ジーベックは22日に栗東トレセン診療所を退院。近郊の島上牧場へ移動しています。
◇岡助手のコメント 「少し時間を要しましたが、縫合後の状態が安定したことから、ようやく退院できることになりました。一度、島上牧場へ放牧に出し、そこで様子を窺いながら進めていく予定になっています」
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さらに長引いたらどうしよう…と思っていましたので、先週中に退院との報告を見て少しホッとしました。
もっとも退院したからといって急にバリバリ乗るわけにはいかないでしょうし、いったん島上牧場で患部の回復具合、ジーベックの(精神面も含めた)状態確認を行うのは当然かなと思います。
その上で、シュウジデイファームで積み上げてきた良い流れがリセットされてしまったのは残念ながら、骨折や腱の炎症を起こしたわけではないですし、一度はかなりのところまで調子を上げていた馬ですからね。このあとも焦らずに、状態を確認しつつ進めていけば、今年中のデビューが十分可能な範囲じゃないかと思っています。
まあ、ジーベックが退院したと思ったらアスロスが…というのは全くの計算外ですが、あれもこれも全部ひっくるめて一口馬主の醍醐味だと肝に銘じ、謙虚な気持ちで応援していこうと思います!(妄想は謙虚にはできないですけれど)
アスロスはレース後より左前肢を気にし始めたためレントゲン検査を行ったところ、第三中手骨の骨折が明らかとなりました。
◇矢作調教師のコメント 「少し気にする素振りを見せていましたので、今は栗東トレセン診療所内の入院馬房に入り、痛み止めを飲ませて安静にしている状態。箇所はいわゆる管骨の部分でレース中に発症したものと思われます。対処は少しでも早いほうが良いとの判断から、26日の夕方より手術を行うこととなりました。骨折箇所としては珍しい部位ではありませんが、程度や状況等につきましては、術後に改めてご報告させていただきます。ご心配をおかけしてしまい、申し訳ございません」
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初ダートだった前走の3着。内容自体はそれほど悪いものではなかったですが、正直、もう少し踏ん張れたのでは、せめて2着は確保して欲しかった…という印象を受けたのも確かです。でも、レース中に骨折をしていたと言われると、本当に良く頑張ってゴールをしてくれたと思いますし、これ以上の大事に至らなくて良かったです。
もちろん、これからという時期の骨折は非常に痛く、そんな時に『良かった』というのも何ですが、矢作先生のコメントを見る限りでは、きちんと治してしまえばまた元気に走れると思われ…。骨折は軽度であれば屈腱炎などより後を引かないものですし、まずは手術の無事成功と、できるだけ軽度の骨折であることを祈りたいと思います。
今からあまり先のことを考えても仕方がありませんが、アスロスには休んでいる間にもしっかり成長してもらい、来年3月、いや、4月か5月頃には初勝利の喜びを味わいたいですm(_ _)m
【2023/9/2札幌5R 2歳新馬(芝1500m)でのアスロス:公式HPより】