株に出会う

独自開発のテクニカル指標で株式市場の先行きを読む!

市場概況(9.28.09)

2009-09-29 06:51:45 | 市場概況
日経1万円割れを引けで何とか回避した9月28日(月)の市場概況です。 赤字部は29日朝の更新

◆日経先物:10030円(-280円)OSC42%(-4%)9月4日の41%に収斂中。崖っぷちに立つ。まだ落ちていない。 指数値倍率:99(+3)
◆日経平均:10010円(-256円)OC44%(-1%)9月4日の40%に収斂中。こちらはまだ転落までは余裕あり。
日経平均指数値倍率:100(+2)数字が増えるほど下降傾向を示します。
◆TOPIX:902.84(-20)OSC40%(-1%)こちらは底抜け継続中。
◆マザーズ指数:444.09(-16.46)OSC44%(-8%)9月7日の40%に収斂中。まだ底は抜けていない。
◆ヘラクレス指数:594.82(-11.8)OSC35%(-2%)9月11日の62%から下落中。
◆ドル・円:89.59円(1銭円安)OSC50%(+5%)25日の45%からひと時のリバウンドか?更新
◆米ドルLIBOR(3ヶ月もの):0.2825%(前日比+-0%)9月28日現在。再度金利低下継続中。
◆米10年債利回り:3.285%(-0.039%)-28日終値。
◆日経先物イーブニングセッション:10040円(大証終値比+10円)
◆シカゴ日経先物:10205円(円建て、大証終値比+175円)更新
◆NYダウ:9789ドル(+124ドル)OSC50%(+6%)25日の44%から切り返しに転じたか。更新

後場は、先物がほとんど値動きなくヨコヨコで終始しましたが、これはドル円が安定していたことが大きかったと思います。さすがにポンドなど売られすぎですね。

各市場は、明日以降にさらに下落を強まるのかどうか?今晩は特段の経済指標の発表はありません。やはり為替が落ち着くのかどうか、原油などの商品市場へと向かっていた金がどう動くのかによって決まると思います。

持ち越しはなしです。この段階での売り持ち越しは些かリスキーですね。そうそう坂道を転がるようには相場は落ちていかないものです。特に平時は。

今晩の銘柄検討では、少なくともテクニカルには魅力あるものが数多くでてきそうですが、それも、明日、もう一度押されてからのリバウンド期待となります。

例の無線LANのトラブルは、まだXPマシンの方は完全ではなく、場中にリセットをかけること数度。途中でトラックポインターがフリーズするし、電波は切れたりつながったりです。切れたからといって、下手に設定をいじり回すとろくなことはありませんね。今も、意味不明のウィルスチェックの時のような切れ目ない音がハードディスクからずっとしております。

これでは電源を落とそうにも落とせない感じ。イーサネット直結のデスクトップが一番安定しておりますね。家人のMeマシンなどそのうちプレミアムでもつかないかと期待しております。

-------赤字部は29日朝のコメント-------

欧州株がかなり戻した流れから、NYダウは自律反発の動き。OSCは前日44%にまで調整されておりましたが、これは9月2日と同じ水準。崖下に落ち込むなくきれいに反発。いわゆるショートカバーという買いが主流です。市場はM&Aが活発化するのではとの思惑で理由付けされているようです。(実際に何件かの案件が出ております。)

なお、モルガンスタンレーが今後1年から1年半にクレジット損失が縮小する可能性を示し、銀行セクターが上昇して、これが相場を牽引したようです。あくまでもクレジット損失に限っての話です。商業用不動産や住宅のオプションARMなどの損失がはるかに巨額です。

ドル・円もテクニカルには買われすぎの補正がなされて89円台半ばあたりで安定。先日からガイトナー長官、今日もトリシェECB総裁が、「強いドルは米国の国益だ」と援護射撃。瞬間的にドルが急伸するも、これは瞬間湯沸かし器のようなもの。為替が落ち着いた動きをしているときは、こうした首脳の発言はありません。

9月のダラス連銀製造業活動指数が中立点のゼロに2007年10月以来もっとも近づき、-6.4となっております。その構成項目の中で注目される「雇用指数」は、-8.1ですが、8月の-15.7から大きく改善。

ドイツの消費者物価指数が事前予想を大きく下回って、前年比-0.3%(予想は-0.1%)と結構デフレ気味です。

イランがミサイルを試射したとかで原油は少し戻しました。米国債の利回りも若干低下しており、まずまずの相場ではないかと。

これで、今日の日経が寄り天で伸びないなら、これは日本固有の事情が絡んでいることになりそうです。

VIX指数は、OSCで44%という昨日と同じ数字をつけた翌日あたりには29ポイントまで上昇しておりましたが、昨日は24.88ポイントまで下落し、50日移動平均線を割り込んでの落ち着いた動きです。
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明日のモニタリング銘柄(9.29.09)

2009-09-28 22:05:16 | 明日のモニタリング銘柄
もうすぐ9月も終わり今年も残りの四半期に入ります。早いものですね。しかし、秋の気配は濃くなりつつあるものの、先週末はまだひぐらしが鳴いておりました。

