ウィンザー通信

アメリカ東海岸の小さな町で、米国人鍼灸師の夫&空ちゃん海ちゃんと暮らすピアノ弾き&教師の、日々の思いをつづります。

こんな人たち(自民党議員)に負けるわけにはいかないんですよ、日本国憲法は!

2018年10月16日 | 日本とわたし
わたしは、この七十年間、たった一度も、戦争という名前のついたおこないで、人を殺したことも、人に殺されたこともありません。
わたしは、そのことを誇りに思っています。

わたしは日本国憲法です。



松元ヒロさんの『憲法くん』より

https://www.amazon.co.jp/憲法くん-松元-ヒロ/dp/4061333097

わたしというのは、
戦争が終わったあと、
こんなに恐ろしくて悲しいことは、
二度と会ってはならない、
という思いから生まれた、
理想だったのではありませんか?

理想と現実がちがっていたら、
ふつうは、
現実を理想に近づけるように、
努力するものではありませんか?



日本国憲法前文

日本国民は、
正当に選挙された国会における代表者を通じて行動し、
われらとわれらの子孫のために、
諸国民との協和による成果と、
わが国全土にわたって自由のもたらす恵沢を確保し、
政府の行為によって再び戦争の惨禍が起ることのないようにすることを決意し、
ここに主権が国民に存することを宣言し、
この憲法を確定する。
そもそも国政は、国民の厳粛な信託によるものであって、
その権威は国民に由来し、
その権力は国民の代表者がこれを行使し、
その福利は国民がこれを享受する。
これは人類普遍の原理であり、
この憲法は、かかる原理に基づくものである。
われらは、これに反する一切の憲法、法令及び詔勅を排除する。

日本国民は、
恒久の平和を念願し、
人間相互の関係を支配する崇高な理想を深く自覚するのであって、
平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して、
われらの安全と生存を保持しようと決意した。

われらは、
平和を維持し、専制と隷従、
圧迫と偏狭を地上から永遠に除去しようと
努めている国際社会においてm
名誉ある地位を占めたいと思う。

われらは、
全世界の国民が、
ひとしく恐怖と欠乏から免かれ、
平和のうちに生存する権利を有することを確認する。

われらは、
いづれの国家も、
自国のことのみに専念して他国を無視してはならないのであって、
政治道徳の法則は、
普遍的なものであり、
この法則に従うことは、
自国の主権を維持し、
他国と対等関係に立とうとする各国の責務であると信ずる。

日本国民は、
国家の名誉にかけ、
全力をあげてこの崇高な理想と目的を達成することを誓う。


******* ******* ******* *******

わたしが今回、この前文をしつこく書いたのには理由があります。
それは、以下の自民党の総裁をはじめとする議員たちが、とんでもない解釈をして、それを恥ずかしげもなくあちらこちらで公言しているからです。

こんな自民党議員らに、世界に誇る日本国憲法をいじらせてたまるかという強い思いが、あらためて込み上げてきました。


自民党総裁・安倍晋三

BS11 未来ビジョン『安倍晋三元総理が訴える憲法9条改正論』での発言
https://www.youtube.com/watch?v=YJiPRyYAPDg

平和を愛する諸国民って誰ですか?ということなんですね。
この66年間ですね、それではその国々って、国連の安全保障理事国ですか?
アメリカだってずっと戦争してますよね。
イギリスだってそうですよ。
フランスだってそうでしょ。
ロシアだってそうですよね。
中国だってまさにそうじゃないですか!
どこもいないんですよ。
ですから、これはまあインチキなんですよ!
日本は戦争に負けましたから、敗戦国はね、お前、詫び状文(のことか?”じょうもん”という言葉が無いので推測です)書け。
詫び状文をね、自分で書いたんじゃないんですよ。
これはね(吹き出しながら)、アメリカの、いわば25人のうちの一人がですね、たった一人の人物が実はこれを書いたんですよ。
で、ここにね、こう書いてあるんですよ。
“平和を愛する諸国民”うんぬんの後にね、
「われらは、平和を維持し、専制と隷従、圧迫と偏狭を、地上から永遠に除去しようと努めてゐる国際社会において、名誉ある地位を占めたいと思う」
“専制と隷従、圧迫と偏狭”というのはね、無くさなければいけないと考えている主語はね、“日本人”じゃないんですよ。
こう考えているのは、“平和を愛する諸国民”。
この人たちがこう考えているから、この人たちに誉めてもらおうじゃないか、と書いてあるですね。
まことにいじましいでしょう!
こんなにいじましい文章を、66年間も大切によく拝んできましたよね。
もういいでしょう、これは。



「政治家と話そう」2012年自民党総裁としての発言
https://www.youtube.com/watch?v=xQ266mp3yQo

あの日本国憲法の前文にはですね、
「平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して、我らの生存と安全を保持しようと決意した」と書いてあるんですね。
つまり、自分たちの安全を世界に任せますよ、と言っている。
そして、
「専制と隷従、圧迫と偏狭をこの地上から永遠に除去しようと努めている国際社会において、名誉ある地位を占めたいと思う」
自分たちが、専制や隷従、圧迫と偏狭をなくそうと考えているんじゃないんですよ。
国際社会がそう思っているから助けてもらおうと。
いじましいんですね。
みっともない憲法ですよ、はっきり言って。
それは日本人が作ったんじゃないですからね。
そんな憲法持っている以上ですね、外務省も、自分たちが発言するということは憲法上義務付けられてないんだから、
それは国際社会に任せるんですからね、精神がそうなってしまっているんですね。
そっから変えていくことが大切だと、私は思ってます。



自民党・参議院議員・西田昌司



当然ながら、権利行使の裏にはその義務があるわけですよね。
この国を護っていくという、またこの国の伝統を伝えていくという義務があると。
その義務とセットになってる権利なんですよね。
そのことがわかっていない人が多すぎる。
だから、国民主権っていって、言った瞬間、日本人はね、国民が一番上なんだと思っちゃうんですよ。
国民が一番上じゃないんだと。
国民の上に先人がいるんですよ。
先人の権利を、我々(政治家)が継承してると。
そういう意味で、その国民主権、というのがおかしいんですと。
だからぁ、これはもう、誰でも考えてもらえればわかるはずなんですよね。
まあ、あの、日本国憲法の中でね、保証されてる基本的人権も含めてですよ。
もうほんとにこれは、えーこの、えーそういうところにですね、疑問の余地を挟むこともですね、おかしいと言うこともできないと、思い込んじゃってるですね。
だから、これを私は称して、おバカさんですねと。


