ウィンザー通信

アメリカ東海岸の小さな町で、米国人鍼灸師の夫&空ちゃん海ちゃんと暮らすピアノ弾き&教師の、日々の思いをつづります。

manmaちゃんご夫妻登場!

2009年07月08日 | 友達とわたし
日本からの第一号お客さまをお迎えしました
まだ引っ越しの傷跡?残骸?余韻?がてんこ盛りに残っている状態の家ですが、もうこうなりゃ心で勝負!
manmaちゃん、いいっつってんのに、引っ越しの手伝いに来たんやからと、雑巾持ってあちこち拭いてくれたりして……いやはや、ありがたいやら申し訳ないやら。
ご主人にも、Kのゲーム遊び&家族のテレビ部屋の模様替えの手伝いをしてもらっちゃったり……長旅の疲れと時差ボケがありまくりの二人に何させてんでしょ

今日はそして、旦那母もペンシルバニアからやって来ました。
母は、マンハッタンである、関節のためのマッサージ講習を5日間受けるためと、我々の転居&彼女の息子である旦那の明後日の誕生日を祝いに来てくれました。

今夜は母のおごりで、近くのタイレストランのテイクアウトをいただきました。
海老のパッタイとチキンのグリーンカレーとそれからもう一品、名前が分からないけれど、どれもこれも美味しくて大満足!Thanks!Mom!


manmaちゃん、今回で4度目の訪米。ご主人は初めて。でも、いつもそうなんだけど、お土産をい~っぱい持ってきてくれるので申し訳ないったらありません。
お願いした基礎化粧品や生理用品はともかく、鞄をパカッと開くとまるでお店屋さんのよう。悪いなあ~と思いつつ目がキラキラ光ってしまう未熟なわたし……。
ご実家のみなさんがわざわざ送ってくださった美味しそうな海の物も、ありがたくて嬉しくて。日本の食べ物ってどうしてこうも素晴らしいのでしょう。日本人で良かったなあ、としみじみ思う一瞬です

皆で食事をしながら、母の英語を日本語に、manmaちゃん夫婦の日本語を英語に、にぎやかにおしゃべりしました。
食後は母が焼いてきてくれた旦那のバースデイケーキで、少し早めのお祝いです。
知り合った時は若干25才の若者だった旦那も、今じゃ立派なおっちゃん44才。そりゃわたしも立派なおばちゃんになるってもんです。
さて、明日は時差ボケさん達はもちろんのこと、早起きの母と旦那に負けないよう早起きしなければ。おやすみなさ~い
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

救えなかった木

2009年07月08日 | お家狂想曲
台所のシンク前の窓から見える景色です。



もともとは、この家の庭でした。今回、家を売りに出すにあたって、庭と家を切り離したのです。
この美しい庭をこのままの姿で残せるよう、我々もかなり思案しましたが、どんなに頭を絞ってみたところで、肝心要のお金がどうしても足りませんでした。
いつか、こんな日が来ると思っていましたが、予想していたよりうんと早く、庭木に赤いリボンがつけられてしまいました。
家財道具につけられる赤紙のようなものなんでしょうけど、なんて切ないリボンなんでしょうか。



この家の百年以上もの歴史を見守り、人々を見守り、ここにずっと根を張ってきた木の生を、わたし達は守ってあげられませんでした。

昨日、向かい隣りに住むジェフと旦那と三人で話をしていた時、彼も、なんとかしてあの庭を壊さない手はないものかといろいろ考えた、と言っていました。
うちと庭を挟んで建つ家のオーナーに交渉して、権利を半々にして土地を買うとか、そういうことも考えていたようです。近所の皆が気にしていた庭でした。
それほどにすてきな雰囲気を持つこの空間で、前の家主の六人の子供達が、裸足でかくれんぼをしたり絵を描いたりしていたそうです。

ごめんな、ほんまにごめん。



そう心でつぶやきながら木を見上げていたら、泣けてきました。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする