ウィンザー通信

アメリカ東海岸の小さな町で、米国人鍼灸師の夫&空ちゃん海ちゃんと暮らすピアノ弾き&教師の、日々の思いをつづります。

倉林議員「五輪の中止を即刻判断し、選手村の宿泊療養施設としての転用に踏み出すべきだ!」

2021年08月06日 | 日本とわたし
■横になっていられず、体を起こさないと息ができない
■唇が紫色
■酸素飽和度 90%以下 など
こんなことになるまで119番できないっておかしいでしょ?
それにもっとダメなのは、酸素飽和度の数字が低過ぎます。
酸素飽和度が90%以下というのは低酸素血症に陥ることを意味し、通常は強い呼吸困難感に苦しめられます。
そこまで苦しまないと救急車を呼べず、仮に呼んでも来てもらえるかどうかもわからず、救急車に乗り込めたとしても受け入れてくれる病院が見つかるかどうかもわかりません。
これを医療崩壊と言わずに何が医療崩壊なのでしょうか?




政府自体が、首相本人が、議事録も残さず責任を丸投げし、無知と無能を恥とも思わず、だから全く何一つ学ぼうとせず、私利党利第一の、これまで通りの古い政治をだらだらと続けるだけしかできないのですから、今の日本の惨状は起こるべくして起こったと言えます。

そして見てくださいこれ。
東京都が自宅療養者に送っている食料品だそうです。



倉林議員:
宿泊療養施設が決定的に不足しているからこういう指示を出した、という経過を厚生労働委員会でも説明がありました。
それならば、この施設の確保を直ちに踏み出すべきだと思うんですね。
オリパラの選手村、ここ使えばいいと思うんですよ。
収容人数1万8000人、医師・看護師は7000人、確保をすでにしてあります。
抗体カクテルや酸素を使えるようにすれば、効率的な医療提供ができるだけじゃなくて、重症化防止ができるんですよ。
国民の命が守れるかどうかって事が問われているわけですから、私はね、五輪の中止を即刻判断し、選手村、ここをですね、宿泊療養施設としての転用、踏み出すべきだと。

西村大臣:
選手村につきましては、東京大会の主催者である東京都が、民間から借り受け、東京都が管理を行っているものと承知しております。
大会終了後、どのような形で選手村を活用するかについては、東京都と民間の所有者の間で決められるものと承知しておりますが、あの、お、私の立場でですね、どういったことが可能かは、東京都とよく話をしてみたいというふうに思います。

倉林議員:
あのね、ほんと今、亡くなっている人がいるんですよ、在宅死で。
で、宿泊療養施設が決定的に不足しているんですよ!
そこに踏み出すのに、やっぱりオリンピックの中止の決断が要るんだと!


もう一度、現状を認識してもらいたいので。

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在宅療養に関連していませんがロックダウンについて。
国民に対して現金による経済救済策をろくにやらない、まるでやりたくないと思えるほどの政府の出し渋りが1年半も続いています。
例えばロックダウンのような強制的な対応の話になると必ず憲法のせいにして、非常に危険な自民党案による憲法改正が必要だと言い出す人が現れるので、ここに少し書き足しておきたいと思います。

【憲法第25条】 
すべて国民は、健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有する。 
2 国は、すべての生活部面について、社会福祉、社会保障及び公衆衛生の向上及び増進に努めなければならない。 

憲法25条は生存権の保障について定めています。
国が状況を正確に正直に説明し、ロックダウンの必要性を国民に訴え、それに伴う損失は国が補償すると約束する。
ロックダウンに伴い必要となるシステムを速やかに構築し、そのやり方が分からなければ既に整っている国々に教えを請う。
これらの物事を実行する時間は1年半もあったのです。
やろうとしなかった、やるつもりが無かった、自党や自身に利がない事はやりたくなかった。
そういう政治家が幅を利かせているのが与党政府だったことが、今回のコロナ禍においての日本の不幸だったと思います。
さらに日本ではこれまで、「強権発動」や「私権制限」についての議論や価値観の表明が十分に為されて来ませんでした、
だから有事に役立つシステム作りにしても、何を根拠に作って良いのか不明のままで、平時に戻るとまた元の木阿弥になってしまう傾向があります。

欧米では何度かロックダウンが行われましたが、その度に政府は賃金の補助を行いました。
最低でも75%、多いところでは100%の補助が最大で3ヶ月間支払われました。
バイデン政権の200兆円大型経済対策法では、年収7万5000ドル(約810万円)未満の人を対象に、納税者への直接給付が行われ、子供税控除制度に基づき、控除対象額が6~17歳までの子ども1人につき3000ドル、6歳未満は3600ドルに引き上げられました。

何が言いたいかというと、この『生存権の保障』を国が腹を括ってやってくれたので、ロックダウンが行われても生き延びられたという事です。
もちろん全員が全員生き延びられたわけではなく、仕事を失った人も少なくありません。
けれども、アベスガ政権の有事における対応能力のお粗末さ、そして国民の暮らしと命を守ろうという意思の希薄さが、ここまで酷いとは思っていませんでしたので、やはり日本在住の自分の家族はもちろん、友人やみなさんのことを思うと、やりきれない気持ちになります。

今日また耳慣れない変異株の名前を聞きました。
今やデルタ株が大暴れをしていますが、それを上回る変異株はこの先もう出てこないという確信は誰も持っていません。
このデルタ株の流行を受け、ニュージャージー州は、ワクチン接種完了済みであっても、室内でのマスク着用を推進すると発表しました。
また去年の夏に引き戻されたような感じです。
コメント
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