オバマ大統領が就任してから今日で百日が経ちました。百日(ももか)の記念日です。
2001年と2005年の記念日は、我が運命を呪いたくなるような気持ちで迎えましたが、今年2009年のそれは、初めて心の底から祝いながら迎えました。
この百日間で、いったいどんなことが変わり、どんなことが生まれ、どんなことが消去されたのか……。
あまりにも多くの難問に対面しているオバマ政権の一挙一動を、それぞれのひとが、それぞれの祈りを胸に見守っています。
国の中では、今はまだ、大きな変化は見られません。仕事を失った人は毎日毎日増えてきています。健康保険を持っていない人も一段と多くなりました。
厳しい情勢は一向にゆるくならないけれど、それでも希望を持ってもいいんだと思えるだけでも随分と気持ちが違います。これが大きな違いです。
外交面では、まだはっきりとした結果には出ていないけれど、アメリカが話し合える謙虚な気持ちを持てるようになった、ということは伝わり始めています。
高飛車な、傲慢な、無知な、そして無謀な態度を取り続けてきた、恥知らずだった国が、だんだんに更正されていく様は清々しいほどです。
ももかの記念日に、初めての白身魚を「もっともっと」と欲しがって口をパクパクして笑っていた赤ちゃんT、目をパチクリさせてびっくりしていた赤ちゃんK、
息子達も成人しました。
今度、彼らの子供が育ち成人する頃に、新生アメリカを引っ張るオバマ政権の努力が、世界の平和と幸せに少しでも貢献できていることを祈ってやみません。