【天皇賞・秋 G1血ェック】強いキングマンボ系 パンサラッサが押し切る:サンスポZBAT!
意外にもディープインパクト産駒が過去10年でわずか1勝に対して、父キングマンボ系が5勝。瞬発力よりも欧州由来の馬力が勝ち切るには求められるレースだ。
今回もカラテなど3頭が登録しているキングマンボ系。なかでもパンサラッサは、このレースをアーモンドアイで2勝しているロードカナロア産駒で、母の父モンジューから優れた持久力を受け継いでいる。この馬自身、東京芝2000メートルは1勝、2着1回と実績があり、よどみない流れで逃げられれば、押し切る可能性はある。
イクイノックスは父が2017年の勝ち馬キタサンブラック。母シャトーブランシュがマーメイドS勝ち、半兄ヴァイスメテオールがラジオNIKKEI賞勝ちと、一見小回り向きにみえるが、本馬は祖母の父トニービンの影響が強く出ている。大きいストライドで走るため、広い東京コースがベスト舞台。ピクシーナイトやディープボンドなど活躍馬が多い母父キングヘイローで、欧州色の強い牝系も大きな魅力だ。
ダノンベルーガも東京に強いトニービンを母の父に持つハーツクライ産駒。母コーステッドは米芝G1・2着、祖母マリブピアーも米芝重賞3勝と、一般的な米国血脈とはタイプが違い芝適性が高い牝系だ。ハーツ産駒の緩やかな成長曲線により、春クラシック2冠はいずれも4着に敗れたが、ひと夏を越して完成度の差は縮まったはず。侮れない存在だ。
【天皇賞・秋】快速パンサラッサ、1歩目が鍵 池田厩務員「ゲートの出が甘くなっている」:極ウマ・プレミアム
今週の日曜東京メインは、3歳馬と古馬一線級が激突する天皇賞・秋(G1、芝2000メートル、30日)が行われる。
快速パンサラッサは1歩目が鍵になる。池田厩務員は「荒くれ者だったのが最近は行儀が良くなった。それが競馬でも出ているのか、ゲートの出が甘くなっている。ここ2走はイレ込まないようにゲート裏でメンコを外していたけど、今回は調教師とも話して、本馬場入場の時に取って早くスイッチを入れようと思う」と策を練っていた。今回もハナは譲らない構えだ。
天皇賞・秋に出走予定のパンサラッサ(2022年10月20日撮影) Photo by 極ウマ
さすがに天皇賞ともなると、連日競馬メディアに取り上げてもらえます。でも、それだってパンサラッサが有力馬の一頭として出走するからこそでして、改めてパンサラッサや関係者の皆さんに感謝しなければイケマセンね。
それはさて置きまして、今回は池田さんがゲートの出、スタートダッシュに拘っている様子や、メンコを外すタイミングについての工夫が多くのメディアで取り上げられています。
もちろん、スタートについては(両隣りの状況含めて)運の要素もありますから、こうしたら絶対に上手くいく!みたいな方法はないですし、そんなことは池田さんはじめ厩舎の皆さんは百も承知なわけですが、それでも『札幌記念や宝塚記念のスタートより少しでもスムーズに出してあげたい』との気持ちがすごく伝わってきてありがたいです。
いや、池田さんはきっと負けず嫌いだと思うので、もしかしたら、『スタートがマトモだったら札幌記念のジャックドールとのクビ差は逆だったハズ!』ぐらいのことをお考えなのかもしれませんけれど(^^;)
とにかくですね、勝てなかったここ2走で、以前のような好スタートを切れなかったのは事実でありまして、それがあと一歩後続を離せなかったこと、最後に踏ん張り切れなかったことに通じている可能性は否定できません。(タイトルホルダーやジャックドールのような強い馬を番手に従える場合は特にそう…)
そうですねぇ、府中の2000mだと、どうしても長い直線に注目が集まってしまうものの、実はパンサラッサにとっての勝敗のカギはゲートを出る瞬間、そしてアッという間に迫る最初のコーナーまでの走りなのかも。。実際、そこから先はいつものように、周りを気にせず気持ち良く走り、最後まで抜かれないように頑張るだけですしね(^^ゞ
と、連日色々なことを考えてしまうのですが、肝心なのは、あくまでパンサラッサの元気とやる気。。ちなみに日刊ゲンダイさんによれば、24日の朝はとてもリズミカルで元気だったみたいです(^^)
けさのパンサラッサを。
— 日刊ゲンダイ 競馬 (@gendai_keiba) October 24, 2022
非常にリズミカル!#パンサラッサ#天皇賞・秋 pic.twitter.com/GYbTa6NiPA
最近、外でハンバーグを食べる機会が二度あったので、ちょっと小ネタを。。(^^ゞ
まずはコチラの写真から…
南市原ゴルフクラブで食べた『粗びきハンバーグ』です。
実はセットのオニオンスープが濃厚で美味しかったりしたのですが、それはさて置き、メインのハンバーグには添えられているドミグラスソースをつけて頂きます。
写真ではあまり感じられないものの、看板に偽りなくお肉はかなりの粗びきでした(^^)