この季節の変わり目が人間にも株にも曲者なのでしょう。年末にかけて盛り上げるためには、9月くらいは一服しておかないと、気持ちも体も持たないとの配慮もありそうです。

さて、余計な御託はどけておいて、明日のモニタリング銘柄です。

1.9697カプコン
 明日はさらに押されると思いますが、今日でOSCは38%と、この株としては7月14日に32%をマークして以来の低さ。

2.5333日本碍子
 ついに2000円割れ、しかし、OSCは+3%の37%です。

3.5202日本板硝子
 300円割れからは本来の粗暴な性格を見せてもらいたいもの。OSCも前日同値の32%と好調。

4.4100戸田工業
 出来高が少なく、あの爆上げの残滓も漂っております。VR改が増えているのも懸念材料。つかの間の棒上げがあれば。

5.4080田中化学研究所
 OSCが27%にまで落ちました。先日の大幸薬品の切り返しの再現なるか?

6.3770ザッパラス
 7000円ほどの乖離幅があるものの、この新宿の母、易があまり当たらぬようですが、そろそろか?

7.8604野村ホールディングス
 良くも悪くも相場の反転はこの株の反転にかかっております。低位ながら、OSCは+2%の26%へとコンバージェンスし、明日は520円近辺を底にしての切り返し光景が見られるのかどうか?

以上です。他にも結構な数の銘柄がテクニカルなド壷に嵌っている模様。今日のNYダウが上げてしまえば、一斉に買い戻しが入るかも知れません。
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一気の転落だが

2009-09-28 11:21:17 | 株に出会う
朝のドル・円を見てびっくり。先週末の89円台かと思えば、88円台ではないですか?少しわが目を疑いました。

先物も、それに動じてか、気配値をどんどんと下げて先週のシカゴの清算値よりも85円も安く寄り付きました。本来なら、この下げすぎた位置からは、ぐわ~っと切り返しても良いところですが、1万円割れも視野にとか何とか日経にも書かれていたものですから、とにかく1度は1万円を割らねば気がすまない勢力が勝ったようです。ドル・円は前引けにかけて89円を回復しているにもかかわらず、株の方はいつでも1万円割れがOKのポジションです。

テクニカルには、しかしながら結構よいところまで来ております。日経平均で見ると、9月4日のOSC40%がベースラインですが、この日の終値10187円に対して、前場の終値10024円は163円の乖離幅です。OSCは+4%の44%ですので、もう少し押されても、40%を割り込まなければ、想定の範囲での下落調整ということになります。

まだ底抜け状態ではなく、明日も下へ下へといく位置取りではありません。相撲でいうと、俵に右足1本ぐらいがかかっている状況でしょうか。円高がこれ以上さらに進むようだと、左足も俵にかかり、そこに何かの突発的なニュースでも飛び込めば、あっけなく土俵を割ってしまうと思います。

しかし、円高もここまで急に進むような経済情勢ではありませんので、再度90円に戻すような展開があるかと思います。シカゴIMMの通貨先物ポジションも円買いが5月以来最高に積みあがっております。(9月22日時点)

という状況で、いつ反転するのか、あるいは底抜けするのか、微妙な情勢になってきている中、前場はノートレードで持ち株も引き続きなしです。

OSCが先週木金と連続で22%に押されていた8924リサ・パートナーズが、前場に55000円まで押されてからは、一人気を吐いております。不動産銘柄受難の時期に、マイナス圏ではなかなか買えませんでした。後場の様子によっては1枚噛んでみたいと思っておりますが、このリサ等という、些か気取った外人娘風の株に手篭めにされる恐れもあり、ここは毒気が本当に抜けているのかどうか、それとも、モウセンゴケのような毒牙をうちに秘めているのか、何とか見極めなければなりません。
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明日のモニタリング銘柄(9.28.09)

2009-09-27 08:42:14 | 明日のモニタリング銘柄
落ちる落ちると言われながら後半まではよく頑張った9月ですが、最後に来てどうやら息切れ模様です。明日は、どのセクターが比較的買われるのかにも注目。

2001年頃に買ったノートパソコンの1台のリカバリーをかけてWin2000からXPへとアップグレードされたまでは良いのですが、その後、無線LANが不調に。繋がるものの電波が弱く度々切断され、その後うんともすんとも言わなくなりました。

そのうち、もう1台の無線LANのノートもダウン。と言う訳で、今は主力のデスクトップで書いておりますが、片肺飛行どころか、既に2つの翼がへし折れておりますので、簡単に。

1.4541日医工(4555沢井とあわせて)
2.7762シチズンホールディングス
3.2613J-オイルミルズ(落ちるまで注意)
4.2602日清オイリオ(昭和産業との業務提携話で高く始まれば注意)
5.5726大阪チタニウム製造
6.7532ドンキホーテ(これも押されるのを待って)

