シュウジデイファーム在厩のカイザーノヴァは、すでにBTC入りを開始しています。
◇石川代表のコメント 「前走の疲れが癒え、体もフックラとしてきました。よって現在は、おもに坂路で普通キャンターを2本。早ければ今週末ぐらいから15-15を取り入れていくことになるかもしれません。『11月14日阪神11R デイリー杯2歳S(G2・芝1600m)あたりを目標に』(厩舎陣営)、引き続きしっかり進めていきたいと思います」
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次走目標のデイリー杯2歳Sは11月ですから、まだ時間はたっぷりあります。すでに疲れが取れてBTCでの調整も始まったようなので、ちょうど良い状態で栗東に戻ってくることができそうです。
先週は半姉パラスアテナが紫苑S(G3)で2着に入り、秋華賞優先出走権をゲットしました。弟のカイザーノヴァは事実上朝日杯FS出走圏内に入っているとは言え、まだ重賞では前々走の函館2歳S(G3)5着が最高着順ですからね。堂々と朝日杯FSに駒を進めるためにも、デイリー杯2歳S(G2)ではしっかり上位入線を果たしたいところです。
そのためだけではないですが、現状であえて気になる点を挙げるとすると、やはり右へモタれる癖だけはもう少し何とかならんものかと…。クローバー賞のリプレイを何度も見直していると、カイザーノヴァが一番良い走りをしているのは4角を回りながら加速している時(あの瞬間は速いしカッコ良い!)、対して直線では坂井騎手が(右モタれを矯正するために)手綱を左に引きながら追わざるを得ず、ブレーキとアクセルを一緒に踏んでいるような走りになっているんですよね。
あれがもう少しスムースであればもっと楽に差し切っていた気がしますし、デイリー杯2歳Sでも充分勝負になるレベルにあると思います。まあ、『走行フォームの改善』は一朝一夕では難しいでしょうが、まずは前走以上の状態でレースを迎えることを第一に、しっかり練習に取り組んで欲しいと思います。
【2020/8/23 クローバー賞でのカイザーノヴァ:公式HPより】
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