ウィキペディアより引用:
https://ja.wikipedia.org/wiki/西田昌司

法務行政
幹事を務める憲法審査会では、憲法とは国柄を表明するとの観点から、
伝統も文化も異にするアメリカ人が、他国語で数日のうちに書き上げたものを、主権を失していた占領下で公布・施行した現行憲法は、
日本人が祖先から受け継いできた、悠久の歴史を担保する相続人としての権利行使を認めておらず、
その制定過程の瑕疵の問題、及びそこから生じている正当性・有効性の問題の議論から始めるべきだ、と主張
している。
その上で、国柄の象徴である皇統の維持が担保される仕組みを、法制度に組み込むべきだと主張している。
現行憲法を、GHQによる「占領基本法」として破棄し、明治憲法を復活させる「廃憲論」を唱えている
西田は、改憲はハードルが高すぎるとして、憲法破棄を国会で決議すれば、憲法改正の手続き自体不要と主張している。



自民党・参議院議員・外務副大臣・佐藤正久



個人の権利、個人の権利、個人の権利、バカじゃないかと。
そこはまさに、そういうもっと大きなものを護るために、個人の権利を抑えて、今はこうですよというふうに…。
そういう意味で、憲法にそういう精神(国のために死ぬ)規定が無いから(聞き取れず)。
確かに今回、私はこうすべきだと。
でも、憲法にそういう緊急事態条項とかあれば、もっと多分、軽易に、緊急事態を法律に基づいて発令できたのかもしれない。

えー、憲法では、権利や自由というものが全面に出過ぎていて、義務と責任が引っ込んでいるような感じ。
個人の権利や自由を抑える、ということも必要だと思ってます。
私は、えー、義務なき権利は無いし、責任無き自由は無いという国柄を、やはり、この、憲法の方にも明記していくべきだと思います。



自民党・衆議院議員・筆頭副幹事長及び総裁特別補佐・稲田朋美

戦争は人間の霊魂進化にとって最高の宗教的行事です。
国民の生活が大事なんて政治は、私は間違っていると思います。



おまけ:
日本国憲法前文の口語訳

俺らはちゃんとみんなで選んだトップを通じて、うちらのそのガキのまたガキのために、ご近所さんと仲良くして、みんなが好きなことできるようにするよ。

また戦争みたいなひどいことを起こさないって決めて、国の基本は国民にあることを声を大にして言うぜ。

それがこの憲法だ。

そもそも政治っていうのは、俺ら国民が政治家を信頼して力を与えてるものであって、本質的に俺達のものであるんだ。
あれだ、リンカーンの言った「民衆の民衆のための民衆による政治」ってやつ。

この考え方は人類がみんな目標にするべき基本であって、この憲法はそれに従うよ。

そんでそれに反するような法律とかは認めないぜ。

俺らはやっぱ平和がいいと思うし、人間って本質的にはちゃんとうまくやっていけるようにできてると信じるから、同じように平和であってほしいと思う外国を信頼するぜ。

その上で俺達はちゃんと生きていこうと決めたっちゃ。

平和を守って、奴隷制度みたいな酷いこととか、偏見とか差別をなくそうとしている世界の中でちゃんと活動したいと思うのね。

名誉ある地位っていうかさ、かっこいいじゃん。

その上で声を大にして言うよ。

「全世界の人は、みんな、なににも怯えることなく、飢えることもなく、平和に生きる権利を持っている」ということだ。

この理想は俺達の国だけじゃなくて他のあらゆる国にも通用するもので、このことを守ることは各国の義務だよ。
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漢方のおはなし

2018年10月15日 | ひとりごと
毎朝毎晩、大さじ山盛りをお湯に溶かしたわたし用の漢方を、エイっと覚悟を決めて飲む。


マンハッタンのソーホーにある診察所に11時。
9時45分発のマンハッタン直行のバスに乗って行けば十分間に合うだろう。
…と思ったのが甘かった。

ここは日本ではなくてアメリカなのだ。
それをすっかり忘れてた。

バスがやって来たのは、30分遅れの10時15分。
このバスは大抵10分から20分遅れるけれども、そしてたまーに通過時間より早い時間に来て、知らんふりしてスーッと走り去って行ったりもするけれども、
この時間帯だと滅多に道が混まないので、マンハッタンのミドルタウンまで30分もかからないだろうから、そこから地下鉄に乗ったらギリギリ間に合う。

念のために普段から用心深い夫にも聞いてみたら、大丈夫だと太鼓判をもらった。

だが…すでに30分遅れのバスが、ニュージャージーとマンハッタン島をつなぐリンカーントンネルのうんと手前から、とんでもない渋滞に巻き込まれてしまった。
やっと終点に到着した時にはもう11時25分になっていて、地下鉄の駅に走るよりタクシーに乗って行くほうが早いと思い、ウーバーの車を予約しようとしたら、なぜか支払いができなくて車を呼べない。
もうヤケクソで南下するアヴェニューまで走って行き、そこでタクシーを拾った。
タクシーに乗ってからも、なぜか街中の道がどこもかしこも混んでいて、時計を見るだけで心臓の鼓動が早まってしまうので目を閉じた。

11時45分。
やっと到着。
9階までのエレベーターがやけにゆっくりに思えた。

部屋に飛び込み、出迎えてくれた漢方医のダニエルと秘書の人に、ごめんなさい!ほんとにごめんなさい!と謝ったのだけど、もう診察時間はほとんど終わりだ。
バスやタクシーの中からメッセージを送っていたので、事情はわかってもらえているのだけど、次の患者さんが来るはずなので、脈診と舌の観察だけでもやってもらえたらありがたいと思っていた。

申し訳なさすぎて縮こまっているわたしに、ダニエルはニコッと笑って、「まあこちらへどうぞ」と隣の部屋に手招きしてくれた。

「もうこんな時間になってしまったので、また別の日に来ます」と言うと、「少しなら大丈夫だから」と、椅子を進めてくれた。

夫は今、2年間のカリキュラムで漢方を学んでいる。
ダニエルはその学校の先生なのだ。
先日、ダニエルが夫のために処方した漢方がすごく良さそうだったので、わたしも処方してもらおうと思ってお願いすることにした。

2、3枚の、すでにわたしについてのアレコレが書かれた紙に、ダニエルの質問に答えるわたしの言葉が書き足されていく。
大きな事故や事件が起こった15歳から31歳までの話は、診察時間が何時間あっても足りないからと、夫が先にダニエルにメールで伝えてくれていたのだけど、
ダニエルはその時その場で、わたしが目で見たこと耳で聞いたことを、さらに詳しく話して欲しいと言って、そのいちいちを書き込んでいった。
そしてわたしは、この夏に知った、とても大きな記憶違い(というより記憶をすっかり消して、全く違うものにすり替えていた)のことを話した。

