ウィンザー通信

アメリカ東海岸の小さな町で、米国人鍼灸師の夫&空ちゃん海ちゃんと暮らすピアノ弾き&教師の、日々の思いをつづります。

活断層の確認後「嫌なもんを掘り当ててしもた」と言う日本原電。こんな阿呆が原発のお守り役!ど~ん!

2012年12月13日 | 日本とわたし



敦賀 活断層判断 甘い建設審査のツケ
[東京新聞] 2012年12月11日

日本原子力発電(原電)敦賀原発(福井県敦賀市)の断層を調べた、原子力規制委員会の専門家チームが10日、
原子炉直下に活断層がある可能性が高いとして、クロの判定を下した。
敦賀原発の再稼働は、ほぼ不可能になり、建設当時の国の審査の甘さも浮かび上がった。(加藤裕治)


◆切れ込み

航空写真で敦賀半島の先端部を見ると、北西から原発の南東側にかけて、一直線に切れ込んでいるのが分かる。

「活断層があると学生でもわかる。何でこんな所に原発を建てたのか」
専門家は口をそろえる。
これが、原発の東側約250メートルほどを走る、活断層「浦底断層」だ。

長さ35キロ余り。
その後の研究で、100キロにわたって連動し、1891(明治24)年10月に岐阜、愛知両県を襲った日本史上最大の内陸型地震「濃尾地震」(マグニチュード8)級の地震を起こす可能性も浮上した。

原電は、地形の不自然さを認めながら、「活断層ではない」と言い張り、規制機関の原子力安全委員会や旧原子力安全・保安院(いずれも廃止)は、その主張を追認してきた。

原電が、約4千年前という新しい時代に動いた活断層と認めたのは、2008年3月になってからだ。


◆怪しい溝

1、2両日に現地を調査した規制委のチームは、当初から、原発敷地内に明らかな活断層がある、敦賀原発の特殊性に着目。
さらに、これまで知られていなかった、別の活断層の存在を見抜いた。

怪しい地層のずれは、2号機の北約300メートルの試掘溝(トレンチ)で見つかった。
本来は、2号機直下を通る「D─1破砕帯」と、浦底断層の交わる点を確認するための溝だったが、
「嫌なものを掘り当ててしまった、と原電も困っていた」(チームの一人)。
このずれが、敦賀原発の運命を、事実上決めた。

10日の評価会合でも、この地層のずれが焦点となったが、チームの意見はあっという間に一致した。

「十数万年前以降に、地層が変形し、形は横にずれ、浦底断層に伴って活動─。これらが皆さんの共通したご意見と思いますが、よろしいですか」。
4人のメンバーの意見を聴いた後、規制委の島崎邦彦委員長代理が、こう意見を集約し、すんなり結論が出た。


◆いけにえ

規制委の田中俊一委員長はこの日、「個人的見解」と前置きしつつ、敦賀原発の再稼働は認められないとの考えを示し、この方針は12日にも、規制委として正式決定する。

初めて、運転ストップを求める規制委の決定になる。
ただ、注意すべきは、敦賀原発をいけにえにする形で、他の原発を生かす道につながらないか、という点だ。

特に、敦賀1号機は、1970年3月に営業運転を開始し、動いている原発としては日本で最も古い。
運転期間は既に40年を超えており、新たな活断層問題が浮上しなくても、運転期間を40年に制限する規定に引っかかり、廃炉を迫られることは目に見えていた。

最も運転を止めやすい原発ともいえ、逆に関西電力大飯原発(福井県おおい町)は、稼働中なのに、活断層の決め手がなく、いまだに結論が出ず、規制委の限界も見える。

活断層問題を訴えてきた東洋大学の渡辺満久教授(変動地形学)は、
国内の原子力施設で、活断層は大丈夫だろうといえるのは、九州電力玄海原発(佐賀県)くらい。より詳しい調査が必要なのではないか」と語っている。
 
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電力会社と国はこうやって、危険な場所に危険な物を建ててきた。この罪の重さを知らしめてやりたい!

2012年12月13日 | 日本とわたし
しつっこいねん東北電力!
活断層の可能性があるかないか、そんなもん、あんたらの都合や勝手であったりなかったりせえへんねん。
最初っからあったのに、それを大丈夫大丈夫いうて、建ててしもたことの責任を、どないしてとるん?

活断層と判断されると、施設の耐震を見直す必要やて?
活断層の上には、そんな施設は建てたらあかんて法律で決まってんのとちゃうのか?!

即廃炉!
燃料の冷却!

東通原発:敷地内の地層変形「活断層と関連」…規制委
【毎日新聞】2012年12月13日 

原子力規制委員会は13日、東北電力東通原発(青森県)で断層(破砕帯)の状態について、現地調査を始めた。
規制委の島崎邦彦委員長代理は、同夜の記者会見で、敷地内にある地層の変形について、「活断層が関連したものと考えられる」と言及。
調査団の他の4人も、活断層の可能性を否定する東北電の見解に、否定的な見方を示した。

しかし、精査が必要として、14日も現地調査を継続。
20日に東京都内で開く評価会合で、活断層かどうかを議論する。

13日の調査では、比較的規模が大きい「F-3」「F-9」と、小規模な「s-14」「s-19」の4断層を視察。
東北電はこれらについて、地下水が入り込んで地層が膨らむ「膨潤(ぼうじゅん)」などが原因とし、「考慮すべき活断層ではない」と主張している。

これに対し、島崎氏は会見で、
「東西方向に力が加わっているようにみえる。膨潤との考え方に賛成できない。活断層に関連した活動だ」と明言した。
粟田泰夫・産業技術総合研究所主任研究員は、「活断層か、それに伴う地震の可能性がある」と述べ、金田平太郎・千葉大准教授も、「(膨潤説では)つじつまが合わない地形だ」と話した。

熊木洋太・専修大教授と佐藤比呂志・東京大教授も、膨潤説について「根拠が分からない」などとしながらも、「今日だけでは判断できない」(熊木教授)として、さらに詳細な調査が必要とした。

4断層は、原子炉建屋など重要施設の真下を走っていないとみられるが、原子炉建屋の西側約200メートル付近を縦断する。
活断層と判断されると、施設の耐震を見直す必要があり、運転停止期間が長期化する可能性がある。

【中西拓司、岡田英、酒造唯】
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「『石原』『橋下』『安倍』─私たちは、日本の右傾化を憂い、その流れを止めることを訴えます」

2012年12月13日 | 日本とわたし
「『石原』『橋下』『安倍』─私たちは、日本の右傾化を憂い、その流れを止めることを訴えます」 

いま、日本の右傾化が急激に加速していることに、私たちは強い危機感をもっています。
 
「国政の矛盾の最たるものは、占領軍が一方的に与えた醜い日本語でつづられた憲法」
「核兵器に関するシミュレーションぐらいやったらいい。これは一つの抑止力」
「日本の生きていく道は軍事政権をつくること。徴兵制もやったらいい」
公然と言い放つ石原慎太郎氏。
 
「私が民意」。
選挙に勝てば白紙委任されたとして民主主義を否定し、弱者切り捨て、文化破壊、憲法違反の条例制定など、人権無視の独断専行をすすめる橋下徹氏。
「医療、年金、介護、社会保障が日本をつぶす一番重要な原因」とまで言い始めました。
 
そして、憲法改悪と集団的自衛権の行使、海兵隊の新設、慰安婦問題についての「河野談話」の破棄、靖国神社への参拝などを、公言してはばからない安倍晋三氏。

その右傾化ぶりは、元自民党総裁の河野洋平氏が、「かつての自民党には護憲派もいたのに、今の自民党は改憲派ばかり。保守の中の『右翼』になり、ずいぶん幅の狭い政党になった」と嘆くほどです。
 
私たちは、こうした状況を、「一過性のもの」として見過ごせない危うさを感じています。
 
京都でも、現憲法の破棄と大日本帝国憲法への回帰、日本の核武装を主張し、「家庭の崩壊は憲法9条のせい」とする自民党・参議院議員、
大臣として改悪教育基本法を先導した自民党・衆議院議員、
「憲法9条は緩んだゴムバンド」として集団的自衛権の行使を叫ぶ民主党・衆議院議員、
大阪府・市の悪名高い憲法違反「3条例」を、京都で制定することをめざして、日本維新の会と協定した京都維新の会など、
戦前戦中を想起させる政治家の台頭が、顕著になりつつあります。
 
この国では、長い間、人間らしく働き、暮らす権利が無視され続け、近年は非正規雇用が拡大し、社会保障が次々と切り捨てられてきました。
格差がますます拡大し、地域経済・雇用、福祉・医療など、様々な分野で、市民の生活が危機的な状況になっています。
命さえ奪われかねない状況に、老いも若きも未来への希望が見出せない、「時代閉塞状況」が続いています。
 
しかし、この閉塞状況から抜け出す道は、「日本社会のグレート・リセット」「戦後レジームからの脱却」などといって、現行憲法を破棄して戦前に回帰し、
戦争のできる国づくりを進める方向であっては、断じてならないと思います。

私たちは、主権者として、この国の政治状況を直視し、勇気をもって良識を貫くべき時だと確信します。
日本の右傾化の加速を食い止めるために、京都から敢然として声を上げましよう。

【呼びかけ人】
安斎育郎(立命館大学名誉教授、平和学)
岩井忠熊(立命館大学名誉教授、歴史学)
小笠原伸児(弁護士)
尾藤廣喜(弁護士)
藤沢薫(俳優、演出家)
宮城泰年(本山修験宗管長)
宮本憲一(元滋賀大学学長、大阪市立大学名誉教授)
望田幸男(同志社大学名誉教授、ドイツ近現代史)
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「“無知で冷静さを欠いている”かのように見える市民にこそ学んで下さい」モジモジ先生声明文

2012年12月13日 | 日本とわたし
不当勾留中の下地さんから 声明文が届きました
2012-12-13
 
逮捕状の被疑事実は、すべて、事実ではありません。
当日現場にいた公安の警察官もすべてを見ていたはずなのに、堂々と事実と異なる被疑事実に基づいて逮捕を行ったことに、とても驚いています。
 
なぜ警察が、ウソをついてまで私を逮捕するのか。
それは私が、原発の再稼働に反対し、放射能の拡散に反対する市民運動に参加してきたからであり、とりわけ、運動の中で出会った警察の不正行為についても、厳しく批判してきたからです。
悪いことはなにもしていません。

いま、私たちが暮らす日本は、そして世界は、危機的な状況にあります。
福島の原発事故はいまだ収束せず、4号機の使用済み核燃料プールが倒壊すれば、日本だけでなく、世界が終わると言っても過言ではない大惨禍をもたらすことになるでしょう。
放射能汚染への対応もまったくできておらず、食品その他の流通を通じて、汚染は拡大しつつあります。
そんな中、「電気が足りない」とうそぶき、原発を使い続けようとしているのです。
すべてが狂っているとしか言いようがありません。

この半年か1年の間に、政府がどのような施策を行うか、それによって私たちの未来は大きく変わるでしょう。
日々、学生たちの顔を見ながら思います。
二十歳そこそこの彼らが私と同じ四十歳になる頃、どんな世界に暮らすことになるのかと。
そのたびに、今回の原発事故を防げなかったこと、先輩世代として申し訳なく思います。
彼らには罪はないのですから。
せめて、少しでもマシな世界を残せるよう、微力を尽くしたいと思っています。
事故はすでに起きてしまいましたから、時間はあまり残されていません。
しかし、希望はあります。

私は、いま、動くことができなくなりました。
でも、諦めてはいません。
こうして、私の声を外に届けることもできます。
そして、もっと多くのみなさんが行動してくれれば、声をあげてくれれば、きっとまだ間に合います。
 
私はとりわけ、私と同じように大学で教えている人、医師や科学者など、なんらかの意味で専門家と呼ばれている人たちに呼びかけたいと思います。
「無知で冷静さを欠いている」かのように見える市民にこそ学んで下さい。
その声が無視され、軽んじられている人のために語って下さい。

