ウィンザー通信

アメリカ東海岸の小さな町で、米国人鍼灸師の夫&空ちゃん海ちゃんと暮らすピアノ弾き&教師の、日々の思いをつづります。

SEALDsの中心メンバー奥田さんに届いた殺害予告と、それを茶化す者たちが送ったツィート

2015年09月28日 | 日本とわたし
SEALDsの奥田さんに殺害予告届く 大学に書面
【朝日新聞デジタル】
http://www.asahi.com/articles/ASH9X67FVH9XUTIL06P.html

安全保障関連法案への反対運動をしてきた学生団体「SEALDs(シールズ)」の中心メンバー、奥田愛基さん(23)が28日、
自身と家族に対する殺害予告の書面が届いていたことを、ツイッターで明らかにした。


というニュースを読みました。
これが、そのツィートです。


案の定、そのツィートに対して、言葉の暴力ともいえるひどい内容のツィートがワラワラと現れ始めました。
映画監督の想田和宏氏が、いかに奥田さんが、心無い中傷と言葉の暴力に晒されているか、その実態を可視化するために、それらのいくつかをリツィートしました。
そのどれもが、わたしも実際に目にしたものです。

殺すぞと言われることの恐ろしさ、おぞましさを、実際に体験したわたしは、奥田さんとご家族の気持ちに、そのほんの一部かもしれませんが、思いを馳せることができます。
日常の中の、例えば玄関のドアを開けるような、いつもなら何でもない一瞬に、ふと怯えてしまうことの理不尽さ。
自分はもちろんのこと、家族や親族、そしてもし予告が本当なら、友だちにまで危険が及ぶようなことが起こりはしないか。
そんなことを、起きている間中考えては、目をかたく閉じて忘れようとしていた数年間…。

だから余計に、この連中の言動に、腹の底からわき上がるような怒りを覚えます。


↓以下は、その可視化プロジェクトのまとめです。

殺害予告をされたSEALDs奥田氏への中傷ツイート可視化プロジェクト
http://togetter.com/li/879982?page=1



このツィートに対し、奥田さんはこう答えています。



↓ここからは、ワラワラと集ってきた蝿ツィートの一部を、連続で掲載します。



























































SNSは開かれた場です。良い意味でも悪い意味でも。
でもこうして、ある程度数を集めて読んでみると、同じような言い回しであることがわかります。
「自作自演」「狂言」「話し合いで解決」「警察に頼るな」
多分本人らは、皮肉ったり小馬鹿にしたりしているつもりなんでしょう。
さらに、安倍氏らにも脅迫のひとつやふたつはきていると言う…。
これには本当に呆れてしまいます。
彼は四六時中、何人もの、それも十分に訓練を受けた警備陣に守られています。
つい先日も、トイレの落書きがあっただけで、警察が即刻動きました。
当たり前です。国の最高権力者なんですから。
それに対し奥田さんは、後ろ盾も警備をしてくれる人も無く、今回のみならず今までにも、心無い誹謗中傷罵詈雑言を、毎日のように受けているのです。
それでも彼は、信念を貫き、自分の意見を声にし続けています。
その勇気、その強さ、その若さ。

いくら一般の市民だからといっても、警察は「今はまだ動けません。何か起こってからでないと」などと、
「日本刀持参の3人のチンピラがうちにやって来るので、助けてください!と、必死で助けを求めた19歳のわたしに言ったようなことを言わずに、
早急に、徹底的に捜査して、卑怯な脅迫者を逮捕してください!