プリンストンにあるスコット&ベニースの家に遊びに行ってきました。
彼らは今、ベルギーを本拠地として暮らしているのですが、そろそろこちらに戻る準備をし始めたようです。
地図を見ながら走り、一時間弱経った所で辺りに閑静なお屋敷が並び始めたので、そろそろだね、どこだろね、とキョロキョロしていると、
うわっ!なんじゃ?
ある一軒の家の前庭に、でっかい生き物が動いています!や、野生の七面鳥ご夫婦!?
慌ててカメラを取り出し、通り過ぎてしまった車をそろ~りそろりとバックさせ窓からパチリ。
それまではボォ~ッとしていたわたしでしたが、いっぺんに目が覚めました。
あれ?家の番号、もう通り過ぎちゃってへん?
旦那に、いいブログ写真が撮れて満足?なんて聞かれながら家の番号を読んでいたのですが、なんか変、行き過ぎてます。
おかしいなあ、どこかなあ、と首を傾げながらもと来た道に戻る旦那。
スコット&ベニースの家は、なんと、あの七面鳥カップルが散歩していた庭だったのでした。
まだちゃんと住んでいないのに、庭のすてきなこと!どこかのお寺の境内っぽい、しっとりとそぼ降る雨に濡れて緑も土もとてもきれいです。
今日はあいにくの天気でプールパーティとはならなかったけれど、直線で泳いでもいい距離がある、深い所はダイビングもできる、昔風スタイルのプール。
プールのすぐ横に、家と同じデザインの小屋が建っています。プール管理室だそうです。丸いタンクが水質を保つための機械。
全面ガラス張りのリビングから見えるプール側の庭。
さて、ため息の出るような庭を見ながら、ベニース手作りの美味しいパスタをいただきました。
スコット、ベニース、旦那、そしてもうひとりのゲストジョーウィは皆、ペンシルバニア大学からの友達。
なので、同窓会のような雰囲気の中、スコットが患った癌の話になりました。
「一番ヤバかった時から3年半が経って、半年ごとに検査を受けてるけど、今のところは大丈夫。けど、僕は真剣に今、電磁波の害について考えている」
彼はベルギーで電話会社を設立し、ベルギーを代表する会社に育て上げた人です。
仕事上、いろいろな電話を研究するために、特に携帯に力を入れて始終使っていました。
彼が、何の前触れもなく、遺伝でもなく、特に原因になるような生活をしていたわけでもないのに、何億分の一で発生する癌にかかったのはなぜか。
いろんな人がいろんなことを言います。運が悪かった。もしかしたら遠い親戚からの遺伝かもしれない、などなど。
でも、その道に精通している優れた医者が寄ってたかってとことん調べ尽くしても分からない原因……だからこそそれは、もしかしたら、灯台下暗しなんじゃないか?と彼は考えているようです。
彼が癌にかかる前に、かなり長い間身につけていた、それも、右耳にひっかけていた携帯電話、それが災いして彼の右耳の奥に奇妙な癌を発生させたとしたら。
彼はこう力説していました。
「人は皆、でっかい物(例えば高圧線など)ばかりに気が行ってしまってるけど、本当に怖いのは家の中の、身近にある小物なんだ。なんでもワイアレスになって便利になった分、家の中は電磁波がウジャウジャするようになった。携帯はもちろん電話の子機からはものすごい電磁波が出るから、絶対に寝室とかに置いちゃダメ!パソコンも、ワイアレスで何台も使っている家は気をつけた方がいい。ルータを寝室に置いちゃダメ。誰かがパソコンを使っている間中汚染されるから」
携帯電話や電話の子機を枕元に置いてはいないけど、パソコンはワイアレスで、しかも夜中にKがパソコンを使いまくっています。寝室のクローゼットに置いたルータ、なんとかせにゃいかん!話を聞きながらドキドキしてきました。
ヨーロッパでは、大人より抵抗力の弱い子供に携帯電話を持たせないよう、あるいは使用する時間を制限したり、体からなるべく離して使うよう、国からの指導があるそうです。
家に戻ってから、早速電磁波のことを調べてみました。
昔、電子レンジが調理をしている間、レンジの近くに立って待たない。中がどのような様子か見るのはもっての他、とよく言われたのを覚えています。
時代が変わって、周りの物がどんどん進化して便利になって、もしかしたら気がついた時には手遅れ、みたいなことになってしまうのでしょうか。
