ウィンザー通信

アメリカ東海岸の小さな町で、米国人鍼灸師の夫&空ちゃん海ちゃんと暮らすピアノ弾き&教師の、日々の思いをつづります。

「緊急事態条項が憲法に規定されていない為に「震災関連死」が1600人以上生まれた」と嘯く日本女性の会

2016年02月08日 | 日本とわたし
太田啓子弁護士のツィートで知りました。
いったい何が起こったのかと読み進めてみると、なんとまあ、みっともないというか姑息というか、このような行為が平気でできるだなんて…と呆れました。
これが、例え言葉上のこととしても、「美しい日本」を目指している人間のすることか…。
でも、呆れているだけで済ますわけにはいきません。
太田弁護士がおっしゃっているように、とにかく人から人へ、急いで広く伝えていかなければならないと思います。
これを読んだみなさんも、どうか、周りのお知り合いやお友だちに伝えてください。

↓以下、転載はじめ

太田啓子弁護士のフェイスブックより

震災関連死に、日本で一番詳しい(はず)弁護士の小口幸人さんが、怒りに震えてますよ!
メディアの皆様、小口さんに取材しに、沖縄に飛んでください。
震災関連死と憲法の規定は、全く関係ありません
日本会議(日本女性の会)が主催している「憲法おしゃべりカフェ」で、全く事実に反することを発信しているのです。
http://ameblo.jp/nihonjyoseinokai/

例えば、
・女性の皆さんは、憲法についてほとんど勉強したこともなかったような方々ばかりで、今回の講演内容にとても驚いていたようでした。
・特に、被災地にお知り合いがいるある女性は、緊急事態条項が憲法に規定されていないために「震災関連死」が1600人以上生まれてしまった事実を知って、とても驚いておられました。


というようなことが語られているようですが、全く事実に反します


小口幸人弁護士のフェイスブックより
2月6日

「憲法が邪魔になり災害対策ができずに震災関連死が1600人生じた」というデマを、勉強会の体裁で発信している嘘つきがいるようです。

全くの嘘です。
元災害関連死審査委員会副委員長の私が、そして、恐らく災害関連死について最も多く講演等をして、発言が報道で紹介されている私が断言します。

確かに、不十分な政策はあり、救えたはずの命が失われています
いまも福島で失われていますし、これからも続きます
しかし、憲法が邪魔になったわけでは全くありません

避難計画、避難所の施設環境、仮設住宅の施設環境など、事前の備えも含めた様々な場面で、法律が適切に運用されなかったからです。
そして、最大の問題は、このままではまた繰り返されるということです。
災害関連死は、一つ一つの命が失われていった軌跡です。
そこには、「ここでこういう政策が機能していれば助かったじゃないか」という、言わば教訓がたくさんつまっています

よって、災害関連死の事例を集積し、匿名化した上で公表し、官民それぞれで分析してこそ、
教訓を踏まえた防災対策ができ、復旧政策も改善し、次のときに災害関連死が減らせます。


私は、3年以上前から、方々でこれを発信し続けていますが、安倍政権は何もしません
これをした結果、災害関連死の認定に問題があることも判明し、結果として災害関連死が増えのを嫌がっているのか、
あるいは、原発事故により、どれだけおおくの方が悲惨な死を迎えたか、が明らかになるのを避けたいからか、
いずれにしても不都合な真実を隠すために

災害関連死を減らしたいなら、することは憲法改正ではない。
事例の集積分析公表、そして脱原発です。

これを憲法改正のダシにするのは、亡くなられた方々を侮辱する行為であり絶対に許せない

↑以上、転載おわり


では、日本女性の会のメンバーが、いかにも同じような印象付けをするために名称を使われた『憲法カフェ』とは、いったいどういうものなのでしょうか。
新聞赤旗の特報記事に掲載されていました。

2015とくほう・特報
憲法カフェ×ママ=広がる・動く
子らの未来と命が…戦争法案を止めたい

http://www.jcp.or.jp/akahata/aik15/2015-06-22/2015062203_02_0.html

若手弁護士が、おしゃれなお店で、子育て世代の母親らに憲法問題を語る、「憲法カフェ」が広がっています。
保育園や公民館などで開いたものも合わせると、700回を超えました
6月は、各地で、30回以上開かれます。
折しも国会では、いつでも、どこでも、米国のどんな戦争にも参加できるようにする、戦争法案の審議中。
ママたちは、どんな視線を向けているのか―。
(内藤真己子、写真も)