以上です。意図した訳ではありませんが、内需系が多くなっております。地合に逆らってこれまでの鬱憤を晴らすのか? アメリカはマグドナルドがまだ健闘中。
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市場概況(9.25.09)

2009-09-26 07:18:00 | 市場概況
9月25日(金)の市場概況です。 赤字部は26日朝の更新

◆日経先物:10310円(-150円)OSC46%(-3%)9月16日の46%に並ぶ。この後の値動きは外人勢次第。 指数値倍率:96(+1)
◆日経平均:10266円(-278円)OC45%(-5%)9月16日の45%に並ぶ。この後の値動きは神のみぞ知る。
日経平均指数値倍率:98(+3)数字が増えるほど下降傾向を示します。
◆TOPIX:922.67(-28)OSC41%(-5%)ついに底抜け。
◆マザーズ指数:460.55(-5.56)OSC52%(-6%)9月7日の40%からはまだ切り返し中。
◆ヘラクレス指数:606.62(-5.32)OSC37%(-2%)9月11日の62%から下落中。
◆ドル・円:89.58円(1円67銭円高)OSC45%(-10%)9月15日の41%から乖離拡大中。更新
◆米ドルLIBOR(3ヶ月もの):0.28313%(前日比-0.00187%)9月24日現在。再度金利低下中。
◆米10年債利回り:3.389%(-0.035%)-9月24日終値。
◆日経先物イーブニングセッション:10280円(大証終値比-30円)
◆シカゴ日経先物:10165円(円建て、大証終値比-145円)更新
◆NYダウ:9665ドル(-42ドル)OSC44%(-7%)9月2日に並ぶ。崖っぷちに立つ。更新

ご覧のように主力市場は軒並み前日安値も上回れず、OSCも落として終了しております。明らかな下落トレンドですが、OSCの下落幅は日経平均でも5%しかありません。押されっぱなしと言うわけでもありませんでしたが、こうした中途半端な下落が余計始末が悪いのかも知れません。

今晩のNY市場は8月の新築住宅販売などが発表されますが、事前予想は微増の44万戸です。

こちらのインベントリー(在庫)は7月で7.5ヶ月分。1年前からは2.6ヶ月分も減らしており、7月には43万3千戸を販売し、5月の36万2千戸、6月の39万5千戸からは結構な回復ぶりですが、1年前の50万戸水準に届くための一里塚となるのかどうか?

ちなみに、2年前は77万8千戸も販売しておりました。(その時期に着工したのは何と135万4千戸もありました。まだ住宅ブーム真っ盛りの時です。今年の8月はたったの59万8千戸です。)

筆者は、アメリカ住宅関連のこのような統計は、こちらの調査会社のサイトのデータを参照しております。右側のThe Economyから始まるところをクリックして見て下さい。

後場は地合と週末を考え、無理をせず持ち越しはなし。朝の損切り分を取り返した程度。

-------26日朝のコメント-------

ついにドル・円が90円割れです。昨日から他のクロス・円が軒並み前日安値を下回っておりましたので、ドル・円にも異変はついに起きたようです。カナダ、オーストラリアといった資源関連通貨の下落が大きいようです。ポンドは格付そのものがネガティブなので昨日から5円50銭もの下落です。昨秋を彷彿とさせる通貨の大変動。ドル・インデックスは25日からは上昇しておりますので、日米財務相会談などを受け円高が進んだということでしょうね。

ダウは値動きが少ないものの3日続落し、OSCは44%と9月2日の水準まで落ちました。絶対値の下落は少なく、まだ下落する余地があるかと思います。そうなると、6月24日の32%までは別にしてもOSCが30%台への突入はあり得ます。

ダウの変調は、経済指標が頭打ちもしくは若干の後退を示すデータとなってきたところに、携帯電話のRIM(リサーチ・イン・モーション)という代表的ナスダック銘柄の業績下方修正が大きいと思います。

日米とも25日移動平均線が少し割れた状態です。次の節目の9700円近辺で下げ止まるのかどうかが焦点。

月足で日経平均を見ると、9ヶ月と24ヶ月の移動平均線がちょうど2008年冒頭で交わっております。2007年末から2008年正月にかけての、あの狂おしい程の暴落をこの月足が見事に示しております。

この時、逆イールドカーブが出ており2007年暮れには景気後退に陥ることが示唆されておりました。また、アメリカの鉱工業生産が2007年12月から前年比でマイナスに落ち込んでおりました。

現在の日経平均は、月足の2つの移動平均線の中間地点に位置しております。イールドカーブも正常です。鉱工業生産は急激な持ち直し途上です。従って、落ちるとしても9ヶ月移動平均の9232円ということになります。

週足の節目の9737円と月足の節目の9232円がキープされるのかどうかを、鉱工業生産やイールドカーブ分析によって実態経済と金融の動きを見通して、注意深く見守りたいと思っております。

いずれにしても、まずは10142円という13週移動平均を週明けには一気に割り込んでしまうのか、ここでしばらく揉み合うのかどうかに注目です。
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