『送電線や一般的な電化製品の超低周波から発生する磁場は体内に誘導電流を引き起こし、携帯電話や電子レンジ等の高周波(マイクロ波)から発生する電場には加熱作用が有り、これらが電磁波過敏症の一因となっているのではないかと考えられています。
電磁波過敏症は、アメリカの医学者ウィリアム・レイ博士によって命名されました。
博士によると、電磁波過敏症の患者の特徴は、最初に目、皮膚、神経に症状が現れます。そして次に呼吸困難や動悸、めまいや吐き気などの症状が現れてきます。また、疲労感やうつを伴う頭痛や短期的な記憶喪失、手足のしびれやまひが起こってくる人もいます。
電磁波対策先進国のスウェーデンやデンマークでは電磁波過敏症は認知され、公的保健の対象になっています。特にスウェーデンは1995年に国策として「プルーデント・アボイダンス(慎重なる回避)」が確認され、労働者の安全と健康を守る法律をはじめ、コンピュータ画面からの電磁波放射の規制を制定し、その規制をクリアした製品しか販売できなくなっています』
いろいろと考えさせられた日でした。
追加で。
二枚の庭の写真のうち、右側の写真の中に写っているそれはそれは大きなメイプルの木、その木は七面鳥一家の宿り木なのだそうです。
夜、グエッグエッとけたたましく鳴きながら大きな羽根をばたつかせ、全速力で助走して飛び立つ彼らの姿は、かなりの迫力があるのだそうな。
わたしはそれまで七面鳥はテクテク歩くだけで、飛んだとしても、ちょいとジャンプする程度だと思っていました。
見上げてもてっぺんまでなかなか見えないほどの高い木に飛びつけるだなんて、まだまだ知らないことだらけ……です。
スコットの子供達、9才のゾーイと11才のギャヴィンはとても利口で可愛くて、彼らが演奏するヴァイオリンに合わせてピアノを弾いて楽しみました。
「これ、日本の歌だよ」と言ってゾーイが見せてくれた楽譜は『くつがなる』の歌でした。
一緒に演奏しながら、心の中で「お~て~て、つ~ないで、の~み~ち~をゆ~けば」と懐かしく歌いました。
彼らは今、ベルギーを本拠地として暮らしているのですが、そろそろこちらに戻る準備をし始めたようです。
地図を見ながら走り、一時間弱経った所で辺りに閑静なお屋敷が並び始めたので、そろそろだね、どこだろね、とキョロキョロしていると、
うわっ!なんじゃ?
ある一軒の家の前庭に、でっかい生き物が動いています!や、野生の七面鳥ご夫婦!?
慌ててカメラを取り出し、通り過ぎてしまった車をそろ~りそろりとバックさせ窓からパチリ。
それまではボォ~ッとしていたわたしでしたが、いっぺんに目が覚めました。
あれ?家の番号、もう通り過ぎちゃってへん?
旦那に、いいブログ写真が撮れて満足?なんて聞かれながら家の番号を読んでいたのですが、なんか変、行き過ぎてます。
おかしいなあ、どこかなあ、と首を傾げながらもと来た道に戻る旦那。
スコット&ベニースの家は、なんと、あの七面鳥カップルが散歩していた庭だったのでした。
まだちゃんと住んでいないのに、庭のすてきなこと!どこかのお寺の境内っぽい、しっとりとそぼ降る雨に濡れて緑も土もとてもきれいです。
今日はあいにくの天気でプールパーティとはならなかったけれど、直線で泳いでもいい距離がある、深い所はダイビングもできる、昔風スタイルのプール。
プールのすぐ横に、家と同じデザインの小屋が建っています。プール管理室だそうです。丸いタンクが水質を保つための機械。
全面ガラス張りのリビングから見えるプール側の庭。
さて、ため息の出るような庭を見ながら、ベニース手作りの美味しいパスタをいただきました。
スコット、ベニース、旦那、そしてもうひとりのゲストジョーウィは皆、ペンシルバニア大学からの友達。
なので、同窓会のような雰囲気の中、スコットが患った癌の話になりました。
「一番ヤバかった時から3年半が経って、半年ごとに検査を受けてるけど、今のところは大丈夫。けど、僕は真剣に今、電磁波の害について考えている」
彼はベルギーで電話会社を設立し、ベルギーを代表する会社に育て上げた人です。
仕事上、いろいろな電話を研究するために、特に携帯に力を入れて始終使っていました。
彼が、何の前触れもなく、遺伝でもなく、特に原因になるような生活をしていたわけでもないのに、何億分の一で発生する癌にかかったのはなぜか。
いろんな人がいろんなことを言います。運が悪かった。もしかしたら遠い親戚からの遺伝かもしれない、などなど。
でも、その道に精通している優れた医者が寄ってたかってとことん調べ尽くしても分からない原因……だからこそそれは、もしかしたら、灯台下暗しなんじゃないか?と彼は考えているようです。
彼が癌にかかる前に、かなり長い間身につけていた、それも、右耳にひっかけていた携帯電話、それが災いして彼の右耳の奥に奇妙な癌を発生させたとしたら。
彼はこう力説していました。
「人は皆、でっかい物(例えば高圧線など)ばかりに気が行ってしまってるけど、本当に怖いのは家の中の、身近にある小物なんだ。なんでもワイアレスになって便利になった分、家の中は電磁波がウジャウジャするようになった。携帯はもちろん電話の子機からはものすごい電磁波が出るから、絶対に寝室とかに置いちゃダメ!パソコンも、ワイアレスで何台も使っている家は気をつけた方がいい。ルータを寝室に置いちゃダメ。誰かがパソコンを使っている間中汚染されるから」
携帯電話や電話の子機を枕元に置いてはいないけど、パソコンはワイアレスで、しかも夜中にKがパソコンを使いまくっています。寝室のクローゼットに置いたルータ、なんとかせにゃいかん!話を聞きながらドキドキしてきました。
ヨーロッパでは、大人より抵抗力の弱い子供に携帯電話を持たせないよう、あるいは使用する時間を制限したり、体からなるべく離して使うよう、国からの指導があるそうです。
家に戻ってから、早速電磁波のことを調べてみました。
昔、電子レンジが調理をしている間、レンジの近くに立って待たない。中がどのような様子か見るのはもっての他、とよく言われたのを覚えています。
時代が変わって、周りの物がどんどん進化して便利になって、もしかしたら気がついた時には手遅れ、みたいなことになってしまうのでしょうか。
『送電線や一般的な電化製品の超低周波から発生する磁場は体内に誘導電流を引き起こし、携帯電話や電子レンジ等の高周波(マイクロ波)から発生する電場には加熱作用が有り、これらが電磁波過敏症の一因となっているのではないかと考えられています。
電磁波過敏症は、アメリカの医学者ウィリアム・レイ博士によって命名されました。
博士によると、電磁波過敏症の患者の特徴は、最初に目、皮膚、神経に症状が現れます。そして次に呼吸困難や動悸、めまいや吐き気などの症状が現れてきます。また、疲労感やうつを伴う頭痛や短期的な記憶喪失、手足のしびれやまひが起こってくる人もいます。
電磁波対策先進国のスウェーデンやデンマークでは電磁波過敏症は認知され、公的保健の対象になっています。特にスウェーデンは1995年に国策として「プルーデント・アボイダンス(慎重なる回避)」が確認され、労働者の安全と健康を守る法律をはじめ、コンピュータ画面からの電磁波放射の規制を制定し、その規制をクリアした製品しか販売できなくなっています』
いろいろと考えさせられた日でした。
追加で。
二枚の庭の写真のうち、右側の写真の中に写っているそれはそれは大きなメイプルの木、その木は七面鳥一家の宿り木なのだそうです。
夜、グエッグエッとけたたましく鳴きながら大きな羽根をばたつかせ、全速力で助走して飛び立つ彼らの姿は、かなりの迫力があるのだそうな。
わたしはそれまで七面鳥はテクテク歩くだけで、飛んだとしても、ちょいとジャンプする程度だと思っていました。
見上げてもてっぺんまでなかなか見えないほどの高い木に飛びつけるだなんて、まだまだ知らないことだらけ……です。
スコットの子供達、9才のゾーイと11才のギャヴィンはとても利口で可愛くて、彼らが演奏するヴァイオリンに合わせてピアノを弾いて楽しみました。
「これ、日本の歌だよ」と言ってゾーイが見せてくれた楽譜は『くつがなる』の歌でした。
一緒に演奏しながら、心の中で「お~て~て、つ~ないで、の~み~ち~をゆ~けば」と懐かしく歌いました。