昨日の夜から雨が降っています。今はすごい大雨です。
日本の山口県では、大雨から発生した災害で多くの人命が奪われてしまいました。
雨音を聞きながら眠っていた時、とても辛い夢を見ました。
細かい状況はもう思い出せませんが、息子Tが家から離れることになって、知り合いの人の車でどこかに送ってもらうという感じでした。
Tが乗った車を、旦那とわたしと息子Kとで見送っていました。
TもKもまだ小さくて、小学生という感じ。
でも、Tがそのままずっと遠くに離れていくのを知っているわたしは、寂しい気持ちで彼を見送っていました。
Tはいつまでもこちらを振り返って、最後に「ありがとう、おかあさん」と唇を動かして言いました。
それを見た途端、すごく切なくなって、涙が出そうになったけれど、ここで泣いたらあかんと思い、頑張って笑い顔を作り、手を振って見送りました。
彼らの車が走っているのは、高速道路ではないけれど、片道三車線の大きな道でした。
しばらく見送って、さあそろそろ家に戻ろうと体の向きを変えた時、いきなりどの車もすごい勢いで逆走してくるではありませんか?!
びっくりして様子を見ると、車の中の人達が皆血だらけで、パニックになって車から飛び出してくる人もたくさんいます。
わたしは近くに来た人に「どうしたんですか?」と尋ねると、「向こうに化け物が出て、みんなを食ってしまった!」と言いました。
彼が指差す方向にTが居る。彼は大丈夫だろうか。途方に暮れてまた別の人に尋ねると、「みんなやられてしまった!」と……。
わたしはもう、どうしようもないほど辛くて悲しくて、その場にガクンと膝をついて呆然と傷だらけの人々を見ていました。
アスファルトについた膝に、生暖かいザラザラとした感触がありました。
Tの名前を叫ぼうと思うのだけど、喉が締めつけられて声が出ません。涙も出ません。ただただ胸の真ん中に大きな穴があいていくのを感じていました。
そして目が覚めました。
真っ暗な部屋の中に、わたしの心臓の音が微かに聞こえていました。
日本に居るTに何か起こったのだろうか?彼は大丈夫だろうか?それともこれは、これから何か起こるかもしれないという予告なんだろうか?
ここしばらく治まっていた『愛する者を失いたくない病』が、またムクムクと出てきてしまいました。
横で静かに眠っている旦那を起こそうかどうか迷ったけれど、なんとか自分で対処しようと息を整えました。
そして、彼の無事を祈って祈って、目を閉じて深く祈り続けているうちに、また眠ることができたようです。
すると、さっき別れた時と同じ年頃のTが出てきました。
「あんた、生きてたん!」と、わたしは飛びかかるようにして彼を抱きしめました。小さい肩がわたしの腕の中でモゾモゾしていました。
今日、あまりに夢が鮮明だったので、自分の子供が死ぬ夢を見ることについて、ちょっと調べてみました。
『自分の子供が死ぬ夢を見た場合は、インナーチャイルド(大人になっても存在し続けている子供のような心の部分)の深い悲しみや不安の現れであることがある』
わたしのインナーチャイルドの悲しみの深さや不安を、大人になったわたしがどこまで癒してあげられるのか。
もう二度と、ああいう夢は見たくありません。本当にもう二度と。
日本の山口県では、大雨から発生した災害で多くの人命が奪われてしまいました。
雨音を聞きながら眠っていた時、とても辛い夢を見ました。
細かい状況はもう思い出せませんが、息子Tが家から離れることになって、知り合いの人の車でどこかに送ってもらうという感じでした。
Tが乗った車を、旦那とわたしと息子Kとで見送っていました。
TもKもまだ小さくて、小学生という感じ。
でも、Tがそのままずっと遠くに離れていくのを知っているわたしは、寂しい気持ちで彼を見送っていました。
Tはいつまでもこちらを振り返って、最後に「ありがとう、おかあさん」と唇を動かして言いました。
それを見た途端、すごく切なくなって、涙が出そうになったけれど、ここで泣いたらあかんと思い、頑張って笑い顔を作り、手を振って見送りました。
彼らの車が走っているのは、高速道路ではないけれど、片道三車線の大きな道でした。
しばらく見送って、さあそろそろ家に戻ろうと体の向きを変えた時、いきなりどの車もすごい勢いで逆走してくるではありませんか?!
びっくりして様子を見ると、車の中の人達が皆血だらけで、パニックになって車から飛び出してくる人もたくさんいます。
わたしは近くに来た人に「どうしたんですか?」と尋ねると、「向こうに化け物が出て、みんなを食ってしまった!」と言いました。
彼が指差す方向にTが居る。彼は大丈夫だろうか。途方に暮れてまた別の人に尋ねると、「みんなやられてしまった!」と……。
わたしはもう、どうしようもないほど辛くて悲しくて、その場にガクンと膝をついて呆然と傷だらけの人々を見ていました。
アスファルトについた膝に、生暖かいザラザラとした感触がありました。
Tの名前を叫ぼうと思うのだけど、喉が締めつけられて声が出ません。涙も出ません。ただただ胸の真ん中に大きな穴があいていくのを感じていました。
そして目が覚めました。
真っ暗な部屋の中に、わたしの心臓の音が微かに聞こえていました。
日本に居るTに何か起こったのだろうか?彼は大丈夫だろうか?それともこれは、これから何か起こるかもしれないという予告なんだろうか?
ここしばらく治まっていた『愛する者を失いたくない病』が、またムクムクと出てきてしまいました。
横で静かに眠っている旦那を起こそうかどうか迷ったけれど、なんとか自分で対処しようと息を整えました。
そして、彼の無事を祈って祈って、目を閉じて深く祈り続けているうちに、また眠ることができたようです。
すると、さっき別れた時と同じ年頃のTが出てきました。
「あんた、生きてたん!」と、わたしは飛びかかるようにして彼を抱きしめました。小さい肩がわたしの腕の中でモゾモゾしていました。
今日、あまりに夢が鮮明だったので、自分の子供が死ぬ夢を見ることについて、ちょっと調べてみました。
『自分の子供が死ぬ夢を見た場合は、インナーチャイルド(大人になっても存在し続けている子供のような心の部分)の深い悲しみや不安の現れであることがある』
わたしのインナーチャイルドの悲しみの深さや不安を、大人になったわたしがどこまで癒してあげられるのか。
もう二度と、ああいう夢は見たくありません。本当にもう二度と。