◇稲村場長のコメント 「この2週間は普通キャンターまでしか乗っていないですし、外傷性でないのも確か。万全を期してやってきただけに予兆や心当たりもなく、再び15-15を乗ろうと思っていた矢先の出来事に戸惑いを隠せません。経緯を考えますと、前回52秒台を乗った際の反動が日数を経て出てきたということでしょうか…。損傷度は低いものの下部の深い箇所ということで、最低でも半年以上は休養を余儀なくされる状況です。申し訳ございません」
◇奥村武調教師のコメント 「もう一度52秒くらいのところを乗ってトレセンに迎え入れようと思っていただけに残念です。よく動かす箇所の損傷ということで、修復に長期の休養を要することになるかもしれませんが、まだ2歳のこの時期ですし、先がありそうな馬ですからね。治療法も含めて様子を見ながら対応していきたいと考えます」-----
激痛です(/_\;)
この遊びを長くやっていると、こういうケースに遭遇することもあるわけですが、屈腱炎の連絡だけは慣れることがないと言いますか、本当にショックが大きいです。しかも、これから入厩しようという大切な時期に…。
まあ、屈腱炎を100%防ぐことはできませんし、なってしまった以上は今さら何を言っても始まりませんが、今のところ即引退を決断するほどの症状ではなかったことが、せめてもの救いと考えるしかありません。
ところで稲村場長によれば、「最低でも半年以上は休養を余儀なくされる」とのことですが、実際にはどうなんでしょうね? 発症直後に復帰時期を想定するのは難しいと思いますが、6ヶ月が純粋に休養・療養期間だとすると、そこからトレーニングをやる必要があるわけで、9ヶ月とか、場合によっては1年程度は覚悟してくださいという意味にもとれますよね。。
そのあたりの見通しについては症状が落ち着いてからで良いので、奥村先生や獣医師の見解を踏まえたうえで、クラブから会員へのメッセージとして改めて知らせて頂ければありがたいですm(_ _)m
個人的には、現時点で一応『デビューまであと1年』の覚悟をした上で、それが少しでも早まればラッキーというつもりになっています。1年だと未勝利終了までに2~3戦が御の字でしょうから、まあ、かなりハードルが上がったことは確かです(^^;)
◇小泉厩舎長のコメント 「いろいろと暑さ対策を行っていることもあるのかもしれませんが、当初の印象ほど夏に弱そうとか、簡単にバテる感じはありません。馬体もいつものフックラと丸みを帯びたものですし、日々元気に良い時のフォームで坂路を駆け上がっていますよ」
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バスラットレオンは引き続き良い状態をキープしているようです。
もちろん、そのあたりは日々の暑さ対策による部分が大きいのでしょうが、「当初の印象ほど夏に弱そうとか、簡単にバテる感じはない」とのコメントを見ると、バスラットレオンが本格化し、以前より心身が安定していることも要因の一つに思えます。
とは言え今回の休養はある程度の長さになりますし、これから秋までずっと好調というのも簡単ではないはずです。気候、天候はコントロールできませんし、細かいところでは日々臨機応変ま対応が求められるだろうなぁ…などと、勝手にいろいろ想像しています。。あ、チャンピオンヒルズの皆さんには、引き続きよろしくお願いするしかありません(^^ゞ
【2023/5/31浦和 さきたま杯(Jpn2/ダ1400m)でのバスラットレオン:公式HPより】
チャンピオンヒルズ在厩のパンサラッサは、今週もウォーキングマシン60分とケアが続けられています。
◇小泉厩舎長のコメント 「次のステップに進むには、中身の太さが落ち着いてこないといけません。もう2週間ほど待ったところで改めてエコー検査を行い、良化具合を窺っていこうかと思っています。暑い日が続きますが、心身ともにピシッといい意味での緊張感を持って元気にしてくれている様子です」
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「中身の太さが落ち着いてこないと」との表現はよく分かりませんが、おそらく、炎症が治まったかどうかは外から見たり触ったりするだけでは判断できず、内部の腫れ(?)を確認する必要がある、ということなのでしょう。
もちろん、種牡馬入りを目論むパンサラッサほどの馬を見切り発車させるわけにはいきませんから、日々のケアに加えてエコー検査などでしっかり確認頂ければと思います。
その上で、「心身ともにピシッといい意味での緊張感を持って元気にして」いるのはさすがです。
パンサラッサはもともと元気でタフな馬ではあるのですが、歳を重ねても気持ちの張りが全く衰えていないのは素晴らしいことですし、逃げ馬にとってはそれがとても大事だったりしますからね(^^)
