ウィンザー通信

アメリカ東海岸の小さな町で、米国人鍼灸師の夫&空ちゃん海ちゃんと暮らすピアノ弾き&教師の、日々の思いをつづります。

米国『ウォシュレット』事情&ちょびっとオマケ

2015年01月19日 | 米国○○事情
今年の4月で丸58年生きたことになる。
けっこういい数の日数を生きてきたけれど、ウォシュレットには縁が薄かった。
もちろん、昭和のど真ん中にそんなもんは存在してなかったし、世の中に登場した頃は高嶺の花やったし、
流行り出した頃はウォシュレットどころか、トイレは急な坂道の途中にあって、雪の日なんかは、まずはホウキで雪掃きをしながら行かなければならなかった。
と、ここでふと、ウォシュレットのことをちゃんと知っておきたくなったので、ウォシュレットについて詳しく書いてくださってあるサイトをここにちょいと拝借。

ウォシュレットの歴史を知ろう

ウォシュレットの歴史
ー前略ー
ウォシュレットというのは商品名で、TOTOさんが販売する温水洗浄便器の事を指します。
現代では、INAXのシャワートイレも含めて、一般的にウォシュレットという名前が定着しているのですが、
この名前はTOTOの登録商標、実はTOTOさんの商品以外、こう呼ばないのです。
2011年1月には、累計販売台数がなんと3000万台を突破といいますので、これは、TOTOさんの大ヒット商品といっていいでしょう。

ウォシュレットの歴史は1980年からです。
この年に発売し、爆発的ヒットとなっていくのですが、実はその前に、1960年代には、アメリカ製品をTOTOさんが輸入し、販売していたのです。
この時代は医療用として利用されていたので、一般的には普及していません。
この商品を元に、1969年に国産化したのですが、この当時とんでもない値段でしたし、商品として安定性のないものだったため、販売台数は伸びませんでした。

でもその後、ウォシュレットは、TOTOさん始まって以来の大ヒット商品となっていきます。
もちろん、その過程では様々な研究がおこなわれ、様々な工夫を施し、より良い商品を作っていった技術者の苦悩がありました。
今回は、日本が誇る技術、ウォシュレットについて、その歴史をひも解いていきます。
ウォシュレット初代からウォームレット登場、そして現代まで、ウォシュレットがどう進化してきたのか理解していきましょう。
ー後略ー


ウォシュレットの誕生
病院向け、また福祉施設への導入のため、アメリカから温水洗浄便座の販売を行っていた1960年代、
この最後の年1969年に、TOTOが、ウォシュレットの国産化を始めました。
ですが、販売価格がものすごく高く、一般市民の手が出ない物だったこと、
そして、温水の温度が安定せず、温水によってやけどしてしまう人も出るなど、商品としてはまだまだでした。
その後、さらに研究を重ねて、1980年代になって、2機種発売します。
この2機種を発売するまでには、社員の協力を得て、肛門の位置などを細かくデータ化するなど、涙ぐましい努力があったのです。

初代ウォシュレットは、1980年から1983年まで販売されていました。
セラミックヒーター仕様で、瞬間式熱交換機を搭載し、この当時からすれば非常にコンパクトに作られた、画期的な商品でした。
1983年から1985年に発売されたウォシュレットは、調節弁で水量調節ができ、
1985年から1988年のウォシュレットには、水圧伸縮式ノズルがついたことで洗浄機能がぐっと向上し、利用者にあった洗浄が可能となりました。
1988年から1992年のウォシュレットにはすでに、セルフクリーニング機能がつき、女性に嬉しいビデ洗浄機能も付いたんです。
ウォシュレットは少しずつ進化を遂げ、その機能も至れり尽くせりのものとなっていきます。


ウォシュレットの変化
ウォシュレットと同様に、これはすごい!快適だとびっくりしたのが、温水貯蔵式でお尻洗浄を出来ることと、便座が暖かいウォームレット機能でした。
洋式便器は、和式とは違いしゃがまなくていいので、腰や足の負担が少なく、便秘で長時間トイレに入っている人などにとっては、まさしく天国のような便器なんですが、
冬、その便器に座るときのひやっとする感覚だけは、我慢しなければなりませんでした。
便座が温かくなるという事の快適さ、これは今までになかったことで、当時便座の暖かい便器に座ることに慣れると、他のトイレに座りたくないと思うほどでした。
すでに、1985年から1988年のウォシュレットには、温水、温風、暖房便座に温度調節機能が追加されていますので、
この時期、TOTOのウォシュレットは、その技術が飛躍していたことがわかります。

ー後略ー


↑以上、転載おわり

ふむふむ、なるほど、ウォシュレットはTOTOの製品名だったのか。
クリネックスやバンドエイドみたいなもんね。
世の中に普及し過ぎて、だからもう、一社の商品名を飛び越えてしまってたのか…。

