美浦トレセン在厩のクレッシェンドラヴヴは、14日、内田博幸騎手を背にウッドを併せ馬で追い切られています。
- 22.09.14 内田博 美南W良 5F 68.5-52.5-37.6-11.6(8) 強めに追う
グルアーブ(古馬3勝)馬ナリの内0.6秒追走同入
- 22.09.11 助 手 美南W良 5F 72.9-55.9-40.4-12.9(9) 馬ナリ余力
- 22.09.07 助 手 美南W稍 5F 68.5-52.7-37.7-11.8(9) G前仕掛け
ソングライン(古オープン)馬ナリの外0.6秒先行0.1秒遅れ
◇林調教師のコメント 「いくらかまだ重たいという見方もできますが、水準の時計が出ていますし、体重的には日経賞やAJCCの時のほうが重かったくらいですからね。ベテランになって追い切りはそこまで動かなくなってきている感じもしますし、調整自体は順調にきていると思います。この年齢になって馬はずいぶんと大人になり、攻め馬も普通にできます。もう一週念入りに乗って、9月25日(日)中山11R オールカマー(G2・芝2200m)に向かいましょう」
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林先生も仰っているように、クレッシェンドラヴヴは(若い頃と違って)追い切りではあまり本気を出さなくなっていますので、8分どころを通って68.5-52.5-37.6-11.6秒なら全然問題ないと思います。
日経賞やAJCC出走時のデキとの比較は分かりませんが、もしも同水準で出走できるならG2出走メンバーとそれほど差があるとも思えませんし、とにかく、このまま順調にレース当日を迎えて欲しいと祈るのみです。
ちなみに今年のオールカマーにはデアリングタクト、ウインキートス、ヴェルトライゼンデ、テーオーロイヤル、ソーヴァリアント、バビットといった重賞勝ち馬たちが出走してきそうです。ただ、それを言うならこちらだって重賞2勝馬ですし、中山は有馬記念で掲示板にあと一歩(0.2秒)の好走を見せたホームグラウンドですからね。
いや、さすがにデアリングタクトは強そうな気がしますが、ウインキートス、ヴェルトライゼンデ、テーオーロイヤルあたりが過去に戦ってきた強豪より格上とは思いませんし、ましてや骨折明けのソーヴァリアント、屈腱炎明けのバビットの状態はよく分からないわけで、フタを開けてみたら普通に上位争い…なんてことは充分に考えられると思います(^^ゞ
美浦トレセン在厩のクレッシェンドラヴは、今週もウッドを併せ馬で追い切られています。
- 22.09.07 助 手 美南W稍 5F 68.5-52.7-37.7-11.8(9) G前仕掛け
ソングライン(古オープン)馬ナリの外0.6秒先行0.1秒遅れ
- 22.08.31 助 手 美南W重 6F 83.6-67.8-53.0-37.8-11.9(9) 一杯に追う
ソングライン(古オープン)末強めの外0.6秒先行0.4秒遅れ
◇林調教師のコメント 「一番良かった頃に比べるとまだまだですが、感触としては今春の2戦もこれくらいでしたからね。先週よりは良かったですし、段々と素軽くなってきているとは思います。馬体的には肌ツヤは良いものの、筋肉のメリハリや迫力といった点では少しずつ年齢面が出始めているのかなと。よって調教法にも色々と変化を与えながらになりますし、鍛えるというよりはコンディション維持も必要になってくるかと思いますので、今は長いスパンで見ていくのではなく、その時々で考えていった方がよいでしょう。獣医師とも相談をしつつ、9月25日(日)中山11R オールカマー(G2・芝2200m)に向けて調整を進めていきます」
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2週続けてソングラインの先導役を務めましたが、先週、今週と追い切りでの動きは全然悪くないと思います。林先生も「感触としては今春の2戦もこれくらい」と仰っているように、7歳になったあたりから、追い切りではそれほど目一杯に動かなくなっていますし、今週出走のソングラインに対してこちらのレースは再来週ですからね。