玉ねぎやいわゆるつなぎがあまり感じられず、ストレートに肉食ってるぞ系のハンバーグにはファンも多いですよね。かく言う私も美味しい粗びきハンバーグを食べると、『今日はすげえの食べちゃったな』と感じたりもしますし、そもそも家では作らないハンバーグなので、どうせ外で食べるなら粗びきを…というファン心理はよく分かる気がします。
南市原ゴルフクラブ レストラン
千葉県市原市田淵1
0436-96-2031
一方こちらはガストで食べたミックスグリルとランチライスです。
ミックスグリルのハンバーグには目玉焼きをトッピングしたので、全部隠れてしまっています(°◇°;)
味の基本はデミソース、玉子を絡めて頂くのは当初からの作戦でした(o´艸`)
ちなみにグリルのメインはチキンだったりするのですが、今回は比較対象外ですm(_ _)m
ガストさんで食べたハンバーグは子どもの頃からお馴染みのタイプで、細かいミンチを小判型に成形して焼いたもの。言葉を選ばずに言えば、何の変哲もない普通のハンバーグなわけですが、実は、『ハンバーグはこうでなくちゃ!粗びきなんて論外!!』と主張する人たちも、ハンバーグ好きの中に一定数存在すると見ています。
と言いますか、『子どもの頃にお母さんが作ってくれたハンバーグが好きだった。だからついハンバーグを頼んでしまう』という主張が多くの人を共感、納得させるのは確かでありまして、昔ながら系ハンバーグが(世代を問わず子どもから大人まで)根強く支持されているのは当然と言えば当然なんですよね。
ガスト 世田谷代田店
東京都世田谷区代田1-8-7
03-5486-7237
あ、どちら派ですか?と聞いているのですから、自分の立ち位置をハッキリさせなきゃいけません(^^ゞ
『粗びき派』と『昔ながら派』、イザどちらかに決めるとなると難しい選択だなぁ…とは思うものの、あえて誤解を恐れずバサッと決めるとしたら、私は『昔ながら派』なのかもしれません。
いや、粗びきも好きだからゴルフ場でも頼んだりするわけですが、肉を感じたいならステーキとか焼肉でも良いわけでして、私にとってのハンバーグとは、やはり小さい頃から慣れ親しんだ昔ながらのやつなんですよね…。
その上で、粗びきにも昔ながらにもそれぞれの良さがあり、南市原GCでもガストでもソツなく楽しいランチタイムを過ごせたことは紛れもない事実。。何だかつまらない結論で恐縮ですが、それが誰からも愛されるハンバーグのスゴイところではないでしょうか(^^)
ゴッドフロアー’22
父を彷彿させる筋骨の逞しさ、あらゆる絶景を望む旅路が始まる。
◇牡当歳 栗毛 2022.02.15生 新ひだか産(木村秀則牧場)
◇父:モズアスコット 母:ゴッドフロアー (母の父:ハーツクライ)
◇栗東・矢作芳人厩舎予定
◇販売総額 5,100万円 / 総口数 3000口
◇プラスビタールスピード遺伝子:CC型
◇Point!:芝・ダート両G1を制した父の遺伝子を忠実に受け継ぐ、大迫力の好馬体。要所それぞれにバランス良く備わった筋肉量は見るからに傑出しており、放牧地では自信に満ちた様子でダイナミックかつ大きなアクションで元気に駆け回っている。一頭でも群れでも対応できる精神面、優れた血統の“いいとこ取り”とも言える米国産馬のようなパワフル感、骨格の大きさ、脚や繋ぎの適度な長さからも、父同様、あらゆるカテゴリーの大舞台が視野に入ってくるものと思われる。父の種牡馬としての名声を高めるパフォーマンスに大いに期待したい。
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募集開始はあくまで11/7ですから、現時点であまり思い込み過ぎるのは良くないのですが、どうしてもゴッドフロアー’22の矢作厩舎入りが気になってしまい、この馬については感想を先行してまとめておくことにしました。
まずは血統面についてですが、母ゴッドフロアーはウェルシュステラの仔ですから、ステラリードやレトロクラシックとは姉妹の関係になります。自身はジワジワと3勝クラスまで上がり、重賞にも出走した能力のある馬でしたから、繁殖としてすでに重賞勝ち馬(キングエルメス)を輩出しているステラリードに比肩する活躍を期待したいところです。
ただし、初仔のエピファネイア産駒(ゴッドシエル)は気性難が災いして結果を出せず、現在も募集中の20年産馬(ヴァリアントゴッド:父ダンカーク)は怪我により『TEL受付のみ』となっています。二度にわたって配合された19年、21年のモーリス産駒がいずれも生後直死となってしまった不運はあるにせよ、今のところ期待に応えられていないのは確かでしょう。
という事なのですが、ゴッドフロアーの現役時代は障害戦を含めて実に32戦を消化、6歳8月までフルに走っていたわけで、そういう重労働経験型の牝馬が繁殖入り直後に良駒を出せないのはよくある話。。31戦2勝だったステラリードの産駒初勝利が4世代目のパラスアテナだったことを考えれば、これから登場してくるゴッドフロアー産駒が『今までとはガラッと変わって…』となる可能性だって否定できないと思います。
血統構成要素としては、Galileo系Frankel産駒のモズアスコットを父に向かえたことで、Sadler's Wells、サンデーサイレンスのクロス持ちだったゴッドシエルから、さらに成長力と底力を強調したイメージに。種牡馬によって様々な産駒を出すウェルシュステラ系の特徴が出ているとしたら、ゴッドシエルともヴァリアントゴッドとも違うタイプに育つような気がします。
ちなみにSadler's Wellsというと『日本で走らせるには重すぎる』との印象を持つ方が多いですが、ことFankelの産駒となると話が別だったりするわけで、実際、Fankel×Storm Cat系へネシーである本馬の父モズアスコットが安田記念、フェブラリーSを勝っていることからも、極端なスピード不足は心配しなくて良いのかもしれません(希望的観測!)。(詳しい血統解説、マニアックな部分については、例によって竹内さんの血統診断ご参照をm(_ _)m)
ゴッドフロアー’22(5代血統表)
次に馬体の印象についてですが、これはもうパッと見で誰もが感じると思いますが、お尻からトモにかけての筋肉量が目立つこと目立つこと。。横からの写真に加えて後ろからの写真を眺めると、半腱半膜様筋と大腿二頭様筋がくっきり分かれるほどですし、腓腹筋外側筋、長趾伸筋(いわゆる『ヨロ』の部分)がこんもり盛り上がるほど発達しています。
写真については撮影時の天候条件などによって印象が変わると分かってはいても、そうですねぇ、当歳でこれだけの後半身をしている馬って、お馴染み木村秀則牧場の中でも結構珍しいのではないでしょうか。(「木村さん、実際に近くで見ていてどうですかね?」と聞けないのがもどかしい…けど仕方がない(^^;))
とにかく、募集のPoint!にある『大迫力の好馬体、筋肉量は見るからに傑出している』との表現は、この写真を見る限りではあながち大げさとも言えないなぁと…。半兄ゴッドシエルは気性難からくる馬体減りが問題で、結局、思ったとおりに鍛えることができませんでしたが、一年後以降、シュウジデイファームや矢作厩舎の皆さんにうまく鍛えてもらえれば、アッと驚くような好馬体に変わっていくような気がします。
ところでこの馬体、母ゴッドフロアーのイメージとはだいぶ違うよな?と思い、モズアスコットとゴッドフロアーの写真を引っ張り出して見比べてみました。すると思った通り、この筋肉のつき方、後躯の発達は明らかにモズアスコット譲りなんですよね。。(種馬の特徴を色濃く出すパターンは、ウェルシュステラ系にとって良い傾向じゃないかと)
いや、血統だ馬体だとややこしい話を抜きにしても、そもそも栗毛四白大流星の派手なルックスはゴッドフロアーではなくモズアスコットから受け継いだものでしょうし、これはある意味、『父の遺伝子を忠実に受け継いだ』とのセールスコメントに、簡単にダマされ乗せられないよう注意すべき案件なのかもしれません(^^;)
モズアスコット Photo by デイリーOnline(2019マイルCS当時)
ゴッドフロアー(2015/5/8:広尾TC公式HP掲載写真)
いやぁ、どうなんでしょうねぇ…。最初に公開情報を見た時は、『何でいきなり矢作厩舎なの?』と感じてしまったのですが、こうしてじっくり馬体を眺めていると、矢作先生が『この馬をやるぞ!』と判断された気持ちも分かると言いますか…。もちろん、モズアスコット産駒を成功させたいとの気持ちもおありでしょうし、そういうことも全部ひっくるめての5,100万円(53%ポイント還元付き)なのだと言われると、なんだか『そんなものかもな…』という気になりそうで怖いです(^^ゞ
あ、『感想を先行してまとめておく』だけのつもりが、気がついたら長々と書いてしまいましたm(_ _)m
総額5,100万円となると、おそらくは新規の方、大量ポイント保有会員さんがどう行動するかにより、売れ行きがガラッと変わるゾーンですからね。まだ申込み解禁までには2週間ほどありますし、慌てて何かを決めなきゃいけない状況でもないですから、本馬については(本馬以外についても)引き続きじっくり“冷静に”検討したいと思います。
【天皇賞・秋】3歳連覇か!?古馬奪冠か!? 中距離最強決定戦に豪華メンバー集結:スポニチ Sponichi Annex
今週の東京メインは伝統と格式の「第166回天皇賞・秋」。秋の最強中距離馬を決する一戦に、今年も豪華メンバーが集う。昨年のダービー馬シャフリヤールを筆頭にした古馬の強力布陣に、春のクラシックで好走した3歳勢が挑む構図。昨年は3歳エフフォーリアに軍配が上がったが、果たして今年は?
