一昨日、テレビの『マツコの知らない世界』を、かみさんと見ていました。
歌手のJUJUがゲストで、昭和歌謡曲を取り上げていました。
その中で、ちあきなおみさんの「喝采」の「恋人を振り切って、『動き始めた汽車にひとり飛び乗った』という歌詞の話をされていました」。
恋人を振り切って、「動き始めた汽車にひとり飛び乗った」という歌詞に、
「昔は汽車に飛び乗ることが出来たんだね、汽車に飛び乗っても今のように汽車のドアがロックされていないので、中に入ることが出来たんだね」とかみさんが言いました。
私は洋画「ひまわり」のシーンを思い出しました。
新婚なのに召集令状が来て、戦地に赴かねばならない主人公(マルチエロ・マストロヤンニ)。
戦地で雪に埋もれて死にかかったところを、ロシアの若い女性(リュドミラ・サベリーエワ)に助けられるのです。
彼はそのまま、そこで暮らします。
彼を探しに来た相手役の(ソフィア・ローレン)が、帰って来る彼を駅で待っています。
そこに彼を乗せた列車がやって来ます。
マルチエロ・マストロヤンニは、ロシアのリュドミラ・サベリーエワを見つけ、いつものように彼女をハグしようとします。
それを見たソフィア・ローレンは、今彼が乗ってきた列車に飛び乗ります。
あまりに哀しいシーンでした。
涙なくしてみられない映画ですね。
Sophia Loren 「ひまわり Sunflower I girasoli~Love Theme~」ヘンリー マンシーニ Henry Mancini