スプリンターズSをジャンダルムが勝ち、ディメンシオンのことを思い出した時は何となく嬉しい気持ちになったのですが、凱旋門賞でタイトルホルダー以下が分厚い壁に跳ね返されて意気消沈…。いずれにせよ『10月はパンサラッサの天皇賞一点勝負』は変わらない情勢なので、それまでにキチンと気持ちを作っていくだけです。
それにしても、ついにトレセン在厩馬がゼロになってしまいました(^^;)
まあ、この遊びを長く(それなりに頭数を絞って)やっていると、たまにはこういうこともあるワケですが、10月末から11月頭にかけての出走が見込める馬は(私が寂しいので(^^ゞ)そろそろトレセンに戻ってきて欲しいですね。
ただ、パンサラッサを除くとなかなかその候補が見当たらない感じで…。本来であれば、こういう時こそテラステラ、セントアイヴス、カグヤといったイキの良い2歳勢に頑張って欲しいところながら、テラステラ、セントアイヴスはあまり慌てない方が良さそうですし、カグヤも吉澤ステーブルWESTに移ったばかりですからね。
話は変わりますが、昨日の新馬戦で広尾TCのドンカルロが惜しい2着になりました。本馬についてはデビュー前にいろいろありましたので、(勝てなかったのは残念ですが)早めの勝ち上がりが見込める走りができて良かったと思いますし、母レトロクラシックを応援する立場としては、今後に期待が持てるレースになってくれてホッとしました。
ということで、トレセン在厩馬がゼロであろうが何だろうが、様々な楽しみ方があるのが競馬であり一口馬主です。今週を元気一杯乗り切るのはもちろん、月末の一大イベントに向けて一日一善を積み重ねたいと思いますm(_ _)m
**出資馬の状況**
【凱旋門賞】日本競馬の悲願ならず タイトルホルダーの11着が最高 勝ったのは英国の5歳牝馬アルピニスタ - サンスポZBAT!
今年も日本競馬の悲願は果たされなかった。フランスのパリロンシャン競馬場で2日、世界最高峰のG1凱旋門賞(芝2400メートル)が行われ、過去最多の4頭が参戦した日本勢はタイトルホルダー(美・栗田、牡4)の11着が最高。初制覇は持ち越しとなった。
この日のパリロンシャンの馬場状態は重。レース直前に雨が降るなど、これまでも欧州の重たい芝に苦しんできた日本調教馬にとって、過酷なコンディションの中でスタートが切られた。横山和生騎手を背に果敢にハナを切ったタイトルホルダーは、残り300メートルの手前までは先頭をキープしたが、ラストで力尽きた。C・ルメール騎手のステイフーリッシュ(栗・矢作、牡7)は14着、川田将雅騎手のディープボンド(栗・大久保、牡5)は18着、武豊騎手のドウデュース(栗・友道、牡3)は19着に終わった。
勝ったのは、L・モリス騎乗のアルピニスタ(英=M・プレスコット、牝5、父フランケル)。昨年8月に行われたドイツのGⅠベルリン大賞から破竹のG1・6連勝での戴冠を果たした。5歳牝馬による勝利は、1937年のコリーダ以来、85年ぶりの快挙となる。L・モリス騎手、M・プレスコット調教師ともに凱旋門賞は初勝利。2着は今年の仏ダービー馬ヴァデニ(仏=JC・ルジェ、牡3)、3着は昨年の覇者トルカータータッソ(独=M・ヴァイス、牡5)だった。
【凱旋門賞】タイトルホルダーは果敢に逃げるも11着 自分の競馬に徹したがラストは力尽きる - サンスポZBAT!
春の天皇賞、宝塚記念を連勝し、日本の大将格として挑んだタイトルホルダー(美・栗田、牡4)は、横山和生騎手を背に果敢に逃げたものの、ラストで力尽きて11着。4頭参戦した日本馬では最先着を果たしたが、ほろ苦い海外初挑戦となった。
道中は終始外からアイルランドのブルームにプレッシャーをかけられる格好。それでもフォルスストレート(偽りの直線)を先頭で駆け抜け、最後の直線に入ってからも残り300メートルの手前までは先頭をキープした。横山和生騎手は「頑張ってくれましたね。直前の雨でしんどくなってしまったと思うけど、海外のこういう場所で乗せてもらって、馬にも人にも感謝しています」とコメント。栗田調教師は「力を出し切ってくれたと思います。自分の形で息を入れて走れたし、やれることはやりました」と話した。
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いやぁ、本当にお疲れ様でした。。m(_ _)m
果敢に逃げたタイトルホルダーは残り300mで力尽き、ドウデュースはスタートから後方のまま、ディープボンド、ステイフーリッシュも見せ場なく敗れ、結局、今年も日本馬の挑戦は実りませんでした。残念…
レース後のインタビューで、横山和騎手、武豊騎手、川田将雅騎手、ルメール騎手が口をそろえて「直前に降った雨で厳しくなってしまった…」と話をしている一方で、矢作先生が「日本馬全てが力負け、馬場も枠順も理由にしたくない」と仰っていたのが印象的でした。確かに2400mを2分35秒台で争うような馬場は日本では考えにくいですが、昨年、一昨年よりも速い決着なわけで、「こういう馬場になるのは分かっていること(矢作調教師)」でしたからね。
水浸しの馬場となると、ついついパンサラッサが出ていたらどうなったのか…と考えてしまいますが、まあ、凱旋門賞というのはそういう簡単なレースではないんでしょうね。矢作先生言うところの「4輪駆動の馬」、栗田調教師の言う「全く条件の違う馬」がどんな馬なのか、天皇賞・春と宝塚記念を圧勝したタイトルホルダーの完敗で、日本馬の凱旋門賞挑戦意欲が萎んでしまうのではないか…という気がしないでもありません。
いや、そうならないためにも、今回挑戦した4頭には日本に帰ってきてから元気な姿を見せて欲しいです。常識的にはジャパンカップはパスになるのでしょうが、できれば有馬記念には揃って出てきて欲しいなと…。
何だか気楽な立場から勝手な事ばかり書いてしまいましたが、G1・6連勝で凱旋門賞を制したアルピニスタは強いのひと言、直線に入って持ったままタイトルホルダーに並びかけてきた時は「なんじゃこの馬…」と思うほどでした。そんな馬たちに果敢に挑戦したタイトルホルダー、ドウデュース、ディープボンド、ステイフーリッシュ陣営の皆さん、本当にお疲れ様でしたm(_ _)m