昨年は3歳エフフォーリアが優勝したが、これは02年シンボリクリスエス以来、19年ぶりの快挙。その間、実に24頭の3歳馬が挑み、古馬の厚い壁にはね返され続けた。年長馬有利の基本に立ち返ると、中心はやはりシャフリヤールだ。言わずと知れた昨年のダービー馬。今年は戦いの場を海外に求め、3月のドバイシーマクラシックを制覇。日本ダービー馬の実力を世界に知らしめた。前走の英G1プリンスオブウェールズSは4着。欧州特有の起伏の激しい馬場に泣いたが、東京の軽い芝なら話は別。ダービー馬のプライドを懸けた譲れない舞台だ。
王座を脅かす存在となったのが新星ジャックドール。昨秋から怒濤(どとう)の5連勝。3月の金鯱賞で重賞初出走初Vを達成した。G1初挑戦の大阪杯は5着に終わったが、8月の札幌記念であっさりとG2・2勝目。それまでの逃げ一手から、好位に控える形で勝てたのが何よりの収穫だった。デビューから一貫して2000メートルのみに出走。陣営が早くから最大目標に掲げていた「秋の盾」。集大成を見せる一戦だ。
挑む3歳の筆頭はイクイノックス。皐月賞、ダービーで2着。特にダービーはドウデュースと一騎打ち。激しい叩き合いで首差競り負けたが、上がりタイム(3F33秒6)は勝ち馬を上回った。まだ馬体に緩さを残すが、素質は超一級品。一気の世代交代をもくろむ。ジオグリフは皐月賞でイクイノックスを下して1冠制覇。ダービーは距離の壁に屈したが、最適と思える東京2000メートルなら反撃必至。春2冠は共に4着に甘んじたダノンベルーガも、素質は見劣りなし。5歳勢はポタジェ、パンサラッサと2頭のG1ウイナーがスタンバイ。爽やかな秋風を切り裂く、し烈な世代闘争は見応え十分だ。
スポニチさんが『熾烈な世代間闘争』の観点で天皇賞・秋の展望記事を書いてくれています。
それによると、(昨年のエピファネイアが強かったので)3歳勢にも充分にチャンスあり、何ならイクイノックスとジオグリフのワンツーも…みたいなトーンになっているのですが、スポニチさんの記事にある通り、エピファネイア=3歳馬の勝利は『02年シンボリクリスエス以来19年ぶりの快挙』だったわけで、そう簡単ではない気はしています。
ただ、競馬界にはトレンドというものがあり、高いと思われていた壁が一度破られると、そのあとはドンドン乗り越える馬が出てくる…みたいなケースもあり、イクイノックスやジオグリフのような馬なら可能性はありそうで。。
ちなみにパンサラッサはと言いますと、古馬の代表シャフリヤール、ジャックドール、3歳勢の代表ジオグリフ、イクイノックス、この4頭に続くグループと目されているようです。そして、同じグループには古馬ならポタジェ、3歳勢のダノンベルーガあたりが入っているようですが、まあ、記事を書いている方も本音は『やってみなけりゃわからない』でしょうし、勝つ可能性があるグループに入れてもらっただけでも充分なのかもしれません。
と言いますか、どうせ大なり小なり馬券を買うとしたら、勝つ可能性がある馬の人気薄は大歓迎ですからね(^^ゞ
一方で、東スポさんやスポーツ報知さんは、メンコをはずすタイミングのことを『陣営の秘策』として取り上げてくれています。(現場でしか感じられない話、馬って微妙で繊細なんですねぇ…)
【天皇賞秋・厩舎直送】回復顕著のパンサラッサに秘策 「最近は〝普通の馬〟になっている。スイッチが入るように」:競馬ニュース・特集なら東スポ競馬
[G1天皇賞秋=2022年10月30日(日曜)3歳上、東京・芝2000メートル]
パンサラッサ(牡5・矢作)は8日に栗東トレセンに帰厩。その後も順調に調整を消化している。帰厩段階で減っていた体重も現在は回復。24日朝、馬房の中から元気な姿を見せていた。
「カイバ食いがいいから体が戻ってきたし、担当の獣医さんも『だいぶ良くなってきた』と言ってくれているしね。心配はないですよ」
池田厩務員が笑みを浮かべる。G2札幌記念が接戦の2着。敗れはしたが、力は十分に示した。今回は勝ち鞍を残す東京芝2000メートル戦。気持ちを乗せる意味合いから、馬場入りの際に覆面を取る予定だ。
「行儀が良くなっていて、最近は〝普通の馬〟になっている。メンコを外してスイッチが入るようにと思ってね。真ん中くらいの枠が当たれば」と同厩務員は締めた。
【天皇賞・秋】逃げ馬パンサラッサの“秘策” 陣営「わざと大観衆の前で…」 : スポーツ報知
◆第166回天皇賞(秋)・G1(10月30日、東京・2000メートル)=10月24日、栗東トレセン
2つ目のG1タイトルを狙う逃げ馬パンサラッサ(牡5歳、栗東・矢作芳人厩舎、父ロードカナロア)の陣営は、ある“秘策”を練っている。
ここ2走は以前ほど行き脚がついておらず、池田厩務員はその理由を、メンコ(覆面)を取るタイミングだと分析する。勝ったドバイターフ・G1ではパドックで外してイレ込んだため、以降の2戦ではゲート裏まで着用させたが、同厩務員は「落ち着きすぎてスタートが鈍くなった。この2走は情けないスタートダッシュ」と指摘。「今回は馬場入場の時にわざと大観衆の前で外して、スイッチを入れようと思う」と対策を講じる方針だ。
札幌記念後は北海道浦河町のシュウジデイファームから直接入厩したため、輸送の疲れが残っていたが、順調に回復。同厩務員は「ポテンシャルが高い馬だから、普通以上の出来なら走ってくれる」と期待を込めた。
メンコの件は当然ながら池田さんにお任せするとして、いつもならイケイケドンドンお祭り騒ぎ系のコメントが多い池田さんが、「この2走は情けないスタートダッシュ、スイッチを入れようと思う」と、ちょっと珍しいトーンなのは気になります。
いや、それは、パンサラッサの状態が悪くて…みたいなマイナスの話ではなく、ガチで国内G1を勝ちたい、絶対に勝ちに行くぞとの気合が前面に出ているからだと思うんですよね。
池田さんがご定年間近なのはご承知の通りでありまして、残り少ない厩務員生活の中で、伝統と格式において古馬最高峰の天皇賞を勝つチャンスはこれが最後ですし。。そんな渾身の気合が無意識にパンサラッサに伝わった時、果たしてパンサラッサがどう応えてくれるのか、人気薄でラッキー!みたいなスケベ根性はさて置いて、やはり、堂々と勝ちに行く競馬で最後まで踏ん張って欲しいです!