ダニエルはその時、それまでよりも一番深くうなずいて、わたしの目を彼の目にくくりつけるように強く見つめた。

時間がとても気になったのだけど、ダニエルは一向に話を止めようとしない。
話を締め括ろうと、「結局何度も死にかけて、そのたびに助けてもらった人生だから、感謝しかありません」と言うと、
「僕も何度も死と直面しました」とポツリと言ったので、本当にびっくりした。
「こんなことを聞くのはいけないことかもしれませんが、もしよかったら理由を聞かせてもらえませんか」と言ってしまった。
すると何秒か間があいて、床からわたしの目に視線を戻したダニエルは、「親です」と答えてくれた。
「親?」
「そうです」
「虐待、ですか?」
「そう」
「おとうさん、ですか?」
「そうです」
「それも、死を意識するほどの…?」
ダニエルは薄く笑ってうなずいた。

今度はわたしが言葉を失くしてしまった。

「記憶がどこかで切れてしまったり、失ったり、全然違う状況にすり替えて覚えていたり、そういうことは起こります」
「そうしないと体や心が壊れてしまうギリギリのところで、意識の有る無しにかかわらず、脳が判断して、自衛のための行動を取るんだと思います」

漢方を処方する際には、その患者の人となりや体の様子を、とても丁寧な会話を通じて理解し、脈をとり、舌を診る。
脈を長い時間とりながら思案していたダニエルは、やっとその手を離したと思ったら、「痛みがとてもひどいですね」と言った。
「今は痛みは感じません」と言うと、「体ではなく心です」と言われた。
「心?」
「そうです、心です」
「そんなふうに言われるとは思っていませんでした」
「僕も、こんなふうに心が痛んでいる人を診たのは滅多にありません。トラウマの傷が深いので、そこから治していきましょう」

いい先生に出会えた。

結局ダニエルは、次の患者さんがいつも遅刻して来る人なのでと言って、たっぷり1時間診てくれた。
きっと昼食時間を犠牲にしてくれたのだと思う。

帰り道はゆっくり歩いた。
ゆっくり歩きながら、ダニエルがもうすでに軽くしてくれた心を感じていた。
漢方医は、漢方と言葉で、患者を治してくれるんだなあ。
夫も、鍼灸と漢方、そして患者さんとの会話で、心や体を癒すことができる鍼灸師・漢方医を目指している。
いい仕事だとあらためて思う。
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「国民の命と生活を守る」と言いながら、こんな悪いことしてる安倍政権!ひどい!

2018年10月10日 | 日本とわたし


なぜ?賃金統計“ゆがみ”放置 厚労省、対応遅れ認める エコノミストら批判
【西日本新聞】2018年10月6日
https://www.nishinippon.co.jp/nnp/national/article/455509/


これまで公表されてきた、毎月勤労統計調査の賃金上昇率には、ウソや誤魔化しがありました
と、今ごろになって言ってます、という記事です。

統計の作成手法を変更し、継続性がない数値を使って、国民に賃金情勢を誤認させようとした厚生労働省。

みなさんが感じている、よくなってきたという気持ちにならないのは、当然のことだったんです。
そして恐ろしいのは、そのウソの統計が別の統計にも影響しているということです。
安倍政権への官僚組織の忖度や不作為の多さは、どの政権にも負けません。

******* ******* ******* *******

そして、国民の命と生活を蔑ろにすることにかけても、どの政権にも負けていません。











社会保障費抑制へ改革案 高額医薬品は保険の対象外 財務省が財政審に提示
【産経新聞】2018年10月9日
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181009-00000565-san-bus_all

財務省は9日、「財政制度等審議会(財務相の諮問機関)」の分科会を開き、社会保障費の抑制に向けた改革案を示した。
高額な医薬品については、費用対効果を勘案し、公的保険の対象から外すことも検討するよう提案。
75歳以上の後期高齢者が受診する際の自己負担割合を、現行の原則1割から2割へ増やすことも改めて打ち出した。

高齢化の進展で膨張する社会保障費を抑制する
今後も議論を進め、今年11月をめどに財政審がまとめる、平成31年度予算編成の建議(意見書)に反映する。
同時に、政府が年末まとめる歳出改革の、工程表にも織り込みたい考えだ。

医薬品は現在、新薬が、ほぼ自動的に保険適用される形となっている。
ただ、がん免疫治療薬「オプジーボ」の当初価格のように、高額になるケースも多く、医療財政の大きな負担となっている。
財務省は、費用対効果や財政影響など経済面も評価し、保険適用の可否を判断できる仕組みを導入すべきだとした。

このほか財務省は、政府が利用を促す「かかりつけ医」に患者を誘導するため、「かかりつけ医」以外で受診した場合、追加で定額の負担を設けることを提案。
日ごろから患者の状態をよく知っている「かかりつけ医」なら、無駄な診療をせず、医療費を抑制できる可能性がある。

高齢者の負担増については、現在70~74歳の窓口負担が1割から2割に移行しているのに続き、75歳以上も2割とする。
介護も、自己負担を原則2割に高めるべきだとした。


******* ******* ******* *******

「国民の命と生活を守る」だなんて、盛大にホラを吹く安倍政権、終わらせたいですね。
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二階さん、加計疑獄問題を早く終わらせたいなら『国政調査権』を行使して、とっとと済ませたらどうですか?

2018年10月10日 | 日本とわたし
先日の加計学園理事長が開いた『ザ・あいまい&おふざけ会見』。

愛媛県の文書に記載されていた安倍首相との面会について、「覚えていないし記録もないので」会っていないと思うなどと言い、
ではその文書を読んだ上で会見に臨んでいるのかと問われ、「読んでいない」と堂々と答える加計学園の加計理事長。

もう頭のてっぺんから湯気を出して怒っているのかと思われた、愛媛県知事の中村さんは、「理事長が会見したことは率直に評価したい」と述べ、
学園側に対する県からの総額30億円に上る補助金についても、
「国側の認可に問題はないということなので、学生たちをフォローしていくのが県の役割だ」と、今後も支出していくつもりのようです。

「ふに落ちたかと言われれば落ちない。記録が示されなければ、いつまでもモヤモヤは払拭(ふっしょく)できない」

なんとも聞いているこちらがモヤモヤしてくるコメントです。
中村知事には大変な圧力がかかっていることは、容易に想像できるのですが…。

このことについて東京新聞が、そんなモヤモヤを払拭してくれるような『社説』を書いてくれました。

加計氏の会見 国政調査権を使わねば
【東京新聞・社説】2018年10月10日
http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/editorial/CK2018101002000175.html

知らぬ・存ぜぬ-。
学校法人「加計学園」の加計孝太郎理事長の会見は結局は、国民の疑念を晴らす内容ではなかった。
あいまいな姿勢を続ける以上、加計氏らを国会に呼び解明すべきである。
 
記者「(愛媛)県文書に全く目を通していないのか?」
加計氏「はい」
 
記者「県文書を基に、渡辺氏に聞き取りをしていないのか?」
加計氏「はい」

 
渡辺氏とは、岡山理科大獣医学部(愛媛県今治市)の開設をめぐり、「理事長と安倍晋三首相が面会した」と、同県や同市に虚偽の説明をしたという人物だ。
学園事務局長の渡辺良人氏である。
 
愛媛県の文書は、首相が加計氏と2015年2月に面会し、学部新設の説明を受けたとの学園側の報告に基づく文書であり、極めて重要な内容だ。
 
同年4月には、首相官邸で、県と市、学園側が当時の首相秘書官の柳瀬唯夫氏と面会した。
そのとき柳瀬氏が語った、「本件は首相案件」などと書かれた文書もある。
 
加計氏は、2月の首相との面会も、「記録がないので会っていないと思う」と否定。
柳瀬氏の件も「知らない。(中略)詳細は分からない」と言うばかりだ。
 
獣医学部の新設では、93億円を補助する今治市に対して、同県は31億円を支援する。
今年7月には、県議会が、「いまだ混迷した状況が続く。学園自ら疑念を晴らす説明をすべきだ」という決議を、全会一致で採択していた。
 
それを受けての会見だったのに、加計氏が文書も読まず、内部の聞き取りもしないで臨むとは、あまりに不誠実すぎる
とくに、渡辺氏が県市に対し虚偽の説明をしていたなら、ウソで新学部認可にたどり着いたことになりはしないか

「事が前に進まず、勇み足だった」(加計氏)程度の認識では許されない。
 
もはや国政調査権で真相解明を進めるべきだ。
加計氏や首相、県市の関係者に、国会で真実を語ってもらおう。
 
あやふやなまま幕引きではいけない。
国民の関心も高い。
多額の税金が絡んでいる。
 
国家戦略特区の活用で、開設できた新学部だ。
特区の議長は首相でもある。
仮に、15年2月の、首相の「いいね」の言葉が開設の弾みになったなら、行政のゆがみを招いたのではないか。
首相の国会答弁とも矛盾する
新学部をめぐる「腹心の友」との関係を、国会で徹底追及すべきである。


******* ******* ******* *******

同じ頃、この人、自民党の二階幹事長は、このようなことを語っていました。

加計理事長が首相との面会改めて否定、二階氏「長期化させない」
【TBS NEWS】2018年10月9日
https://headlines.yahoo.co.jp/videonews/jnn?a=20181009-00000028-jnn-pol

引用はじめ:

「こういう問題でそう長く時間をとることは適当ではないので、速やかな対応ができるように積極的に相談して参りたい」

******* ******* ******* *******

ならば、国政調査権で真相解明を進めたらいいのですよね。
国会に関係者全員(加計理事長、首相、関わった官僚や議員、県や市の関係者を呼んで、真相解明に向けて一気にやっちゃえばいいことです。

二階議員をはじめとする自民党議員さんが、いつまでウダウダやってるんだと言うのなら、参院衆院の国政調査権の行使をちゃっちゃと許可すればいいのではないですか?

『国政調査権』
議院内閣制では、国会は単に法律を作る場ではなく、国会のみが主権者である国民の審判を得ているものと見なされています。
内閣は国会の信任に基づくものとされています。
内閣をトップとする行政が、国民の利益にかなっているか監督する権限として、参院衆院の両院に、国政調査権が与えられています。
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辻井伸行さんとオルフェウス室内管弦楽団

2018年10月09日 | 音楽とわたし
友人みっきぃの一人娘琴ちゃんが、こんなすてきなモビールを作ってくれた。
作者曰く、キモ可愛い惑星モビールだそうだ。












気持ちがうつうつとしてくると、椅子をぐるりと回して、ぼーっとモビールを見る。
そうするとなんだか気持ちが落ち着いてきて、またちょっくら続けるかと、中断している作業に取りかかれたりする。
ありがとう、琴ちゃん。


気持ちが大きく揺さぶられて、なかなか平常心に戻れない日が続いていた。
気持ちと一緒に、体の芯も揺さぶられたのか、微熱がずっと続いたりした。
村上春樹風に言うと、深くて薄暗い森の中だったり、深くて暗い井戸の中だったり、そういう空間で抱え込んだ膝小僧におでこを乗せたまま、息の音が聞こえるぐらいの静けさの中に身を置いて、
悲しいのやら悔しいのやら、恐ろしいのやら苦しいのやら、どう表したらいいのかわからない暗い気持ちから抜けられないまま、どんよりとした重い体を引きずりながら、毎日を過ごしていた。

そういう母親を知ってか知らずか、長男くんが急に、
「なあ、なんか日本の有名なピアニストが、カーネギーで演奏するらしいで」と、ポツリと話してくれた。
「え?誰?」
「名前は知らんけど、目が見えへん人らしい」

もしかして、もしかして、それは辻井伸行さんのことではないだろうか?
モヤがかかってた頭に、いきなりスイッチが入った。

ずっと休止中だったパソコンで一気に調べた。
やっぱり辻井伸行さんだった。
体調を考えると、出かけて行くことはもちろん、最後まで持つかどうか自信が無かったけど、とにかく行こうと決めた。
急いで親友ののりこさんに電話をかけて、一緒に行かないかと誘った。

席は3階の一番前。
もちろん遠く離れているけれど、カーネギーのホールはどこに座ってても音が良いので心配しなかった。
プログラムをもらって席に座り舞台を観ると、あれれ?なんでピアノが無いんだろう…。



フェイスブックのタイムラインに、この舞台の写真を撮って載っけたら、幸雄さんに「あれ?ピアノは?」って早速聞かれたし…。
まさか、辻井さんだけの特別仕様で、ピアノと一緒に舞台に出てくるんだろうか…などと、後から考えたらすごくアホなことを想像しながらプログラムを開いた。

あれ?1曲目は室内管弦楽団だけで演奏するみたいだ。
しかも今夜の演奏会は、どうやらこのオルフェウス室内管弦楽団が主体っぽい。
カーネギーホールのウェブサイトには、辻井さんだけの写真がデカデカと載っていたので、てっきり彼のソロ演奏の中にピアノコンチェルトが混じっているのだろうと思い込んでいた。
だからちょっとがっかりもして、けれども初めて聴く室内管弦楽団の演奏にも興味があった。

曲は、ARVO PARTのFratres。
聴いたことがないオーケストラによる聴いたことがない曲。
Arvo Pärt - Fratres


始まりから1分半ぐらいのところからのピアニッシモに、心の根っこを温められたような気がした。
そして涙があふれてきた。

この室内管弦楽団には指揮者がいない。

『1972年に、チェリストのジュリアン・ファイファーが中心となって、ニューヨークで結成された。
彼らの最大の特徴は、各セクション内の配置を曲ごとに換えて、リーダーシップ的な役割を順番に分担し、指揮者が行なう解釈上の決定を合議制で行なっている。
その結果、一人ひとりの力量は高いレベルで均一がとれ、演奏は高度に緻密でありながら自発性に富む』

https://tower.jp/artist/1338917/オルフェウス室内管弦楽団より

室内オーケストラに革命をもたらした、1972年にニューヨークで結成されたオルフェウス室内管弦楽団。
そのオーケストラと一緒に、辻井さんは練習を重ねた。

Orpheus 18-19: Nobuyuki Tsujii at Carnegie Hall


やっとピアノが舞台に運ばれてきた。


辻井さんが演奏したのは、ショパンのピアノコンチェルトの2番へ短調。
写真撮影は厳しく禁止されているのだけど、なんと10席離れたところに座っていたのりこさんが撮ってくれていた!?









辻井さんは、テレビ画面の中と同じように体を揺らし、オーケストラが織り込む音の色彩を感じながら、彼の音楽を全身で演奏していた。
月並みの言葉しか出てこなくて歯がゆいけれど、本当に素晴らしかった。
そしてやっぱり涙が出た。

コンチェルトが終わり、3度目のカーテンコールの後、突然椅子に座ったと思ったら、いきなりジャズ風の曲を演奏し始めた。
それはもう超絶技巧の演奏で、目を丸くして聴いてると、勢いよく弾き終わった彼がまた、客席の方にお辞儀をして、それを見ながら拍手をしていると、楽しくなって笑った。
でも、なんで今頃アンコール曲を弾くんだろう…。
そして再びプログラムを確認する。
二部はオルフェウス室内管弦楽団のみで演奏する、チャイコフスキーのチェンバー・シンフォニー第1番なのだった。

休憩時間にこんなものを見つけた。大量の咳止めののど飴。ご自由にどうぞ!


辻井さんの演奏を聴きに来たつもりが、聞かず知らずの室内管弦楽団が主だったものだったのだけど、もういっぺんにファンになってしまった。
心をわしづかみされた、という表現が一番合うと思う。







微熱とコントロール不可能な発汗が治ったわけではなかったけれど、心がとても慰められた。
久しぶりに会ったのりこさんとの時間も、わたしに元気をくれた。

音楽と友だち、やっぱりいいもんだなあ。
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「来年の参議院選挙は山本太郎さんに投票します!」 「山本太郎を絶対落とすな!」

2018年10月09日 | 日本とわたし

山本太郎ポスターに協力くださる方はこちら→http://www.taro-yamamoto.jp/daily-activities/8241



上のチラシをもう少しおっきく。





「来年の参議院選挙は山本太郎さんに投票します!」

「山本太郎を絶対落とすな!」


そんな言葉がツイッターにたくさん見かけられるようになりました。
でもまだまだ厳しい状況だと聞いています。

投票日まで、何度でも、わたしも応援したいと思います。



補足:
この三つをやったフランスやフィンランドなどの国は、出生率が回復、上昇していくというようなことが見られた。
菅官房長官に聞いたら、「自助自立」、自分の足で立てって。
自分の足で立てって言ってる人間が、どうして税金から金もらってんだっていう話なんですよ。
あまりにも有り得ない。
この三つ、やるべきだと思いません?



補足:
個人消費が7.7兆円落ち込んだ。
あのリーマン・ショックよりも個人消費が落ち込んだ(6.4兆円)のが、消費税3%の増税だった。
変えられる、やめられる、それが選挙なんだということ。

消費税ではなく、まず違うところから取ることによって、世の中のお金を集めていく、引き締めていくということをやっていく。
当然じゃないか。
税金は無いところからは取れない。
そこそこ持っている人たち、申し訳ないと。でも、いい思いしてるでしょ?
当たり前です、これが支え合いの社会ですから。


******* ******* ******* *******

この記事は今から半年以上も前のものですが、ずっと隠されたままでいる『安倍政権における機密費』についての記事で、ぜひこの件も知っていただきたいと思い、転載させていただきます。

安倍政権の機密費が凄い… 安倍政権5年の機密費、領収書なし56億円 → 識者「異常だ」「根本的見直しを」
【しんぶん赤旗】2018年3月30日
https://www.jcp.or.jp/akahata/aik17/2018-03-30/2018033015_01_1.html

機密費 領収書なし56億円 安倍政権の5年

識者「異常だ」「根本的見直しを」

第2次安倍政権が発足してから、5年間に支出した内閣官房機密費(報償費)約62億円のうち、
領収書がいらない「政策推進費」が、全体の91%、56億円になる
ことが29日、本紙が情報公開で入手した資料で判明しました。
毎月平均9千万円超の公金が、領収書すらないまま支出されている異常な実態が、浮き彫りとなっています。

(矢野昌弘)

本紙が入手したのは、2012年12月の第2次安倍内閣から昨年末までの、官房機密費の支出に関する3種類の文書です。

これによると、菅義偉官房長官が出納責任者となっている官房機密費は、毎年約12億円が支出されています



3種類の使い方

官房機密費の使い方には3類型ありますが、菅長官は“つかみ金”の要素がもっとも強い「政策推進費」を、5年で56億4460万円、月平均9250万円を支出していました。

その他二つの「活動関係費」と「調査情報対策費」の支出では、領収書が必要で、出納事務に内閣総務官らがたずさわります。
二つの支出5年分を合わせても、5億5400万円ほど。
「政策推進費」の6カ月分です。

一方、「政策推進費」は、菅長官自身が管理します。
しかも領収書が不要となっています。

税理士の浦野広明さんは、
一般社会には通じない異常な使われ方だ。
会社で使途が明かせない場合には、法人税に加えて、支払金額の40%を『使途秘匿金課税』としてとられている。
官房機密費だけがフリーパスになっている現状はおかしい」と指摘します。


情報公開で入手した2017年3月の支出関連文書。
この月に、「政策推進費」1億5290万円を使っていたことがわかります。


必要な支出か?

