先日10月12日に、ふくしま集団疎開裁判文科省前抗議集会にてスピーチされた千葉の小児科医さん、ミツイ先生の言葉を書き出してくださったきーこさん。
読んで、とても感動したので、ここに転載させていただきます。
↓以下、転載はじめ
千葉の小児科医の声「子どもの甲状腺がんについては非常に珍しいので医学部でも学ばない」10/12金曜デモ文科省前(内容書き出し)
ふくしま集団疎開裁判文科省前抗議集会 2012年10月12日 文科省前
1:09:32
スピーチがお一人入りました。
それは、医療業界が、特に福島で、「被ばくを問題にするな」と締め付けられている状況の中で、
山下俊一氏が、医療業界を支配している中で、
今、福島の子どもたちを助けなければ、とてつもない事になってしまうという事を、
小児科医の立場から話したい、という声が、私たちにかかりました。
この国の医者全てに、見習ってほしい。
いったいどうなっていくのか、何をするべきなのか、お話ししていただきたいと思います。
1:10:25
ミツイ医師:
千葉県からまいりました、小児科の医師をしております、ミツイと申します。
今日は、こういう話をさせていただく機会を頂きまして、疎開裁判の皆様、どうもありがとうございます。
お話ししたい事とかですね、皆さんにお聞きしたい事と言うのは、沢山あるんですけれど、
ここで、こういうふうに、話をさせていただく形になったのは、一番大事な事だけ、時間も無いので、話をさせていただきます。
福島の、18歳以下の子供たちの、先程からも話題に出ていましたけれど、
一般の方達も、チェルノブイリの話も、少しは知っておられると思うので、あまり細かくお話ししませんが、
「甲状腺の子どもの癌が、発生されるのではないか」と言う事が、心配されていまして、
福島の方では、かなり大がかりな検査も、何万人も今、甲状腺の検査を何とかしています。
あまり、テレにとかでは報道されませんので、結果についてはもしかしたら、
一般の方々などは、あまりテレビとかでは、しっかりと報道されませんので、ご存じないかもしれませんので、
是非一度、インターネットで、きちんとされた形で報告されたものが見れますので、是非、見ていただきたいと思うんですが、
福島のですね、18歳以下の子どもたちの、大掛かりな検査ですね、
甲状腺に、結節やのう胞というのが、かなり沢山見つかりました。
最初は、30%ぐらいという事だったんですけれど、
これが、数字だけでお話ししますと、40、50と、ちょっと増えている傾向にありまして、
これはですね、そもそも、子どものこの甲状腺の腫瘍というもの自体は、非常に数が少ないんですね。
特に、悪性のがんに至っては、これも、100万人に1人ぐらい、というふうにも言われています。
「100万人に1人」というのが、どのくらいの頻度か?って言いますと、
これは大体、「一人の小児科とか、一人の医師が、一生診療していても当たらない」。
子どもの甲状腺がんの患者さんに当たらない確率の方が、はるかに大きいですね。
その位珍しい。
ということで、結局、小児の悪性腫瘍も含めて、
小児の甲状腺の腫瘍については、医学部では、ほとんど教えていません。全く知りませんでした。
要は、その患者さんに当たることが、まずないので、よほど、内分泌を専門にしている、内分泌の甲状腺を専門としている、
と言うと、ほとんどが、大人の先生ですね。
ですので、これは、医学部の時代の医師になってからでも、まず勉強をする機会の無いですね。
ですから、多くの先生は、わたしも、こういった事故があって、こういう健康調査結果が出て、勉強いたしましたですけど、
え……知識は、ほとんどないですね。
ということがあってですね、一般に、福島の甲状腺の健康調査の結果の数字が、どういう事を意味しているか?って言うのは、皆さんちょっと分からない。
お医者さんであっても、分からない部分が多々ある、と思います。
