株に出会う

独自開発のテクニカル指標で株式市場の先行きを読む!

市場概況(8.28.08)

2008-08-28 15:32:26 | 市場概況
テクニカル用語の簡単解説

8月28日(木)の市場概況です。 赤字部は29日朝更新

・日経先物:OSC47%(-4%)8月21日の41%からまだ切り返し中。
・日経平均:OSC50%(+3%)8月21日の41%から切り返し中。
・TOPIX:OSC50%(+3%)8月21日の40%に収斂中。
・マザーズ指数:OSC52%(-9%)8月27日の61%から下落に転じたか?
・ヘラクレス指数:OSC61%(-3%)8月27日の64%から下落に転じたか?
・国債先物:OSC44%(-3%)17銭高。8月25日の53%から下落中。
・ドル・円:108.48円(3銭円高)OSC54%(+3%)26日の48%から粘りの切り返し中。更新
・日経先物イーブニングセッション:12790円(大証終値比+20円)
・シカゴCME日経先物:13005円(+235円) 更新
・NYダウ:11715ドル(213ドル高)OSC62%(+7%)8月19日の44%から切り返し中。更新

後場は、先物はヨコヨコの展開でしたが、電池関連銘柄が総崩れでした。運悪く?昨日からその出来高の激しさに魅せられて監視していた6674GSユアサに2回エントリー。前場にあれだけSANKYOでの失敗談を書いておきながら、目の前の値動きに幻惑されて、最初のエントリーは562円。-2円で撤退。リベンジを期して、まさかここまではと思った550円で2度目の指値。

ところが、こういうつるべ落としの日の出来高が多い株というのは、その売り攻勢も激しいものがありました。2時14分頃にほんの数秒程度で、何と160万株を超える、それこそ怒濤の売りです。(悔しいので後で計算してみました)こういう超弩級の激しい雪崩は久しく見たことがありませんでした。-5円の545円まで一気に持って行かれました。結局549円まで戻すのを待って、”こりゃいかん”ということで敵前逃亡しました。(注)

リバウンド狙いというのは、その日に少なくともVWAPの曲線が水平以上の上げ方をしていなければ、成功の確率は極めて低いことが改めて身に沁みた次第。どうも、”身に沁みる”程度では、何度でも過ちを犯すようです。人間というのは。これからは、タブーのトレードを、大きく手の甲にでも何かで彫っておくのが良いのかも知れません。

いずれも早逃げしたので傷は浅いのですが、これでロットをつぎ込んで555円あたりからの買い上がりで引けまで持って処分すれば、1万株あたり13万円の損失となりますね。どうしても、昨日の2度のリバウンドの光景が脳裏に焼き付いており、その再現があるかのように勘違いをしてしまうのが、人間の悲しい性という訳でした。

ここオセアニア地方は雷を伴って激しい雨が降ってきました。

隣の犬の散歩は、小降りになるまで控えねばならないようです。その間に、少々疲れてはいますが、明日のモニタリング銘柄を検討しておくこととするかな。。。

明日こそ、しくじらないように心せねば。。。

(注)後でゆっくりと考えてみると、この数秒間での大雪崩は、いわゆる逆指し値を含むプログラム売買が作動したのではないかと見ております。大商いの株で550円などというキリの良い数字で待つのは今後は止めにします。445円がちょうど良かった。後の祭りか。。。

-----29日朝のコメント-------

アメリカの第二四半期のGDPが上方修正され(予想2.7%→3.3%)、ダウは上昇。しかし原油がグスタフ懸念で120ドルまで付けて、一時上げを帳消し。その後原油が終値で115.59ドルへと落ち、ダウも金融株など全面高。

新規失業保険申請件数は予想通りの前月比7千人減。何だか、アメリカ経済は落ち着きを取り戻しつつあるようですが、金融危機が本番を迎えている中、俄には信用しかねますね。

ダウのOSCは+7%の62%にまで跳ね上がっております。引けに最高値をマークしたのは、何と昨年の11月23日以来のことです。その時は翌日-237ドル安でしたが、OSCを2%落としており、下落が示唆されておりました。

それ以前のデータがむしろ参考になるかも知れません。昨年9月18日です。この日336ドル高でOSCも54%→70%へと急上昇。翌日はさすがに上げ疲れから76ドル高でした。

まあ、余り意味のない過去データですが、これで3連勝です。上げても50ドル程度ではないでしょうか。GDPの上方修正は経済全般の総合指数だけに、これは強いのは間違いありません。