いつものルーティンであれば、来週の一週前追い切りに内田騎手が乗って負荷をかけ、出走当週は助手さんが微調整をすることになるだろうと思います。林先生の「その時々で考えていった方がよい」との言葉は、予定がどうであれ良い状態でなければ走らせない…との宣言でしょうから、まずは、いつものルーティンがしっかりこなせるかどうかに注目したいと思います。
美浦トレセン在厩のクレッシェンドラヴは、31日にウッドを併せ馬で追い切られています。
- 22.08.31 助 手 美南W重 6F 83.6-67.8-53.0-37.8-11.9(9) 一杯に追う
ソングライン(古オープン)末強めの外0.6秒先行0.4秒遅れ
◇林調教師のコメント 「レース間隔があいていること、雨が降って時計がかかる馬場だったこともあり、現時点では少し重たい印象を受けましたが、牧場で下地を作ってもらっていた分、馬体や脚元に気になる点はありません。今春と比べても年齢面での衰えはそれほど感じませんし、元気いっぱいなのは何より。フレッシュな状態でしっかりと乗り込んでいけるのもイイですね。目標は9月25日(日)中山11R オールカマー(G2・芝2200m)、鞍上は内田博幸騎手を予定しています」
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トレセン帰厩後1本目の追い切りは、セントウルS(9/11中山)出走のソングラインとの併せ馬でした。(海外遠征が視野に入っている看板馬の相手ですから、ベテランとしてしっかり役割を果たさないとです)
動きについてはソングラインの追い切り映像で確認しましたが、直線で相手を待ってヨーイドンをするカタチではさすがに分が悪かったものの、外ラチ沿いを回って83.6-67.8-53.0-37.8-11.9秒なら、最近のクレッシェンドラヴとしては悪くないすべり出しだろうと思います。(例によって手前も変えずに走ってましたし(^^;))
まあ、これが帰厩後1本目なので、林先生が仰るように「今春と比べて年齢面での衰えがなく元気いっぱい」であればOKでしょう。本番までにはまだ充分な時間がありますし、いつものペースで状態を上げていけば問題ないと思います。
ちなみに林厩舎からはロバートソンキーとの2頭出しになるようですが、中山の2200mならコチラが主役!と言いたいところ。。鞍上が内田さんということはバビットさんはどうなるのかな? とか、少しずつ余計なことも気になり始めているのですが、とにかくクレッシェンドラヴには元気一杯、積極的なレースを期待したいと思います!
【注目馬動向】林厩舎2頭はオールカマー2頭出し視野 クレッシェンドラヴとロバートソンキー : スポーツ報知
天皇賞・春14着以降から休養に入っていたクレッシェンドラヴ(牡8歳、美浦・林徹厩舎、父ステイゴールド)は、オールカマー・G2(9月25日、中山・芝2200メートル)で復帰する。また、日本海Sを勝ちオープン入りを決めたロバートソンキー(牡5歳、同、父ルーラーシップ)もオールカマーを視野に調整される。
クレッシェンドラヴは27日(土)に美浦トレセンへ帰厩。翌日より坂路入りしています。9月25日(日)中山11R オールカマー(G2・芝2200m)に向けて調整を進めていく予定です。
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想定通りではありますが、ようやく次走はオールカマーとのアナウンスがありました。
クレッシェンドラヴのオールカマー出走は2019年(5着)、2020年(4着)に続いてこれが3度目。2021年は出走していませんが、1年をあけての同一重賞3度目の出走というのは、むしろ3年連続より難しいことかもしれません(^^ゞ
それはさて置き、中山芝2200mは福島芝2000mなどと並んでクレッシェンドラヴが好きな条件だと思いますので、3月の日経賞以来、久しぶりのホームコースを気分良く走ってもらえればと思います!