先週金曜日に2023/2024年2歳追加募集馬の全容公開があり、その中にいくつか想定外の内容が含まれていたために、個人的には何となく気持ちが落ち着かない状態だったりするのですが、そこは募集開始日(11/7)までに整理をするとして、今週は何と言ってもパンサラッサの天皇賞・秋出走がメインイベントになります。
当のパンサラッサは19日の一週前追い切りで栗東CW 6F 79.9-12.1秒を叩き出し、昨日は坂路で59.6-13.4秒と順調に調整されていますので、デキに関しては全く心配ない状態で出走してくれるはず。。そうなると、果たしてどんなペース、どんな隊列でレースが進むのか、府中の2000mを逃げ切ることができるのかだけが焦点になってきます。
あえて言うなら、バビットとパンサラッサのどちらが内側に入るかは気になりますが、まあ、どちらにしてもやることは決まっていますので、あまり思い詰めずに本番までの一週間をワクワク&ドキドキ楽しみたいと思います。
ちなみにスポーツ報知さんは(今のところ)3歳馬に注目しているようですが、1000m通過57秒台が当たり前の古馬G1は、これまで経験してきたレース(ダービーは1000通過58.9秒、皐月賞は60.2秒)とはひと味違ったものになるはずです。果たして結果がどうなるのか、一競馬ファンとしても目が離せないレースになりました。
【天皇賞・秋展望】皐月賞2着、日本ダービー2着のイクイノックスが悲願のG1制覇に挑む : スポーツ報知
そしてもう一頭、武蔵野S(11/12東京)で海外遠征後初のレースに挑むバスラットレオンにも注目です。こちらは19日にチャンピオンヒルズで坂路56秒台をマークしており、これが実質二週前追い切り。週末に予定通りトレセンに帰厩したあと、昨日は坂路で55.3-13.7秒を乗られていますので、一週前となる今週の追い切りでどこまで時計を出してくるか楽しみです。
パンサラッサ、バスラットレオンのあとは出走予定がありませんが、今週から来週にかけてはプライムラインとテラステラがトレセンに戻ってきそうですし、場合によってはカイザーノヴァも戻ってくる可能性がありますからね。
よく言われる、『募集開始前後のクラブ馬は好走することが多い』というのは都市伝説かもしれません…。でも、(どんなに都合の良い話であっても)多少なりとも気持ちが前向きになるのであれば、丸ごと信じてみるのも悪くないですね(^^ゞ
**出資馬の状況**
【菊花賞】アスクビクターモアがクラシック最後の1冠をコースレコードで制す!:サンスポZBAT!
第83回菊花賞(3歳牡・牝、G1、芝3000メートル)は、田辺裕信騎手の2番人気アスクビクターモア(牡、美浦・田村康仁厩舎)が2番手追走から抜け出し、最後ボルドグフーシュの追撃を振り切ってG1初制覇。65年ぶりに皐月賞&ダービー連対馬不在の混戦を断ち、クラシック最後の1冠を制した。同馬の父であるディープインパクトは、歴代単独トップとなる同レース5勝目&クラシック競走24勝目。タイムは3分2秒4(良)のコースレコード。
ハナ差の2着にはボルドグフーシュ(7番人気)、さらに半馬身遅れた3着にジャスティンパレス(4番人気)が入った。なお、1番人気のガイアフォースは8着に敗れた。
◆田辺裕信騎手(1着 アスクビクターモア)「目標とされる立場ということで、馬の力を信じて動かしていった部分もありますが、よく凌ぎ切ってくれました。抑え込むよりマイペースでいたいと思い、ちょっとペースは速いと思いましたが、馬が力まないように気をつけて走りました。瞬発力より持久力勝負で分がある馬だと思うので、そろそろ行っても凌げると思い動きました。自分でポジションを取り、自分で勝ちに行ったので、最後は脚が上がり気味でしたが、なんとか凌いでくれという思いでした。最後の一冠、獲ることができました。まだまだ若い馬ですし、これから強い馬と戦うことも多々あると思いますが、パワーアップしてもっともっとG1を勝ってほしいです」
菊花賞を勝ったアスクビクターモアは、父ディープインパクト、母カルティカ、母の父Rainbow Questという血統。通算成績は9戦4勝。重賞は今年の弥生賞ディープインパクト記念(G2)に次いで2勝目。菊花賞は田村康仁調教師、田辺裕信騎手ともに初勝利。
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クラシック最後の一冠、菊花賞を制したのはダービー3着、ディープインパクト産駒のアスクビクターモアでした。
ダービー馬のドウデュースが凱旋門賞、2着馬のイクイノックスが天皇賞・秋に向かう中、アスクビクターモアは春の実績最上位馬として最後の一環に挑んだわけですが、1000m通過58秒台で流れる展開を2番手追走、3角過ぎから早めのスパートで後続を振り切った内容は、まさに自ら勝ちにいった素晴らしいものだったと思います。
今年の菊花賞は『やや小粒なメンバー』などと言われていましたが、前に行って底力で勝負する(全くディープインパクト産駒らしくない(^^;))スタイルは、今後、経験を積む中で完成された時には無類の強さにつながる可能性がありますからね。母父Rainbow Questが利いているのかいないのか、結果はまだまだ分かりませんが、これからも注目していきたいところです。(春の戦績など、ちょっとタイトルホルダーっぽいところがあったりしますので(^^ゞ)
さてさて、菊花賞が終われば次は古馬の王道・天皇賞です!