但し操作がなければの話。CPIでも公式発表とは別に裏の数字が暴露されているお国ですから、またホワイトハウス中心に「株価操作チーム」が存在することは公然の秘密のお国ですから。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

目眩まし相場

2008-08-28 11:17:30 | 株に出会う
チョイと支離滅裂な値動きになってきております。

日経平均は、前場の終わりにかけて、一応先物の動きに歩調を合わせながら上昇して終了。

しかし、個別株はこうした動きとはあまり関係なく動いているものがあります。

例えば、9983ファーストリテイリング。これは女性ものに力を入れるとの新聞報道、それから衣料小売りでは一人気を吐いているとの報道から、窓を空けて高く始まり、一旦押されても、セオリー通りに切り返しましたが、日経が上昇に転じたのとまさに逆行するように、前場の引けにかけて最安値近辺で終了しております。

5726大阪チタニウムも同様なケースですね。

相場全体はなだらかな下降線を描いておりますが、この前場の反発が後場にそのまま移行するかどうかは神のみぞ知る、といったところです。

この目眩まし相場に、前場は不用意にエントリーした5991日本発条と6417SANKYOであえなく損切り撤退となりました。

SANKYOは、そろそろ底でしょうとのコメントを昨日書いたものですから、今日の5100円始まりからの押し目水準の5010円で指しておりましたが、ここから何と4950円まで大きく押されました。分足を見ると5000円ラインというのは、まだ下落の3合目あたりだったことが見て取れます。このぐらいの急落をしないと、参加者は買いに入らないのが今の相場です。

しかも、その底打ち確認には念には念を入れるようです。この株、4950円を時間をおいて2度以上試しております。そこでようやく反転という訳ですね。

こうしたことは頭では理解しておりましたが、場中はそれを判断する余裕がなく、適当なところで指しておかないと指し負けをするケースも多いので、ますます、その日のその銘柄でどのようにふる舞って良いのか分からなくなるようです。

と言うことは、自分が持っている切り返しの条件に合わない限りエントリーしないということを厳密に遵守する以外にはないのかも知れません。

いずれにしても、何らかのタクティクスを持って売買しないと、今の相場は簡単にやられてしまうという見本でした。

後場は何とかリカバリーショットを打たねばなりません。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

明日のモニタリング銘柄(8.28.08)

2008-08-27 21:12:18 | 明日のモニタリング銘柄
夜に入って円高が進んでおります。ユーロ・ドルも1.4755ドルまで上昇。アメリカの株価先物市場の時間外取引では原油高と信用懸念(米連邦預金保険公社の問題金融機関前期比30%増発言)で38ドルほど下げております。

大証のイーブニングセッションでもこれを受けて40円安。

この後のアメリカの週間石油在庫の結果などで、今晩のNY市場も影響を受けそうです。また、「グスタフ」と呼ばれるハリケーンの動向も注視されます。海上に出ればマーラー並に勢力を強め、カテゴリー3のスケールまで行けば大きな被害を出しそうです。確率は30%。カテゴリー3というのが意味深長ですね。

さて、明日8月28日(木)のモニタリング銘柄です。

1.5302日本カーボン
 OSC(38%)、RSI(33%)ともに最低ラインまで下落。明日の押し目狙い。

2.2651ローソン
 微弱ながら切り返しの気配。4710円の安値まで崩されたら、一旦様子見。

3.7908きもと
 液晶用フィルムで7915日本写真印刷と連動して上下する株。764円の直近の安値にまた近づいてきました。

4.6937古河電池
 今日も音無の構え。OSCは43%の同値。RSIは+2%の31%と、上げるにはちょうど良い位置取りではあります。

5.6417SANKYO
 OSC、RSIともに抜け出しております。そろそろ底打ちでしょうか。

以上です。この際、OSCが高くなりすぎている新興市場は遠慮しておきます。このところ目につくのは往年の株価の五分の一ほどまで売り込まれた新興銘柄が、冥土のみやげとばかりに単に需給のみでストップ高をつけているケースが多発しております。

更に、出来高が細いのを良いことに、支配力を持てると見たインチキ投資顧問会社が扇動するものですから、非常に醜い市場と堕しております。本来、新興市場は成長率が伝統企業よりも大きなのが特徴でした。それが減収・減益に転じ業績が大型株並に落ち込んでおります。そうなると、もう新興市場銘柄本来の魅力は全く失せております。しばらく手出しする気にもなりません。どうしようもない株まで、投資顧問会社の鶴の一声でストップ高を付けたりしますが、全くの興ざめもいいところです。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

市場概況(8.27.08)

2008-08-27 15:24:22 | 市場概況
テクニカル用語の簡単解説

8月27日(水)の市場概況です。 赤字部は28日朝更新

・日経先物:OSC51%(同値)8月21日の41%から切り返しに転じたか?
・日経平均:OSC47%(-2%)8月21日の41%から切り返し中だが崖っぷち
・TOPIX:OSC47%(-2%)8月21日の40%に収斂中。
・マザーズ指数:OSC61%(+4%)8月15日の31%からまだ切り返し中。
・ヘラクレス指数:OSC63%(-1%)8月25日の64%から下落に転じたか?
・国債先物:OSC47%(-5%)44銭安。8月22日の47%に並び下落基調鮮明。
・ドル・円:109.51円(8銭円高)OSC51%(+3%)8月26日の48%から再度(円安へ)切り返した気配。更新
・日経先物イーブニングセッション:12740円(大証終値比-40円)
・シカゴCME日経先物:12890円(大証終値比+110円)更新
・NYダウ:11503ドル(+90ドル)OSC55%(+6%)8月19日の44%から切り返し中。そろそろ頭打ちとなるので注意。更新

引け際に1972三晃金属のナイヤガラが炸裂。348円では少々仕掛けが狭すぎて、大きな鰻が入れずじまい。後場はその他の仕掛けにも何も入らず、結局は徒労に終わりました。

まあ、日経平均はRSIこそ+2%の40%に伸ばしましたが、OSCはマイナスであり、ここは無理をする必要もないと判断。

今晩のNYダウも微妙なところです。8月19日のOSC44%に引き寄せられる(収斂)形となっております。しかしよくもダウは落ちずにここで踏ん張っております。驚異の粘りです。

既に身体はモルヒネ、ホルモン、リンゲル、その他ありとあらゆるホワイトハウスとFRBが慎重に調合した薬づけで、よれよれの状態です。これ以上踏ん張れと元気づけるのは、年増の道産子に鞭を打ち続け、厳冬の雪の急坂を「金融機関ご一行様」満載の馬車を引いて登れというに等しい、ある種の拷問かと。。。

動物愛護の精神からも、もうこの辺で楽をさせてやりたいものです。

-------28日朝のコメント-------

アメリカの耐久財受注が予想の+-ゼロ%に対して1.3%の前月比上昇となったことで上昇。輸送を除くコアでも-0.7%に対して0.7%だったようです。この耐久財受注の先月分といい、低水準ながら落ち込んでいないことは、ドル安による輸出関連耐久財が貢献しているのかも知れません。

原油在庫は少し減ったのと、「グスタフ」というハリケーンが石油関連施設を襲撃するのではとの思惑から118.15ドルとなり1.88ドル上昇。

ダウはもう一段の上げがありそうですが、ここで100ドル超を上げた後は反落が待ちかまえているという、低位安定のボックス相場ですので、そこは注意が必要。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

株優勢の2極分化

2008-08-27 11:15:18 | 株に出会う
前場の東証1部の状況は、値上がり455,値下がり1090,変わらず455となっており売り優勢ですが、前場の終わりにかけては為替が円安に切り返すのをサインにして、昨日段階よりモーメンタムは優勢となって終わっております。

このまま後場は反転基調を継続するのかどうかは、12800円レベルがきちんと抜けるかどうかにかかっていると思います。

ドル・円が意外にしぶとく粘っております。他通貨と円では昨日は概ね円高に動いておりました。しかし、引けに円安方向へと切り返してから、今日は少し円高傾向となっております。

国債先物は17銭安。

各市場のOSCは新興市場を除いて、前日比-1%程度。まだ押されております。

前場は5741古河スカイを313円で拾っての早売りのみ。

それにしても、1972三晃金属。今日も気を吐いておりますが、前場はきっちりと8月1日の安値の370円まで上げてきました。さすがにこの上は400円ラインですので、今日は無理でしょう。

恐らく、後場に相場が反転する時に強烈な成り売りの嵐が発生するかも知れません。348円レベルがその下値の目安ですので、そこで待ち受け中。

何やら、田舎の川での夏休みの鰻取りのような様相を呈してきました。首尾良く仕掛けた罠に鰻がひっかかっても、つるりと取り逃がしそうな予感。。。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする