株に出会う

独自開発のテクニカル指標で株式市場の先行きを読む!

円安で自然リバウンドですが

2009-06-25 11:01:37 | 株に出会う
節目どころの9500円割れを起こさなかったこと、NY市場での底割れが生じていないこと、ナスダックの好調、そして何と言っても96円台を回復するという円安で、ここまで押されていた銘柄が一斉に復活しております。

日経平均のOSCは+10%の51%にまで上昇。TOPIXは+12%の50%です。

前場はクルマの点検に場が始まる前に出かけたので、戻ってきたのは10時半頃。指していた6856堀場製作所は2370円で半分売れ、残りは頭が重いので戻ってから2225円で売りました。

チョイと上げすぎの感がありますね。それも円安が引っ張れば問題ないのですが、後場はその為替動向やアジア市場の動向に注目。

6674GSユアサは、昨日の安値が突破されることがないことを確認した買いがはいっておりますね。OSCは+1%の50%です。23日の52%を抜いて終わるようだと、再度この株、反転攻勢に転じるものと思います。但し、明日の高値からの突き落とし技の炸裂には注意が必要ですが。

一方の仕手株の雄、6508明電舎はOSCは65%で前日同値。22日の70%からは下落中ですが、今日のところは停滞中です。

どちらかというと内需関連株が良くありません。このあたりの業種別の盛衰にも注意。
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市場概況(6.24.09)

2009-06-25 06:09:18 | 市場概況
後場は、ドル・円相場が円安方向へと振れたこともあり、箍が外れた割には健闘した6月24日(水)の市場概況です。赤字部は25日朝の更新

◆日経先物:9570円(+30円)、OSC39%(-2%)6月12日の69%から下落中。指数値倍率:104(同値)
◆日経平均:9590円(+41円)、OCC41%(+3%)6月12日の68%から下落中。
◆日経平均指数値倍率:104(-1)数字が減るほど上昇傾向を示します。
◆TOPIX:902.46(+0.77) OSC38%(+1%)6月12日の63%から下落中。
◆マザーズ指数:428.08(-0.36)、OSC56%(-3%)6月15日の73%から下落中。
◆ヘラクレス指数:627.5(-8.59)OSC52%(-6%)6月15日の81%から下落中。
◆ドル・円:95.65円。(42銭円安)OSC40%(+2%)6月23日の38%から円安へと切り返したか?更新
◆米ドルLIBOR(3ヶ月もの):0.60438%(前日比-0.00312%)6月24日現在。今週は債券買いのトレンド続く。
◆米10年債利回り:3.689%(+0.068%)-6月24日現在
◆日経先物イーブニングセッション:9610円(大証終値比+40円)
◆シカゴ日経先物:9650円(円建て、大証終値比+80円)更新
◆NYダウ:8300ドル(-23ドル)OSC32%(-1%)3月9日の29%以来の低さ。最低値は3月5日の26%です。更新

大引け後の15時以降、再度ドル・円は急落しております。どうも、朝の9時、10時、後場開始直後、そして大引けと、節目毎に株式と連動性の高い為替相場が、明確なトレンドを描いて動いております。

まぁ、為替は取引が大きく誰かが操作できるものでもないのですが、それにしても、為替を見て株が動くとすれば、ある意味で分かりやすい相場とも言えます。

ちなみに後場の先物は+10円ぐらいの控えめな上昇で始まったと思いますが、12時半めがけてドル円は円安へと急伸しておりました。

日経225平均のOSCで見ると、今日は昨日より+3%切り返しての41%ですが、22日の47%という数字を抜ききっておらず、まだ一時的な反発の域を出ておりません。

しかし、一応の切り返しモード、しかも低位のOSCからの安値防御の反発ですので、昨日押さえられていた銘柄は軒並み反発しておりました。

見ていた中では5802住友電気工業。前場に監視を止めた6665エルピーダメモリ、8804東京建物、等々です。

6674GSユアサは大きなトレンドは下降でしたので、後場も戻しの節目にまで上がったところからは売り込まれておりました。OSCも-3%の49%で終了です。このところ3日連続でOSCの下落は3-4%にとどまっているのは、仕手株の残り火でしょう。それにしても、今日の終値の段階でPERはまだ136倍あります。

この会社の136年分の利益に相当します。誰も136年も生きるつもりはないので、皆さん、短期勝負なのでしょうね。後9%落ちて40%前後まで来れば、ちょうど日柄もそれなりに経過しますので、再度上昇に転じるかも知れませんが、このまま地合が悪化の一途を辿れば、海の藻屑と消える運命かと。出来高が5千万株以上もあるならまだ大丈夫でしょうね。

こんな難解株よりも、今日のところは6665エルピーダメモリが、綺麗な反発曲線を描いておりましたね。

引け際に、少々持ち越そうと思い、堀場会長で有名な6856堀場製作所を買いました。OSCは+8%の47%に急伸。RSIも11%から24%に、VR改も19日の19%を底にして32%に上昇しており、反転の形が顕著だったためです。

エンジン計測器で世界シェア8割の会社です。こりゃ渋いね。しかし、筆者好みの銘柄。偶然にも明日は8年経過したわが愛車の1年点検の日。これも何かの縁でしょう。

今乗っているクルマ、8年経ってもビクともしません。むしろエンジンなど3万5千キロしか走っていないせいか、あたりが出てきて絶好調です。どこがどうなって燃費も走りも良くなるのか、堀場製作所に持ち込んで計測したいところですが、京都が本社じゃ、ここオセアニア地方からは、チョイと遠すぎるか。。。

-------25日朝のコメント-------

昨日のNY市場、ダウはわずかマイナス、ナスダックとS&P500はプラスと濃淡別れました。FOMCで3000億ドルの国債購入枠を据え置いたことから、長期金利が上昇。長期に亘り異例の低金利政策を継続するとの声明にもかかわらず、これ以上金利が下るリスクが後退し、デフレに対する警戒感が遠のいたことからドルは買われました。

ダウは、逆にこの声明で下落。それまでは100ドル高水準でしたが、これは低金利政策が維持される期待と耐久財受注の予想外の強さが好感されたものでしたが、それがFOMCで国債購入枠の増枠がなかったことで、長期金利が上昇してダウは下落しております。

つまり、株式にとっては金利上昇は時価総額に影響を与えますのでマイナス要因。しかし、耐久財受注のプラスを囃したように、景気が強くなることについてはプラス要因。

ところで、新築住宅販売件数は予想を1万8千件下回りましたが、市場は耐久財受注がプラスになったことを大変に好感しております。しかしこれは不思議なことです。この指標は昨秋からの金融・経済危機においても、唯一といって良いほど心電図のような振幅を示してきております。

まさに、株を上げたい方々にとっては、投資家にアピールしやすい「救世主」のような存在です。こんなに都合の良いデータはありません。

アメリカ経済の実態を一番現すとされている鉱工業生産(対前年比)と比較してみて下さい。

耐久財受注のプラス転換が好感され、実は金が一時高騰しました。景気が良くなりインフレへと向かう兆候を見てとったためです。今のマネーがじゃぶじゃぶの危うい金融状況で、景気が良くなると一体どうなるのかを端的に示すのが金の価格です。

株式市場もその点はマイナス要因と認識しており、それ故に、インフレ=長期金利上昇、を抑える政策としての、FRBによる国債買い取り枠の増額を求めた訳です。つまり、金利上昇の痛みを押さえる「モルヒネ注射」ですね。

そのモルヒネが打たれなかったと言って、ダウは下げました。

これはどこかおかしいのではないでしょうか。本来は米国経済の鉱工業生産指数が前年を上回ることで(0地点より上に出て)景気が良くなり税収が大幅に増え財政赤字が大幅に減り、そしてマネーの市場からの回収を図る(政策金利上げ)ことで、長期金利の正常化(その時の経済状況に見合った水準)を図るのが筋ですが、この長い道程を経て、元の健康体を回復するにはあまりに時間がかかります。1-2年で済むような話ではありません。だから、今はモルヒネに頼りたい。

これはどう見ても未だ病んでいる状態でしょう。家族からすると、ドクターには、そんな無謀なことは止めて欲しいと懇願したい気持ちでしょう。にもかかわらず、株式市場はそれを催促しております。

いずれにしても、まだ今の世界経済、かなり痛みを伴っております。その痛みを緩和するモルヒネを望む勢力が大勢いることだけは確かなようです。

だから、どこかの国の首相が、「株屋といえば、世間では後ろ指をさされるチョイと怪しい生業」だとか何とか、思わず口を滑らしたのでしょうね。

まあ、筆者も「株の予想屋」の分際ですから、あまり偉そうな口はきけませんがね。。。
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明日のモニタリング銘柄(6.25.09)

2009-06-24 21:10:15 | 明日のモニタリング銘柄
明日、6月25日(木)のモニタリング銘柄です。( )内は今日の安値。

【強気買い銘柄】

1.6665エルピーダメモリ(939円)
2.6503三菱電機(563円)
3.9104商船三井(608円)
4.5802住友電気工業(955円)
5.5214日本電気硝子(920円)
6.6305日立建機(1493円)
7.7203トヨタ自動車(3580円)

【押し目からの反転狙い銘柄】

1.1951協和エクシオ(896円)
2.6753シャープ(968円)
3.9022東海旅客鉄道(604K円)
4.7014名村造船所(510円)

以上です。

結構数多くノミネーションされました。この時間(21時)ドル高気味に推移。また、米オラクルの好決算を受け、独DAXのSAPなどソフトウェア関連銘柄が上昇しております。今のところ欧州市場は切り返す動きです。
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箍が外れる。。。

2009-06-24 11:33:55 | 株に出会う
タイトルの字は「タガ」と読むようです。筆者もビジネスレターでは使った記憶がありません。「お前最近、箍がゆるんでいるぞ!」と言った表現を通常はしますので、この表現をそのまま手紙にしたためるというのは、ビジネスの局面ではまずありません。

ところが、あの与謝野晶子・鉄幹の孫で、由緒あるこの国の財務大臣が、まさかの箍外しを行ってしまったものですから、もう今日の株式市場はひとたまりもありません。

彼は、骨太の方針09とやらを巡り、社会保障費の2千2百億円の抑制を行わないという、一筆をしたためたのです。さすが文書にするとは歌人の末裔らしいやり方ですね。多分、内容は次のようなものでしょう。

「今般、我が輩は清水の舞台から飛び降りる覚悟で、歳出削減の箍を外すことをここに誓います。どうせ先は長くはありません。また我が方も気がつけば「後期高齢者」の仲でした。ここは偉大なる祖父母に習って、歴史に残る書面をしたためることとしました。後世の人々が、与謝野の名前を「箍外しの名人」として、長く記憶にとどめることを、せめてもの冥土の土産にできたらと、思う次第です。はい。。。敬具。」

更に箍が外れたことを思わせる出来事が、そのまんま東知事への自民党の出馬懇願事件です。もはや、これはある種の事件ですね。ここまで自民党がコケにされるとはね。

相場の方は、寄り付きからプラス圏で推移するも、これは先日と同じように、場が始まる9時にかけて意図的に円安を仕掛け、10時の仲値決定までは何とか引っ張り、その後は、示し合わせた通りに急落を仕掛けるという、その筋のテクニックがまたも炸裂しました。

筆者は、この動きを決して明確には予測していた訳ではありませんが、怪しい勘が働き、持ち越し玉は寄り付きで売ってしまいました。今持っていれば利益なしのところでしたが、ここまで露骨に為替を操作しながら、先物主導で値を崩すとは、しかも同じ手口で。

売り目線で見ていた方はウハウハでしょうね。

6674GSユアサなど、980円割れで綺麗に25本線が抜かれ、後は絵に描いたような陥落ぶりです。これまでのこの株の偏屈ぶりを見せつけられていた筆者のような偏屈者は、にわかにはこの株の従順さを見抜くことが出来ず、いつものように疑心暗鬼となるのが分かっていたため、手をつけることは出来ませんでした。

日経平均のOSCは前日同値の38%ですが、このままマイナスで終始するなら、やはり9350円までの調整は不可避となりつつあるようです。これが10800円からの38.2%押し目ラインです。

前場は、6378木村化工機が噴き上がりかけたので858円で少々仕込むも、撤退ラインの850円が割れる時に撤退しました。この株はまだ駄目ですね。完全なサインが出てからが良さそうです。OSCは-1%の28%にまで下落の-19円です。

こういった地合では、m前日安値割れがあると、そこが節目となって大きく下落するケースが多いので、逆指し値が出来る場合は、やむなくそこにセットしておいた方が良さそうですね。
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市場概況(6.23.09)

2009-06-24 06:13:30 | 市場概況
後場は、何とか9500円を死守した6月23日(火)の市場概況です。赤字部は24日朝の更新

◆日経先物:9540円(-290円)、OSC41%(-8%)6月12日の69%から下落中。指数値倍率:104(+3)
◆日経平均:9550円(-277円)、OCC38%(-9%)6月12日の68%から下落中。
◆日経平均指数値倍率:105(+3)数字が増えるほど下降傾向を示します。
◆TOPIX:901.69(-21) OSC37%(同値)6月12日の63%から下落中。2月20日の30%以来の低さ。
◆マザーズ指数:428.44(-10.78)、OSC59%(-8%)6月15日の73%から下落中。
◆ヘラクレス指数:636.73(-15.52)OSC59%(-6%)6月15日の81%から下落中。
◆ドル・円:95.23円。(65銭円高)OSC38%(-5%)6月12日の62%からまだ円高へと下落中。更新
◆米ドルLIBOR(3ヶ月もの):0.6075%(前日比-0.0025%)6月23日現在。週明けは少し下げて始まる。債券買いのトレンドからか。
◆米10年債利回り:3.632%(-0.049%)-6月23日現在
◆日経先物イーブニングセッション:9570円(大証終値比+30円)
◆シカゴ日経先物:9550円(円建て、大証終値比+10円)更新
◆NYダウ:8323ドル(-16ドル)OSC33%(-2%)更に低下中。低位揉み合いに終始。更新

後場は予想外に堅調といったら言い過ぎですが、9500円を割り込むことなく終わっております。ほぼヨコヨコの値動きでした。ドル・円はジリジリと円高方向へと引っ張られていることを考えれば、これは健闘した部類には入るかと思います。

それもその筈、日経平均のOSCは38%となり、これは2月23日に並ぶ低い値です。その時のRSIは32%で、今日はまだ44%もありますので、落ちきっているとは断言はできませんが、一気に落としこんだので、これ以上の売り攻勢に対しては一定程度の警戒感があったためと思われます。

問題はNYダウです。OSCは35%、RSIは25%です。これは今回のベア・マーケット・ラリーが始まったその3月10日(40%と36%)よりも低い値です。つまり、テクニカルには元の木阿弥になっております。

これも一気に下げすぎた嫌いがあります。別にリーマンショックのような異変が起きた訳ではありません。「世界病院」の名誉院長あたりが、少しぼけた頭で患者の容体を率直に言っただけに過ぎません。それでも、患者本人はもとより、患者家族や友人、その他会社関係者など多数が、すわ、何事かと、様々なお見舞いを携えて、福井県の場末の薄汚い「オバマ病院」に馳せ参じたようです。

ここは、そうした方々の善意が通じて、一旦、容体、というより、本人の落ち込んだ気持ちが回復すると見て、引けにかけてプラ転した4118カネカと5631日本製鋼所を仕込みました。

もし明日、これら2つの容体が急変すれば、筆者が毒ガスにやられて放射能漏れを起こす前に、このオバマ病院から、急遽、陸空両用車(水陸ではありません。空飛ぶクルマです。)を手配して、この際、対馬方面にでも避難することにします。

急な依頼なので、チャーター料が法外に高くならなければ良いが。。。

-------24日朝のコメント-------

ダウはたったの84ドルの上下幅でほぼ膠着状態。買い上がるための条件の1つが、5月の中古住宅販売でしたが、477万件となり前月を11万件上回ったものの、予想値に5万件届かず、毒にも益にもならない数字だったことです。

為替はユーロ・ドルが、ストップロスやオプショントリガーなどのブレークポイントを次々と突破してドル安が続きました。その割には円高も進まず、95円前半でこちらも膠着。ユーロが上げたのは、利下げ終了期待の高まりがあります。金利が上がれば通貨は買われる、金利を上げると言っていないドルは売られる、というだけのこと。

円はどちらとも言えず孤立状態。何しろ、景気が良くなっても金利だけは国の膨大な借金のために上げることは出来ないのです。その意味では、この不況が続いて10年債の金利が今の1%台半ば程度の水準に未来永劫とどまって欲しいというのが、財務省や日銀の本音か。予算上は2%がMAX。これを超えると利払いにドンドン政策費用が消えます。

一体全体、誰がこんな半病人が一生続く体にしたのか?

原油は少し上げましたが、昨日の下げすぎの水準訂正程度の上げです。

なお、懸念されている米国債入札ですが、短期の2年債が好調。これが長期債にも波及し買われております。(利回り低下)2年債は中国も長期債からのシフトをしておりますので、以前から問題視はされておりません。

これ以上特に書くことがないのは、FOMCの結果発表を控えて、国債買い増しやら金利政策の動向を見極めようとの姿勢が強すぎるためですね。
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