ウィンザー通信

アメリカ東海岸の小さな町で、米国人鍼灸師の夫&空ちゃん海ちゃんと暮らすピアノ弾き&教師の、日々の思いをつづります。

『うちの子もよその子も戦争には出さん!』全日本おばちゃん党はっさくより

2012年12月20日 | 日本とわたし
もういっぺん、どっか~ん!
『全日本おばちゃん党』はっさく



おばちゃんの逆襲
【東京新聞・私説・論説室から】2012年12月19日

各党の政策で最も合点がいったのは、「全日本おばちゃん党」の「はっさく」だ。
維新八策ではない。
 
オッサン政治に反発して、大阪のおばちゃんが中心となり、ネット上につくった市民団体である。

その「はっさく」。
一番目の政策は、「うちの子もよその子も戦争には出さん!」。
護憲とは言わない。
もっと心のど真ん中な訴え。
これは、国民が政治に求める最大の要求だろう。
二児の父親としては思わず、「そういうこっちゃ」と慣れない関西弁?で頷(うなず)いてしまった。
尖閣諸島問題への勇ましい主張を聞いて、オッサンなんぞに任せられないという危機感が、ひしひしと伝わってくる。
 
「子育てや介護を、みんなで助け合っていきたいねん。そんな仕組み、しっかり作ってや」と、社会保障改革も掲げる。
目指すは支え合い社会。
育児や介護に、日々直面している実感がある。
 
原発事故で放射能汚染に敏感に反応したのは、「子どもを守りたい」と切実に感じた女性たちだ。
「はっさく」も、「核のごみはいらん。放射能を子どもに浴びさせたくないからや」と共鳴する。
 
政治に当事者意識を持ち始めたおばちゃんの思いは、社会の根っこに確実に広がる民意だろう。
空中戦好きで、どこかふわふわしたオッサンの主張より、腹が据わっているようにみえる。
 
選挙は終わったが、本当の第三極はおばちゃんだったりしないか。(鈴木 穣)


いえいえ、おばちゃんだったりしないか、では甘い。ほんまの第三極はおばちゃんやねん!
しょうもないことゴチャゴチャ言うとるおっさんらの耳の穴から指突っ込んで、奥歯ガタガタいわしたんねん!

うちの子もよその子も戦争には出さん!
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「戦争を放棄して世界の平和のためにがんばるって言ってんだぜ、この国の憲法第九条は」by忌野清志郎

2012年12月20日 | 日本とわたし
これは、忌野清志郎さんからの手紙です。


湯川れい子さんが、ツィッターで公開してくれはりました。
今から12年も前に書かれたもんやのに、なんかもう、ぞっとするほど今の日本のことのように思えます。
「なにしとんねん!九条まもらなあかんやないか!」と、あの清志郎さんのしゃがれ声が、聞こえてきたみたいな気分になりました。

地震の後には戦争がやってくる。
軍隊を持ちたい政治家が、TVででかい事を言い始めてる。
国民をバカにして、戦争にかり立てる。
自分は安全なところで偉そうにしてるだけ。

阪神大震災から5年。
俺は大阪の水浸しになった部屋で目が覚めた。
TVをつけると、5カ所ほどから火の手がのぼっていた。
「これはすぐに消えるだろう」と思ってまた眠った。
6時間後に目が覚めると、神戸の街は火の海と化していた。
この国は何をやってるんだ。
復興資金は大手ゼネコンに流れ、神戸の土建屋は自己破産を申請する。

これが日本だ。
私の国だ。

とっくの昔に死んだ有名だった映画スターの兄ですと言って、返り咲いた政治家。
弟は、ドラムを叩くシーンで、僕はロックン・ロールじゃありません、と自白している。
政治家は反米主義に拍車がかかり、もう後もどりできゃしない。
そのうち、リズム&ブルースもロックも禁止されるだろう。
政治家はみんな、防衛庁が大好きらしい。
人を助けるとか、世界を平和にするとか言って、実は軍隊を動かして世界を征服したい。

俺はまるで共産党員みたいだな。
普通にロックをやってきただけなんだけど。
そうだよ、売れない音楽をずっとやってきたんだ。
何を学ぼうと思ったわけじゃない。
好きな音楽をやっているだけだ。
それを、何かに利用しようなんて思わない。
せこい奴らとはちがう。
民衆をだまして、民衆を利用して、いったい何になりたいんだ。
予算はどーなってるんだ。
予算をどう使うかっていうのは、いったい誰が決めてるんだ。
10万円のために人を殺す奴もいれば、10兆円とか100兆円とかを動かしてる奴もいるんだ。

一体この国は何なんだ。
俺が生まれて育ったこの国のことだ。
君が生まれて育ったこの国のことだよ。
どーだろう……、

この国の憲法第九条は、まるでジョン・レノンの考え方みたいじゃないか?
戦争を放棄して、世界の平和のためにがんばるって言ってるんだぜ。
俺達は、ジョン・レノンみたいじゃないか。
戦争はやめよう。
平和に生きよう。
そして、みんな平等に暮らそう。
きっと幸せになれるよ。



