ウード奏者 松尾 賢 のブログ(アラディーン主宰者)

ウード奏者、ダラブッカ奏者、サズ奏者、歌手、アラブ、トルコのオリエンタル音楽演奏家・作曲家である松尾賢のブログ。

「ベリーダンスと音楽の夜」のリハ~その2

2005-11-19 19:25:09 | 音楽
iraqoudformixi


今日は、お昼の12時から「ベリーダンスと音楽の夜」に参加していただく、3人のベリーダンサーの方と顔合わせ&ミーティング。

今回は、一緒に企画を始めたキキちゃんを筆頭に、Noelさん、FUMIKOさんが、ベリーダンスを披露してくれます。

ミュージシャン同士もそうですが、ダンサー同士も、接点がないと、お互い名前しか知らないということはよくある事なのですね。

FUMIKOさんは、私のダラブッカ・レッスンに来てくれている生徒さんのダンスの師匠というところで接点があり、Noelさんは、ドラゴンのライブを見に行った時に知り合ったという接点。

こういう風に、どんどん接点を増やして行きたい、と思っています。

曲の振り分けも上手くいきました。

さて、明日のリハも張り切ってやるぞ!


「ベリーダンスと音楽の夜」のリハ~その1

2005-11-19 04:41:59 | 音楽

sanninformixi



26日(金)に行うイベント「ベリーダンスと音楽の夜」のリハを行いました。

このイベントは、私がエジプトで勉強した「アラブ古典音楽(アラビア語で、ムスィーカ・シャルキーヤ)」を中心に演奏し、その伴奏で3人のベリーダンサーに踊ってもらうという事を企んだ内容ですが、実はもうひとつ違う目的があるのです。

このイベントを通して、ジプシー音楽の起源は、実はこの「アラブ古典音楽」の影響を強く受けている、という事を披露してみたいという目的があるのです。

まず、ジプシー音楽は基本的にユニゾン。アラブ古典音楽も「単旋律音楽」。

リズムも、アラブ音楽で言うところの「マルフーフ」や「アユーブ」を主に使用しているところ。

次に、ジプシー音楽の特徴的なスケールも、アラブ音楽で使用する「マカーム」と同じである事。

フラメンコや、最近日本で流行ってきている「バルカン半島のジプシーの音楽」で良く使われている「ヒジャーズ」や「クルド」というスケール。

「ヒジャーズ」は、私の師匠の「アラッディーン」先生によると「サウジアラビア」から来た音階(アラビア語ではマカームという)で、コーランの詠唱や、呼びかけに主に使われている物だとか。

「クルド」は、言わずもがな「クルド地方」から。

で、ここら辺の音階は、とりあえず、うるさいことを言わなければ「平均律楽器」で演奏できます。

もちろん、他にも「アジャム(メジャースケール)」「ナハワンド(マイナースケール)」という西洋音楽と共通の音階もあります。

こういったことを踏まえて、東京ラマダーンでお世話になった「テディ熊谷」さん、「ミン・ケンキ」さんという、普段はあまりアラブ音楽とは馴染みがない、凄腕ミュージシャンと一緒に演奏すると、出音が「モロにジプシーっぽい!」という風になるのではないか、と密かに考えて、この企画を考えたのでした。

「そういうことは早く言ってよ、ケンちゃん」と、紳士君はリハ終了後に言ってましたが、今回はそういう企みがあるのです。

テディさん、ミンさんは、「う~ん、変な曲ばかりだな。」「練習曲やらされているみたい。」と、いろいろ述べていましたが、出音は、思惑通りの出来に成りそうです。

リハが終わった後は、近くのカフェで、しばらく音楽談義で花を咲かしていました。

こういうメンバーで音楽を作り上げるのは、至上の喜びだなぁ、なんて、帰りながら感慨深く思ったのでした。


ダラブッカの左手のフォーム

2005-11-18 03:36:54 | 音楽
hidarite1
hidarite2
hidarite3
ダラブッカという楽器は、まだまだマイナーなパーカッションである。

コンパクトでいろんな音が出る上、装飾もすばらしい「優れものの太鼓」であるにも拘らず、奏者がまだ数える位しかいない。

ダラブッカが流行るには、私が「ゆず」(個人的には好きになれない音楽なのだが)みたいなバンドの伴奏で、バリバリと叩くしかないのかもしれない。

ミーシャとかとやるんだったら、喜んでやらせてもらいたいが。

実際、ダラブッカをアラブやトルコのプロ奏者のように叩ける人は、まだまだ本当に少ない。

その一番の理由として「左手のテクニック」が、案外難しいのである。

「左手のテクニック」の究極的な技である「ダブル・アクション」は、私がエジプトで苦労して習得して来た「技」であるが、これは実際に目で見ない限り、それがどれだけ難しい技なのかがはっきりしないばかりか、「どのように」なっているか見当もつかないのである。

最近、私のクラスの生徒さんは驚くほど、メキメキと成長している。みな、ほとんどの人が「パーカッションは初めてです。」というような人ばかりなのに、である。

コンスタントに来ている皆さんは、既に「初心者」ではありません。「中級」位にはなっています。

これは、ひとえに皆さんの熱意のおかげであります!(拍手!)

そういった、ダラブッカを本気で習得したい人々のために、私の左手の写真を披露しますので、参考にしてください。(というかデジカメで物を撮りたかったからなんですけどね。)


デジカメその後

2005-11-16 02:39:08 | 音楽
classformixi
デジカメで部屋を撮った日記が思った以上に反響が大きかったのでびっくりしました。

今日のダラブッカ・レッスン後も「ケンさん、デジカメ、デジカメ」といわれ、皆に披露することに。

このカメラ、NHJという香港企業の製品です。製品のオペレーション言語は11ヶ国語。

しかし、遅い!記録したり、操作したりの時間が、ISDN回線使ってインターネットやっている時のように「イライラ」してしまいます。

しかも、色々と手動操作する部分が多いため、今日は3枚が、何と「ピンボケ」でした。

「ピンボケ」ってデジカメであまり聞かないでしょう?

つまり、接写モード(といっても20cm離れないと撮れない)になっていたので、20cm以上離れた被写体は、ものの見事に「ピンボケ」になっていたのでした。

ということで、このピンボケであれば、個人を特定できないでしょうから、今日のレッスン後の記念写真を載せて見ようと思います。

(もし不都合が出てきたら、すぐに削除しますから、申し出てくださいね。)

ちなみに、今クラスは12月18日の発表会&忘年会へ向けてひたすらに頑張っているのでした。

見に来たい方は、メッセージを送ってください。

当日はKikiちゃん、今井ドラゴン龍一とでミニ・ライブもやります。



デジカメを買う

2005-11-15 02:33:20 | 音楽
instrumentsformixi
三軒茶屋にあるディスカウントショップで、やっす~い「デジカメ」を買いました(9,000円)。

314万画素(デジタル補完で500万画素までアップ)という、一世代前の古い新品ですが、十分な機能なので、早速家にある楽器をとりました。

これからは、ブログにもMixiにも写真が載せられて便利!

ちなみにWeb上に写真アップしたりするぐらいなら、300万画素ぐらいで十分なんですね。知りませんでした。