下部に8日の海外市況

◆日経先物:9580円(-110円)OS43%(-4%)10月4日のOSC35%、終値9350円から切り返し中。 RSIは54%(-11%)。
◆日経平均:9589円(-96円)OSC47%(-4%)10月4日のOSC39%、終値9381円から切り返し中。 RSIは53%(-4%)。
◆TOPIX:839(-7)OSC46%(-3%)9月30日のOSC37%、終値830ポイントから切り返し中。 RSIは47%(-2%)。
◆マザーズ指数:367(+-0)OSC37%(-4%)9月27日のOSC28%、終値363ポイントから緩やかに切り返し中。RSIは41%(+5%)。
◆ヘラクレス指数:563(-1)OSC52%(-6%)10月4日のOSC44%、終値560ポイントから切り返し中。RSIは36%(+1%)。

◆10日高値移動平均値超の銘柄比率:38%(-3%)
◆10日安値移動平均値未満の銘柄比率:26%(+3%)

フィスコの想定レンジの最下限の9580円で先物は終了。まだ9540円以下には落ちておりませんので、9400円から9500円のレンジ相場入りではありません。今夜の雇用統計が全ての鍵を握るようです。

今日は、朝方の2121ミクシィを早く売りすぎ、後場に6268ナブテスコに無謀にも買いで突っ込み損切りし、アクセルマークでこの日一番取るも、引けにかけて再度59500円で指していた玉を損切り。その他2342トランスG、4813ACCESS、それに3715ドワンゴで少しずつ利益を積み上げ4勝2敗。持ち越しは止めて終了。

この年になって、証券会社のいいお得意さんかも知れません。

【以下は10月8日の海外市況】
◆ドル・円:82.07円(36銭の円高)OSC32%(-2%)RSIは6%(+-0%)OSCはまだ30%台で低迷。RSIは超低位で停滞。
◆ユーロ・ドル:1.393ドル(+-0ドル)OSC69%(-1%)6日の76%からピークアウトしたか?RSIは82%(+-0%)
◆USドルインデックス:77.26(-0.12)200MA(81.87)と50MA(81.15)割れから下落トレンド継続中。
◆米10年債利回り:2.41%(+-0%)50MA(2.65%)に近づくも、再度金利低下し、4月からの下降トレンドの下限近くまで低下し停滞中。
◆NYダウ:11006ドル(+58ドル)OSC57%(+2%)RSIは64%(-4%)9月30日の53%からは上昇トレンド継続中で上値がじり高。
◆VIX指数:20.71(-0.85)200MA(23.49)と50MA(23.45)から少し下に抜ける。5月の上昇前の水準に近づく。20を下回れるかが焦点。
◆原油先物:82.88ドル(+1.00ドル)200MA(78.15ドル)を一気に抜き去り8月初旬の水準に達っして揉み合い。
◆半導体指数(SOX):350.15(+3.32)50MA(334.43)を抜き、再度200MA(350.82)に肉薄。 
◆NY金:1347.2ドル(+13.5ドル)7月末あたりから上昇し新値更新しながらボラが上がる。
◆シカゴCME(円建て):9615円(+35円)

雇用統計の結果が悪いのにNY株が上げ、欧州株は高安まちまち。今はマネーの大量注入による量的緩和を争い、結果、為替の優位性で経済を下支えする競争。ドルインデックスが下げを強めるということは、ユーロや円、そして新興国通貨が上がるということ。ユーロ・ドルが1.188ドルの最安値を付けたのが6月7日、ドルインデックスが最高値を付けたのが6月8日。この時ダウが9757ドルまで落ち込む。当たり前ですが見事な相関。

ということは、今はユーロ圏が通貨高からジリジリと追い込まれているということになります。先日のウェブセミナーで広瀬隆雄さんが、スペインの不動産バブルの時のことを言っておりました。当時、フランス・ドイツを足したよりも多い新築住宅を建設していたようです。もっと悪いことに住宅現場の仕事がいくらでもあるため、高校入学の3割が中退して将来つぶしがきかない建築現場の仕事に流れていったという。今の20%を越す失業率は、そうした人が職に就けないための構造的なものとのこと。

これは別の人が当時のスペインで聞いた話。

『1昨年(2004年)の秋、スペインに行ったとき、マドリッドの都心から30分の、郊外の150平米のコンドミニアム(共同住宅)が8000万円になったと60歳くらいの、現地に20年住むというガイドから聞きました。「3000万円のときもあったんですよ。その前は1500万円と安かったんだけど・・・買っておけば、ねぇ、今はお金持ち。」』

これは日本のバブルより凄い話です。このスペインが日本と同じ塗炭の苦しみを味合わない筈がありません。

2006年のエコノミストの記事は、2000年-2005年の住宅価格の上昇率を以下のように報告しております。(ちなみにアメリカは同期間で64%、日本は-23%))

・スペイン 118% ・英国 95% ・フランス 77% ドイツ -5%

何故、今ドイツ国債が世界で一番信用があるのか、これではっきり分かりますね。そして、住宅バブルの後遺症は実はユーロ圏の方が深刻だということも明白ですね。

なお、2008年10月3日付けの日経新聞夕刊に掲載されておりましたが、国際金融市場における資産残高の73%は欧州系銀行が占め、米銀は9.3%、邦銀は7.6%だそうです。俄には信じられませんが、もし本当だとすると、200兆ドルの資産の73%を占める欧州の銀行のバランスシート問題がこれから露呈するのかも知れません。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

10月8日(金)のつぶやき

2010-10-09 02:35:41 | 株に出会う
08:17 from web
9月後半からユーロLIBOR金利が急上昇しております。現在3ヶ月もので0.9%程度。それまでは0.825%程度で7月後半から推移しておりましたから、約1割の上昇です。ユーロ圏の金融情勢がそれだけ悪化していることを示しております。今後、要注意。
08:20 from web
「朝の外資系証券10社経由の注文状況は、売り1590万株、買い2000万株、差し引き410万株の買い越しとの観測。」とのこと。フィスコの想定レンジは上限 9750円-下限 9580円。下限を割り込み9450円まで進行すると、9400円-9500円のレンジ相場に移行か。
08:22 from web
前の記事、「下限を割り込み9450円。。。」は、9450円ではなく9540円の誤りでした。
15:24 from goo
市場概況(10.8.10) #goo_mariomari http://bit.ly/9yyeyC
by mariomariot on Twitter
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする