ウィンザー通信

アメリカ東海岸の小さな町で、米国人鍼灸師の夫&空ちゃん海ちゃんと暮らすピアノ弾き&教師の、日々の思いをつづります。

世界を知らない無教養な軍事オタクが首相の国は、主権者がしっかりしないと!

2015年01月28日 | 日本とわたし
このことについて、日本では報道されていますか?
その国その国によって、条約の結び方や条約そのものが違うし、協定や契約もそれぞれ違うので、一概に、ヨーロッパとアジアにおける米軍基地について比べることはできないのですが…。



アメリカが、ヨーロッパの、21の米軍基地の閉鎖を決定

アメリカ国防総省が、ヨーロッパにある21箇所のアメリカ軍基地の、閉鎖を決定したことを明らかにしました。

プレスTVによりますと、アメリカ国防総省は、今回の措置の目的は、年間6000万ドルの軍事費削減であるとしています。
アメリカ国防総省のカービー報道官は、ヨーロッパのアメリカ軍基地の閉鎖の第1段階として、21箇所の基地の閉鎖を指摘し、
今回は、ドイツ、イタリア、デンマーク、ギリシャ、イギリス、ベルギーの21箇所の基地が閉鎖される」と語りました。

ウクライナ危機をめぐって、ロシアと西側諸国が対立している中での、アメリカによるこうした決定は、
アメリカと同盟関係にあるヨーロッパ諸国の、反発を引き起こしています。

カービー報道官はまた、
アメリカはこれまでどおり同盟国の支援を責務としており、アメリカ軍はこれらの基地の更なる利用のため、他の場所にこれらの基地を移転する意向だ」と述べました。

引用元:http://japanese.irib.ir/news/latest-news/item/45429-


アメリカ国内でもやっと、もう戦争なんてこりごりだ、という意識が増えてきました。
戦争といっても、自国は平穏なまま、よその国に吹っかけては空から爆弾を落とし、破壊し、殺すという、大量殺人を繰り返すというものなので、
だからこりごりだと言っている人は、実際に戦場に送り込まれ、悲惨な状況を目の当たりにした兵士や、大怪我を負って二度と元の世界に戻れない兵士、
あるいは、そういう様子を、戦場ジャーナリストの人たちの必死の取材によって知り、人間としての想像を働かせ、起こってはいけないものだと認識した人たちです。

予告無しに、突然現れて、その場にたまたま居た人々を殺すとテロと言われ、
ほどほどに予告をし、とりあえず計画に則って、その場にずっと暮らしている人々を、それもとても大勢の人々を殺すと戦争と見なされ、
その大量殺人について、膨大な破壊について、仕方が無かったという言い訳が通り、殺した側の人間は誰も罪に問われない…。

その理不尽さ、そのへんてこさ、そんなもののために命を奪われなければならなかった人たちの魂は、いったいどうしたら救われるのでしょうか。


映画館に行くと、米軍のコマーシャルを必ず観せられます。
一時は、テレビのコマーシャルでも、頻繁に流されていました。
息子たちが高校生の時は、何度も勧誘にやって来ていたし、軍事オタクの生徒たちを集めて、軍隊ゴッコができるクラブなんかもありました。
でも、だんだんと減ってきたのです。
確実に、目に見えて、志願する人が減ってきたのです。
本当は何のために戦っているのか、誰のために命をかけているのか、本当のことが見えてきたのだと思います。

過激組織「イスラム国」による日本人人質殺害事件。
安倍首相は、イスラム国側から名指しで、今回の外遊での発言や、武器販売のためのあからさまな行動を非難され、
そのために、ひとりの邦人が殺害され、今またさらに事態は混迷を極めているという最中、
今度ばかりは少しは反省し、自分の言動を省みているか、そうではなくてもせめて、省みているふりぐらいするのかと思っていたら…、

驚きました。ここまでの筋金入りだとは…。
反省どころか、今回のテロ殺害事件を、安全保障や集団的自衛権の法改正(悪)、そして憲法改正(悪)に結びつけて利用しようとしています。
さすが、フランスのテロが起こった時、自分はラッキーだとほくそ笑んだと言われるだけある、とんでもない人でなしです。

「この(テロ殺害事件)ように、海外で邦人が危害に遭ったとき、自衛隊が救出できるための法整備をしっかりする」

これは、25日のNHK日曜討論に出演した際に、安倍首相が言った言葉だそうです。
26日から開かれている通常国会で、安全保障と集団的自衛権の関連法案の成立に向けた意気込みを問われ、答えた言葉で、
わたしは直接それを聞いたわけではありませんが、もしこれが実際に、日曜討論などという番組で語られたというなら、
もう本当に、日本の平和憲法は、ギリギリの崖っぷちに立ち、主権者のみなさんの手を乞うていると思えてなりません。
自衛隊に、このようなテロの人質事件が起こった時の救出が、できるとは思えません。
どこの国の軍隊も特殊部隊も、ことごとく失敗していますし、さらに加えて言葉や文化の壁もあります。
このようなことを理由に、短絡的に、乏しい知識の者たちによる法の整備など、させてしまってはいけません。
国会議員のみなさん、どうか踏ん張ってください。
髪の毛を結ってもらったり着付けてもらったりしてる時間も惜しいのではないのですか?
そんなところで、皆で揃って、ニコニコ笑ってる場合ですか?


彼らが踏ん張るかどうか、主権者のみなさんは、どうかしっかり見張ってください。
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米国『大騒ぎしたけど…?だった暴風大雪警報』事情とおまけ

2015年01月28日 | 米国○○事情
だんだんと、ニュースというよりまるでエンターテイメントのような、真剣なふりしてるけどどこか楽しんでるような報道を、最近はよく目にするようになった気がします。
なので、こういった警報が出た時も、戦争に向かう時も、テロに遭った時も、なんだかみんな一緒のような気がして、変な感じです。
天気と戦争とテロ…つながってるのかな…。

降るぞ~、1メートルは積もるぞ~と脅かされていたので、かなり覚悟していましたが、なんのこっちゃない、10センチぐらいで終了。
北海道育ちのまなっちゃんなんて、こんなの降ったうちに入らないのに…と、ちょっと呆れ気味。
わたしもこちらに引っ越してきてほぼ15年経ちましたが、なんか気が抜けてしまいました。

ただ、夜に一度だけ、10分間ぐらい停電したのですが、明かりが消えた途端に家の中がすぅっと冷えてきた時には、かなりヒヤヒヤしました。
こちらでの停電は、場合によっては数日から1週間ぐらい回復せず、その間はお湯も暖房も使えないという、こちらの外気温からすると危険とも言える状況が続いたりするからです。
なので、小型でもいいからジェネレーターを買っておこうといつも思うのだけど、ついつい後回しにしてしまい、未だにうちにはありません。
幸い、3通りぐらい向こうの通りの家には明かりが灯っていたので、友だちんちに避難させてもらうってのもアリだな、などと厚かましく考えていました。


2014年の、ちょうど同じ頃に降った大雪は、まさに堂々たる大雪。
ここまで積もったのは初めてのことでした。
その時の写真です。




で、今回のはというと、別に普通の降雪量…わざわざ写真に撮るほどのものでもありません。
でも、学校も会社も休みになったので、おとうさんやおかあさんに連れられたちびっ子たちや、ティーンのお兄さんお姉さんたちは、
近所の丘に集まって、朝から晩までソリ遊び!



《お風呂場狂想曲おまけ》

今夜は、とうとうのとうとう、二階の浴室の最後の作業と相成りまして、その作業に必要な、シャンプー棚の部品を取りに、タイル屋さんに行って来ました。
そのタイル屋さん、多分価格は他より安いのでしょうけども、間違いが多くて、何度も注文し直したり、返品や引き取りに通ったりしなければなりませんでした。
なので、最後ぐらいは賢くやろうと、行ってもまだ届いてない、などと言われないように、前日と当日の2回、製品があるかどうかの確認の電話をしてから行ったのですが…、
あ~、まだここには無いみたい。あ、でも、今トラックがこちらに向かって走ってるから、1時間ぐらいしたら渡せるんだけど…。
はぁ~…。
最後の最後だということで、ここはもう一回我慢して、近くのダイナーでお昼ご飯を食べ、約束の時間にまた行ってみました。
無事、重い重い大理石(ほんとはフェイクの物が欲しかったのだけども、そこでは手に入らなかったので)の板を3枚手に入れて、今夜で終わる♪今夜で終わる♪とウキウキしながら家に戻り、
同じく思いっきり今夜が終わり~♪気分でやって来たケビンが、作業を始めようと板をチェックしてみたら、

サイズ違てるし…しかも、磨いとかなあかん縁が間違うてるし…。

全然使い物にならないことが分かり、3人で脱力…。
ケビン曰く、こんな板、最初っからあったに決まってる。ただ、ちゃんと使えるように整えてなかっただけや!

ムカムカムカムカァ~!!
この板3枚を、いったいどれだけの長い間待ってたと思てるねんっ!!

返品のために、またその店まで行かなければなりません。
こんなことなら、さっさとホームセンターに行って、適当に自分たちで板を選んでおいたらよかった…。
またまたのまたまた、最後の日が遠ざかったのでした…。
コメント (2)
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