とりあえず一口馬主の楽しいこと

気合の出資馬応援と飲み食い! たま~に趣味の話題など。。(^^ゞ

パンサラッサ:2023サウジカップ 1000万ドルの逃走劇!!

関西イベント報告(2) 調教・育成施設紹介編

2016-06-28 06:25:55 | イベント・募集馬検討
関西イベント報告の第2弾(最終回(^^ゞ)は、吉澤ステーブルWEST、エミオンステーブルの紹介です。
まずは吉澤ステーブルWESTから、施設の基本スペックは以下の通りだそうです。
・700m屋根付き坂路
・500m屋根付きダート周回コース
・角馬場
・スターティングゲート、ウォーキングマシン、サンシャインパドックなど

坂路に周回コースに角馬場、ウォーキングマシンやスターティングゲートなど、各種の施設、設備がバランス良く揃えられています。 そして、数字に出てこない最大の売りは、これだけの施設が栗東トレセンから30〜40分の立地にあるということ。 これは馬主さんにとっても調教師にとっても非常にありがたいですよね。

もともとこの地に外廐を作った目的は、いわゆる10日競馬に対応するためとのこと。
外廐で馬を仕上げてトレセンで1、2本追い切って競馬に使っていけば、馬主さんにとっては経費(預託料)節減になるし、調教師にとっては馬房の効率アップにつながります。
一口クラブ会員は意外に気にしないものですが(むしろ出来るだけトレセンにいて欲しいという人の方が多い?)、個人馬主にとって預託料の節約は結構大きなポイントですから、こういうしっかりした施設の需要は高いのでしょう。

吉澤ステーブルさんは、北海道の本場を始め、何となく洗練されたイメージがありますが、在厩馬のためだけでなく、馬主さんに気分良く訪れてもらうために場内各所が綺麗に清掃されているとか、そういう基本が出来ているのも好感です。

『YOSHIZAWA STABLE WEST』の文字、やはり格好イイです。


事務所の奥側にあるのはUPHILLの厩舎。 つまり、吉澤WESTとUPHILLは施設供用なんですね。


恥ずかしながら私、吉澤WESTとUPHILLが施設供用であることを、すっかり忘れていました。
ということは、タイミングによってはマカハやベイビーティンクとニアミスの可能性もあったんですね(^^)
(ベイビーティンク、頑張ってくれんかなぁ…)

吉澤ステーブルの厩舎には、バッチリとロゴが入っています。
単純なことですが、こういうことでスタッフのモチベーションが上がったりするんでしょうね。


ダート周回コースの入り口付近。


このときコースでは、ディグアップセンスを含む在厩馬のウォーミングアップが始まっていました。


ダートコースを横切って内馬場に入らせて頂きました。


こちらが屋根付き700mの坂路です。


先ほど周回コースでキャンターを終えた馬たちが、坂路のスタート地点へ向かっています。


イベント当日の記事にも書きましたが、乗り役さんは外国籍の方がとても多かったです。
で、外国からのスタッフさんは、みなさん元気が良くて明るくて、馬上から大きな声で、「おはようございます!」と挨拶をしてくれるだけならまだしも…
キャンターをかけながら、我々の前に来るたびにピースサインをしたり変顔でアピールしたりする人までいて(^_^;

いやいや、頼みますから前を見て乗ってください!、という話なのですが、とにかく皆さん、キチンと馬とコミュニケーションが取れているベテランさんなのは、すごく良く伝わってきました。
聞くところによれば、中東あたりの現役ジョッキーがシーズンオフに乗り役として来日しているケースなどもあるようで、競馬の国際化はこういう裏方の世界でも進んでいるんですねぇ。 勉強になります(^^)


続いてはエミオンステーブルの紹介です。
こちらは吉澤ステーブルと違い、栗東トレセンから数時間という立地条件。 平成25年完成の新しい施設ですが、最大の特徴は民間最長の1100m坂路で、栗東トレセンの坂路と同等以上の負荷かけることが出来るようになっています。
・1100m坂路
・50mプール
・角馬場
・ウォーキングマシン、スターティングゲートなど

こちらが自慢の坂路のスタート地点。


後ろを振り返ると、真っ直ぐに坂路が続いています。


写真でも肉眼でも分かりにくいですが、スタート地点から3~3.5%の勾配がついているそうです。
最大斜度は7%のウッドチップコースで、栗東トレセンより時計にして1~2秒ほどこちらの坂路の方が遅い、つまり、ここで54秒の時計が出ればトレセンでは52~53秒が出せるはず、とのことでした。