裁判で、官房機密費の「政策推進費」を開示させた原告と弁護団は今月、
「このような闇ガネの『政策推進費』の管理実態を改めないのであれば、ただちに廃止すべき」などとする、根本的見直し要求書を菅長官に送っています。

「政策推進費」の毎月の支出額をみると、いくつかの法則がありました。
毎年3月になると、翌月への繰り越しに1000万円ほどを残して、月平均の1・5倍になる1億4000万円ほどを「政策推進費」にあてることを毎年繰り返していました
また、「政策推進費」は、毎月8400万円台か9100万円ほどのどちらかになるケースが大半を占めています。

こうした使い方について、機密費情報公開訴訟弁護団の谷真介弁護士は、
定期的に支出した形にして、何かにつかっているのか、官房長官のポケットに入っているのかわからない。
何か必要に迫られて支出しているとは思えない
」と指摘します。


官房機密費と情報公開 

その支出は長く秘密のベールに覆われ、会計検査院に対しても、領収書を提出することはなく、支払い相手を明かさなくてもよいとなっています。
大阪の市民団体「政治資金オンブズマン」が2007年に、不開示決定の取り消しを求めて大阪地裁に提訴。
今年1月に、最高裁が、「政策推進費」に関する一部開示を命じました。
判決を受け、今月19日に、官房機密費に関する支出が初めて開示されました。


******* ******* ******* *******

安倍政権だけを悪く言うつもりはありません。
他の政権時でも、大なり小なり隠し事や誤魔化しはあったでしょう。
けれども、ここまで酷いものではなかったと思います。

国民にとって切実に関係している賃金の上昇についても、発表された統計に細工をしたり、


生活に直接関わってくる貿易交渉においても、言葉を巧みにすり替えてだましたり、


もう本当におかしいのです。
政治が政治ではなくなってきているのです。

ここまでおかしくなってしまっているからこそ、それを正せる政治家を一人でも多く、国会に残す、あるいは送り込むことが本当に必要だと思います。

「来年の参議院選挙は山本太郎さんに投票します!」

「山本太郎を絶対落とすな!」
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まだモリカケやってるの?当たり前です、モリカケ疑獄の疑惑解明が果たされるまで、何年だって追求します!

2018年10月08日 | 日本とわたし
この人加計孝太郎氏は、いったいなんのために、記者会見の場にノコノコと顔を出してきたのでしょう?

肝心要のキーパーソン渡辺氏は、処分中だからと姿を見せないまま。
加計氏と首相が会食した際に、獣医学部の話が出たと記載されていた県文書について、
「本人に聞いてみんと分からんですね」

渡辺氏が柳瀬氏と面会した理由について、
「聞いていない」

県文書に全く目を通していないのかと聞かれて、
「はい」

県文書を基に、渡辺氏に聞き取りをしていないのか?と聞かれて、
「はい」

しかも、この会見は、地元の記者クラブ加盟社と系列社のみが参加を認められただけでした。

こんなので済ませると思ったら大間違いだということを、しっかり思い知らせてやりましょう。
報道は、こんないい加減な会見を許さないでください。

******* ******* ******* *******



































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加計理事長「学園幹部の勇み足」 記者会見一問一答
【産経WEST】2018年10月7日
http://www.sankei.com/west/news/181007/wst1810070021-n1.html

Q&Aの表示、そして文字色を替えて転載します。

A. 獣医学部は、私の父親の時代からの長年の悲願だった。
私の代になってからも、文部科学省と交渉してきた。
構造改革特区が出てきて、それを使ってという話になり、10年にわたって15回申請したが、なかなか前に進まない状況で、
学園幹部(学園事務局長の渡辺良人氏)が勇み足をして
、誤解を招くことを申し上げた。
本人も反省しているし、学園全体として心からおわび申し上げたい。
これからはコンプライアンス、ガバナンスをきっちり守って行き、愛媛県、今治市と連絡を取りながら前に進みたい。


Q. 虚偽説明は「勇み足」という認識か?
A. 誤解を招くことを言った。
県からも市からも手を引かれたら、学園だけでは(学部新設が)到底できないため、そういうことを言ったと学園幹部から聞いている


Q. 平成27年に首相秘書官だった柳瀬唯夫(ただお)氏と3回も面会しているのはなぜ?
A. 学園幹部が柳瀬氏といろいろな場で会ったことがあり、つながりがあった。

Q. 柳瀬氏との面会前や面会直後に、報告は受けていないのか?
A. 私は大きな流れは報告を受けているが、細かいことは事務局に任せているので、詳細は分からない

Q. 理事長自身が柳瀬氏と会ったのはいつか?
A. いろんなパーティーで会ったことはあるが、いつどこでというのは覚えていない

Q. 獣医学部の話はしたのか?
A. それはしていない

Q. 愛媛県文書で安倍晋三首相と面会した、と報告された平成27年2月25日、理事長はどこで何をしていたか?
A. 3年前なので覚えていない

Q. 面会していないとする根拠は?
A. 記憶も記録もないので、会っていないということになる

Q. 昨年1月20日以降に首相と獣医学部新設を巡って話したことは?
A. 話をした記憶はない

Q. 29年11月の岡山理科大獣医学部の設置認可後に、首相と話したことは?食事やゴルフをしているが。
A. したかもしれないが、ちょっと覚えていない

Q. 理事長自身は愛媛県文書は読んでいないのか?
A. 内容は聞いているが、見てはいない

Q. 首相と面会したという虚偽情報を基に、役所を動かし、認可を得た。詐欺的行為ではないか?
A. 県と市と協議しながら、なんとか前に動かしたいという思いで(学園幹部が)言った。
県や市と連絡を取り合って、話し合っていきたい。


Q. 安倍首相に迷惑をかけたのではないか
A. 大変申し訳なく思っている。
まだそういう時期ではないと判断しているので、直接(安倍首相に)は言っていない。


転載おわり

******* ******* ******* *******

【加計疑獄】図書でも補助金水増し請求 市民団体が詐欺で刑事告発へ
【田中龍作ジャーナル】2018年10月6日
http://tanakaryusaku.jp/2018/10/00018931

引用はじめ:


スカスカの書架。ホントに大学なのだろうか。=今治獣医学部図書館 写真提供:今治加計獣医学部問題を考える会=

加計学園・今治獣医学部が、実際の価格より3倍も多く図書購入費用を請求し、今治市は言われるままに払っていた・・・市民団体の調査で分かった。

今治獣医学部管理棟3階、4階の図書館には、8,715冊の蔵書がある。
240ある書架はスカスカだ。
加計学園は、昨年図書費として総額 9,928万円を請求した。
今治市は今年3月末、施設経費などと共に支払った


引用おわり

******* ******* ******* *******





ほんと、その通りだと思います。
もうモリカケ終わってると思ってたのですか?
これらの件に関しては、3年かかろうが4年かかろうが、徹底的に追求し、責任を取るべき人間に取らせなければなりません。
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うわぁ…これはひどい!毒吐きをする〝全員日本会議〟安倍内閣の面々

