NSR在厩のセントアイヴスは、今週もおもにダート周回コースでハロン17~20秒ペースのキャンター2000mを消化。週2回、15-15前後を乗り込まれています。
◇佐々木代表のコメント 「12日来場した調教師も仰っていたように『体つきはだいぶ良くなっています』が、もう一段、自分からガツンと行くような前進気勢が欲しいですね。リフレッシュウィークのタイミングについては、引き続き検討中。太りやすい馬ですし、変に休ませて緩んでしまうのも嫌ですので、日々の様子を窺いながら決めていきたいと思います。体力面での対応には前進が窺えます」
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トレーニングの継続により「体力面での対応には前進が窺える」とのことですが、その一方で、「自分からガツンと行くような前進気勢が欲しい」と、競走馬にとって非常に重要な精神面の物足りなさを指摘されてしまいました(^^;)
中舘先生の感想にもあるように、馬体に関してはかなり良くなりつつありますし、坂路の速めでもうワンパンチが繰り出せるようになれば、今すぐにでもトレセンからお呼びがかかって不思議はないのですが…。
まあ、気持ちを変えていくには時間や実戦経験が必要な場合もありますし、どの程度の課題なのかで対処も変わってくるでしょうから、まずは佐々木代表から、『これならいけるかも…』といったコメントがもらえるように頑張って欲しいです!
改めて見ると、つくづくスゴイ馬体をしていますね(^^;)
Flightline pic.twitter.com/QJvAAnxQ3p
— John W. Sadler (@johnwsadler) October 8, 2022
戦績5戦5勝、現在G1・3連勝中、つけた着差の合計が『62馬身4分の3』な理由は馬体だけではないでしょうが、それにしても、「いやぁ、さすがっすねぇ…」と感心してしまいます。
前走パシフィッククラシックを19馬身差で勝ってから約一ヶ月、11月のBCクラックに向けて本格的に鍛えられるのはこれからなのに、肩回りやトモの筋肉は盛り上がり、いつでも戦闘態勢に入れそうな気持ちの前向きさも伝わってきます。首差しがしっかりしているのに頭が重すぎないところなどは、ゴリゴリの重戦車と言うより大排気量スーパーカーのイメージですかね。
(スーパーカーと言えばマルゼンスキー(8戦8勝、つけた着差の合計61馬身…)と思った方、確かにその通りなのですが、Flightlineも相当にスーパーな馬なので(^^ゞ)
ちなみにこちらは『名前が似ている』と一部で評判(?)のプライムラインです。
ハーツクライ産駒のプライムラインとTapit産駒のFlightlineを単純に並べてみても意味はないですし、我らがプライムラインだって捨てたものではないのですが、正直、積極的に戦いたい気分にはなりません(^^;)
一説によると、FlightlineはBCクラシック後に引退種牡馬入りの可能性が高いともこと。もしも本当にそうであれば、パンサラッサでドバイWCに挑戦するという夢を復活させても良い… つまり、パンサラッサであってもFlightlineとはあまりやりたくないのが本音です。。(もちろん、そもそもその可能性は低いですけれど)
コチラはパンサラッサの写真ですが、仔馬の頃からのバランスの良さを失わず、相当に格好良い馬になってくれました。当然ながらFlightlineや来年のことは脇において、今は天皇賞・秋に全集中です!