ダラブッカという楽器は、まだまだマイナーなパーカッションである。
コンパクトでいろんな音が出る上、装飾もすばらしい「優れものの太鼓」であるにも拘らず、奏者がまだ数える位しかいない。
ダラブッカが流行るには、私が「ゆず」(個人的には好きになれない音楽なのだが)みたいなバンドの伴奏で、バリバリと叩くしかないのかもしれない。
ミーシャとかとやるんだったら、喜んでやらせてもらいたいが。
実際、ダラブッカをアラブやトルコのプロ奏者のように叩ける人は、まだまだ本当に少ない。
その一番の理由として「左手のテクニック」が、案外難しいのである。
「左手のテクニック」の究極的な技である「ダブル・アクション」は、私がエジプトで苦労して習得して来た「技」であるが、これは実際に目で見ない限り、それがどれだけ難しい技なのかがはっきりしないばかりか、「どのように」なっているか見当もつかないのである。
最近、私のクラスの生徒さんは驚くほど、メキメキと成長している。みな、ほとんどの人が「パーカッションは初めてです。」というような人ばかりなのに、である。
コンスタントに来ている皆さんは、既に「初心者」ではありません。「中級」位にはなっています。
これは、ひとえに皆さんの熱意のおかげであります!(拍手!)
そういった、ダラブッカを本気で習得したい人々のために、私の左手の写真を披露しますので、参考にしてください。(というかデジカメで物を撮りたかったからなんですけどね。)