ウィンザー通信

アメリカ東海岸の小さな町で、米国人鍼灸師の夫&空ちゃん海ちゃんと暮らすピアノ弾き&教師の、日々の思いをつづります。

黙ってないでNO!と言いたいなら、白票投票は絶対にだめ!こんな写真やマンガに騙されないで!

2014年12月04日 | 日本とわたし
先日、この写真が目に入り、しばらく頭の中で?マークが飛び交っていました。

何度読んでも、大文字の下の文章とつながっていかないのです。



白票が物言う?
意思を表せる?
なんでやねん?

ということで、いろいろと検索すると、BUZZAP!(バザップ)というニュースサイトで、とても分かり易く説明してくださっていました。
しかも、わたしなどには到底できない、この『日本未来ネットワーク』とやらについて、洗い出しを開始してくださっています。

みなさんもぜひ、この元記事に目を通してみてください。

ここに少しだけ、引用させていただきます。

選挙での「白票」を「社会を変える力がある」とミスリードする謎の集団「日本未来ネットワーク」のサイトが突如出現
引用元:
http://buzzap.jp/news/20141127-mirai-senkyo/

公示を間近に迎えた衆議院議員総選挙。
ここで突如、「白票」に「今の社会を変える力があります」と主張する妙に洗練されたサイトが登場し、憶測を呼んでいます。


◆白票を投じるようミスリードする謎の集団「日本未来ネットワーク」
このサイトを作成したのは「日本未来ネットワーク」を名乗る集団。「黙っていないでNOと言おう。」のキャッチコピーの下、投票したい候補者がいなかったら「白票」を投じようと呼びかけています。

黙ってないで、NO!と言おう。 日本未来ネットワーク(魚拓)




↑以上、引用おわり


上のマンガを読んで、どう思われましたか?
わたしはもう、ある意味恐ろしかったです。
白票というものについて、認識があまり無い人などが読むと、そうか、そうだったのか…と思うかもしれません。
マンガには、そういうなにか伝わり易い、しかも印象が濃くなる力があります。

選挙前には、さまざまな運動が繰り広げられるのは世の常ですが、これはかなり歪曲された、洗脳に近いものだと思います。

白票についての、このサイト『日本未来ネットワーク』の考え方が、以下の文章にはっきりと書かれています。

入れたい人がいない、誰に入れていいのかわからない、支持する政党がない、政党は支持するが候補者を支持する気になれない、この思いを政治家たちに伝えましょう。
その思いを込めて、投票場に行って白票を投じましょう
この誰にでもできる、簡単な1人ひとりの行為の積み上げが、国を動かす大きな声になります



あたかも、白票に力や意味があるような書き方をしていますが、白票には全く力も意味もありません。
候補者の当落にも関係がなく、そして政治家への圧力にもならない、顔無しの声無しに過ぎません。
そもそも、入れたい人がいなかったら、誰に入れていいのかわからなかったら、支持する政党がなかったら、政党は支持するが候補者を支持する気になれなかったら、
その思いを解決するために、あるいは緩和するために、自分の足で集会に行き、自分の目でいろいろな情報を読み、誰かの名前を書き込めるよう準備するのが主権者の義務です。
ナイナイ尽くしの幼児のようなノリで投票に行くような、そんな能天気なことをしていられる場合ではありません。
今の今、日本が抱えている問題は、政権を誰がとっても解決しきれないものかもしれません。
けれども、こんな状況に陥ってもなお、原発を再稼働させるだの、隠し事を増やすだの、弱者をさらに蔑ろにするだの、農業などの第一次産業を弱らせるだの、
しかも言うことはウソだらけで、被災者も避難者も放っときっ放しで、完全だの最高だのと、できもしない、ありもしないことを放言するような男が長に立つ党は、
この選挙でもってしっかりと弱らせないと、そしてその分、どの党がというのではなく、党を超えて、日本を立ち直らせようという意欲を燃やす人たちが力をつけないと、
日本という国の先が、どんどんと細っていくような気がしてなりません。


とにかく、この『日本未来ネットワーク』がどのような誘導をしているのか、バザットさんの記事をじっくりと読んでみてください。
そして、白票ということについて、今一度、よく考えてみてください。
コメント (3)
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