クラシックは大いに盛り上がる3歳馬の祭典として、これからも重要なレースであり続けるでしょうが、古馬の一線級と3歳馬が激突する天皇賞・秋は、春の天皇賞とは違った意味で非常に注目されるレースです。今からイレ込んでは身が持たないかもしれませんが、ここまでくるとそうも言っていられないですからね。兎にも角にもパンサラッサ頑張れ!!です( ・`ー・')キリッ
**2022/10/23阪神11R 菊花賞(G1/芝3000m)・良**
菊花賞【2022年10月23日阪神11R】出馬表、予想:競馬ラボ
ジャンダルムが香港スプリント招待受諾 日本馬11頭選出/競馬:レース/デイリースポーツ online
今年のスプリンターズS覇者ジャンダルム(牡7歳、栗東・池江)に香港スプリント・G1(12月11日・シャティン、芝1200メートル)の招待が届き、22日に関係者が受諾した。
また、以下の馬も香港国際競走の各レースに選出された(出否は現時点で未定)。
【香港C・G1】(芝2000メートル)
ジオグリフ(牡3歳、美浦・木村)、ジャックドール(牡4歳、栗東・藤岡)、パンサラッサ(牡5歳、栗東・矢作)、ダノンザキッド(牡4歳、栗東・安田隆)
【香港マイル・G1】(芝1600メートル)
ダノンスコーピオン(牡3歳、栗東・安田隆)、ソングライン(牝4歳、美浦・林)
【香港スプリント・G1】(芝1200メートル)
ナランフレグ(牡6歳、美浦・宗像)
【香港ヴァーズ・G1】(芝2400メートル)
シャフリヤール(牡4歳、栗東・藤原英)、ステイフーリッシュ(牡7歳、栗東・矢作)、グローリーヴェイズ(牡7歳、美浦・尾関)
香港国際競走にジャックドール、パンサラッサなど日本馬11頭が選出:スポニチ Sponichi Annex
12月11日の香港国際競走(シャティン)に日本馬11頭が選出された。香港カップ(芝2000メートル)はダノンザキッド(牡4=安田隆)、ジャックドール(牡4=藤岡)、パンサラッサ(牡5=矢作)、ジオグリフ(牡3=木村)の4頭。香港マイル(芝1600メートル)はダノンスコーピオン(牡3=安田隆)、ソングライン(牝4=林)が選出された。
香港スプリント(芝1200メートル)はジャンダルム(牡7=池江)、ナランフレグ(牡6=宗像)が選出され、ジャンダルムは既に陣営が招待を受諾。香港ヴァーズ(芝2400メートル)はシャフリヤール(牡4=藤原)、ステイフーリッシュ(牡7=矢作)、グローリーヴェイズ(牡7=尾関)が選出された。
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パンサラッサが第一希望の香港カップ(12/11シャティン)に無事選出されました。
同レースにはパンサラッサの他にダノンザキッド、ジャックドール、ジオグリフが選出されていますが、大阪杯勝ち馬のレイパパレや秋華賞馬スタニングローズなどは落選していますし、やはり、ドバイターフ勝ちの勲章は大きいんですねぇ。。(逆に言えば、ジャックドールの選出は札幌記念でパンサラッサに勝ったから…かな(^^;))
一方でマイルとスプリントに登録していたバスラットレオンとキングエルメスは選出されず。。まあ、キングエルメスは最初から厳しかったですが、バスラットレオンについては『ひょっとしたら…』と思っていたんですけれど…。ただ、そもそもマイルは外国勢のが厚く、ヴァンドギャルド、グレナディアガーズ、サリオスなども選ばれませんでしたからね。
いずれにしても、まずは天皇賞・秋でジャックドール、ジオグリフらに先着したい! 来週の府中は内ラチ沿いが仮柵でカバーされるBコースになりますから、前が止まらないレースが増えておかしくないはずですし、ここ数年のは府中はずっと前有利、内を通った馬有利の流れだったはずで…
と、すっかり香港ではなく天皇賞の話になってしまいましたが、パンサラッサにとっては府中の2000mよりシャティンの方がやりやすい気もしますので、天皇賞を勝てば一気のG1連勝だってあるんじゃね!?…という夢を見たいと思いますm(_ _)m
【富士S】3歳馬セリフォスが豪快に差し切る!G1マイルCSへ好発進:サンスポZBAT!
第25回富士ステークス(3歳以上オープン、G2、芝1600m)は、藤岡佑介騎手の1番人気セリフォス(牡3歳、栗東・中内田充正厩舎)が重賞3勝目を挙げた。中団やや後方から直線、併せるようにして抜け出したソウルラッシュとダノンスコーピオンを外から豪快に差し切った。マイルチャンピオンシップ(11月20日、阪神、G1、芝1600m)への優先出走権を獲得、秋初戦で好発進を決めた。タイムは1分32秒0(良)。
クビ差の2着にはソウルラッシュ(3番人気)、さらにクビ差遅れた3着に3歳マイル王ダノンスコーピオン(2番人気)が入った。
富士Sを勝ったセリフォスは、父ダイワメジャー、母シーフロント、母の父Le Havreという血統。通算成績は7戦4勝。重賞は2021年新潟2歳S、デイリー杯2歳Sに次いで3勝目。富士Sは中内田充正調教師、藤岡佑介騎手ともに初勝利。
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東京マイルで行われた富士Sは、1番人気のセリフォスがゴール前でソウルラッシュとダノンスコーピオンをキッチリ捉える差し切り勝ち。馬の力、状態の良さを信じて乗った藤岡佑騎手の冷静なプレーも光りました。
セリフォスは今年のマイルカップでダノンスコーピオンに0.3秒及ばずの4着でしたから、春のリベンジを秋初戦で果たした格好に。。この2頭は朝日杯FS(セリフォス2着、ダノンスコーピオン3着)以来のライバルですから、マイルCSでの再度の激突が非常に楽しみです。(ダノンスコーピオンも前哨戦としては充分なレースだったと思いますし、もちろんソウルラッシュはじめ、古馬勢もこのまま黙ってはいないでしょう)
ちなみにですが、今現在チャンピオンヒルズで調整中のキングエルメスは、アーリントンカップでダノンスコーピオンと0.2秒差(3着)、マイルカップではダノンスコーピオンと0.5秒差、セリフォスとは0.2秒差(6着)の競馬をしていたわけで、同世代の馬たちが活躍する姿を見るにつけ、早く復調して元気なところを見せて欲しい気持ちが強まります。
正直、2頭には収得賞金でだいぶ差をつけられてしまいましたので、まずは重賞レース出走の権利を万全にするためにも、オープンでもリステッドでも良いので勝ち星を積み上げたいですね。(そんなに簡単なことではないと思いますけれど(^^;))
**2022/10/22東京11R 富士ステークス(G2/芝1600m)・良**
富士ステークス【2022年10月22日東京11R】出馬表、予想:競馬ラボ
11/7に募集開始となる、『広尾TC・2023/2024年2歳追加募集馬』について、その全容が公開されました!
2023年・2024年2歳馬募集『Hiroo no REIWA Additional Lineup』全容公開:広尾サラブレッド倶楽部
◆募集馬プロフィール◆
〇2023年2歳募集馬
☆半兄は中央2勝馬、ウィンダミア
クエストフォーワンダー'21 牝1歳 鹿毛 2021.04.26生 新冠産(パカパカファーム)
父:サトノアラジン 母:クエストフォーワンダー (母の父:マクフィ) CC型
販売総額 1,800万円 / 総口数 2000口
美浦・中舘英二厩舎
☆2022年セレクションセール、牝馬2番目の高額取引馬
ピエノフィオレ'21 牝1歳 黒鹿毛 2021.03.09生 浦河産(宮内牧場)
父:エピファネイア 母:ピエノフィオレ (母の父:キングカメハメハ) TT型
販売総額 7,800万円 / 総口数 3000口
美浦・蛯名正義厩舎
☆母はフランス7勝、リステッド競走3着
フォーエヴァーユアーズ'21 牡1歳 鹿毛 2021.03.02生 新冠産(パカパカファーム)
父:リアルスティール 母:フォーエヴァーユアーズ (母の父:Motivator) CT型
販売総額 2,600万円 / 総口数 2000口
美浦・奥村武厩舎
☆半兄は京成杯(G3)2着馬、ガンサリュート
ベネディーレ'21 牝1歳 青鹿毛 2021.01.30生 新ひだか産(木村秀則牧場)
父:リオンディーズ 母:ベネディーレ (母の父:クロフネ) TT型
販売総額 1,800万円 / 総口数 2000口
栗東・田中克典厩舎
〇2024年2歳募集馬
☆半兄に中央2勝馬、ニルカンタテソーロ
ヴェイパー'22 牝当歳 青鹿毛 2022.03.10生 浦河産(桑田牧場)
父:ブリックスアンドモルタル 母:ヴェイパー (母の父:Galileo) TT型
販売総額 3,000万円 / 総口数 2000口
美浦・栗田徹厩舎
☆母は当倶楽部所属馬 近親にキングエルメス、パラスアテナ
ゴッドフロアー'22 牡当歳 栗毛 2022.02.15生 新ひだか産(木村秀則牧場)
父:モズアスコット 母:ゴッドフロアー (母の父:ハーツクライ) CC型
販売総額 5,100万円 / 総口数 3000口
栗東・矢作芳人厩舎
☆伯母に名牝スイープトウショウ
スマートオランプ'22 牡当歳 鹿毛 2022.04.25生 浦河産(桑田牧場)
父:ミッキーアイル 母:スマートオランプ (母の父:キングズベスト) TT型
販売総額 3,500万円 / 総口数 2000口
栗東・武英智厩舎
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個々の募集馬についてはさて置きまして、ある一点において『クラブも悩ましいことをしてくれるなぁ…』といった感想を持ちました。。いや、何が悩ましいかと言いますと、場合によっては前向きに考えたいと思っていたゴッドフロアー’22が、まさかの矢作厩舎入りで価格が5,100万円と、想定を大きく上回る金額になってしまったという(°◇°;)