「新たな波が きている」


子ども連れのママたちが集まった憲法カフェ。
写真中央奥が太田啓子弁護士=11日、横浜市緑区
 
横浜市緑区の日本料理店。
11日、ランチタイムを前に、女性らが集まってきました。
おとな26人に子どもが6人。
お座敷での「憲法カフェ」です。

講師は、2年前に「カフェ」をはじめた、「明日の自由を守る若手弁護士の会」(略称・あすわか)の弁護士・太田啓子さん
会場を見渡して話します。
「今日は参加者が多いですね。
『なんかヤバそう』って感じている人が増えてきているからでしょう。
国会で、3人の憲法学者が、『安保法制は違憲』と陳述してから、新たな波がきていると感じます」

カフェは、太田さんの問いかけからスタート。
「国民は憲法を守らないといけない。これ、⚪︎だと思う方?」
数人の手があがりました。

太田さんは続けます。
「憲法を守らなければならないのは国家権力。
個人の人権・自由を守るために、国家権力の乱用を防ぐのが憲法。
それを立憲主義といいます」


「そうなんだぁ」
ママから驚きの声が上がります。

講演は、立憲主義を否定し、日本が攻撃されていないのに、アメリカなどの戦争に参戦する集団的自衛権の行使を可能にする、自民党改憲草案や、安倍内閣の解釈改憲による戦争法案に及びました。

「安保法制は違憲ではないの?」
「法案が通ったらどうなる?」


核心を突く質問が、次々に飛び出します。

子どもの英語塾の友だちに誘われ、1歳児を抱っこして来たママ(28)は、
「アメリカといっしょに行動するのが、日本のためになると聞いてきました。
そのことで、日本がテロの標的にされ、危険になるなんて怖い

「妊娠・出産を優先して仕事を辞めた」という1歳男児のママ(45)は、
知らないことの恐ろしさを感じ、危機感を持ちました
授かった子の命はなんとしても守りたい

安倍政権の「戦争する国づくり」に、女性の不安が広がっています。
新聞の世論調査でも、「安全保障関連法案」に「反対」は女性が56%、男性の48%を上回ります
片や「賛成」は24%で、男性(45%)の半分程度です。
(「毎日」5月25日付)

こうした意識動向に敏感な女性週刊誌は、
あなたの子供が“アメリカの戦争”に命を捨てる!」(『女性自身』6月2日号)、
自民党『憲法改正マンガ』の危険シーンにツッコミ このマンガは戦争の邪魔になる『母の本能』を押しつぶす!」(同23日号)などの特集を連打しています。


ママ友に知らせたくて

ママたちは、なぜ動き出したのか。
その思いを聞くと―。

「3・11の福島原発事故後、国の対応に疑問を抱いたことから、政治に関心を持ちはじめました」

こう話すのは、埼玉県白岡市の川本由紀子さん(33)=仮名=、3人の子持ちです。
昨年「カフェ」に行き、「自分の子どもが戦争に行くことになったら…。怖い。戦争する国へ向かう流れを止めたい」との思いを強くしました。
ママ友に知らせたいと、カフェを4回開きました

「安倍さんは、私の息子のことなど知らないでしょう。
兵士になったら、『数』としてしか見られない。
最近、ヒトラーに関する本を読んでいたら、『平和』といいながら、戦争に向かって行く姿が描かれていた。
いまの安倍さんと重なりました」


子どもが通う幼稚園や自宅で、5回も「カフェ」を開いたのは、さいたま市の南雲けいさん(33)=仮名=。
「毎日顔をあわせるママたちにこそ、知ってほしい」と、幼稚園の園長に持ちかけ、了解してもらいました
参加してくれたママたちは、
「漠然と安倍さん怖いと思っていたけど、やっぱり怖い」
「帰ってパパにしゃべりたい」

手ごたえを感じました。

ママたちの動きを後押ししたもう一つのカギは、“カフェ”という気軽で、ちょっとおしゃれな形です。

冒頭の、横浜市の「カフェ」を企画した増子順子さん(38)は、1歳と5歳の子育て真っ最中です。
「子どもが小さいので、デモに行ったりできません。
カフェなら、と思い切って、友だちに声をかけました。
断られた人も結構いてショックだったけど、日々忙しくて新聞を見る暇もないママに、知ってほしかったんです」


「ママ友と政治の話をすることに、心のどこかで迷いがありました。
でも憲法を学び、『私たちには権利がある。もっと政治にモノを言っていいんだ』と、自信が持てたんです」

こう話すのは、2人の子どもを育てる八王子市の田辺野江さん(42)=仮名=。
弁護士に頼らず、自らが、憲法「語り部」をはじめました。
「『私が話すから聞いて』って敷居を低くして、広げていきたい」

独自のレジュメもつくり、意欲的です。


議会に請願 街頭署名も


レッドアクションで宣伝する石井さん(右から2人目)と、阿部さん(同3人目)たち=9日、千葉県船橋市

京都府宇治市の中村あゆ美さん(41)=製造業パート=は17歳、14歳、6歳の母親。
中村さんも、日常の暮らしのなかで、政治のことを話せる場をと、憲法カフェを開催
カフェに集ったママ友と相談しながら、10日、宇治市議会に、「安保法制案の撤回を求める意見書」の請願を出しました
自公や民主、共産党の議員に声をかけ、次のような手紙を渡しました。
「子どもたちの未来が、命が、かかっている問題です。
党派や会派を超えて、自分の良心に従った意見を表明されることを望みます」


千葉県八千代市の石井真利子さん(35)は、新日本婦人の会の「親子リズム」を“卒業”したママたちで作る「筋トレ小組」で、憲法カフェを開きました。
「安倍さんの動きが怖くて、自分でもなんとかしなきゃと思ったんです。
カフェに行って、これなら小組のママたちとも違和感なくできると思いました」


小組のママに、戦争法案反対の署名を呼びかけました。

2歳の娘を連れて、石井さんも参加した、新婦人・船橋支部の9日の「レッドアクション」には、子育て世代の会員など31人が集合
1時間で46人分の署名が集まりました

同支部副支部長の阿部礼子さん(42)は、
夫が自衛隊員のママも、『9条があるから安心だと思っていたけど、これからは心配。(戦争法案は)やめてほしい』と言っています。
憲法違反の戦争法案は廃案にし、安倍首相にはやめてもらうしかありません
」と話します。

↑以上、転載おわり


そしてこれが、『憲法おしゃべりカフェ』の冊子


どのような講演が行われていたかというと、

日本女性の会 公式ブログ
http://ameblo.jp/nihonjyoseinokai/

1月31日 
横浜市旭区のほうで「憲法おしゃべりカフェ」が開催されました。
神奈川のほうは、回を重ねるごとに人数が増えてきていて今回は50名以上の参加者が集まりました

女性の皆さんは憲法についてほとんど勉強したこともなかったような方々ばかりで
今回の講演内容にとても驚いていた
ようでした。

特に、被災地にお知り合いがいるある女性は、
緊急事態条項が憲法に規定されていないために「震災関連死」が1600人以上生まれてしまった事実を知って
とても驚いておられました。
ぜひ、被災地の人にも知らせたいと、本を買って送ってあげるといわれていました

憲法は本来、国民のためにあるのに、なぜ憲法が邪魔になって犠牲が出ているのか
本末転倒なこの状況に憂いをもたれる方が多かったようです。

緊急事態条項についてはコチラのアニメがわかりやすいです♪
https://www.youtube.com/watch?v=p3qmN-52XQg


1月30日 
奈良 憲法おしゃべりカフェ 

奈良県において、憲法おしゃべりカフェが開催されました。
参加者は50名くらいでした。

「武器を持つだけで戦争になるならば、包丁をもって毎日料理をしている主婦は皆、犯罪者になるというのでしょうか?
9条の会などの護憲派が言っていることは結局、こういうことなんですよ」

そのような話に皆さん「うんうん」と頷いておられました
みなさん、話を聞いて、女性の「口コミ力」で憲法改正について訴えていく!
やる気満々の様子♪
おしゃべりカフェの2冊の本も沢山売れていました。