2018年10月08日 | 日本とわたし
数日前に書いた記事『民主主義とは真逆の教育勅語を、なんとかして教育現場に蘇らせたいネトウヨ内閣』と同じ写真ですが、もう一度載せます。


「杉田水脈さんは国家の財産ですよ」ほか、“全員野球”安倍内閣の“あの珍言”をもう一度
【文春オンライン】2018年10月6日
http://bunshun.jp/articles/-/9229

トンデモ発言の部分のみを引用させていただきます。
詳しくは記事をお読みください。

柴山昌彦 文科相
「(教育勅語について)アレンジした形で、今の道徳などに使える分野があり、普遍性を持っている部分がある」
「今の道徳などに使える」
「同胞を大事にするなどの、基本的な内容について現代的にアレンジして教えていこうという動きがあり、検討に値する」

TBS NEWS 10月3日

「(渋谷区に同性愛者が集まったら)問題があるというよりも……社会的な混乱が生じるでしょうね」

「同性婚を制度化したときに、少子化に拍車がかかる」
テレビ朝日『ビートたけしのTVタックル』2015年3月2日


「少し時間ができたので小川榮太郎氏の『約束の日 安倍晋三試論』を読み返す。闘志をかきたてられる一冊だ」
ツイッター 2012年10月8日



下村博文 自民党・憲法改正推進本部長
「(教育勅語には)至極まっとうなことが書かれており、当時、英語などに翻訳されて他国が参考にした事例もある」

産経ニュース 2014年4月9日

「(教育勅語を)学校で教材として使うことは差し支えない、至極まっとう」
参院文教科学委員会 2014年4月8日



稲田朋美 自民党・筆頭副幹事長・総裁特別補佐
「教育勅語に流れている核の部分は取り戻すべきだと考えている」

日本経済新聞 電子版 2017年3月8日

「勅語の精神は親孝行、友達を大切にする、夫婦仲良くする、高い倫理観で、世界中から尊敬される道義国家を目指すことだ」
毎日新聞web版 2017年3月8日


「北朝鮮は実は非核化の意思はないんじゃないか。経済制裁を緩めるべきではない」

「ミサイル防衛で1発目のミサイルを撃ち落とし、2発目(が撃たれる)までに敵基地を反撃する能力を持っていない状況でいいのか」

朝日新聞デジタル 10月2日



松野博一
「教育勅語を授業に活用することは、適切な配慮の下であれば問題ないと思います」
文部科学省ウェブサイト 2017年3月14日



片山さつき 地方創生相
「国民が権利は天から付与される、義務は果たさなくていいと思ってしまうような天賦人権論をとるのは止めよう、というのが私たちの基本的考え方です」

「国があなたに何をしてくれるか、ではなくて国を維持するには自分に何ができるか、を皆が考えるような前文にしました!」

ツイッター 2012年12月7日


桜田義孝 五輪担当相
「(放射能汚染されたごみの焼却灰は)人の住めなくなった福島に置けばいいのではないか」
時事ドットコムニュース 10月5日


「(従軍慰安婦は)職業としての売春婦だった。犠牲者だったかのような宣伝工作に惑わされ過ぎだ」
日本経済新聞 2016年1月14日


平井卓也 科学技術・IT担当相
「EM菌を使っている方がたくさんいるので幹事長を引き受けた。中身はよく知らない」

毎日新聞 10月3日


「黙れ、ばばあ!」(社民党の福島瑞穂氏に対して)
「あべぴょん、がんばれ」

自民党ネットメディア局長時代「ニコニコ動画」上での生中継中 2013年
中日新聞プラス 2013年6月29日



原田義昭 環境相
「南京大虐殺や慰安婦の存在自体を、我が国はいまや否定しようとしている時にもかかわらず、申請しようとするのは承服できない」

朝日新聞デジタル 2015年10月2日


「南京の虐殺というような評価にはまったく当たらない」
TBSラジオ『荻上チキ・Session-22』2015年10月19日


「杉田さんは自民党だけではなく国家の財産ですよ」
「僕なんか杉田さんが来るの夢みたいに待っていたんでね」
「杉田さんの認識はきわめて一般的ですよ」

『ジャパニズム』41(2月10日発売)
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畑仕舞い

2018年10月07日 | ひとりごと
多分、今年最後の収穫。









今年の畑は、いつにも増してジャングル度が高かった。
というか、夏の間に留守をしたし、戻ってからは体調を崩してしまって世話がほとんどできなかった。

とにかく、このジャングル畑の中心人物、もとい、中心野菜は、オレンジかぼちゃとククッツア。
どちらも植えた覚えがない。
歩美ちゃんが土の栄養のためにと混ぜ込んだコンポーストの中に、それらの種が入っていたとしか考えられない。

野菜作りに関してはいまだに素人なので、その野菜がどんなふうに育っていくのかがわからなくて(わからないのなら調べろと自分でも思う…)、
何かの芽が出てくると単純に嬉しくて、大きくな〜れ大きくな〜れと、トトロみたいに伸びろ伸びろ〜とけしかけるだけで、ある日気がつくととんでもないことになっていて、それを見て途方に暮れるワンパターン。

来年はククッツアもオレンジかぼちゃも、もし生えてきても伸び放題をさせない。
そう自分に言い聞かせていたら、夫がかなり呆れた顔して頭を振っていた。


ククッツアの花はそれはそれは上品で美しい。


けれども、畑一帯にツタを伸ばし、ぐんぐん生い茂っていく厚かましさは、これまでのどの野菜よりも群を抜いていて、隣の葉っぱもの畑にまで伸びてきた。


ククッツアの産毛。


実もこんなふうにグングン伸びて、地面についてからはグルンと曲げてまた伸びる。


こちらは、ククッツアのライバル、オレンジかぼちゃ。


もう鈴生り。


このサイズのものは、よくハロウィンの飾りに使われているので、食用ではないと思い込んでたんだけど、こんなに成ったのに飾るだけではもったいないと思い、試しに一個食べてみた。


ただ半分に切って、種を取り除いて、それをトースターで10分ほど焼いただけ。


ほんのり甘くてなかなか美味しい。念のために30分待ってみたけれど、お腹も痛くならなかった。イエ〜イ!