これは決して、別に、医学部とか医療界が怠慢、という事ではなくて、それ位、非常に珍しい事なんですよね。
ただ、この結果を見てみますと、
仮に、甲状腺の結節やのう胞が、30%以上だったとして、これはですね、極めて子どもとしては、高い値ですね。
というのは、何を意味しているか?って言うと、
ようは、甲状腺に内部被ばくをしてですね、やはり、甲状腺に変化をきたしている可能性が、相当高い事が一つあります。
で、もうひとつは、非常に重要なことです。
これも全く、ごくごく専門的な医学的な知識ですので、
おそらく、一般でもそうですけれども、お医者さんでも、ほとんどご存じが無いと思うんですけれど、
大人の方は、甲状腺の超音波の検査をすると、結節とかのう胞が見られる確率というのが
これは、報告によっても違いますけど、大体6~7%から30%位。
ちょっと幅がありますけど、その結果が出た時に、調査をした県とか、国のほうだと思うんですけど、
「よくあることだ」、というコメントをされたと思いますね。
大人では、確かにそうですね。
「よくあること」であるかもしれません。
だけど、子どもの場合にはですね、そんなにはないんですね。
数%とか、30%も、結節やのう胞があるという事が、まず異常事態ですね。
後、もう一つだけ、皆さんに知っておいていただきたい事は、
甲状腺に結節があった場合には、
大人の場合は、この結節というのが、悪性なのか良性なのかっていうのが問題になるんですけれど、
大人の場合には、この結節が見られた時に、これが悪性である確率というのは、やはり数%、というふうに言われていますね。
高くても10%、十数%とか、これも、報告によって違いますけれど、そのぐらいです。
ですから、一部の方は、やっぱり結節が見られたら、悪性の可能性があるんですね。
子どもの場合には、事情が全然違いまして、
これは、もし超音波検査で、甲状腺に結節が見られた場合には、
子どもの場合には、20%から30%位が、悪性の可能性がある、というふうに言われています。
ですから非常に、この福島県での、子どもたちの甲状腺の結果を見た時に、非常に私自身驚きました。
「よくあることだ」、というコメントが付いていましたけれど、
これは、子どもの場合には、「よくあること」では、今お話しした通りのデータがありますので、
しっかりと、フォローもしなければいけませんし、検査もしっかりしていかなければならない、と思います。
後、非常に、子どもたちが、甲状腺を中心に、内部被ばくをしているという事が、可能性が非常に高いですし、実際していると思いますし、
それが、具体的に、病気の形で出てきております。
甲状腺がんの方が、一人だけ見つかりました。
これは、一般のニュースになりましたので、皆さんご存知かもしれないんですけれど、
先ほど申し上げました通りに、これはなんか、チェルノブイリでは、「4、5年後から増えた」というふうに言われていますけれど、
もちろん、因果関係をしっかりと立証するのは、なかなか難しいんですが、
甲状腺がんの方が、1名見つかったという事ですけど、
これはまだ、事故から数カ月なので、ちょっと早すぎるという事で、因果関係が無い、というふうにされていますけど、
これも、ちょっと違いますね。
チェルノブイリでは、すごく増えてきたのが、4、5年後からで、
大体、2年目ごろから、すこーし、僅だけ増えた、というふうに言われています。
ですからこれも、安易に、因果関係が無い、とは言えないと思います。
他にも、ちょっとお話ししたい、被ばくと病気の事についてあるんですけれど、時間がありませんので、
後、これは私も、一市民としての意見も入るんですけれど、
やっぱり、現実的に、「どうしたらいいか」、という事になると思うんですけれど、
やっぱり、被ばくをできるだけ避けてほしいというのが、これは、多くのお医者さんが言っておられる通りで、
そういう、被ばくの避け方については、いろいろと言われていますので、
そういった事を参考にしていただいていけばいい、と思いますね。