真実は、批判と応答を通じて初めて、姿を現します。
政府をはじめとする権威が語ることではなく、その反対側に立ち、権威に対して反問することを通じて、真実が明らかになるように行動して下さい。
まちがってもいいのです。
常に弱い側に立ち、その軽んじられる言葉や存在を擁護し、自らが仮にまちがうとしても、逆説的に、権威との言説の応酬の中で真実が明らかになるように、語って下さい。
あなたの専門分野が何であるかは、関係がありません。
勇気をもって下さい。

最後に、私がもっとも深く関わってきた、震災がれきの問題について述べます。
大阪市は、11月末に試験焼却を強行し、来年2月の本焼却開始に向けて、着々と準備を進めています。
何度もあちこちで述べてきましたように、震災がれきの広域処理は、誰のためにもなりません。
それは、被災地支援どころか、復興予算の横取りであり、かえって復興の足を引っぱります。
同時に、放射能をばらまき、かつ、汚染地の人々に放射能を受忍させ、加害者である東京電力の責任を軽減するものです。
代償は、私たちの、子どもたちの、そして、これから生まれてくる子どもたちの命です。
こんなデタラメな施策が、許されていいはずがありません。
絶対に止めなければなりません。
これまでともに学び、取り組んできたみなさん、諦めずに戦ってください。
また、これまで、震災がれき問題について知らなかったみなさん、是非、今からでも知って力を貸して下さい。
これは、私たちの未来そのものを守るための戦いです。

私はいつ出られるかわかりません。
でも、いつかきっと出られます。
姿は見えなくても、心はともにあります。
この間、不当に逮捕されている他の仲間たちも、きっと同じ気持ちです。
みなさんに会える日をたのしみにしています。

2012.12.12 下地真樹
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「いくら安全のためでも、すべて完璧にやるのは大変やも~ん」by もんじゅ管理人代表鈴木篤之理事長

2012年12月13日 | 日本とわたし
まずは、こんな無責任なことを、いけしゃあしゃあと言うてる人間が、理事長なんかをやってる現実を変えるべき。
すべて完璧にやるのは大変な作業。
あんたが管理せなあかんもんの危険さがわかってんのか?

もんじゅは墓に入ってもらう。
廃炉原発といっしょに。

↓以下、転載はじめ

もんじゅ違反、「手続きミス」 点検超過で鈴木理事長
【共同通信】2012年12月13日

日本原子力研究開発機構の鈴木篤之理事長は13日、同機構が運営する高速増殖炉もんじゅ(福井県)で、9千個以上の機器が点検時期を超過していた問題について、
手続き的な安全性確保が不十分だった。実体的な安全性は確保されている」と述べ、あくまで手続き上のミスだ、という認識を示した。

原子力規制委員会から、点検超過は保安規定違反だとして、早急な点検や原因究明を命じる文書を受け取った後、報道陣に発言した。

鈴木理事長は、規制委事務局を務める原子力規制庁の池田克彦長官から、文書を受け取った際は、「初歩的かつ低次元なミス。安全のプロ集団として恥ずかしい」と話していた。

しかしその後、報道陣の取材に対し、「電力会社の原発と比べてもんじゅは部品の数が多い。(件数が多いのは)数え方の問題だ」と主張。
安全確保のため日常的にさまざまなことをやっているが、すべて完璧にやるのは大変な作業だ」と述べた。


*******       *******       *******

■原発事故で相談電話開設 政府や専門の研究機関



東京電力福島第1原発事故を受け、政府や被ばく医療の専門機関が、放射線の健康への影響などについて市民の相談を受け付ける、電話窓口を開設している。

経済産業省原子力安全・保安院は、原発事故の全般的な状況などの問い合わせに毎日24時間対応する。電話番号は03(3501)1505。

文部科学省は、健康相談ホットラインを開設。
放射線や放射線の影響に詳しい相談員が応対する。

毎日午前9時から午後9時までで、電話番号フリーダイヤル(0120)755199。

放射線医学総合研究所は、被ばく医療や、放射性物質が体に付着した場合の除染方法などを解説する。
毎日午前9時から午後9時までで、電話番号043(290)4003(11日から)。

首相官邸のホームページには原発事故に関連する情報がまとめて掲載されている。


開設してる機関が機関だけに、どこまでまともなことを言うのか、それが心配やけど、とりあえず載せておきます。
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