今年はククッツアとオレンジかぼちゃの勢いに負けて、ちょっと遠慮気味だった紫豆。


でも、まだまだ生る気満々。



今日(10月7日)も、秋とは言えない、蒸し暖かい日だった。
今年は春も夏も、そしてもう始まってるはずの秋も、みんな変。
どの季節もみんな、雨がやたらと降った。
だから今年は蚊にとっては天国のような毎日だっただろうと思う。
いまだにちょっとでも肌を晒したまま庭に出ると、一瞬で10匹以上の蚊に刺されてしまう。

でも、そんな変な秋でも、一部の葉っぱが色づいてきた。




ようやく散歩でもしようかという元気が出てきたので、ちょいと外出。




20歩ほど歩くと隣町。このガス燈が立っているのが目印。



 
地面をついつい見てしまう。








まだまだ夏が居残っている。




根っこの強さ。


咲き残った花。










おまけ:シンクの水をごくごく飲んでいる正体不明のちっちゃな虫。
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民主主義とは真逆の教育勅語を、なんとかして教育現場に蘇らせたいネトウヨ内閣

2018年10月06日 | 日本とわたし
閣僚が〝ほぼネトウヨ〟の第4次安倍改造内閣。

たった一人を除いて、全員が極右団体『日本会議』のメンバーです。


さっそく、先日2日の就任記者会見で、そのネトウヨっぷりを自ら披露したのが、文部科学大臣に起用された柴山昌彦衆院議員です。


この柴山議員は、今から2年前の2016年の首相補佐官時代に、こんなウソを平然と言っていた人です。





ついでですが、つい最近も、こんなことを言っています。




こういう人が文部科学大臣…。
もう隠し立てもしない、堂々の極右内閣です。

******* ******* ******* *******

柴山議員は、戦前・戦中にもてはやされた教育勅語を、
「アレンジしたかたちでですね、今のたとえば道徳などに使うことができる分野というのは、私は十分にある、という意味では、普遍性を持っている部分が見て取れる」と言ったのです、

では、どの部分を道徳などに使える分野として考えているのかというと、
「同胞を大切にする」とか「家族を大切にする」とか「親孝行をしなさい」とか「夫婦はたがいに仲睦まじくしろ」とか…。

いわゆる『12の徳目』と呼ばれているものからの抜粋のようです。

でもその『12の徳目』は、教育勅語の本来の目的である「天皇と国家のために身を捧げる教育」のためのものなのですから、それをどんなに都合よく取り出して現代風にアレンジしても、
あの時代に、天皇を崇拝させることで、市民に無謀な戦争を駆り立てた、軍国主義思想の根幹そのものであることに違いはありません。

だからこそ、70年以上も前の国会で、衆参両院の圧倒的多数で以って廃止が決議されたのです。






http://kokkai.ndl.go.jp/SENTAKU/syugiin/002/0512/00206190512067a.html

柴山昌彦文科相「教育勅語」復活は安倍政権の総意!
前川元次官も証言していた「教育勅語を使えるようにしろ」の圧力

【LITERA】2018年10月4日
https://lite-ra.com/2018/10/post-4293.html

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では、前に紹介したことがあると思うのですが、作家の高橋源一郎さんの『教育勅語・現代語訳』をもう一度紹介します。

はい、天皇です。
よろしく。
ぼくがふだん考えていることをいまから言うので、しっかり聞いてください。
もともとこの国は、ぼくたち天皇家の祖先が作ったものなんです。
知ってました?
とにかく、ぼくたちの祖先は代々、みんな実に立派で、素晴らしい徳の持ち主ばかりでしたね。
君たち国民は、いま、そのパーフェクトに素晴らしいぼくたち天皇家の、臣下であるわけです。

そこのところを忘れてはいけませんよ。
その上で言いますけど、きみたち国民は、長い間、臣下としては主君に忠誠を尽くし、子どもとしては親に孝行をしてきたわけです。
その点に関しては、一人の例外もなくね。
その歴史こそ、この国の根本であり、素晴らしいところなんですよ。
そういうわけですから、教育の原理もそこに置かなきゃなりません。

きみたち天皇家の臣下である国民は、それを前提にした上で、父母を敬い、兄弟は仲良くし、夫婦は喧嘩しないこと。

そして、友だちは信じ合い、何をするにも慎み深く、博愛精神を持ち、勉強し、仕事のやり方を習い、
そのことによって智能をさらに上の段階に押し上げ、徳と才能をさらに立派なものにし、
なにより、公共の利益と社会の為になることを、第一に考えるような人間にならなくちゃなりません。
もちろんのことだけれど、ぼくが制定した憲法を大切にして、法律をやぶるようなことは絶対しちゃいけません。
よろしいですか。

さて、その上で、いったん何かが起こったら、いや、はっきりいうと、戦争が起こったりしたら、勇気を持ち、公のために奉仕してください。

というか、永遠に続くぼくたち天皇家を護るために、戦争に行ってください。

それが正義であり、「人としての正しい道」なんです。

そのことは、きみたちが、ただ単に、ぼくの忠実な臣下であることを証明するだけでなく、
きみたちの祖先が、同じように忠誠を誓っていたことを、讃えることにもなるんです。

いままで述べたことはどれも、ぼくたち天皇家の偉大な祖先が残してくれた、素晴らしい教訓であり、
その子孫であるぼくも、臣下であるきみたち国民も、共に守っていかなければならないことであり、
あらゆる時代を通じ、世界中のどこに行っても通用する、絶対に間違いの無い「真理」なんです。

そういうわけで、ぼくも、きみたち天皇家の臣下である国民も、そのことを決して忘れず、
みんな心を一つにして、そのことを実践していこうじゃありませんか。

以上!明治23年10月30日天皇


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「教育勅語」発言、党内からも批判され... 釈明に追われた柴山文科相
【JCASTニュース】2018年10月5日
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181005-00000007-jct-soci&p=2

一部引用:
教育勅語をめぐっては、稲田朋美防衛相(当時)が、17年3月8日の参院予算委員会で、
「教育勅語の精神は取り戻すべきだと考えている」と持論を述べて、紛糾した経緯がある。

これを受けて政府が、2017年3月31日に閣議決定した答弁書では、
「学校において教育に関する勅語を、わが国の唯一の根本とするような指導を行うことは不適切」

だとしながらも、
「憲法や教育基本法等に反しないような形で、教材として用いることまでは否定されることではない」と答弁。

これがさらに批判を受けたことから、4月21日に閣議決定した答弁書では、
「政府としては、教育の場における教育に関する勅語の活用を促す考えはない」としている。

菅義偉官房長官は、10月3日の記者会見で、柴山氏の発言そのものについては、
「承知しておらず、コメントは控えたい」

としながらも、一般論として、答弁書に沿った内容を繰り返し答弁

柴山氏は5日の会見で、
「『政府のレベルで』教育現場に活用を推奨するということではない」と釈明する一方で、
「一部の個人や団体が教育勅語をアレンジして、教育現場で利用することについては「十分理解できる」とした。
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