◇伊藤マネージャーのコメント 「23日に坂路で3F37秒台。それなりのペースで行ったこと、また、乗り込み途上ということもあって終いはやや重たい走りになりましたが、この調教も含めてさらに良化が進んでくれるものと思われます。24日は速めの翌日ということでウォーキングマシンのみとし、疲労予防のために背腰にショックウェーブを放射しました。そう遠くないうちにトレセン帰厩の日取りが具体化してくるのではないでしょうか」
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直近の速めで「終いはやや重たい走り」になったようですが、まだペースアップの途中ですし、最近は調教だと『いつも思い切り走る』という感じでもないですからね。時計だけで言えば、先週(16日)の3F39.5秒から23日の37秒台へと一気に詰まっていますので、プロセスとしては充分に合格点ではないでしょうか。
と言いますか、そもそも伊藤マネージャーもそれほど心配している様子ではないですから、文字通り「この調教も含めてさらに良化」が進めばOK、結果的に来週無事にトレセン帰厩ができれば何の問題もありません。(そう遠くないうちにトレセン帰厩の日取りが具体化してくる…とは、そういう意味ですよね、多分(^^ゞ)
注目レースとしては、8月の札幌記念に続き、9月はオールカマーがメインイベントだと勝手に考えていますので、テンコーの皆さんには(疲労予防なども含めて)引き続き万全のケアをお願いしたいと思いますm(_ _)m
テンコートレーニングセンター在厩のクレッシェンドラヴは、引き続き、おもに周回コースでのウォーミングアップ後、坂路でハロン17~20秒ペースのキャンター2本を消化。週2回の速めを乗り込まれています。
◇伊藤マネージャーのコメント 「16日は先週よりも途中からペースを上げていき、坂路で39.5-12.3をマーク。乗り手も『具合が良く好調』と言っていますし、順調に速めの本数を消化しつつある状況です。多少蒸しますが、今年ほど関東と気温差があるのは珍しく、こちらは過ごしやすいですからね。そのあたりも馬に対して良い方向に働いているのではないでしょうか。秋競馬に向けてしっかりと乗り込んでいきましょう」
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「秋競馬」がオールカマー(9/25中山)からの始動だとすると、8月最終週か9月第一週のトレセン帰厩が想定されます。すでに坂路で39.5-12.3秒を出すほどなので、帰厩準備は充分間に合うのでしょうが、わざわざ過ごしやすいテンコートレセンから酷暑の美浦に移るのもアレですし、気温の落ち着き具合も含めての判断になるかもしれません。
いずれにしても、現時点で乗り役さんに『具合が良く好調』と言ってもらえたのは心強いです。3ヶ月にわたるテンコートレセンでの乗り込み、そしてペースアップが順調に進んだのは、慣れ親しんだ環境面に加え、クレッシェンドラヴが大人になり、精神面で安定したことが大きいような気がしています。
予定通りかどうかは別にして、前走の天皇賞から充分な間隔をあけ、馬は間違いなくフレッシュな状態にあると思いますので、秋競馬初戦(多分、オールカマー)では、古豪クレッシェンドラヴここにあり!という走りを見たいですm(_ _)m
テンコートレーニングセンター在厩のクレッシェンドラヴは、おもに周回コースでのウォーミングアップ後、坂路でハロン17~20秒ペースのキャンター2本を消化。週2回の速めを乗り込まれています。
◇伊藤マネージャーのコメント 「9日に終い39.9-12.4で登坂。比較的重たい馬場でしたが、それを感じさせない様子で駆け上がっていきました。ここで1回速めを取り入れたことで、またひとつ状態を上げてくれるのではないでしょうか。午前中は風が吹き抜けて暑くないですし、馬はいつも元気にしてくれています」
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いやぁ、本当にありがたいですよね。こういう重鎮的な立場の馬が元気にしていて、まだ若いもんには負けないぞ!的な雰囲気を作ってくれるだけで、何となく安心感に浸れるような気がしています。
もちろん、クレッシェンドラヴにそんなつもりがあるわけもなく、私が勝手に感じているだけなのですが、パンサラッサやバスラットレオンはG1、G2を勝っているから…とかではなく、クレさんが元気でいてくれることの価値は、それ以上のプライスレスなんですよね。(意味が分からんかもしれませんけれど(^^ゞ)
とにかく、まずはこの夏を順調に夏を過ごしてもらい、オールカマーで元気な姿を見せて欲しい。。と思っていますので、万が一他の選択肢がある場合は、早めに教えて頂けるとありがたいですm(_ _)m
【テンコートレーニングセンター在厩のクレッシェンドラヴ:公式HP(2022/8/3更新)より】
◇伊藤マネージャーのコメント 「2日に坂路で3F44秒台。高いレベルが求められる馬ですので、こうやってじっくりと本数を積み重ねながら、コンディションを上げていければと思います。美浦や栗東とは異なり、こちらはそこまで暑さが酷いわけではありませんので、馬は引き続き元気いっぱいの様子。順調に調整を進めることができています」
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テンコートレセンの所在地は美浦や栗東と比べて3℃ほどは気温が低いらしいですから、涼しいと言うほどではないにしろ、同じ暑さでもだいぶレベルが違いますよね。クレッシェンドラヴは、自分のことをよく知ってくれていて、環境も良い外厩で過ごすことができるのですから、その点については本当に恵まれています。
そして、そのお陰だと思いますが、少しずつペースを上げながらでも「馬は引き続き元気いっぱい」らしいですし、夏場をうまく乗り切ることは問題なくできそうです。。となると、やはり9月のレースには充分に間に合いそう…。ということで、秋の始動はオールカマーからで間違いないでしょうから、問題はそのあとをどう考えるかですかね(^^ゞ
テンコートレーニングセンター在厩のクレッシェンドラヴは、おもに周回コースでのウォーミングアップ後、坂路でハロン17~20秒ペースのキャンター2本を消化。今週より15-15を開始しています。
◇伊藤マネージャーのコメント 「坂路2本乗りを順調に消化し、週明けには軽く15-15くらいで。本馬にとってはまだペースアップというほどの負荷ではありませんが、こうやって少しずつ刺激を与えていくことで時計を出していければと思います。相変わらず馬は元気にしてくれていますので、金曜日にも少し速めを乗る予定で考えています」
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ペースアップ云々は別にしても、今週も元気に過ごしているのは確かなようです。時計を出すのはまだ先のようですが、特に急ぐ必要がないのであれば別に問題ありませんしね。
今でこそパンサラッサやバスラットレオンが注目を集めているものの、厳しい時代のトンネルを抜ける突破口を開いたのはこの馬だと思いますので、あとはもう堂々と好きなことをやってもらえればOKです。
ただし、レースを走る時は元気一杯な状態で、クレッシェンドラヴらしさが出せるように。。おそらく林先生も同じ気持ちでしょうから、引き続き馬優先&前向きさを忘れずに頑張って欲しいと思いますm(_ _)m
テンコートレーニングセンター在厩のクレッシェンドラヴは、今週から坂路2本乗りに移行しています。7/13測定の馬体重は529kgです。
◇伊藤マネージャーのコメント 「ペースは変わらず、ハロン17~20秒くらいで登坂。先週末に来場した調教師も『ずいぶんと毛づやが良くなりましたね』と言ってくれましたし、特に気になるところもなく具合はイイですよ。この調子で『調教のピッチを上げていきながら、今後を考えていく』ことになるかと思います」
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先週は1本だった坂路が2本に増え、それに連れて状態面も少しずつ上がってきているようです。
そのあたり、林先生も先週末に状態を直接確認しておられるようなので、『調教のピッチを上げていきながら今後を考えていく』と仰りつつも、すでに大体の腹は固まりつつあるような気がします。
と、私が先走っても1ミリも役に立ちませんが、やはり、クレッシェンドラヴの元気な姿を見ると安心しますからね。この暑さの中でも元気を回復してくれるのですから、秋にはきっと格好の良いところが見られると思います(^^)