天皇賞・秋(G1/芝2000m)で2着となったパンサラッサの関係者コメントです。
◇吉田豊騎手のコメント 「近走は少しモタモタするところがありましたが、今日は雰囲気も良く、ゲートだけに集中して臨みました。枠順も良く、そのまま行かせてハイペースだと思いましたが、この馬の気分に任せてレースを進めました。涼しくなって調子も良くなり、最後まで頑張ってくれていただけに何とかしたかったのですが…残念です」
◇矢作調教師のコメント 「前半を57秒台で行って、後半を59秒台で上がれば勝てると考えていました。ただ、さすがに59秒台では上がれませんでした。涼しくなって馬がシャキッとしてきましたね。宝塚記念や札幌記念では追っつけながらあの程度の逃げでしたが、今日は普通に走ってあのペース。状態が上がっていました。負けた悔しさよりも馬を褒めてあげたいです」
◇岡助手のコメント 「勝てませんでしたが、見ごたえたっぷりのレース。本当によく頑張ってくれました。心配していたスタートも今日は出られましたし、二の脚も良かったですからね。この馬の精一杯の競馬が出来たのではないでしょうか。あそこまで観客の皆さんを盛り上げ、魅了できたことは良かったと思います」
◆クラブのコメント 「筋肉が隆起してパドックでの雰囲気も良好。レースは前半の1000mを57秒4のハイペースで通過し、独走状態で直線を迎えるこの馬の真骨頂とも言える大逃走劇。最後の最後で惜しくも勝ち馬に交わされてしまいましたが、やるべき競馬が出来た上での天皇賞・秋2着。素晴らしい内容で我々を魅了してくれました。なお、「ひとまず上がりに異常はありません」と岡助手。このあとは「短期放牧を挟んで12月11日(日)香港・シャティン 香港カップ(G1・芝2000m)に向かう」(調教師)予定となっています」
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そうですねぇ、鞍上の吉田豊騎手が「最後まで頑張ってくれていただけに何とかしたかった」と口惜しがる気持ち、必死に仕上げてくれた岡助手の「観客の皆さんを盛り上げ、魅了できたことは良かった」と仰る気持ち、そして矢作先生が「馬を褒めてあげたい」とコメントしてくれたこと、全部ひっくるめて出資者である私も同じ気持ちですm(_ _)m
勝てなかった事実は変わりませんが、あれだけのレースができる馬は他にいないわけで、今の競馬界における唯一無二の存在として、競馬ファンの記憶に長く残るパフォーマンスを見せられたことが何より嬉しいです。
このあとは短期放牧を挟んで香港カップへ向かうとのことですが、タイプ的に府中の2000mよりコーナー四つのシャティンの方が走りやすいのは確かですから、これはもう二つ目の海外G1ゲットを期待せずにはいられません。
いや、そんな事より、まずは激走の疲れをしっかり癒し、さらに良い状態を作っていくのが先決ですね(^^ゞ
矢作先生の「涼しくなって馬がシャキッとしてきた」とのコメントからも、これから春先にかけてがパンサラッサの最も元気な期間と考えられます。となると、フレッシュな状態で再スタートを切りさえすれば、またきっと面白い競馬で(今度は世界の競馬ファンを)楽しませてくれるのではないでしょうか!
ちなみに、英語実況を聞いていても、やっぱり一番目立っているのはパンサラッサ!
【🇯🇵 Tenno Sho (Autumn) (G1), Tokyo, 2000m, 3yo&up, approx US$ 3.7m】
— JRA World Racing (@JRA_WorldRacing) October 30, 2022
Winner: Equinox(JPN)
J: Christophe Lemaire
T: Tetsuya Kimura
Sire: Kitasan Black
Dam: Chateau Blanche#天皇賞(秋) は、#イクイノックス が優勝!! pic.twitter.com/YQeW157Cbu
そして、胸が熱くなる4コーナー!
完敗🙇♂️🙇♂️🙇♂️シャフリヤールは反応し切れず最後に伸びたものの。見立て違いでした。申し訳ありません🙇♂️🙇♂️🙇♂️キッチリ差し切ったイクイノックス、そして、強い心で自分の形を貫いたパンサラッサ。胸が熱くなった4コーナーを。 https://t.co/I9O9riQlXn pic.twitter.com/mV1GbQpC1o
— 藤原有貴(研究ニュース) (@knews_fujiwara) October 30, 2022
やはり、パンサラッサの走りで競馬ファンが喜んでくれたことが嬉しいです!