これもイベント当日の記事で書きましたが、スタート地点の写真に風力発電用の風車が映っているように、エミオンステーブルはすぐそばに海があるロケーションで、そのため非常に涼しい風が吹いていました。
話によれば、夏は涼しく冬は温暖とのことで、競走馬が一年中思い切りトレーニングできる環境なんですね。

こちらが最深部3mのプール(全長50m)です。


坂路とプールは道路を挟んで並んでいます。


ご承知の通り、エミオンステーブルには周回コースがありません。
基本的に調教は坂路とプール、そしてウォーキングマシンなどを活用して行われますが、坂路スピード調教に特化して馬を鍛え上げていく、いわゆる森流調教を支える“虎の穴”的な施設と言って良いのかもしれません。

エミオンステーブルでは、厩舎の中も見せて頂きました。


こちらがステラバレットの馬房です。


ステラバレットのシルエットを見て頂くとお分かりのように、こちらの馬房は本当に広いです。
通常の馬房サイズの1.5倍はあるそうで、馬房清掃は1.5倍大変になるものの、その分、在厩馬は広いスペースの中でリラックスすることが出来るため、比較的ストレスが溜まりにくいのだそうです。
これはおそらく非常に大きなことで、例えばステラバレットが、“人懐っこくて扱いやすい馬”でいられる理由のひとつには、この広い馬房の効果なども含まれているかもしれません。

ステラバレット、きちんと顔を出して挨拶してくれました(^^)


馬房の前には、“ステラバレット”と書かれたプレートが\(^O^)/


このプレートを見た時、本当にステラバレットなんだなぁと、しばし感慨に浸ってしまいました(^^ゞ
そして、静かで涼しい環境の中、毎日のトレーニングがしっかり身についているのは、ステラバレットが皆さんから大事にされ、良く手をかけて頂いているからなのだと、改めて気づかされました。

吉澤ステーブルとエミオンステーブルは、立地や設備など全く違った育成場です。
が、結局、馬は設備だけでどうにかなるものではありません。 そこで面倒を見てくださるスタッフの皆さんがしつけをし、何かあったらケアをしてくれるからこそ馬も頑張れるわけですからね。

その意味では、どちらの育成場でも、スタッフの方には忙しい合間を縫ってとても丁寧に対応して頂きましたし、お陰様で安心して馬を預けられる施設であることがよく分かりました。
はい、突撃系のハードスケジュールではありましたが、このイベントに参加をして本当に良かったと思います(^^)

最後になりますが、吉澤ステーブルWEST、エミオンステーブルの皆さん、企画をして頂いた広尾TCさん、格安で懇親会を提供頂いた泉佐野の“さのちり亭”さん、本当にありがとうございましたm(_ _)m
そして、当日参加をされた会員の皆さん、お疲れ様でした!

 ご面倒かもしれませんが(^^ゞ 応援クリックを何とぞ!m(_ _)m
Comment
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

6/29門別7R フェルカド特別出走、勝ってくれ~!

2016-06-28 05:07:45 | 引退馬
■6/29門別7R フェルカド特別(JRA交流・ダ1800m) 18:05発走


ベイビーティンクは3枠3番からの発走になりました。
先日の日曜日にはレトロクラシックが久々の勝利を挙げてくれましたし、29日までにまとまった雨が降る予想がなく良馬場でやれそうなこと、さらには枠も内枠が引けるなど、少しずつ運が向いてきている気がします。
一番大事なのはベイビーティンクのやる気とは言え、ここへ来ての運気上昇がプラス要素なのは間違いありません。

ここ2戦の内容から、偉そうに相手関係を語る立場ではなく、あえて今回は予想はなし。
(地方馬との力関係がわからないこともありますが…)
調教での動きが出来ればおかしな競馬にはならないはずで、ここは思い切って勝ちに行って欲しいと思います。

今回まさかの劇走で勝ってくれれば、更なる成長、トレーニングの継続による地力アップがまだ見込めるでしょう。
是非頑張って結果を出して欲しいと思いますm(_ _)m

 ご面倒かもしれませんが(^^ゞ 応援クリックを何とぞ!m(_ _)m
Comment
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする