第21回ユニコーンS(3歳オープン、G3、ダート1600m)は、川田将雅騎手騎乗の2番人気ゴールドドリーム(牡、栗東・平田修厩舎)がストロングバローズとの一騎打ちを制して重賞初Vを決めた。タイムは1分35秒8(良)。
好スタートを切った1番人気のストロングバローズがハナ。ダートコースに入ると内からマイネルバサラが先頭に立ち、ストロングバローズは2番手に控える。ゴールドドリームは好位を追走。グレンツェントは後方にポジションをとった。直線に入るとストロングバローズが馬なりで先頭、それを目がけて外からゴールドドリームが襲いかかる。残り200メートルでは完全に一騎打ちとなり、ゴールドドリームがストロングバローズをクビ差押さえてゴール。2着にはストロングバローズ、さらに3馬身差の3着にグレンツェント。
ゴールドドリームは、父ゴールドアリュール、母モンヴェール、母の父フレンチデピュティという血統。通算成績は5戦4勝(うち地方1戦0勝)。重賞初制覇。平田修調教師、川田将雅騎手ともにユニコーンSは初優勝。
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今年の3歳ダート路線は、良くも悪くもラニの海外遠征が最大の話題。
UAEダービーを勝ったあと、ダート競馬の本場アメリカの3冠路線を闘い抜いたラニのパフォーマンスは、ベルモントステークス3着という結果以上に素晴らしい印象を与えましたし、日本調教馬にとって米国ダート競馬が鬼門ではないことを証明した点において、非常に価値あるチャレンジだったと思います。(3冠を9→5→3着と順位を上げつつ頑張ったのはスゴイ!!)
と、そんなラニが目立ってしまうのは当然として、今日のユニコーンSのメンバーも何気に粒ぞろい。
例えば2月のヒヤシンスSは、1着ゴールドドリーム、2着ストロングバローズで今日と全く同じ結果。 そして、その時の5着馬がラニですからね。 もちろん、ゴールドドリームやストロングバローズがアメリカに行っていたら…みたいな話は別にして、最近はダート路線の馬たちも、世界で通用するレベルに入ってきているのは間違いないでしょう。
そんな中、今日の競馬で正攻法で勝ちに行き、1、2着となった2頭は本当に強いと思います。
この2頭にラニやグレンツェント、ダノンフェイスあたりのトップグループが秋に向けてどんな勢力図になっていくのか、芝の王道路線組とは違った舞台での激しい争いが楽しめそうです(^^)
■6/19東京11R ユニコーンステークス(G3・ダ1600m)・良


クラブからマグナムインパクトの登録抹消報告(引退通知)が到着しました。
私がマグナムインパクトに出資をしたのは2014年の4月でした。
当時の記事はコチラ → 『【ミスペンバリー’13】出資決定! 8,000万のあの1歳馬(^_^)』
当時、私が記事の中で書いた二つの希望は、「少なくとも(出資を決めてから)2年間はダービーを夢見たい」、そして、「たとえその夢が果たせなくとも、長く元気に活躍する馬になって欲しい」、でした。
今にして思えば、つい半年前までは「もしかしたらダービーに間に合うかも…」などと思っていましたので、曲がりなりにもひとつ目の希望は叶えられたのでしょう。 が、ふたつ目の希望は、残念ながら最悪の形で絶たれてしまいました。
この馬の兄、エタンダールがダービーに出走したのが2012年。
2014年と言えば、まだそれから2年しかたっていませんから、私を含めて本馬に出資をしている方の多くは、「ダービー出走の感動を味わいたい」と思っていたのではないでしょうか。
結果としてダービー出走はかないませんでしたが、ダービーというのは運の要素も強いお祭りみたいなものですし、古馬になって本格化して、それから実力を発揮してくれれば何の問題もなかったのですが…
まあ、今さらそんなことを言っても始まりませんね(^^ゞ
マグナムインパクトと言えば、印象に残るのは何と言ってもその雄大な馬体でしょう。
出資をした年の11月末、募集馬展示会での衝撃は今でも鮮明に覚えていますし(『[広尾TC展示会報告3]ミスペンバリー’13』)、牧場、育成場、そして藤原厩舎に入ってからも、とにかく格好良くて目立つ馬だったのは間違いないです。
結果の話は別にして、これから先、こんなに立派で迫力のある馬に出資するチャンスはもう無いかもしれません。
当歳馬、1歳馬が実際にクラシックやG1で活躍するかどうかなんて、そりゃあ誰にもわかりません。
(活躍しない馬がほとんどですから、どちらかと聞かれたら、必ず「活躍しない」と答えたいぐらい(^_^;))
ですが、それを承知で夢を見るのが楽しいわけで、兄がダービー出走、ディープインパクト産駒、栗東・藤原厩舎などなど、夢を見るのに十分な条件を備えたマグナムインパクトのような馬は、それだけでもとても貴重な存在だったと思います。
まだしばらくは、何となくの脱力感がぬぐえそうもありませんが、これで競馬が終わるわけではありませんし、これからデビューをめざす2歳馬を含め、有望な出資馬たちが他にもたくさんいますから。。
マグナムインパクトには、本当に大きな夢を見せてもらいました。
ここは気持ちを切り替えて、叶わなかった夢については、現2歳馬や未来の出資馬たちに託したいと思います(^^)
マグナムインパクト
2013/2/2 新ひだか産
父:ディープインパクト、母:ミスペンバリー(母父Montjeu)
通算成績:1戦0勝
主な勝ち鞍:なし
募集総額:8,000万円
獲得賞金:215万円(総賞金)
所属厩舎:栗東・藤原英昭厩舎
お疲れ様&ありがとうございました(^_^)/~
(本当に賢そうな顔つきです)
【2015年9月、吉澤ステーブルでのマグナムインパクト : 公式HPより】
*広尾TCのご厚意により、クラブ公式HPからの情報転載の許可を頂いています。 ご面倒かもしれませんが(^^ゞ 応援クリックを何とぞ!m(_ _)m