もちろん、疎開していただくのが一番いいし、放射線があるところから、離れていただくのがなによりですので、
で、放射線というのは、目に見えなくて、においもしなくて、いたるところにありますので、
なかなか避けようがないですので、一番いいのは、離れていただく、という事なんですけど、
それができない場合には、できるだけ食べ物に気を付けたり、避けることをしていただきたいと思います。
で、あとは、もし住み続けなければならない。
いろんな理由で、現実にまだ、沢山の方々が、福島に住んでおられますし、
是非、疫学調査とか健康調査を、継続してやってほしい、という事が一つありますね、で、
これは、国や県の方でやっていただくという事も、もちろん大事なんですけれど、
ただですね、今回は、比較的ちゃんと、健康調査の結果が出てきたんですけれど、
やっぱりどうしても、責任の問題がありますので、なかなかデータが出てこなかったりとか、
公にされなかったりとかと言う、
やっぱり、そういう可能性や危険性というのは、今までの広島長崎とか、あるいは熊本の水俣病とか、あるいは、アスベストの問題もそうですけど、
こういった、公害みたいな問題になると、どうしても、
国や県や地方自治体が、および腰になるところがあるようにも見受けられますので、
本当は、公の機関でも、疫学調査や健康調査を行い、
僕自身はですね、NGOみたいなところが中心になって、
もし、健康被害が見受けられた場合には、そういったNGOとか、市民の側でも、できれば取りまとめていくという事も、いいのかなとは思います。
あと一つだけ最後に、
原発を動かすかどうかという問題と、もちろんこういう、被ばくの問題も関連している訳なんですけれど、
イタリアは、みなさんがご存じのとおり、国民投票をして、原発を止めることにしました。
ドイツも、わずかな差ですけれども、選挙で、緑の党という政党が勝ちまして、脱原発に舵を切って
2022年までに原発を止める、という事にしましたね。
今、日本は、国民投票に関しては、ちょっと、各地で住民投票が否決されて、むずかしそうですので、
今のところは、ちょっと、可能性は低い、と思うんですね。
で、後はですね、やっぱり、国や政治を動かすためには、一人一人の、より多くの人の力が、必要だと思うんですが、
残るは選挙で……。
原発の問題や福島の問題が、選挙の争点となることを、避けようとしている感じが、僕自身は、印象として持っているんですけど、
やっぱりしっかり、僕自身も、次の選挙は行って、しっかりした人を選ぼう、と思っているんですけれど、
官僚の人は、選挙で選べませんので、政治家の人しか選べませんけど、
本当は、官庁の人も、選挙で選べるといいんですけれど、
ま、政治家の人もですね、ちゃんと、福島の事や健康を、ちゃんと第一に考えてくれる人。
かつ、原発をですね、無くしてくれる方向で考えてくれる政治家の人を、みなさんが選挙で投票してくれると、
そういった市民の流れが、国を変える力になるのでは、と、個人的には考えています。
すみません長くなりまして、以上です。
ー拍手ー
1:26:22
ーーー
千葉県の小児科医ミツイ医師
どのような漢字を書くのか、日本小児科医会員名簿を見てみましたが、見付けられませんでした。
この名簿に載っている先生は、本当にごく少数のようです。
このような先生に診察していただけることは、ホットスポットの多い千葉県民には、吉報だと思いましたので、
ミツイ先生がいらっしゃる病院が、分かったらいいなぁ~って思いました。
ブログなどでも、軽く探してみましたが、ミツイ先生を、ネット上で見つけられなくて残念でした。
情報をお持ちの方がいらしたら教えてくださいd(◕‿-。) ネ❤
だって、福島だけではなく、千葉県の方が注目率が低い分、もっと危ないかもしれませんので。
と・・・思っていたら、
教えていただきました☆。◕‿◕。)ノ♡
三ツ井医師(。◡ .◕)♡ 間違いありません。
※実は…原発事故後、情報に関して、非常に疑い深くなってしまった私は、裏がとれないと、信じられなくなっています。
ほんのちょっとだけ、本当のお医者さまなのか、疑ってしまっていました。
そんな事を考えたことに対して、本当に申し訳ないと思っています。
現在、今までの病院は退職されて、他に移られるところだそうです。
これから、どちらで診療されるかは、残念ですが不明です。
新しい病院が決まったら、三ツ井先生、ぜひ教えて下さい。
子ども達が、沢山押し寄せると思いますლ(❤ʚ❤ლ)
↑以上、転載おわり
わたしも最近、ずっと選挙のことを考えてる。
国民投票、住民投票、署名、デモ、抗議行動……いろんな運動を一所懸命にやって、それはもちろん意義があり、形にも成りつつあるんやけど、
直接関われて、一番相手に警戒感や危機感を与えられるのはやっぱり選挙ちゃうのかなと。
なので、選挙をするわたしらの態度を完全に変える。
今までみたいに、ただ漠然と、なんとなくええか、と思う人間に入れたりするのはもうやめる。
自分だけがやめるんと違て、他の人にもやめさせる。
軽く伝えてるだけではきちっと伝わらへんやろから、徹底するための方法を考える。
例えば、候補者との直接の討論会とか、そういうのんを、各地域各町各村で実施してからでないと選挙をせんことにする、とか。
その討論会には、必ず出席せなあかん義務があって、出席せん人にはなにがしかのペナルティを与える、とか。
ちょっとテレビのワイドショーで、ダイエットにいい食品とか言うたら、あっという間にスーパーの棚から無くなるほどの熱情と、
賞味期限がきれただけの赤福餅やら、あれやこれやの問題を起こした会社の商品を不買する意思の徹底さは、
どこの国にも見られへんほどの勢いやねんから、その勢いを選挙に生かしたらええんとちゃうやろか。
候補者には、原発だけやなく、いろんなことに対しての考えを、はっきり声明させる。
どんな考えの人も一緒に、怒鳴り合うことなく、とにかく互いに考えを伝える。
民主主義の幕開けやで。
読んで、とても感動したので、ここに転載させていただきます。
↓以下、転載はじめ
千葉の小児科医の声「子どもの甲状腺がんについては非常に珍しいので医学部でも学ばない」10/12金曜デモ文科省前(内容書き出し)
ふくしま集団疎開裁判文科省前抗議集会 2012年10月12日 文科省前
1:09:32
スピーチがお一人入りました。
それは、医療業界が、特に福島で、「被ばくを問題にするな」と締め付けられている状況の中で、
山下俊一氏が、医療業界を支配している中で、
今、福島の子どもたちを助けなければ、とてつもない事になってしまうという事を、
小児科医の立場から話したい、という声が、私たちにかかりました。
この国の医者全てに、見習ってほしい。
いったいどうなっていくのか、何をするべきなのか、お話ししていただきたいと思います。
1:10:25
ミツイ医師:
千葉県からまいりました、小児科の医師をしております、ミツイと申します。
今日は、こういう話をさせていただく機会を頂きまして、疎開裁判の皆様、どうもありがとうございます。
お話ししたい事とかですね、皆さんにお聞きしたい事と言うのは、沢山あるんですけれど、
ここで、こういうふうに、話をさせていただく形になったのは、一番大事な事だけ、時間も無いので、話をさせていただきます。
福島の、18歳以下の子供たちの、先程からも話題に出ていましたけれど、
一般の方達も、チェルノブイリの話も、少しは知っておられると思うので、あまり細かくお話ししませんが、
「甲状腺の子どもの癌が、発生されるのではないか」と言う事が、心配されていまして、
福島の方では、かなり大がかりな検査も、何万人も今、甲状腺の検査を何とかしています。
あまり、テレにとかでは報道されませんので、結果についてはもしかしたら、
一般の方々などは、あまりテレビとかでは、しっかりと報道されませんので、ご存じないかもしれませんので、
是非一度、インターネットで、きちんとされた形で報告されたものが見れますので、是非、見ていただきたいと思うんですが、
福島のですね、18歳以下の子どもたちの、大掛かりな検査ですね、
甲状腺に、結節やのう胞というのが、かなり沢山見つかりました。
最初は、30%ぐらいという事だったんですけれど、
これが、数字だけでお話ししますと、40、50と、ちょっと増えている傾向にありまして、
これはですね、そもそも、子どものこの甲状腺の腫瘍というもの自体は、非常に数が少ないんですね。
特に、悪性のがんに至っては、これも、100万人に1人ぐらい、というふうにも言われています。
「100万人に1人」というのが、どのくらいの頻度か?って言いますと、
これは大体、「一人の小児科とか、一人の医師が、一生診療していても当たらない」。
子どもの甲状腺がんの患者さんに当たらない確率の方が、はるかに大きいですね。
その位珍しい。
ということで、結局、小児の悪性腫瘍も含めて、
小児の甲状腺の腫瘍については、医学部では、ほとんど教えていません。全く知りませんでした。
要は、その患者さんに当たることが、まずないので、よほど、内分泌を専門にしている、内分泌の甲状腺を専門としている、
と言うと、ほとんどが、大人の先生ですね。
ですので、これは、医学部の時代の医師になってからでも、まず勉強をする機会の無いですね。
ですから、多くの先生は、わたしも、こういった事故があって、こういう健康調査結果が出て、勉強いたしましたですけど、
え……知識は、ほとんどないですね。
ということがあってですね、一般に、福島の甲状腺の健康調査の結果の数字が、どういう事を意味しているか?って言うのは、皆さんちょっと分からない。
お医者さんであっても、分からない部分が多々ある、と思います。
これは決して、別に、医学部とか医療界が怠慢、という事ではなくて、それ位、非常に珍しい事なんですよね。
ただ、この結果を見てみますと、
仮に、甲状腺の結節やのう胞が、30%以上だったとして、これはですね、極めて子どもとしては、高い値ですね。
というのは、何を意味しているか?って言うと、
ようは、甲状腺に内部被ばくをしてですね、やはり、甲状腺に変化をきたしている可能性が、相当高い事が一つあります。
で、もうひとつは、非常に重要なことです。
これも全く、ごくごく専門的な医学的な知識ですので、
おそらく、一般でもそうですけれども、お医者さんでも、ほとんどご存じが無いと思うんですけれど、
大人の方は、甲状腺の超音波の検査をすると、結節とかのう胞が見られる確率というのが
これは、報告によっても違いますけど、大体6~7%から30%位。
ちょっと幅がありますけど、その結果が出た時に、調査をした県とか、国のほうだと思うんですけど、
「よくあることだ」、というコメントをされたと思いますね。
大人では、確かにそうですね。
「よくあること」であるかもしれません。
だけど、子どもの場合にはですね、そんなにはないんですね。
数%とか、30%も、結節やのう胞があるという事が、まず異常事態ですね。
後、もう一つだけ、皆さんに知っておいていただきたい事は、
甲状腺に結節があった場合には、
大人の場合は、この結節というのが、悪性なのか良性なのかっていうのが問題になるんですけれど、
大人の場合には、この結節が見られた時に、これが悪性である確率というのは、やはり数%、というふうに言われていますね。
高くても10%、十数%とか、これも、報告によって違いますけれど、そのぐらいです。
ですから、一部の方は、やっぱり結節が見られたら、悪性の可能性があるんですね。
子どもの場合には、事情が全然違いまして、
これは、もし超音波検査で、甲状腺に結節が見られた場合には、
子どもの場合には、20%から30%位が、悪性の可能性がある、というふうに言われています。
ですから非常に、この福島県での、子どもたちの甲状腺の結果を見た時に、非常に私自身驚きました。
「よくあることだ」、というコメントが付いていましたけれど、
これは、子どもの場合には、「よくあること」では、今お話しした通りのデータがありますので、
しっかりと、フォローもしなければいけませんし、検査もしっかりしていかなければならない、と思います。
後、非常に、子どもたちが、甲状腺を中心に、内部被ばくをしているという事が、可能性が非常に高いですし、実際していると思いますし、
それが、具体的に、病気の形で出てきております。
甲状腺がんの方が、一人だけ見つかりました。
これは、一般のニュースになりましたので、皆さんご存知かもしれないんですけれど、
先ほど申し上げました通りに、これはなんか、チェルノブイリでは、「4、5年後から増えた」というふうに言われていますけれど、
もちろん、因果関係をしっかりと立証するのは、なかなか難しいんですが、
甲状腺がんの方が、1名見つかったという事ですけど、
これはまだ、事故から数カ月なので、ちょっと早すぎるという事で、因果関係が無い、というふうにされていますけど、
これも、ちょっと違いますね。
チェルノブイリでは、すごく増えてきたのが、4、5年後からで、
大体、2年目ごろから、すこーし、僅だけ増えた、というふうに言われています。
ですからこれも、安易に、因果関係が無い、とは言えないと思います。
他にも、ちょっとお話ししたい、被ばくと病気の事についてあるんですけれど、時間がありませんので、
後、これは私も、一市民としての意見も入るんですけれど、
やっぱり、現実的に、「どうしたらいいか」、という事になると思うんですけれど、
やっぱり、被ばくをできるだけ避けてほしいというのが、これは、多くのお医者さんが言っておられる通りで、
そういう、被ばくの避け方については、いろいろと言われていますので、
そういった事を参考にしていただいていけばいい、と思いますね。
もちろん、疎開していただくのが一番いいし、放射線があるところから、離れていただくのがなによりですので、
で、放射線というのは、目に見えなくて、においもしなくて、いたるところにありますので、
なかなか避けようがないですので、一番いいのは、離れていただく、という事なんですけど、
それができない場合には、できるだけ食べ物に気を付けたり、避けることをしていただきたいと思います。
で、あとは、もし住み続けなければならない。
いろんな理由で、現実にまだ、沢山の方々が、福島に住んでおられますし、
是非、疫学調査とか健康調査を、継続してやってほしい、という事が一つありますね、で、
これは、国や県の方でやっていただくという事も、もちろん大事なんですけれど、
ただですね、今回は、比較的ちゃんと、健康調査の結果が出てきたんですけれど、
やっぱりどうしても、責任の問題がありますので、なかなかデータが出てこなかったりとか、
公にされなかったりとかと言う、
やっぱり、そういう可能性や危険性というのは、今までの広島長崎とか、あるいは熊本の水俣病とか、あるいは、アスベストの問題もそうですけど、
こういった、公害みたいな問題になると、どうしても、
国や県や地方自治体が、および腰になるところがあるようにも見受けられますので、
本当は、公の機関でも、疫学調査や健康調査を行い、
僕自身はですね、NGOみたいなところが中心になって、
もし、健康被害が見受けられた場合には、そういったNGOとか、市民の側でも、できれば取りまとめていくという事も、いいのかなとは思います。
あと一つだけ最後に、
原発を動かすかどうかという問題と、もちろんこういう、被ばくの問題も関連している訳なんですけれど、
イタリアは、みなさんがご存じのとおり、国民投票をして、原発を止めることにしました。
ドイツも、わずかな差ですけれども、選挙で、緑の党という政党が勝ちまして、脱原発に舵を切って
2022年までに原発を止める、という事にしましたね。