ちょっとおまけ


『イマジン』
作詞・作曲/John Lennon
和訳/忌野清志郎

天国は無い ただ空があるだけ
国境も無い ただ地球があるだけ
みんながそう思えば簡単なこと さあ

社会主義も 資本主義も
偉い人も 貧しい人も
みんなが同じならば簡単なこと さあ

夢かもしれない でもその夢を見てるのは
一人だけじゃない 世界中にいるのさ

誰かを憎んでも 派閥を作っても
頭の上には ただ空があるだけ
みんながそう想うさ 簡単なこと言う

夢かもしれない でもその夢を見てるのは
君一人じゃない 仲間がいるのさ

---(「ほら、ここにいるぜ!」)---

夢かもしれない でもその夢を見てるのは
君一人じゃない 夢かもしれない
でも君一人じゃない 一人ぼっちじゃない
仲間がいるのさ

夢かもしれない かもしれない かもしれない
夢じゃないかもしれない

君は一人じゃない 違う 一人ぼっちじゃない

僕らは薄着で笑っちゃう
ああ 笑っちゃう

僕らは薄着で笑っちゃう
ああ 笑っちゃう

「どうもありがとう愛してます!愛と平和!」


この歌詞の、僕らは薄着で笑っちゃう、というのは、『窓の外は雪』という、愛し合うふたりのなんともほのぼのとした嬉しさを歌った歌の歌詞から引っ張ってきたという説があります。

コメント (4)
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この反省の無さ、この責任の無さ、これぞ日本の原子力・核燃業界の象徴なり!ど~ん!

2012年12月20日 | 日本とわたし
またまた出ました、原子力施設を運営する人間の、危険逃避願望病。
この人らのこの病は深刻。脳ミソの奥の奥まで、その菌が浸透してる。
普通、その道を極めてる学者が、ここは非常に危ない、なんでかっちゅうたら、こういう経歴を元にした学説や証拠がある、言わはったら、
えらいこっちゃ、ほんまですかと、大慌てで対策練ったり、物事を変更したり、最低でも、とりあえず自分らの金儲けを一旦棚上げしよかと思う。
それを、あろうことか、そんなこと起こるわけないやないか、もし仮に起こったとしても大丈夫なように造ってますねん、と言い返す。

大丈夫なように造ってあって、安全安心を声高らかに吹聴し、あっちゃこっちゃに『明るい未来』の看板建ってた町や村が、壊滅的な被害を受けてる真っ最中やというのに……。

この反省の無さはなんや。
この責任の無さはなんや。
この恥を知らん態度はなんや。
こんな人間らに、あんな世にも恐ろしいもんを任せてることこそが恐ろしい。

↓以下、転載はじめ

六ケ所村で断層調査 規制委方針
【東京新聞・社会】2012年12月19日

原発や核燃料サイクル施設が集中する青森県・下北半島全体が、地質的に、原子力施設を設置するには危険、との見方が専門家の間で広がっている。
このため、原子力規制委員会は、六ケ所村の核燃施設でも、断層調査に乗り出す方針を固めた。
危険と判断されれば、全国の原発から出る、使用済み核燃料の行き場がなくなり、日本の原子力政策は、根幹から修正を迫られる。 
 
断層活動を研究してきた専門家は、下北半島東側沖合にある「大陸棚外縁断層」を、活断層とする学説を注視。
全長百キロあり、下北半島を西側に押しながら、潜り込むような動きをしているという。
半島沿岸には、12万5千年前以降にできた新しい地形(段丘)があちこちで見られ、これらは、断層活動に伴って隆起した証拠とされる。
 
規制委が実施した現地調査で、東北電力東通(ひがしどおり)原発(青森県東通村)内に、活断層がある可能性が高まっている
これらの断層も、大陸棚外縁断層の及ぼす力で形成され、今後も動く恐れがあるという。
 
東京大学の池田安隆准教授(地形学)は、音波探査の研究結果を基に、
「この断層は、西側に向かって傾きながら、深さ15キロほどまで延びており、下北半島を横断している」と指摘。
地下深くにある活断層の上に、原子力施設が位置する危険性に、警鐘を鳴らす。
 
東洋大学の渡辺満久教授(変動地形学)は、六ケ所村の核燃料施設近くに見られる段丘や、海側に向かって下がる地形も、大陸棚外縁断層の活動によると主張。
さらに、大陸棚外縁断層から分岐した断層が、施設の直下を通っているとし「大陸棚外縁断層が動いたとき、一緒に動く危険性が高い」と警告する。
 
池田氏は、大陸棚外縁断層が動けば、沿岸部では、マグニチュード(M)8級の地震が起きると予測する。
核燃施設を運営する日本原燃は、大陸棚外縁断層が活動する可能性を否定。
M8級の地震も考慮して、耐震性を確保しているとするが、震源はずっと遠い沖合を想定しており、大陸棚外縁断層が動けば、より大きな揺れに襲われる恐れ
がある。
 
規制委の田中俊一委員長は、下北半島全体で、断層の影響を調べる必要性を、記者会見などで認めている。
 
六ケ所村の核燃料サイクル施設 
使用済み核燃料を溶かし、再利用するプルトニウムを取り出す再処理工場(未完成)と、
そこで出た高レベル放射性廃棄物(ガラス固化体)を、数十年間保管する貯蔵管理センター、
取り出したプルトニウムを、混合酸化物(MOX)燃料に加工する工場(未完成)などからなる。
既に、貯蔵管理センターには、約1400体のガラス固化体が保管されている。
 
巨額の資金投入にもかかわらず、再利用の輪(サイクル)が完成するめどは立っていない


↑以上、転載おわり


日の丸にこんなもん入れられて……悔しい……いつか追い出したる。
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