昨日、ツィッターで見つけた一枚のチラシの写真。
そこに書かれていた内容を、文字起こししてくれはった方がいて、それも一緒にここに載せた。
福島のいろいろな場所で、こんな内容のチラシやパンフレットや書類が配られていることを思うと、
1年と9ヵ月もの日々が、全くなんの進展もなく、改善もなく、むしろ悪い方向にじわじわと動いていっているような状況に、言葉を失ってしまう。
せやのに今日また、同じくツィッターで、この写真を見つけてしもた。
これは、福島県庁の食堂通知。
『福島県庁消費組合は、県庁食堂において使用する米、野菜等の食材について、市場に流通しているものは安全が確保されているとの考え方をもとに仕入れを行い、食事を提供しています』
としながらも、
『早野龍吾東京大学教授からの提案で、消費組合として食の安全に加えて一層の安心を得るための取組みの必要性を認識し、県庁食堂の食事に対する放射性物質の検査を下記により実施することにした』……ん?
で、その検査になんと、ゲルマニウム半導体検出器を用いてると書いてある。
検出限界値が1ベクレル……上等やん。
ここまで読んで、あれ?と思た。
なんでかというと、
福島県の学校給食の食材の測定は、10ベクレル以下は測られへんNal(Tl)シンチレーション検出器でしてるって、このお知らせには書いてあるから。
なんでやねん!
なんで早野東大教授は、県庁食堂で食べる人に、一層の安心を得てもらうための取組を提案しはったのに、
子どもらが毎日食べる給食は放っといてええってか?!
しかも、地産地消とかを今だにやってるはずや。
どこまで無責任なん福島っ!
で、とうとう、いわき市が決断した。
いわき市、地元産給食凍結 「放射能心配」に配慮 【河北新報】10月8日
『福島第1原発事故で、福島県いわき市教委は、市内の小中学校給食の食育推進計画で掲げた、地産地消の促進を、事実上凍結した。
放射能汚染を気にして、地元産食材の使用に抵抗感のある、保護者の声に配慮した。
市教委は、「放射性物質検査で安全性を証明しても、納得しない保護者が多く、地元食材にこだわった食育の継続は、難しい」と話している。
市食育推進計画は、2009年に策定され、学校給食での地産地消の推進を明記し、食材全体に占める、地元産品の割合を高める目標を掲げた。
10年度の、地元産食材の使用率は32.9%で、地元でとれたカツオや野菜が、献立に取り入れられた。
だが、原発事故で、県外産食材の使用を望む、保護者の声が相次いだ。
コメは、市内産から北海道産に変更。
生鮮食品も、地元産で使えるのは、ハウス栽培のイチゴやナメコなど、一部の農産物に限られ、
12年度の使用率は、事故前の10分の1に満たない、2.9%に落ち込んだ。
市は12年1月、給食の全食材で、放射性物質の事前検査を始めた。
国の基準値(1キログラム当たり100ベクレル)より厳しい、独自基準(20ベクレル)を設け、基準をクリアした食材に限定して、用いる措置を取った。
それでも、地元産を敬遠する保護者は多く、
「地元のコメを使うなら、給食をやめる」という電話が、市教委に殺到した。
県産であることを理由に、給食の牛乳を飲まない児童もいる、という。
こうした状況を受け、市教委は、地産地消の促進を「中断せざるを得ない」(保健体育課)と判断した。
14年に策定する、次の計画に、地産地消の項目を入れるかどうかも未定だ。
本田宜誉保健体育課長は、
「子どもの、食への関心を高める上で、地産地消は重要な項目だが、保護者が不安がっている中で、すぐには元の割合に戻せない。
安全性を説明して、時間をかけて、地元食材を増やしたい」と語っている』
事故さえなかったら、福島の豊かな自然に育まれた食材は、日本の宝やった。
その中でも、非常な忍耐と努力を重ねて、化学肥料や農薬などを使わん方法で、質、味ともに素晴らしい農作物を作ることに成功した農場も少なくなかった。
そんな、どの県の人も望む、素晴らしい作物や畜産物、そして海産物が、たった一回の、けどもめちゃくちゃ深刻な原発事故によって、毒物扱いを受けることになってしもた。
産業に関わってはった人達の悔しさ、苦しみ、悲しみの深さは、当の本人でない限りわからん。
ほんまに、汚染がほとんどないのに、周りの地域といっしょくたにされて、売れんと困ってはる人がいる。
みんなみんな苦しんではる。
なんでこんなことになる?
なんでこんなことになったまま1年と9ヵ月が過ぎてしもた?
それはとにもかくにも、悪どい人間が減らんからや。
数値を誤摩化す、汚れてるのんと混ぜて売る、産地の嘘をつく、調べ方がええ加減……並べたらまだまだあるで。
そんなことが続く限り、ほんで、そんな悪党を、誰も罰せんと放っといてる限り、
誰が県やら市の言うこと、信じられるねん?
地元食材を、福島の豊かな自然に育まれた食材を、できるだけ多くの人にって本気で思うんやったら、
なんで正しいことをせんの?
なんで、自業自得やっていうのがわからんの?
そこに書かれていた内容を、文字起こししてくれはった方がいて、それも一緒にここに載せた。
福島のいろいろな場所で、こんな内容のチラシやパンフレットや書類が配られていることを思うと、
1年と9ヵ月もの日々が、全くなんの進展もなく、改善もなく、むしろ悪い方向にじわじわと動いていっているような状況に、言葉を失ってしまう。
せやのに今日また、同じくツィッターで、この写真を見つけてしもた。
これは、福島県庁の食堂通知。
『福島県庁消費組合は、県庁食堂において使用する米、野菜等の食材について、市場に流通しているものは安全が確保されているとの考え方をもとに仕入れを行い、食事を提供しています』
としながらも、
『早野龍吾東京大学教授からの提案で、消費組合として食の安全に加えて一層の安心を得るための取組みの必要性を認識し、県庁食堂の食事に対する放射性物質の検査を下記により実施することにした』……ん?
で、その検査になんと、ゲルマニウム半導体検出器を用いてると書いてある。
検出限界値が1ベクレル……上等やん。
ここまで読んで、あれ?と思た。
なんでかというと、
福島県の学校給食の食材の測定は、10ベクレル以下は測られへんNal(Tl)シンチレーション検出器でしてるって、このお知らせには書いてあるから。
なんでやねん!
なんで早野東大教授は、県庁食堂で食べる人に、一層の安心を得てもらうための取組を提案しはったのに、
子どもらが毎日食べる給食は放っといてええってか?!
しかも、地産地消とかを今だにやってるはずや。
どこまで無責任なん福島っ!
で、とうとう、いわき市が決断した。
いわき市、地元産給食凍結 「放射能心配」に配慮 【河北新報】10月8日
『福島第1原発事故で、福島県いわき市教委は、市内の小中学校給食の食育推進計画で掲げた、地産地消の促進を、事実上凍結した。
放射能汚染を気にして、地元産食材の使用に抵抗感のある、保護者の声に配慮した。
市教委は、「放射性物質検査で安全性を証明しても、納得しない保護者が多く、地元食材にこだわった食育の継続は、難しい」と話している。
市食育推進計画は、2009年に策定され、学校給食での地産地消の推進を明記し、食材全体に占める、地元産品の割合を高める目標を掲げた。
10年度の、地元産食材の使用率は32.9%で、地元でとれたカツオや野菜が、献立に取り入れられた。
だが、原発事故で、県外産食材の使用を望む、保護者の声が相次いだ。
コメは、市内産から北海道産に変更。
生鮮食品も、地元産で使えるのは、ハウス栽培のイチゴやナメコなど、一部の農産物に限られ、
12年度の使用率は、事故前の10分の1に満たない、2.9%に落ち込んだ。
市は12年1月、給食の全食材で、放射性物質の事前検査を始めた。
国の基準値(1キログラム当たり100ベクレル)より厳しい、独自基準(20ベクレル)を設け、基準をクリアした食材に限定して、用いる措置を取った。
それでも、地元産を敬遠する保護者は多く、
「地元のコメを使うなら、給食をやめる」という電話が、市教委に殺到した。
県産であることを理由に、給食の牛乳を飲まない児童もいる、という。
こうした状況を受け、市教委は、地産地消の促進を「中断せざるを得ない」(保健体育課)と判断した。
14年に策定する、次の計画に、地産地消の項目を入れるかどうかも未定だ。
本田宜誉保健体育課長は、
「子どもの、食への関心を高める上で、地産地消は重要な項目だが、保護者が不安がっている中で、すぐには元の割合に戻せない。
安全性を説明して、時間をかけて、地元食材を増やしたい」と語っている』
事故さえなかったら、福島の豊かな自然に育まれた食材は、日本の宝やった。
その中でも、非常な忍耐と努力を重ねて、化学肥料や農薬などを使わん方法で、質、味ともに素晴らしい農作物を作ることに成功した農場も少なくなかった。
そんな、どの県の人も望む、素晴らしい作物や畜産物、そして海産物が、たった一回の、けどもめちゃくちゃ深刻な原発事故によって、毒物扱いを受けることになってしもた。
産業に関わってはった人達の悔しさ、苦しみ、悲しみの深さは、当の本人でない限りわからん。
ほんまに、汚染がほとんどないのに、周りの地域といっしょくたにされて、売れんと困ってはる人がいる。
みんなみんな苦しんではる。
なんでこんなことになる?
なんでこんなことになったまま1年と9ヵ月が過ぎてしもた?
それはとにもかくにも、悪どい人間が減らんからや。
数値を誤摩化す、汚れてるのんと混ぜて売る、産地の嘘をつく、調べ方がええ加減……並べたらまだまだあるで。
そんなことが続く限り、ほんで、そんな悪党を、誰も罰せんと放っといてる限り、
誰が県やら市の言うこと、信じられるねん?
地元食材を、福島の豊かな自然に育まれた食材を、できるだけ多くの人にって本気で思うんやったら、
なんで正しいことをせんの?
なんで、自業自得やっていうのがわからんの?