クラブから以下の内容で、カイザーノヴァの今後についてアナウンスがありました。
◇クラブからの発表 : 矢作芳人調教師と慎重に協議を行いました結果、環境の変化や調教内容の変更による現状打破、および今後の安定した出走機会の確保を目的として、近日中にも美浦・鈴木慎太郎厩舎に転厩し現役を続行。復活に向けて調整を進めていくことになりました。出資会員の皆様におかれましては、何卒事情をご賢察のうえ、ご理解賜りますようお願い申し上げます。
-----
昨年秋に骨折休養から復帰して以降、2勝クラスの条件戦でも全く以前のような走りを見せられずの惨敗続き。。さすがに、『このままでは、近いうちに転厩があるかも…』とは、多くの出資者会員さんも感じていたことではないでしょうか。
振り返れば矢作先生はじめ厩舎の皆さん、坂井騎手や古川奈騎手も手を変え品を変え復活の道筋を探ってくれましたが、前走のダート挑戦でひと通りの策は試し終えたということでしょう。レース後の関係者コメントは、「『引き続き騎手や厩舎スタッフ達とも色々と意見交換を行いながら(師)』、活路を見出せるような方策を検討していく」でしたので、もうあと一、二戦は矢作厩舎でチャンスがもらえるかとも思ったのですが、現状、管理頭数が目一杯の矢作厩舎ですから、腰を据えて復活をめざすとしても「安定した出走機会の確保」が難しくなるのは容易に想像できますからね。
その意味では、「活路を見出せるような方策」の中に、「環境の変化や調教内容の変更=転厩による新たなチャレンジ」が含まれていたと理解すれば、様々な状況を考慮して早めに判断頂けたのはむしろありがたいぐらいです。そりゃあ、矢作厩舎で復活を果すのが一番良いに決まっていますが、カイザーノヴァはまだ4歳になったばかりですし、試行錯誤が続く現状を考えると、やはり、厩舎馬房確保のプライオリティが下がって出走機会が減るのは避けたいですから…。
一昨年、夏の北海道での新馬勝ち、函館2歳S5着を挟んだクローバー賞での2勝目、その後も重賞路線を歩み、朝日杯FS(G1)では上り最速で追い込んでの8着入線、3歳となったあとも共同通信杯でエフフォーリアやシャフリヤール、ステラヴェローチェといった世代トップクラスの馬たちと真っ向勝負をしたカイザーノヴァですが、それはあくまで矢作厩舎のカイザーノヴァとしての実績です。(骨折休養後の惨敗続きも含めてですけれど(^^;))
今後はそうした過去の実績も一旦脇に置いて、美浦・鈴木慎太郎厩舎のカイザーノヴァとして、心機一転、新たなスタートを切って欲しいと思います。。矢作先生、矢作厩舎の皆さん、今までありがとうございました。そして鈴木慎太郎先生、鈴木厩舎の皆さん、これからお世話になりますので、よろしくお願い申し上げますm(_ _)m
ちなみに鈴木慎太郎厩舎は2021年3月開業のフレッシュな厩舎。お世話になるのは初めてなので、どういうやり方で馬を仕上げ、レースを使っていくのか全然わかっていませんが、公式HPやツイッターなどで管理馬の情報発信をする(当然ながら馬主さん了解のもとでしょうけれど)など、従来の『厩舎』とはだいぶ違った特徴があるようです。
今回の転厩は関西→関東なので、外厩からなにから全てが変わることになりますし、クセの強いカイザーノヴァがすぐに馴染んでくれるかどうかの不安はあるものの、今はとにかく前向きに、フレッシュな厩舎での新たなスタートに期待したいと思います!
鈴木慎太郎厩舎公式HP:https://suzukistable.com/
厩舎のホームページが完成しました!これから徐々にですが、そちらも更新していきたいと思っていますのでよろしくお願いします😃
— 鈴木慎太郎厩舎 (@s_suzukistable) April 28, 2021
鈴木厩舎公式ホームページhttps://t.co/UKUiffrO1G pic.twitter.com/ywc055OELw
【2022/1/8中京9R 鳥羽特別(2勝C/芝1200m)のカイザーノヴァ:公式HPより】
鈴木厩舎、是非頑張って欲しいですよね。
カイザーノヴァがその気になって良い結果が出たら、他の馬でもお世話になれるかもしれませんし(^^ゞ
カイザーノヴァは良くも悪くも気分屋なので、環境を変えるのは悪くないんじゃないかと思います。
まずは以前の走りを取り戻すこと…
そうすれば成績もよくなると思いますので!
このところのレースぶりを見ると、復活には時間が必要でしょうし、転厩の判断も致し方ないところでしょう。
カイザーノヴァも、外厩ステイ時間が長くなるよりは、適度にレースに出られる環境の方が良いでしょうし…
せっかくのチャンスだと思って頑張って欲しいです!
てっきり、婿殿厩舎に行くもんだと思ってたので、サプライズでした。
鈴木慎太郎厩舎はさすがに想定できませんよね。
技術調教師時代に矢作厩舎で研修されたようなので、そのつながりのようですけれど。
要するに矢作パパ、美浦にも勢力を伸ばしているのかもしれません(^^;)