チャンピオンヒルズ在厩のプライムラインは、引き続き、おもにウッドチップ坂路でハロン17~20秒ペースのキャンター1本を消化。週1~2回の15-15を乗り込まれています。
◇小泉厩舎長のコメント 「半マイル15-15を継続していくなかでも夏バテする様子はなく、その兆候すら感じさせないことに正直驚いています。調教師によれば、『そのまま慎重に15-15の本数を重ねてみてください。当初は秋競馬の後半にならないと難しいかと思っていましたが、場合によっては少し早めの始動につなげていけるかもしれません』とのことでした」
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「15-15を継続していくなかでも夏バテする様子はなく、その兆候すら感じさせないことに正直驚いています」って、いやいや私も本当に驚いています。昨年などは夏バテどころじゃない状態が続き、結局、5月後半から休んで復帰したのは11月ですからね。それが、この猛暑の中でも元気に15-15をこなしているとは…。
こうなったらもう、是非とも早めの始動につなげて欲しいですし、それができるとしたら、悲願のオープン入りに向けてだいぶ風景が変わってくると思います。(’プライムラインも決して若くないですしね(^^ゞ)
さてどうでしょう、この体質改善(?)に去勢効果が含まれているとしたら、レースでのパフォーマンス向上や競走寿命の延伸など、他の去勢効果が表れても良いような…と、またまた都合良く考えてしまう私なのでしたm(_ _)m
吉澤ステーブル在厩のカグヤは、おもにダート直線コースや坂路でハロン17~20秒ペースのキャンターを消化。週1回、速めを乗り込まれています。
◇本田広報担当のコメント 「今週はダートで少し長めの半マイルから終い2Fは12秒台ラップでビシッと。最後はもう少し余裕がほしい印象でしたが、以前ほどムキにならずに走れているのは良い傾向だと思います。今後も適度に速めを織り交ぜながら、次に向けての態勢を整えていきたいですね」
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15-15の継続から、今週は終い12秒台までペースを上げているところを見ると、単に馬体を緩めないだけでなく、少しでもパワーアップを図ってラストチャンスにかけたい気持ちが表れているように感じます。
さらに、「以前ほどムキにならずに走れている」というのが、この休み中に精神的に成長したことの証だとしたら、これまでの戦績がウソのような結果を期待して良いのかもしれません。。というのが都合の良い『希望的観測』なのは承知していますが、ボンドオブラヴだってまさかの変わり身を見せてくれたわけですし…。(まだ勝ってませんがメリタテスだって)
とにかく、次走の札幌開催までに一つでも二つでもレベルアップを果たして欲しいと思います!
【2023/6/10函館2R 3歳未勝利(牝/ダ1700m)でのカグヤ:公式HPより】
チャンピオンヒルズ在厩のトリフィスは、試験騎乗を挟みながら、引き続き様子を見ています。
◇小泉厩舎長のコメント 「蹄が落ち着いてきましたので、周回コースにてハッキング2000mを乗り始めましたが、跨るとまた気にする素振りを見せることがありますね。これは爪自体がまだ燻っている状態にあること、加えて右前上部の捌きの硬さも影響しているものと思われます。目下はケアを続けつつ、乗ってはまた様子を見ての繰り返しによりフィットしてくるのを待ってあげるほかありません」
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時期が時期だけに、できるだけ早く態勢が整うように、試験騎乗で蹄の様子、反応を確かめてくれています。本来であれば、完治してから始動するのが確実ですし、そうできれば何の苦労もないのでしょうが…。
でも、考えてみれば、そういうギリギリの対応になるのは陣営が諦めていないからこそ。。概ねあと一ヶ月半で馬を仕上げて勝たせるのは非常に高いハードルでしょうが、陣営が諦めていないのにコチラが音をあげるわけにはいきませんからね。
トリフィスは乗り出せば仕上りは早いタイプですし、何とか今月中に普通に乗れる状態まで回復してくれたら…。引き続き一縷の望みを捨てずに見守りたいと思います。
テラステラは、19日、いったんチャンピオンヒルズへ調整放牧に出ています。
◇荒木助手のコメント 「前走はジョッキーが好発を決めて、いい位置で競馬を進め、押し切れるかと思ったのですが惜しかったですね。レース後も通常の疲れ程度で特に問題はありませんが、最も合っていそうな1400mの番組がすぐにはないため、いったん短期放牧を挟んでから次走へ。8月12日(土)新潟10R 新発田城特別(2勝クラス・芝1400m)に向かう予定です」