↑以上、引用おわり


嫌らしい手口に加え、なんというデタラメ、粗末で幼稚な例え話、そしておぞましい誘導。
でも、そういう話をうんうんと頷いて聞き、憂いを持ち、どんどんと知らせていきたいと思う人も少なくないというのも現実ならば、
わたしたちはその上をいく女の『口コミ力』で、嘘を垂れ流す日本女性の会主催の「憲法おしゃべり(うそつき)カフェ」を中止に追い込まなければなりません。
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ユジャ・ワンとニューヨーク・フィルハーモニックが奏でるモーツァルトとレスピーギ

2016年02月08日 | 音楽とわたし
週末には何か予定が入らないと落ち着かない夫と、週末に何にも予定が入らないとわかると、パジャマのままで一日中、ピアノやパソコンの前に座って過ごせると喜ぶ妻。
なんともチグハグな夫婦なのだけれども、一昨日の土曜日の朝に、夫が見つけてくれた事には、花マルと感謝を捧げたいと思う。
それは、リンカーンセンターのエイヴリー・フィッシャー・ホールで行われる、ニューヨーク・フィルハーモニックとユジャ・ワンの共演コンサート!
ユジャ・ワンはモーツァルトのピアノコンチェルトK.271を一部で、二部はフィルハーモニックの独演で、レスピーギの交響詩『ローマ三部作』から『ローマの噴水』と『ローマの祭』を。

実は、もう10年以上も前に一度、同じホールでニューヨーク・フィルの演奏を聴いて、ちょいとがっかりした経験があったので、オーケストラ自体にはあまり期待をしていなかった。
ところがところが、2005年に行われた音響改修が素晴らしく、ほぼ最後列の、谷底を遥か彼方から眺めるというような席だったにもかかわらず、ピアニッシモからフォルテッシモまで大いに楽しめた。
余談になるが、このホール、またまた改装をされるらしい。
2019年から約3年間かけての改装で、だからその間ニューヨーク・フィルは、ニューヨークにあるあちこちのホールでシーズンの演奏をすることになる。


最近夫とふたりで観る、夕食後のくつろぎテレビ(約30分から1時間)でハマっているのが、『モーツァルト・イン・ザ・ジャングル』。
オーケストラのオーボエ奏者が書いた本を元にした、コミカルなクラッシック音楽ドラマ。
まあ、演奏シーンでは、一所懸命にふりをしている役者には申し訳ないけれど、とりあえず目をそらして音だけ聴くことが多いのだけど、演出が面白く、舞台裏のエピソードも生々しい。
そして、本物のLAフィルが登場したりする。
ほんでもって、そのLAフィルのステージ・マネージャーを演じるのが、実際に音楽監督を務めている指揮者のグスタヴォ・ドゥダメル本人だったりもする。
そんなわけで、夫もわたしもなんとなく、オーケストラモードになっていたのかもしれない。

渋滞に巻き込まれるのを忌み嫌う夫は、このトンネルをスイスイッと通り抜けるために、家から出る時間を綿密に逆計算する。



リンカーン・センターの向かい側にあるフレンチレストランで夕食を食べた。
テーブルに運ばれてきたパンが、あまりにも美味しそうで、まあ少しぐらいいいかと、ついつい手を出してしまった。
グルテンを断ってから、まだほんの2ヶ月しか経っていない。
別にもともとアレルギーがあったわけでもないのだから、少しぐらい大丈夫だろうと思って食べた。
すると、ものの10分ほども経たないうちに、おでこの辺りがもやもやとしてきて、多分目つきがおかしくなってたのか、夫が「どうしたの?」と。
その後、胸の真ん中あたりももやもやしてきて、なんというか、上半身すっぽり霧の中状態になってしまった。
もちろん、食事はしっかり食べたし、コンサートを聴くこともできたのだけど、なかなかに恐ろしい経験をした。


リンカーン・センター入り口。


この時はまだ、フィルハーモニックの音について、昔の古い記憶を取り払えないでいた。


モーツァルトのピアノコンチェルト用の、小編成舞台。


ユジャ・ワンは、今回は珍しく、キラキラ光る銀色のロングドレスで登場した。
人魚風のドレスの裾が邪魔をして、いつものタッタッタッという足取りではなかったが、照れ屋の小学生の男の子みたいなピョコンお辞儀は同じだった。
彼女はどんなモーツァルトを弾くんだろうと、ワクワクしながら聞き入った。
開いた口が塞がらないほどの鮮やか過ぎるテクニックと、会場に、観衆の皮膚に、心に、すうっと染み込んでいく叙情力。
それらは相変わらずすごくて、心地よくて、さらに進化していたけれど、彼女はあまり幸せそうではなかったような気がした。
速いテンポの楽章では、グイグイとオーケストラをけしかけてって、指揮者がそれに戸惑っているように見えた。

そして休憩。


二部はこの通り、オケの大編成。


最前列の椅子が、もうあと少しで客席に落ちそうな所に置かれている。

レスピーギの交響詩『ローマ三部作』は、名古屋のオーケストラでちょいとだけ演奏させてもらった時に練習したことがある。
これがもう、なんというか、どんだけ多彩やねんっ!と、楽譜を読む目がぐるぐる回るような作品で、これをニューヨーク・フィルがどんな風に演奏するのか興味があったのだけど、

びっくりした…すごかった…うまかった…楽しかった…聞いてる間中幸せだった。
ごめんなさい、長い長い間、勝手に良くないなどと思い込んでたりして…。

ボックス席二階の端っこに、ぼんやりと青く光っているのは、そこから演奏していた金管楽器の譜面台の灯り。


素晴らしい時間をありがとう!



おまけの話

グルテン断ちをしたわたしに、友人が、クリスマスプレゼントだと言って、グルテンフリーのベーグルやパスタをくれた。
だいたいにおいて、グルテンフリーのパンやパスタやベーグルは、パンやパスタが好きで食べていた人にとっては、非常に不味いという評判なのだけど、
「このベーグルは大好評だから」と、友人は自信を持って勧めてくれた。
冷凍の生ベーグルをオーブンで焼いてみると、


焼きたてをふたつに割って食してみると、


う、うまいっ!めちゃうま!
感謝感激雨あられだった。

わたしの朝食の友たち。
バター代わりのココナッツオイルと、生アーモンドバター、そしてMANUKA蜂蜜。


ホールフーズや日本のマーケットで買うと高いかもしれないけれど、トレーダー・ジョーズのお店では、それぞれ4分の1ぐらいの値段で買えるので大助かり。

もうほんと、二度とパンは食べないと思う。
あのもやもやの後、1日半ほど、夫が出してくれた漢方を飲むまでずっと、胃がしくしくと痛んだ。
その間中、ごめん、ごめんと、自分の体に謝った。
気持ちに流されて、つい食べてしまったことで、あれほど体の中が混乱したり困ったりするとは思わなかった。
良い経験をした。
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山本太郎議員「ひっくり返してやりたい。切り捨てる社会変えたい。一刻を争うんです」2013年7月

2016年02月08日 | 日本とわたし
2013年7月の、参議院選挙前に行われた、山本太郎さんのインタビュー文字起こしのつづき



TPP、決まっちゃうと、おそらく、日本全国の水源が押さえられる、水ですよ。


人間生きていく上で何が必要か。
想像して欲しいんですよ。
まず空気ですよね。
その次は、水ですよ。
で、食べ物。
この三つが無ければ、絶対に生きていけないんですよね。
で、食べ物。
その農業っていう部分が破壊されるっていうのはお話ししましたけれども、

この「水」、これが危険なんです今。


先日アメリカで、麻生さんが、「日本の水道を、とにかく急いで民営化しますよ」、みたいなことを言ってきたんですよね。
はぁ?って…。

水道の権利を握られるってことは、ものすごくマズいんです。


どうしてか。
南米のコチャバンバっていう場所があるんですよね。
ここで、水の権利を海外に売り飛ばしたっていう前例があるんです。
で、どうなったか?