奇しくも、清水ではなく、グランドキャニオンの崖っぷちから飛び降りるような気持ちで決めた、今回のウォシュレット。
ゴタゴタ続きの工事の間、箱の中でずっと自分の出番を待っていた。
そしていよいよ取り付けられた、その晴れやかな姿を拝ませてもらいに部屋に入ると、


狭い中、トイレの周りをウロウロしながら点検。
う~ん…なんか物足りないような気がする…。
ジロジロ調べていると、こんな超~見にくい所に、超~ちっちゃいボタンが4つ…。


え?え?え?まさかこれで?
けども、どう見回しても、これ以外に押す所が見つからない。
実験してみる。
いやもう、とんでもなく押しにくい。
旦那が、でも、一番はじめのボタンにポツッとトンがったものが付いてるから、それがお尻用だと覚えたらええのとちゃう?と言う。
マジ?

う~ん…TOTOさん、いくらアメリカではほとんど使われてないと言うても、こんなショボいスィッチはあんまりではないか!
水量も温度も変えようが無いし、探すのに手探りで便器の横っちょを触らなあかんやなんてさ~…。

などとブツブツ言っているうちに、歩美ちゃんがやって来たので、彼女にも見てもらいながら愚痴っていると、
「もしかしてこれ、トイレを洗うっていうトイレだったりして…」などと、恐ろしいことを言い出した。
そういや、人が前に近づいてくるや否や、頼んでもいないのにウォーンと唸り出し、せっせと掃除をし始める。
用を足した後も、これまた全然頼んでもいないのに、またまたウォーンと唸り出し、せっせと掃除をし始める。
そんなことに電気を使って欲しくないのに…しかも便座が温か過ぎてもったいない。

旦那が「なるほど~、ウォッシュトイレット→ウォシュレットかあ、アメリカではそうなのか~」と妙に納得してるので、わたしも観念した。

それから数日経って、工事のために必要な物がいっぱい入っていた大きな箱の中を、あとどんな物が残っているのか点検していたら、
あれ?これってもしかして、リモコンちゃうん?
取り付けをやってくれた電気屋さんも、他の職人さんたちも、誰ひとりウォシュレットなど、見たことも使ったことも、だからもちろん取り付けたこともなく、
さらにわたしと旦那も、縁が薄かったので、リモコンさんはずっと、誰にも見つけてもらえず、大きな箱の片隅で待ちぼうけを食らわされていた。

というわけで、無事リモコンが取り付けられ、便座も水温も熱すぎずぬるすぎず、旦那用わたし用の設定も済み、節電モードに切り替えられ、自動洗浄は却下された。






明後日の水曜日に、ペンキやらシールやらコーティングやらの作業が終わり(のはず…)、あと浴槽に熱いお湯が出るようになり、浴槽の横の棚が完成したら、
いつになるかは予想がつかないけれども、とりあえず終わりが来る。
玄関ドアが開き、見慣れないデッカい職人さんが入ってくるたびに、ピャ~ッと逃げ回っていた空と海にも、やっと平安な暮らしが戻ってくる。
昨日の日曜日はずっと雨で、だから猫は眠くなり、ずっとラジエーターの横でウトウトしていた。
薄暗がりでピンボケたけど、海の寝言ならぬ寝ポーズ。


あ、気がついた。


かあちゃん、にいちゃんがイケズする。


なにか?


↑見えにくいけど、空が座っているのは、実は箱型の猫ベッド。
重たい空が乗りかかると、いっぺんにぺしゃんこになってしまう。

海はいつもどこかに潜り、空にそれを見つけてもらうまでジィッと待っている。
空はそれを見つけたら、ソォッと近づいて、上からドスンと乗りかかる。
だからこれも、遊びの中のひとつなのかもしれない。



さて、三階の住人まなっちゃんが、いきなりお花屋さんを開いたというので見に行った。


思っていたのと違うらしい。まだまだいろいろとやってみて、自分だけのオリジナルなブーケを作りたいのだそうな。


そしてこれは、今かなりハマり中の焼き林檎。


昨日はココナッツオイルの固形を買ってきて、それで焼いてくれた。
最近、りんごやチェリー、それに桃やブルーベリーを食べると、途端に唇や口の中が腫れてしまい、それで食べられなくなっていたのだけれども、
これだと大丈夫。焼き果物ばんざい!
コメント (7)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「自民党こそが、そして安倍晋三こそが、日本列島を放射能汚染させた張本人」

2015年01月19日 | 日本とわたし
戦後、長々と続いてきた自民党政権。
この一党独裁の長い年月の間に、地震や噴火や津波が起こる可能性が極めて大きい、海に囲まれた小さな領土に、原子力発電所などという極めて危険な核施設が、次々と建てられていました。
「建てられました」と言わずになぜ、「建てられていました」と言うのかというと、いつの間にこれほど多くの?という驚きがまだ、心のどこかにあるからです。
そして、どうして驚いたかというと、そんなことは何も知らずに生きていたからです。
巷に流れていた「クリーンで安全で完璧で、何しろもっと快適で楽しい暮らしをもたらしてくれますから」という謳い文句にフワフワと流されて、
原子力発電所という物の前に立ち、じっと見つめることも、じっと考えることもせず、ふと湧き上がる疑問を、まるで見てはいけないもののように払いのけていたからです。
そんな生き方をしている大人ばかりではありませんでしたが、数は多かった。
わたしが一番重きを置いていた現実は、日本の国が正しい方向を向いているかどうかではなく、自分の暮らしがより快適になるかどうかという、極めて小さな世界の中にありました。
そんな考え方をしている大人ばかりではありませんでしたが、数は多かった。

うるさい選挙カーが街中を走り、選挙の時だけのリップサービスが行われ、公約など果たす気もない、バッジをつけたらハイそれまでよ!な議員が増えてきて、
だからまともな市民も、まともな議員も、それぞれの立場で疲れ果て、ひとりまたひとりと、大きな流れの中に身を沈めてきました。
選挙のシステムも、どんどんとおかしな方法が取り入れられ、結果が正しいのか操作されているのかさえわからないという始末。

そして、
社会党が政権をとった時には阪神大震災。
民主党が政権取った時には東日本大震災。

結局、大きな混乱が生じ、信用が失われ、選挙が行われ、自民党が返り咲く。
この繰り返し。
返り咲いた自民党は、またまた原発行政を続行するつもりです。

選挙で選んだでしょう?
選んだのは他の誰でもない、日本の有権者でしょう?
だから、国民全員にも責任がある。罪がある。

でも、3.11までの選挙で国民(有権者)は、もし原発の事実をきちんと知っていたら、同じことをしたでしょうか?同じことを考えたでしょうか?
原発ムラがついてきたウソとデタラメを周知させるべき報道機関が、事もあろうに真逆の行動ともいえるプロパガンダに励んでいなかったら、ここまで無知が蔓延ったでしょうか?
カネに困窮している海辺の田舎を見つけ出しては、カネとハコ物を餌にして、ねっとりした誘いと恫喝を交互に繰り返し、住民を心身ともに疲弊させ、受け入れの承認にこぎつける。
それをバカだから騙された、気づかなかったと一括りにして、だから国民にも責任があり罪があるというところに持っていけば、一番都合のいいのは誰なのか。

わたしたちには責任があります。
今もなお、地球の根本である海を、猛毒で汚染し続けている原子力発電所を、今後も地震や噴火が起こる可能性がある国の民として、燃料に一切熱を加えさせないこと。
これだけは、なんとしても止めなければなりません。


↓以下は、ダンディ・ハリマオ氏のブログ『カレイドスコープ“アウト・オブ・コントロール”な人々が増えているから、引用させていただきました。

引用はじめ



2006年12月、衆議院議員吉井英勝君提出巨大地震の発生に伴う安全機能の喪失など原発の危険から国民の安全を守ることに関する質問に対する答弁書

津波による電源喪失の危険性があることは、2006年の国会で指摘されていた。
安倍晋三は、
「何も対策はしていないが、電源喪失は起こりえない」と自信満々で言ってのけた。
このとき、安倍が点検を命じていれば、世界的大惨事は起こらなかった。
大勢の人たちも死ななかった。
この男は、極刑以外に罪を償う方法がない。


福島第一原発事故のそもそも元凶は、第一次安倍内閣であることは事実である。
本来であれば、安倍晋三は、法廷に引きずり出されなければならないのだ。

共産党の吉井英勝衆議院議員(当時)は、原子力の専門家だ。
彼の「福島第一原発は、津波で電源喪失する」旨の質問に、安倍晋三は一顧だにしなかった。
安倍晋三こそが、日本列島を放射能汚染させた張本人なのだ。

しかし、その答弁書が、衆議院議事録から、こっそり削除されていた
どこまで卑劣で、ずる賢い人間なのか。
もはや、犯罪者と呼ぶ以外にないだろう。
安倍晋三が「全電源崩壊は起こりえない」という答弁を削除!それで、原発再稼働…!福島原発事故の主犯格



(まうみ注*訂正です!)
答弁書は消去ではなく、こちら↓に移動されていました。inkingさんが教えてくださいました。
http://www.shugiin.go.jp/Internet/itdb_shitsumon.nsf/html/shitsumon/b165256.htm


さらに、川内原発再稼動でも、国会で同じことを繰り返している。(下の画像)
彼は、精神に異常をきたしている。
川内原発は、必ず事故を起こすだろう。
原発立地の住民は、15億円の札束で頬を叩かれるのだ。
原発奴隷とは、まさにこのことだ。





「再稼働後」交付金に15億円 政府予算案【原発】
【朝日新聞】2015年1月14日
http://www.asahi.com/articles/ASH1G4J3NH1GULFA00W.html
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする