ウィンザー通信

アメリカ東海岸の小さな町で、米国人鍼灸師の夫&空ちゃん海ちゃんと暮らすピアノ弾き&教師の、日々の思いをつづります。

4月15日を想う

2009年04月15日 | ひとりごと
こちらに来てから、誕生日を聞かれて答えるたびに、「ごめんね、こんな日で」と付け加えることになったわたし。
その日は確定申告の締め切り日で、働いている大人だったら誰でも、鬱陶しいというか、めんどっちいというか、かなり楽しくない日です。

気分直しに、その日になにかいい事がなかったか、記念になるようなことがなかったか、探すようになりました。
すると……、

イチローが胃潰瘍から復帰して、チームに加わる日だというのを読んで、もしかしたら張本選手が打ち立てた日米通算安打3085本を超える記念の日になるかも!と楽しみにしていたら……、



どっか~ん!なんとも派手に追いついたイチロー選手。
写真を眺めていると、なんだかおかしい……妙な違和感が……あれ?なんで背番号に4の数字がついてるん?休んでるうちに背番号盗られちゃったん?

疑問に思った時は即調べる。便利な世の中になりました。誕生日が嬉しくなる記事を見つけました。

↓ウィキペディアに詳しく載っています。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B8%E3%83%A3%E3%83%83%E3%82%AD%E3%83%BC%E3%83%BB%E3%83%AD%E3%83%93%E3%83%B3%E3%82%BD%E3%83%B3 

↓これは新聞記事からの抜粋です。

米大リーグ史上初の黒人選手となった故ジャッキー・ロビンソンのデビューから62年目を迎えた15日、各球場で功績をたたえる催しが実施された。
昨年からデビュー記念日には、希望者はつけてもいいことになったロビンソンの背番号「42」を、ことしから選手やコーチら全員が身に着けて敬意を表した。

メッツの新たな本拠地シティ・フィールドの式典には夫人のレイチェルさんが出席。人種差別が激しかった当時を振り返りつつ「われわれが直面した事態、経験してきたことは、これまでも語られてきた。素晴らしい日」と喜んだ。

史上初の黒人○○という言葉の裏側に、言葉にはし尽くせない苦難と努力と忍耐が隠されているのだと思います。
それを知るのは、身を以て体験した人達だけなのだけど、それを我が事のように想像し、思いやり、そこから生まれた尊敬の念を現す粋な計らい。
全米各地で行われた試合の中で、選手や監督・コーチ全員がつけた背番号『42』、ジャッキーさんに見えたでしょうか。



15日も、そんなに悪くないじゃん。そう思わせてくれたイチローとジャッキー、どうもありがとう
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曇り空の下で

2009年04月15日 | ひとりごと


昨日、遠くからうちに習いに来てくれている大人生徒のTさんが、でっかいバースデーケーキをプレゼントしてくれました。
彼女は、ここで前にもお話したことがある、脳腫瘍の手術から生還し、レッスンをまた再開してくれた女性です。
わざわざ、生クリームが限りなく日本のそれに近いというので有名な、コリアンのパリジャンというケーキ屋さんで買ってきてくれました。感謝!

夜に甘い物を食べない我が家。なので、ちょっと変だけど、お昼にお祝いすることにしました。

それにしても薄暗いキッチンです。今の雰囲気をお知らせしたくて、自然光のまま写真を撮ってみました。
春爛漫、夏日が続く日本とは、かなり違うんだろうなあ。

さて今日は、朝の8時半に旦那母からのお祝いコールがあり、彼女はア・カペラでバースデーソングを歌ってくれました。
そして息子K、「冷蔵庫の中に謎のケーキ発見!」などと、すっとぼけたことを言ってげんこつを食らい、
旦那は顔を合わせるたびに「Happy Birthday!」を連呼し、
わたしはせっせせっせと4杯の洗濯を片付ける……。

実は、今日はふたりともが忙しいスケジュールなので(ありがたいことです)、誕生日のイベントは明日に繰り越すことになっていて、
なんと今年の旦那からのプレゼントは、カジノ?!いぇ~いっ!!

デヘヘ、ほんとはドキドキ恐々の我ら極小市民。だって、長い長~い貧乏暮らしだったし、こっちに来てからもやっぱり大変だったので、
そんな、賭け事にお金を使うなんて滅相も無い!っぽく生きてきたわたし達。
ふたり揃って心臓バクバクの初体験です!!
場所は、ニュージャージーのラスベガスって呼ばれているアトランティックシティ。こっから車で海岸沿いをひたすら南下します。
まあ、贈り物の予算は50ドル。それ以上超えると自腹?めちゃんこかわいらしい賭け事です。

さてさて、わたし達にビギナーズラックの女神は舞い降りてきてくれるでしょうか


追伸

もうすぐ今日が終わります。
メールで、カードで、電話で、Facebookで、そしてここで、お祝いをしてくださったみなさん、本当にどうもありがとう。
今年は息子Tも忘れずに、おめでとうコールをかけてきてくれました。
何才になっても嬉しい誕生日。次の誕生日までまた1年、音や文字で心を紡いでいく作業を楽しんでいきたいと思います。
いろんな人達に支えられて、これからもイチビリでやんちゃな五十路街道、てくてくと前向きに歩いていきたいと思います。
こんなわたしですが、これからもどうぞよろしく
コメント (9)
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