天皇賞・秋のパンサラッサ大逃げに…SNS「熱かったなぁ~!」「サイレンススズカが蘇りました」:サンスポ
30日の東京11Rで行われた「第166回天皇賞・秋」(3歳以上オープン、G1、芝2000m)は、クリストフ・ルメール騎手の1番人気イクイノックス(牡3歳、美浦・木村哲也厩舎)が優勝した。
ネットが沸いたのは7番人気パンサラッサの大逃げだった。実況では“令和のツインターボ”と紹介された。向こう正面でハナを奪うと、15馬身以上のリードを保って直線へ。残り100メートル付近でも5馬身ほどの差があり、最後、猛追するイクイノックスにわずかにかわされたところがゴールだった。
レース後、すぐにパンサラッサがツイッターのトレンド1位となり、「パンサラッサの大逃げ熱かったなぁ~!!」「パンサラッサ君無事にレース終えてくれて良かった」「パンサラッサ最高だったよ」「いやー痺れた」「パンサラッサみたいな馬がいるとやっぱ面白いな」という労いと称賛のコメントが相次いだ。
また、ツインターボではなく、1998年の同レースで故障し、安楽死となったサイレンススズカの大逃げに重ねたファンも多かった。「今日のパンサラッサからはサイレンススズカが透けて見えて泣きそうになったのは内緒」「令和のツインターボって言っていたが、やはりサイレンススズカが蘇りました」「1000m通過タイム、サイレンススズカと一緒だもんなあ。なんてすごいレースだ」といった声も多数あった。
東京11R 天皇賞・秋(G1/芝2000m)に出走したパンサラッサは2着でした。
【レース内容】注目のゲートをクリア。内枠を利してハナに立ち、外の先行勢を制してグングン加速。思ったほど後ろがついて来なかったこともあり、最近のパンサラッサには珍しいほどの大逃げに。3コーナーから大ケヤキを通過する時点でも2番手以下は遥か後方にかすむほど、そのまま直線に入った時点でも手応えは残っており、懸命の逃げ切りを図りましたが…。残り100m地点では完全にやったと思いましたが、勝ち馬の豪脚に僅かに差されての2着入線となりました。
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見事な大逃げ!
天皇賞を盛り上げた最大の功労者!!
自分の競馬をやり切ったことが素晴らしい!!!
でも、どうせなら勝ちたかった。。
いやぁ、私、実はまだ手の震えが止まっていません。
もちろん勝てなかったのは残念なのですが、単勝22.8倍、7番人気の低評価に反発するかのように自分のスタイルで勝負したこと。逃げ馬不利と言われる府中2000mの天皇賞で果敢に35年ぶりの記録(ニッポーテイオー以来の逃げ切り勝ち)に挑み、その栄光まであと僅かのところに迫ったのですから、残念というよりむしろ誇らしい気持ちで一杯です。
あれだけの大差を最後に差し切ったイクイノックスは素晴らしい素質を持っていると思いますし、3着のダノンベルーガも本当に強い。。でも、札幌記念で負けたジャックドールにはきっちり借りを返すことができましたし、昨年のダービー馬シャフリヤールを完封したのですから、2着だろうが何だろうが、誰にも文句を言わせない素晴らしい走りだったと思います!
(天皇賞が1950mのレースだったら勝ってたなぁ(^^;))
いや、本音を言えばですよ、仕上げの過程とかメンコを外すタイミングとか最近出脚が鈍ってきたとか、レース前は不安になるような記事やコメントが出ていただけに、デキ自体がどうなの?という心配はあったんですよね。ところがドッコイ、矢作先生が仰った通りに「パンサはレースに行けば頑張る馬」であることを証明してくれましたし、これだけのパフォーマンスができる馬は滅多にいない、いまだに令和のツインターボとか言ってる場合じゃないってことを、改めて世間様に知らしめてくれたのが嬉しいです。
まだ興奮冷めやらぬ状態なので、いったんこの辺でひと息入れますが、これはアレですよね、12月の香港には今日以上の状態で出てくれそうですし、まだまだ唯一無二の逃走劇でたくさん楽しませてもらえそうです(^O^)
パンサラッサ号、本当にありがとう!
関係者の皆さんにも感謝です、お疲れ様でした!!
そして、次こそは勝って喜びを分かち合いたいです!!!
**2022/10/30東京11R 天皇賞・秋(G1/芝2000m)・良**
天皇賞(秋)【2022年10月30日東京11R】:競馬ラボ