庶民は、水道からの水を飲めなくなった。


困ったな。じゃあどうしようかな。
じゃあ井戸水はどうなんだ?井戸水で凌ごうぜって。
おいおい、ちょっと待ってくれって、来たんですよ。
「ごめんね、水の権利は俺たちが買ったから、水道も俺たちの権利だから」って。

課金します。


おいおい、井戸の水も飲めなくなったのかよ。
じゃ、どうすりゃいいんだよ。
雨水を溜めようとした。

その雨水にも、課金されることになった。


どうすりゃいいんだよ。
水たまりに溜まった水を飲むしかなかったんですよ、貧しい人々は。

「水」を奪われるっていうのはそういうことなんです。


今実際に、日本でも、愛媛県の松山、ここが外資に水道の権利を売り渡したんですよね。
ヴィオリア・ウォーターズ。

そこでも、水道代の値上がりっていうものは、もうはっきりしている。


アメリカに渡って日本の財産、僕たちが税金を払って、大量の税金を投入して作ったインフラの設備を、はした金で売り飛ばして、一時的に金を儲けようって…。
その後どうなるんだよ。

これを許してしまえば、


日本の「水源」、水が湧き出している場所すべてを、売り渡すことになるんですよ。


矛盾に気がついて欲しいんです、その矛盾に。


すごいことやられてますよ。
保守でもなんでもないですよ。
どこかの勢力に、何か強いものに巻かれながら、保守ってものを演じながら、みんなを騙してるだけなんですよ。
本当にこの国を愛してるなら、この国に住んでる人を愛してるなら、やるべきことがあるんですよ。
原発と全部繋がってるんです。
原発の問題だけじゃないんです。




僕はね、左翼だ、過激派だって言われるんです。
びっくりですよ。

そんな問題、あとで話してくれよ。


右翼?左翼?よくわかんない。
その話、生き延びてからでいいですかって。

僕にとって重要なのは、


みんなで生きのびるっていうことなんです。


これは、自分自身が、生きたいって思った瞬間から、ずっとぶれない。ずっとこれを言い続けてる。

原発反対!被曝反対!TPP反対!憲法改悪反対!


反対反対反対!
おまえ、ただ反対したいだけだろ?
違うんだって。
今僕たちが生きてるこの世界は、与えられたシチュエーションは、反対しなきゃどうしようもないことだらけなんですよ。
そんなとこに僕たちは生きてたってことに気づいたんですよ。

じゃ、自分はなにができるんだ?


自分が置かれたシチュエーションで何ができるか?
出してないカードはなんだよおまえ?
と、自分自身に問うた時に…立候補しようって。

立候補して何ができるんだよ?


おまえひとりだろ?


無所属だろ?
どんな力があるんだよ?
もしも国会の中に入れたとしても、何ができるんだよ?

良い意味でも悪い意味でも、悪い意味の方が多いかもしれないんですけども、

やっぱり自分は、メディアに注目されているんですよね。


そういう意味で、国会の中のウソを、みんなに伝えることができるんですよ。


こんなことしようとしてますよ。
どう思いますかみなさんって。
じゃ、これを通すために、じゃあおまえ、これを引き受けろよ。このことについては黙っといてくれよ。
多分、そんなことの連続だと思うんです、政治って。
でも、僕ができることっていうのは、「みなさん、こういうことを黙っとけって言われました、どう思いますか?」って。

国会議員の人たち、


僕のことね、過激だって言うんです。


(彼らが)陰で言ってることを、いろんなところから話が回ってくるんですよね。
過激なんですって、僕の言うことが。
僕の言うことを過激だって言う人に、多分この世の中は変えられない。
無理なんですよ、しがらみがあるから、角が立つから。
その人の立場も理解できる。
維持しなきゃいけないものがあるだろうから。

でも、一刻を争うんですよね。


長い目で戦うとか、そういう話じゃないんですよ。
これしゃべっている間にも、被曝してる人はいるし、食べ物で被曝させられる人もいるし、TPPにも参加しちゃうかもしれないし。

急いでるんです。


過激って言われようが何て言われようが、しがらみ一切無い僕が、みなさんから力を得て、情報を得て、いろんなことを言い続ける。
いろんな方面に渡って、いろんな活動をされている方々がいる。
それぞれの専門の方々がいる。
そういう市民の集まり、そういう何万人、何十万人、何百万人という人たちと力を合わせて、立ち向かっていきたいと思うんですよ。
もしあなたに、守りたい命がある。
そしたら山本太郎にチャンスをくれませんか?
ひっくり返してやりたいんです。
切り捨てる社会、変えたいんです。
それだけなんです。
力貸してください。
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