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前走、中京スポニチ賞(2勝C/芝1400m)で惜しくも3着に敗れたテラステラの次走目標は8/12新潟の新発田特別(2勝C/芝1400m)になるとのことです。前走は先行馬が崩れる展開の中で『あわや』の場面を作れていましたし、さらに一度使った上積みアリと考えれば、今度こそ2勝クラスを卒業してしまいたいところです。
ということで、いったんチャンピオンヒルズに放牧に出るものの、月末あたりに帰厩をして追い切り2本で次走に臨む流れかと。。今度こそ!の思いは厩舎の皆さんも一緒だと思いますので、何とか期待に応えたいです。
本格化後には再び重賞に挑戦したい馬ですから、このクラスでそうそうモタついてはいられません( ・`ー・')キリッ
【2023/5/7京都10R 橘ステークス(L/芝1400m)でのテラステラ:公式HPより】
シュウジデイファーム在厩のボンドオブラヴは、ここまでは、おもに場内でのウォーキングマシン運動とハッキング2000mを消化しています。
◇鈴木慎調教師のコメント 「先日、休養中の様子を確認してきました。放牧後も脚部などに不安が出ることはなく、順調にリフレッシュが進んでいるようでしたので、近々にも調教を再開していきたいと思います。まずは9月の中山開催、ダート1800mを視野に入れて立ち上げていきましょう」
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鈴木慎先生自らシュウジデイファームに足を運び、改めてボンドオブラヴの状態を確認頂いた結果、「脚部などに不安が出ることはなく、順調にリフレッシュが進んでいる」ようで良かったです。
今回の放牧(夏休み)には、頑張って勝ち上がったご褒美の意味合いもありますが、一番の期待は(晩成傾向が強い血統らしく)この間にグンと成長して戻ってくることでしょう。となれば、状態に問題がないからと言って目先のレースを意識するのではなく、あくまで秋の中山開催意向を目標に…というのも頷けるところです。
個人的には札幌の芝2600m戦に出てみたら…などと勝手なことを考えていたのですが、まあ、現時点であまり無理をさせても仕方がないですからね。ここは厩舎の方針を頭に入れて、新生ボンドオブラヴの復帰を楽しみにしたいと思います。
もしも中山ダート1800mで上手に走ることができれば、番組の選択肢は格段に増えますからね(^^)
【2023/6/18東京3R 3歳未勝利(ダ2100m)でのボンドオブラヴ:公式HPより】
セントアイヴスは、18日、美浦トレセンへ帰厩。19日朝には北馬場で軽めを乗られています。
◇中舘調教師のコメント 「今日の感じを見る限り、歩様はだいぶ良くなっていますね。目標レースは8月20日(日)新潟3R 3歳未勝利(芝2400m)。引き続き様子を窺いながら、ダートで乗ったり、ウッドで乗ったりして調整を進めていこうと思っています」
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セントアイヴスがようやくトレセンに戻ってきました。
思いのほか前走後の疲れが長引きましたが、ここ数週間はNSRでの良化が伝えられていましたし、今月末ごろと言われていた帰厩のタイミングが少し前倒しになった、と考えて良いのかもしれません。ただし、芝の長いところで勝負をかけるとの作戦には変更なし。目標レースは8/20新潟の芝1400m戦になるとのことです。
ということで、8/20は未勝利終了直前になりますので、文字通りラストチャンスにかけることに…。今からの一ヶ月間、トレセンでしっかり調整頂いて、中館先生が納得のいく状態でレースに臨んで欲しいと思います!
三重ホーストレーニングセンター在厩のキングエルメスは、引き続き、ウォーキングマシン60分で調整されています。
◇伊藤場長のコメント 「朝の薄暗い4時半ころからウォーキングマシンに入れていますし、騎乗調教を行っていないこともあって、この暑さにも負けることなく過ごせていますよ。張りやしこりがぶり返すようなこともありませんので、このまま月日の経過とともに回復が進んでくれればと思います」
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引き続き、何事もなく無事に過ごせているようです。
今はとにかく回復を待つだけですからね。来週も何事もない平穏な報告をお願いしたいと思います(^^ゞ