ウィンザー通信

アメリカ東海岸の小さな町で、米国人鍼灸師の夫&空ちゃん海ちゃんと暮らすピアノ弾き&教師の、日々の思いをつづります。

台所の中のマイケル

2009年07月01日 | ひとりごと
マイケル・ジャクソンが亡くなってから、うちの台所のテーブルの上のノート型パソコンの中で、マイケルがダンスをしながら歌っています。
旦那もわたしも、こちらに引っ越してきてからまだテレビを観ていません。
だから、マイケルが亡くなったことも、パソコンの中のニュースで知りました。
でも、それっきり、彼に関するニュースは、パソコン内の物でも読んでいません。
だって、どんなふうに話が膨れ、乱れ、誇張やウソや偏見、そして掌を返したような美談などで収拾がつかなくなっていくのが見え見えだからです。

今の今まで、マイケルの歌を聞いたりダンスを観たり、そういうことを特にしてこなかったし、特別ファンだったということもなかったわたし達なのに、
気がついたらユーチューブで彼を呼び出して、彼の歌を聞きながら食事の支度をしたり片付けをしたり、
時にはテーブルに肘をつきながら、彼の見事なまでに完成されたダンスを観たりしています。
そして決まって、なんだかちょっと寂しくなってしまいます。
それが、自分でも訳が分からないぐらい唐突に命を落としてしまった彼への、わたし達の気持ちなんだと思います。

今夜、旦那はとうとう、マイケル風ダンスをし始めました。身振り手振りはウププッだけど、なんと、ムーンウォークができるのを発見っ!
あの時代、みぃ~んな必死で練習したもんなあ……。
コメント (6)
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