今、日本は、国民投票に関しては、ちょっと、各地で住民投票が否決されて、むずかしそうですので、
今のところは、ちょっと、可能性は低い、と思うんですね。
で、後はですね、やっぱり、国や政治を動かすためには、一人一人の、より多くの人の力が、必要だと思うんですが、
残るは選挙で……。
原発の問題や福島の問題が、選挙の争点となることを、避けようとしている感じが、僕自身は、印象として持っているんですけど、
やっぱりしっかり、僕自身も、次の選挙は行って、しっかりした人を選ぼう、と思っているんですけれど、
官僚の人は、選挙で選べませんので、政治家の人しか選べませんけど、
本当は、官庁の人も、選挙で選べるといいんですけれど、
ま、政治家の人もですね、ちゃんと、福島の事や健康を、ちゃんと第一に考えてくれる人。
かつ、原発をですね、無くしてくれる方向で考えてくれる政治家の人を、みなさんが選挙で投票してくれると、
そういった市民の流れが、国を変える力になるのでは、と、個人的には考えています。
すみません長くなりまして、以上です。
ー拍手ー
1:26:22
ーーー
千葉県の小児科医ミツイ医師
どのような漢字を書くのか、日本小児科医会員名簿を見てみましたが、見付けられませんでした。
この名簿に載っている先生は、本当にごく少数のようです。
このような先生に診察していただけることは、ホットスポットの多い千葉県民には、吉報だと思いましたので、
ミツイ先生がいらっしゃる病院が、分かったらいいなぁ~って思いました。
ブログなどでも、軽く探してみましたが、ミツイ先生を、ネット上で見つけられなくて残念でした。
情報をお持ちの方がいらしたら教えてくださいd(◕‿-。) ネ❤
だって、福島だけではなく、千葉県の方が注目率が低い分、もっと危ないかもしれませんので。
と・・・思っていたら、
教えていただきました☆。◕‿◕。)ノ♡
三ツ井医師(。◡ .◕)♡ 間違いありません。
※実は…原発事故後、情報に関して、非常に疑い深くなってしまった私は、裏がとれないと、信じられなくなっています。
ほんのちょっとだけ、本当のお医者さまなのか、疑ってしまっていました。
そんな事を考えたことに対して、本当に申し訳ないと思っています。
現在、今までの病院は退職されて、他に移られるところだそうです。
これから、どちらで診療されるかは、残念ですが不明です。
新しい病院が決まったら、三ツ井先生、ぜひ教えて下さい。
子ども達が、沢山押し寄せると思いますლ(❤ʚ❤ლ)
↑以上、転載おわり
わたしも最近、ずっと選挙のことを考えてる。
国民投票、住民投票、署名、デモ、抗議行動……いろんな運動を一所懸命にやって、それはもちろん意義があり、形にも成りつつあるんやけど、
直接関われて、一番相手に警戒感や危機感を与えられるのはやっぱり選挙ちゃうのかなと。
なので、選挙をするわたしらの態度を完全に変える。
今までみたいに、ただ漠然と、なんとなくええか、と思う人間に入れたりするのはもうやめる。
自分だけがやめるんと違て、他の人にもやめさせる。
軽く伝えてるだけではきちっと伝わらへんやろから、徹底するための方法を考える。
例えば、候補者との直接の討論会とか、そういうのんを、各地域各町各村で実施してからでないと選挙をせんことにする、とか。
その討論会には、必ず出席せなあかん義務があって、出席せん人にはなにがしかのペナルティを与える、とか。
ちょっとテレビのワイドショーで、ダイエットにいい食品とか言うたら、あっという間にスーパーの棚から無くなるほどの熱情と、
賞味期限がきれただけの赤福餅やら、あれやこれやの問題を起こした会社の商品を不買する意思の徹底さは、
どこの国にも見られへんほどの勢いやねんから、その勢いを選挙に生かしたらええんとちゃうやろか。
候補者には、原発だけやなく、いろんなことに対しての考えを、はっきり声明させる。
どんな考えの人も一緒に、怒鳴り合うことなく、とにかく互いに考えを伝える。
民主主義の幕開けやで。