もともと母ゴッドフロアー出資者だった私としては、ゴッドフロアーの繁殖としての能力に期待をしつつ、新種牡馬モズアスコットとの産駒で価格が落ち着くようであれば…と考えていたのですが、そんなに甘い話は転がっていませんでした。まあ、モズアスコット繋がりとは言え、ゴッドフロアーの仔が矢作先生の目に留まったのは嬉しいことですし、早特からマイレージ、母馬優先までをフルに活用すれば出資金の53%ポイント還元があるのですが…。うーむ、こいつはどうしたものでしょうかねぇ(^^ゞ
21年産馬では、セレクションセールで(3,960万円)購入したピエノフィオレ’21が7,800万円での募集になりました。価格についての感想はそれぞれ(安い!と思う人は、さすがにいないかな(^^;))でしょうが、セール時に告知されていた熊(ゆう)癖、手術歴についての情報やクラブとしての見解がなかったのは少し残念かも。。人気の蛯名先生案件ですから注目されるでしょうし、今後公開されるであろう近況情報などでフォロー頂けるとありがたいです。
ちなみに、私はデプロマトウショウ’21に出資をしたばかりですから、どうしても21年産馬を増やさないと寂しい…という状況ではありません。実は、馬体写真を見て新たに気になりだした馬もいるのですが、そもそも測尺データなどはこれから(来週の近況?)ですし、まずはできるだけ落ち着いて、冷静に検討したいと思いますm(_ _)m
栗東トレセン在厩のパンサラッサは、19日、Cウッドを3頭併せで追い切られています。
- 22.10.19 助 手 栗CW良 6F 79.9-65.0-50.9-37.2-12.1(7) 稍一杯追う
ラヴェル(二歳1勝)一杯の内0.4秒追走0.1秒先着
- 22.10.16 助 手 栗東坂良 1回 56.2-40.7-26.2-12.9 馬ナリ余力
- 22.10.13 助 手 栗東坂良 1回 53.1-38.2-24.8-12.2 馬ナリ余力
◇矢作調教師のコメント 「一番後ろから行って、終いは2頭を交わしての先着。一週前追い切りということもあって、しっかりやりました。時計、動き、調教後の息の入り、いずれも悪くありませんが、現時点ではまだ良くなる余地があるといったところでしょうか。テンションはいつもよりも落ち着いている様子。元気が良すぎるくらいの方がいいのか判断が難しいところですが、飼葉喰い、体つきなども問題ありませんので、今週ある程度の時計を出したことで、さらに良くなってくれればと思います。あと一週間で仕上げて、ベストな状態で本番10月30日(日)東京11R 天皇賞・秋(G1・芝2000m)を迎えたいものです」
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どうせ本番では頑張ってくれる…と思っているので、あえて心配なことから書いてしまいますが、矢作先生から「まだ良くなる余地がある」というコメントが出るのは、現時点ではベストの状態とまでは言えないからでしょう。もちろん、このひと追いで気合が入り、一段上の状態になることを信じていますが、天皇賞を勝つってのはそう簡単なことではないですからね。
スポニチさんの記事によれば、メンコを外すタイミングを工夫してみたりと細かいところまで気を遣う様子が伝わってきますが、あと一週間でどこまで上昇できるのか、何となく期待と不安を感じるこの瞬間こそが一口馬主の醍醐味なのかもしれません(^^;)
いやぁ、どうなんでしょうねぇ。。どうせ思い切り逃げることは決まっているわけですし、今からやれることは限られていますから、腹をくくって応援するだけなんですけどね…。こういう時には、やっぱりこれですかね!
この道を行けばどうなるものか
危ぶむなかれ
危ぶめば道はなし
踏み出せばその一足が道となり
その一足が道となる
迷わず行けよ
行けばわかるさ
【天皇賞・秋1週前追い】パンサラッサ 半馬身先着の好時計、陣営「上出来」:スポニチ Sponichi Annex
パンサラッサ(牡5=矢作)はCWコースで僚馬ラヴェル(2歳1勝クラス)と併せ馬。追走から直線は追われ、6F79秒9~1F12秒1で半馬身先着した。池田厩務員は「1週前追いであれだけの時計をマークしたら上出来やな」と納得の笑み。ここ2走はスタート後の行きっぷりがひと息ながら、前走・札幌記念は首差2着。「宝塚記念(8着)と前走はゲート裏でメンコを外し、妙におとなしすぎた。今回は以前のように馬場入り前にメンコを外す。少しイレ込んでいるぐらいがちょうどいい」と話した。
CWコースにて3頭併せで追い切るパンサラッサ(左)(撮影・亀井直樹)Photo by スポニチ
注目の香港国際競争(12/11香港)についてですが、パンサラッサはカップ(2000m)とヴァーズ(2400m)に登録。カップに登録した日本馬は33頭、ヴァーズには23頭が登録していますが、さすがに現状でもドバイターフ勝ちのパンサラッサが選ばれないことはないでしょう。でも、天皇賞を勝って名実ともに日本代表として参戦したいかなぁ(^^ゞ
ちなみにカップかヴァーズかについては、おそらく矢作先生は芝2000mの世界最高賞金レースであるカップに出したいはずなので、ヴァーズはいわゆるスベリ止めでしょうが、そのあたりも順次明らかになってくると思います。(ヴァーズの距離2400mは、昨年走った中山の2500mより香港の2400mが良い…という感じでしょうか)
いずれにしても、巷でいろいろ言われている円安の破壊力を再び実感する日が来て欲しいですし、そのためにも『ゴマカシの利かない府中の2000mで強い競馬をして欲しい』との気持ちがさらに高まってきました!