わ! かった陶芸 (明窓窯)

 作陶や技術的方法、疑問、質問など陶芸全般 
 特に電動轆轤技法、各種装飾方法、釉薬などについてお話します。

割れ(ひび)の原因と対策(その3)

2008-04-09 18:17:11 | 陶芸技法 焼物の技法

 2)素焼き前の割れ(ひび)の原因と対策(続)

   ホ) 原因: 透かし彫り等で作品に穴を開ける場合、鋭角部分に割れ

        (ひび)が入り易い。

      対策: 角に丸み即ち「R]を付ける。「R]は大きい程良い。

        鋭角になってしまったら、細い「竹ひご」等で角の部分をこすっ

        て「R」を付ける。

   ヘ) 原因: 角皿等大きく平らな作品は、長い辺に(ひび)が入り易い。

         これは口縁に「爪跡」等の傷が残っている。

         口縁を「糸面取り」をしていない。

         口縁を指や板を使て、厚みが出る程度土を締めていない。

      対策: 口縁の傷は、皮を使て撫で傷を消す。

         口縁の全周を、面取りする。(上、下の両面)

         口縁の土はよく締める。


 3)素焼きの際の割れ(ひび)の原因と対策

    素焼きで最悪なのは、作品が窯の中で爆発し、粉々に砕け、その破片が

    他の作品に当たり、壊してしまう事です。

    原因: 窯に入れる前の乾燥が、不十分である。

    対策: 乾燥は当然、肉の厚い物程日数が必要です。おおよそ

        0.5 Cm 以下で3~4日位

        1 Cm で4~7日位

        1 Cm 以上で1~2週間 位 必要です。

        更に出来れば窯に入れる直前の一日は、直射日光の下で乾燥する

        事が望ましいです。

    原因: 窯の温度上昇が速過ぎた。乾燥が不十分の時は要注意。

    対策: 素焼きは本焼きに比べ、温度上昇をゆっくりにします。

        特に220度位~350度位までに爆発する頻度が多い。

        この間は特に遅くする事。

    原因: 作品に空気の塊がある場合も、爆発する要因です。

        十分乾燥がしてあれば、小さな気泡で爆発する事は少ない。

    対策: 作品を作る際、空気を閉じ込めない事です。

        閉じ込めたかも知れない時は、針の穴程でいいですから

        空気の抜ける道を作てください。 
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