美浦トレセン在厩のピークブルームは、6日、ウッドを単走で時計を出しています。
- 23.09.06 調教師 美南W良 3F 43.3-13.5(2) 馬ナリ余力
◇蛯名正調教師のコメント 「その後も元気いっぱいですし、飼葉も食べていて問題ありません。前走はアクシデントがあった馬の直後を横切る形にもなり、驚いたところもあったのではないでしょうか。目一杯の競馬をしていないのか、レース後はすぐに息が入りましたからね。競馬を理解しないまま放牧に出してしまうのはかえって良くないですし、もう一度続けてレースに向かい、分かってもらいたいと考えます。目標は9月18日(祝・月)中山4R 2歳未勝利(芝1800m)。二度目の実戦ですし、色々な面で前進が窺えればと思っています」
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デビュー戦後もトレセンに留まって様子を見られていたピークブルームの続戦方針が決まりました。目標レースも9/18中山4レースとのことで、それが前走同様の芝1800m戦であることからも、蛯名先生の静かな気合が伝わってきます。
ここからは私の勝手な思い込みですが、蛯名先生としては、多少追い切りが軽かろうがどうしようが、ピークブルームはもっとやれていいはずの馬だし、何ならあの負け方には全然納得していない…ということなんじゃないかなと。。面白がってタイトルに『怒り(?)の蛯名先生』などと書いてしまいましたが、実際に前走の疲れがほとんど無く、続けて使って競馬を覚えさせた方が良いのであれば、(当たり前ですが)全面的に続戦方針を応援したいと思います!
ということで、前半の走りに見るべきものがあったとは言え、直線で期待されたパフォーマンスを出せなかったピークブルームが、一度実戦を使ってどう変わってくれるのか、次走がとても楽しみになりました。2走目の変わり身でアッサリ勝てるほど甘くはないかもしれませんが、可能性がないわけじゃないですし、改めて期待させて頂きますm(_ _)m
【美浦トレセン在厩のピークブルーム:公式HP(2023/9/7更新)より】
【2023/8/26新潟5R 2歳新馬(芝1800m)でのピークブルーム:公式HPより】
アスロスは6日に札幌競馬場を出発。7日午後、栗東トレセンに到着する予定です。
◇岡助手のコメント 「北海道開催の終了に伴い、これ以上札幌競馬場に滞在することはできませんので、ひとまずは栗東トレセンに向かっています。到着後の様子を確認したうえで、続戦しても今後に差し支えがなさそうか、いったん放牧を挟んだほうがプラスに働きそうかを考えていく予定になっています」
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1勝クラスのメリタテスと同様、アスロスも簡単に放牧するのではなく、いったんトレセンに入って様子を窺うことになりました。ただ、アスロスの場合はデビューしたての2歳馬ですから、『基本的に行けるなら行く』との考え方に基づくというよりは、『どちらが将来にプラスに働くか』の観点がより重要な判断基準になりそうです。
じゃあ、どちらが良いのかと言いますと、そりゃあ続戦して勝ってくれるのが嬉しいに決まっています。しかしその一方で、続戦するにしてもきちんと準備をすると言いますか、課題と言われていた口向きや操縦性、気性面などを改めて確認して欲しい気持ちもあったり…。いや、初戦がとても上手な競馬だったとは言え、レース前に「口向きやコントロール面に難しいところがあり、まだ真っすぐ走れない」と指摘されたことを忘れちゃイカンと思うんですよね(^^;)
もちろんそんな事は厩舎の皆さんは百も承知でしょうし、だからこその「続戦しても今後に差し支えがなさそうか、いったん放牧を挟んだほうがプラスに働きそうか」でしょうから、まずは来週の近況を心静かに待ちたいと思います。
【2023/9/2札幌5R 2歳新馬(芝1500m)でのアスロス:公式HPより】
メリタテスは6日に札幌競馬場を出発。7日午後、栗東トレセンに到着する予定です。
◇岡助手のコメント 「北海道開催の終了に伴い、これ以上札幌競馬場に滞在することはできませんので、ひとまずは栗東トレセンに向かっています。到着後の様子を確認したうえで、続戦が可能な状態にあるのか、いったん放牧に出したほうが良いのかを決めていく予定になっています」
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メリタテスは札幌から移動、そのまま放牧ではなくいったんトレセンで様子を窺うことになりました。
前走の負けっぷりがアレだったので、個人的には放牧でひと息入れるのが前提かな?と考えていましたが、さすがに矢作厩舎はそんなにヌルくはないですね。もともとマル外は出られるレースに制限がありますし、どこにも悪いところがなく稼ぐチャンスがあれば、「ちんたら休んでるんじゃねえぞコノヤロー!」ってな感じなのかもしれません(^^;)
という冗談はさて置いて、メリタテスはまだひとつ勝っただけですから、厩舎内での立場も盤石というワケにはいきません。これからも勝った負けたを繰り返すのは当然として、その中で少しずつ存在感を増していくのが望ましいですからね。最終的に続戦か放牧かはまだ分かりませんが、もしも続戦なら次走はとても大事な意味を持つ一戦になりそうです!
【2023/9/2札幌12R 3歳以上1勝クラス(ダ1700m)でのメリタテス:公式HPより】
セントアイヴスは、レース後は美浦トレセンへ移動。中舘調教師と今後の方向性について慎重に意見交換を行いました結果、このまま1勝クラスに続戦していくこととなりました。
◇中舘調教師のコメント 「トレセン到着後はウォーキングマシン運動のみ。歩様に硬さはあるものの、二度レースに使った割には痛んでおらず、やはりこの馬なりに良くなっているのかもしれません。明日から跨ってみる予定ですが、この分であれば続けて使っていけるのではないでしょうか。未勝利馬でも長丁場のレースに限っては出走の余地があるはず。9月16日(土)中山7R 1勝クラス(芝2500m)を意識していきましょう。おそらくは強い調教なしで投票していくことになるかと思います」
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予想通り『現役引退』が決まったカグヤに対して中舘厩舎のセントアイヴスは、「今後の方向性について慎重に意見交換を行った結果、このまま1勝クラスに続戦していく」との結論に! 簡単に現役引退にはならないだろうと考えてはいましたが、どういうカタチの現役続行になるかは何とも言えないところがありますからね。
例えばファンドを解散して地方に転出し、2勝(または3勝)しての中央再登録(再ファンド)をめざす道、キレずバテずの個性を活かして障害入りを試す道、さらには(今回選択された)このまま続戦して1勝クラスにチャレンジする道…
まあ、考えてみれば、第三の道を試したあとに再ファンドや入障へ舵を切ることは可能です。だとすれば、最終判断の前に中山の2500mを使ってさらに可能性を探ってみたい…という中舘先生のお気持ちは分かりますし、何とかしたいと考えて頂けるのはありがたい話でしょう。(引き続き「今後の方向性を検討」する感じ?)
個人的にはセントアイヴスが地方のダートで無双するイメージが湧いてこないこと、入障してモノになるかどうかは現時点では何とも言えないことなどから、これはこれで十分アリな作戦だろうと思います。
ただし、現状のセントアイヴスが1勝クラスですぐにやれるほど甘くはないとも思います…。果たしてどんな結果になるかは分かりませんが、今日のところは中舘先生が簡単に諦めずに頑張ってくれることに感謝をし、9/16中山のレースに出走できることを祈るのみにしておきます(^^ゞ (って言うか、セントアイヴス頑張れ!)
【2023/9/3新潟4R 3歳未勝利(芝2200m)でのセントアイヴス:公式HPより】