ウード奏者 松尾 賢 のブログ(アラディーン主宰者)

ウード奏者、ダラブッカ奏者、サズ奏者、歌手、アラブ、トルコのオリエンタル音楽演奏家・作曲家である松尾賢のブログ。

台風の中楽譜を完成させる

2005-08-26 04:33:57 | 音楽
今日はかねてからの課題であった10・2に行われる「東京ラマダーン」の目玉曲の楽譜をついに完成させるに至った。

日本でわざわざこんな難しい曲をコピーする人たちっているんだろうか?

最初、私はこの曲を渡されたとき「演奏できないから断ろう」と言っていましたが、結局、弾きこなせるようになりました。

もちろんマニアックな人達は頑張ってコピーしているのでしょうが・・・。はっきり言ってこの楽譜は自信作。

これ、欲しがる人いるだろうな。

皆さん「楽譜」を書くということは大仕事なんですよ。この事を声を大にして言いたい!!

正直言って私はやる前にゴネました。だって時間が物凄くかかるんですよ!

上田親方、カナデちゃん、ゴネて申し訳ありませんでした。

ちなみに、私のウードの師匠の「アラッ先生」も譜面を書きおこしてお金を稼いでいました。そのおかげで「ベリーダンス」のスタンダードの何曲かが私の手元にあるのですけどね。

ホント楽譜ってありがたいですね。

今日書いたような楽譜って、Jazzの学校のアレンジクラス以来久々なのですが、完成させてみると、いい気分です。

だって耳で聞いている音が目に見える形として現れているんですから。また音を採るのって、その音楽を征服した気にもなります。

モーツァルトの偉業のひとつに、楽譜が門外不出である難解な曲の演奏会を聞く機会に恵まれ、演奏会が終わった後、そのまま家に帰って記憶を元にその曲を完璧に採譜し、勝どきを上げた!という話があるのですが、それって分かる気がします。

たぶん今は同じ気分を味わっているのかもしれません。

というわけで、この曲をこれから私のレパートリーにするべく今度は演奏に磨きをかけなくては!と思うのでした。

何の曲かは「東京ラマダーン」までのお楽しみ!(ていうか、知らない人のほうが多かったりして・・。)


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今日の色々

2005-08-25 05:26:03 | インポート
今日は、壊れた現代式ウードをとりあえず復旧させる一歩手前の処置を行いました。

接着剤の選択にかなり頭を悩ましたのですが、結局ネット上で検索した「タイト・ボンド」という木工用ボンドを使用しました。なんでもギターとかバイオリンなどの接着に使用するとか。

前回の接着には応急処置的な処理を施すため「アロンアルファ」を使用していましたが、その残骸をスクレーパーで剥がすと、いとも簡単にはがれます。これじゃ弦のテンションに負ける訳です。

というわけでとりあえず接着剤を塗り、現在はネジを利用して圧着中です。上手くいけば良いんですけどね。

その後は空中紳士のタブラ道場に参加し、帰宅後は隣人同士であるヒデちゃんと遅い夕食を食べ、ヒデちゃんの帰宅後、性懲りも無く「ピカード」練習をしていたのでした。

こうやって公に自分のしがない練習内容を書いていると、まるで私が「ダラブッカ」をやめて「ウード」と「ギター」専門にやっていくのではないかと、疑われる諸兄もありましょうが、そんなことはありません。

実は先日「ベリーダンス・スーパースターズ」という有名なDVDを友人から借り、その中に収録されている「ジリーナ」と「レイチェル・ブライス」のドラム・ソロを見て、色々触発されていたのでした。

う~ん、やっぱり彼らは、ある程度のフレーズを決めて叩いているんですね。

そう、実はダンサーが踊りやすい「ソロのフレーズ」というものがあり、それを組み立てるということが大事になってくるんですね。

というわけで、そろそろ私のクラスの皆さん、ある程度叩けるようになったら、「ソロ」の練習も行いたいと思っています。

また本年中には発表会イベントを行おうと思っていますので、お互いに頑張りましょう。


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ブログのお引越し

2005-08-23 03:32:14 | 音楽
かねてから問題が目白おしだったYahoo!ブログから、こちらのブログに引越しをしました。
なんでもそうですが、ウェブ・サイトは「軽く」作るのに越したことはないですよね。
私自身、あのブログを開こうとするたびに「イライラ」させられていました。

決して、私の文章が、やたら長いからではありません。そのうち、あのブログの内容はHTML化するか何かにしようと思っています。(読みたい人がいるかどうかは別ですけど・・・。)

ところで今日は、「西郷燿子バンド」のライブでダラブッカを叩きました。このバンド、以前「音楽登竜門」という「ラクーア」で行われたバンド・オーディションに参加した事があったのですが、このオーディションに見事合格し、何百という応募バンドの中から選ばれた6組のうちのひとつになり、本日「渋谷ルイードK2」でめでたく「オーディション・ライブ」を行うこととなっていたのでした。

しかも、まだCDなども出していない割りに、多くのお客さんが見に来ていました。素晴らしいことです。

燿子ちゃんの「詩と歌」の世界は独特なものがあって、最近の曲は特に、私好みの「ジプシー」っぽい楽曲も増え、いつかこのバンドとダンサーを絡めたイベントを行いたいと秘かに思っているのでした。

しかし、一昨日のMILKでのライブといい、昨日の渋谷でのZilliちゃんのライブといい、皆それぞれ違った内容だったのですが、共通点はどれも「未来への発展性」があること。

ホント色々なバンドやイベントに参加してきましたが、なかなかこういった感じには行かないものです。その上、全て参加するメンバーが皆「次へ次へ」と進歩することに勤めようとしているところが素晴らしいですね。

「タブラ・クワイエサ」はもちろんのこと、Zilli、Eshe、紳士君、燿子ちゃん、と、前進し続ける人々には自然と「運」がついてくるものだと思ったのでした。

ホント頑張らねば!と一息ついたところで新たに決意をみなぎらす自分に気づくのでした。


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