ウィンザー通信

アメリカ東海岸の小さな町で、米国人鍼灸師の夫&空ちゃん海ちゃんと暮らすピアノ弾き&教師の、日々の思いをつづります。

嬉しいメール

2009年07月24日 | 家族とわたし
有難う。俺はやっとテストを一つパスした。
やっとまた面接できます。


息子Tから、こんなメールが届きました。
就職活動は思いのほか大変で、目指していた大きな企業はもう募集を終えていて、他の会社を当たっているのですが、
面接にこぎつける前の筆記試験で文章を書く時、漢字が書けなくなっている自分に愕然として、すっかり落ち込んでいたT。
唯一受けることができた会社の面接では、緊張のあまり、そこに居る誰もが分かるぐらいに体が震えてしまったT。
面接の後、横に座っていた女の子に、「震えてましたよね」と言われて、さらに落ち込んだT。
今回の帰省で、会社の内定をもらうという目標は諦めて、せめて次の就職活動に活かせるよう、筆記と面接の経験を積みたいと考え直したのですが、
如何せん、まずは筆記に受からなければ面接を受けられないという大きな壁にぶつかっていました。

どこの会社なのか分からないけれど、彼に面接のチャンスをくださった方々、本当にありがとうございます。

ひとり、日本に行って初めての就職活動をしているT。節約のためか、ちゃんと食べていなかったりして、お腹が減ってたまらん、などと言って心配させるT。
でも、会社に送る文面の校正のお願いメールが送られてきて、それをわたしなりに直したりよく書けていると褒めたり、
すると、メールの最後にはかならず、ありがとう!と言ってくれるので、わたしはそれが嬉しくて、彼からのお願いメールを楽しみに待つようになりました。

今回は「有難う」が真っ先に書かれていて、それがまた嬉しい母なのでした。
ただの親バカ、ですね。
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ドボルザークを弾く

2009年07月24日 | 音楽とわたし
ジェーンがうちに来て、十月のコンサートに弾く連弾の合わせをしました。
なぁ~んちゃって、合わせというより、わたしの場合はまたまた初見演奏。
彼女が持っている『レジェンド』の本は町の図書館から借りている本で、どこの会社に問い合わせてみても見つからなかったので、今日彼女がうちにコピーを持ってきてくれるまで練習はお預けになっていました。

ふたりで、プリモとセカンドパートを弾きっこしてみて、どの曲のどのパートを弾くのがいいか決める作業もしました。
舞台で弾く曲は時間制限を考えて三曲。『レジェンド』の三番と五番、そして『スラブ舞曲』の八番にしました。
ずっと同じパートというのもつまらないので、本を変える時にパートも変えようということになりました。
一曲につき二回ずつ、どちらのパートも弾いてみて、バランスや音色、全体の雰囲気などを考え、『レジェンド』はわたしがプリモ、『スラブ舞曲』はジェーンがプリモを弾くということになりました。

一般的に『スラブ舞曲』の方がよく聞かれる曲だと思います。
ドボルザークの『スラブ舞曲』は、師匠であるブラームスの『ハンガリー舞曲』に倣って、スラヴ民族の民謡や舞曲を基に作曲されたものです。
わたし達が選んだ八番はどちらかというと好みの曲ではないのだけど、残っている演奏時間と最終曲らしいエネルギーと派手さがあるので決めました。

夏の終わりに第一回、秋に入って第二回、コンサート前日に最終リハーサルがあります。第一回目までにほとんど完成しておくように、とメールが送られてきました。
前回のディレクターミーティングでも、まだ練習を始めてない人なんていないよねえ~と皆が笑いながら言っているのを、首をすくめて聞き流しているのが若干ニ名、
ジェーンとわたしなのでした……ダハハ!

三曲とも、初見でもなんとかなってしまう程度の難易度ですが、何事も「なめたらあかん!」を信条に、真摯に取り組みたいと思います。
今回のコンサートは、素人にしてはよく弾ける者が集まって、こんな難しいのも弾けます、どんなもんじゃい!みたいなのだけは避けようということで、
耳と心に心地良い、けれどもそれなりに聞きごたえのある曲を集め、演奏する側も聞く側も、共に気持ちのいい時間を過ごせるようにプログラムを組みました。
他にもソロのコンサートも少しあるので、そろそろ本気で練習に取り組もうと思います。
ご近所さん、こんなうるさいわたしですが、どうぞよろしくお願いします。

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